11人いる
コパ・アメリカ決勝 ブラジル 3-0 アルゼンチン
試合中継は前半終了の時点で脱落しまして、まだ後半は観てないんですけど(観るにしのびず)、後半もさほど展開は変わらなかったんじゃないでしょうか。かつてPSGの試合内容がふがいない時、サポーターは“Onze Heinze(11人のエインセ。つまり「全員エインセを見習え」)”という横断幕をスタンドに掲げたものですが、マラカイボのスタジアムのピッチにいたのはアルゼンチン代表と11人のドゥンガだった。ウハ~…
立ち上がりからそんなにキビしくプレスにいって90分間もつのだろうかと普通は思うところが、もってしまうのがブラジルのフィジカル。檄を飛ばし汗をしぶき飛ばしながら迫ってくるドゥンガの顔がオーバーラップするよーなブラジルのフットボールには萎…あ、いや、まあコパの決勝でこういう試合を見ることになるとは、予想しなかったとは言わないが、アルゼンチンの裏を狙い続けるブラジルなんてそんなアナタ。
アルゼンチン代表はアルゼンチン人の観たいやりたいフットボールをやった(かつてビエルサは何と言って批判されてた?)。そしてそれはしばしばリアリズムの厚い壁に衝突して、今回のように中盤を制圧されつつ崩壊してしまうんだけど、モダンフットボールにおいて彼らの求めるフットボールは、不幸にして必ずしも勝てるフットボールじゃない。でも彼らのフットボールは、パワーの論理からはこぼれ落ちてしまうような豊かなディティールと、少々のユーモアの精神を持ってる。
最良のユーモアは人生のおかしみと悲しみがうらはらになったものだろうけれど、彼らの敗北がとりわけ悲劇的なのは、彼らがカミセタにかける思いがひときわ強いから。開始早々の予想外の失点はいろんな点でやっぱり痛かったですね。
重要な局面でブラジルのチャンスはゴールになり、アルゼンチンのはならなかった、そういうささいな積み重なりが最終的に試合を決めたんだ、とカンビアッソは試合の後に言ってました。「正当な結果かって?分からない。優勝したのはブラジルだ。ロッカールームで僕達はみじめだった。結果はこの大差だ」
エインセにとっては、この0-3の結果はいまだに説明がつかないようです。まだ自分達が一体何を間違えてしまったのか分からない、そんなことを言っていました。彼はワールドカップ敗退の時もそう言った。華やかなフットボールで観客を魅了した次の試合で正反対の顔を見せてしまう。確かに納得するのは難しいだろうけど、それもこれもフットボールの一部、C'est le footなわけです。
彼はロッカールームに戻っても混乱した様子で、「みんなとても悲しんでる。この決勝は前の時と同じくらい、いやあるいはそれ以上に悲しかった」と言った。
前回のコパ・アメリカは、あとほんの数十秒でカップに手が届くという最後の最後に、守備的交代が裏目に出てブラジルにPK戦に持ち込まれ、エインセはそのPKを失敗してしまった。ブラジルの勝利が決まった瞬間、ピッチに座ってPK戦の行方を見守っていた彼がすうっと顔を伏せ、膝をかかえたまま動かなくなってしまった時のことを覚えています。声もかけられなさそうな雰囲気だったけど、たしか、ソリンが彼を抱きかかえて立たせようとしていた。この決勝には勝ちたかっただろうなァ…
敗戦処理にはバシーレと一緒にサネッティとアボンダンシエリとエインセが出ました。偉いね。選手の皆さんホントにお疲れでした。フットには悪い時もあればいい時もある。これからの代表の進む道はアルゼンチン人が考えればいい。
http://www.tn.com.ar/mm.aspx?id=728602
さてコパも終わったのでここからは懸案の「今後の話」になるんでしょうが、私もそろそろラグビーワールドカップに専念したいので、どこまでニュースを拾えるか分かりません。ともかく、ファーガソン監督は「ガビーのエージェントが、彼が移籍したがっていると伝えてきた。それについてははっきりしないし、どの特定のクラブからも具体的なオファーは届いていない。しかし、差し迫ってはいなくともいくつか動きがあるようだ」
エインセがPSGを出た時も、彼はクラブやサポーターに配慮して、ぎりぎりまで移籍のことには触れませんでした。だからそういうことはマスコミに言わなくてもいいことだと思うのよ、サー。























アルゼンチン側の続報









