2007.07.17

11人いる

Copafinalもうそんなふうに悲しんでほしくなかったよ…

コパ・アメリカ決勝 ブラジル 3-0 アルゼンチン

試合中継は前半終了の時点で脱落しまして、まだ後半は観てないんですけど(観るにしのびず)、後半もさほど展開は変わらなかったんじゃないでしょうか。かつてPSGの試合内容がふがいない時、サポーターは“Onze Heinze(11人のエインセ。つまり「全員エインセを見習え」)”という横断幕をスタンドに掲げたものですが、マラカイボのスタジアムのピッチにいたのはアルゼンチン代表と11人のドゥンガだった。ウハ~…
立ち上がりからそんなにキビしくプレスにいって90分間もつのだろうかと普通は思うところが、もってしまうのがブラジルのフィジカル。檄を飛ばし汗をしぶき飛ばしながら迫ってくるドゥンガの顔がオーバーラップするよーなブラジルのフットボールには萎…あ、いや、まあコパの決勝でこういう試合を見ることになるとは、予想しなかったとは言わないが、アルゼンチンの裏を狙い続けるブラジルなんてそんなアナタ。

アルゼンチン代表はアルゼンチン人の観たいやりたいフットボールをやった(かつてビエルサは何と言って批判されてた?)。そしてそれはしばしばリアリズムの厚い壁に衝突して、今回のように中盤を制圧されつつ崩壊してしまうんだけど、モダンフットボールにおいて彼らの求めるフットボールは、不幸にして必ずしも勝てるフットボールじゃない。でも彼らのフットボールは、パワーの論理からはこぼれ落ちてしまうような豊かなディティールと、少々のユーモアの精神を持ってる。

最良のユーモアは人生のおかしみと悲しみがうらはらになったものだろうけれど、彼らの敗北がとりわけ悲劇的なのは、彼らがカミセタにかける思いがひときわ強いから。開始早々の予想外の失点はいろんな点でやっぱり痛かったですね。
重要な局面でブラジルのチャンスはゴールになり、アルゼンチンのはならなかった、そういうささいな積み重なりが最終的に試合を決めたんだ、とカンビアッソは試合の後に言ってました。「正当な結果かって?分からない。優勝したのはブラジルだ。ロッカールームで僕達はみじめだった。結果はこの大差だ」

エインセにとっては、この0-3の結果はいまだに説明がつかないようです。まだ自分達が一体何を間違えてしまったのか分からない、そんなことを言っていました。彼はワールドカップ敗退の時もそう言った。華やかなフットボールで観客を魅了した次の試合で正反対の顔を見せてしまう。確かに納得するのは難しいだろうけど、それもこれもフットボールの一部、C'est le footなわけです。
彼はロッカールームに戻っても混乱した様子で、「みんなとても悲しんでる。この決勝は前の時と同じくらい、いやあるいはそれ以上に悲しかった」と言った。

前回のコパ・アメリカは、あとほんの数十秒でカップに手が届くという最後の最後に、守備的交代が裏目に出てブラジルにPK戦に持ち込まれ、エインセはそのPKを失敗してしまった。ブラジルの勝利が決まった瞬間、ピッチに座ってPK戦の行方を見守っていた彼がすうっと顔を伏せ、膝をかかえたまま動かなくなってしまった時のことを覚えています。声もかけられなさそうな雰囲気だったけど、たしか、ソリンが彼を抱きかかえて立たせようとしていた。この決勝には勝ちたかっただろうなァ…

敗戦処理にはバシーレと一緒にサネッティとアボンダンシエリとエインセが出ました。偉いね。選手の皆さんホントにお疲れでした。フットには悪い時もあればいい時もある。これからの代表の進む道はアルゼンチン人が考えればいい。
http://www.tn.com.ar/mm.aspx?id=728602


さてコパも終わったのでここからは懸案の「今後の話」になるんでしょうが、私もそろそろラグビーワールドカップに専念したいので、どこまでニュースを拾えるか分かりません。ともかく、ファーガソン監督は「ガビーのエージェントが、彼が移籍したがっていると伝えてきた。それについてははっきりしないし、どの特定のクラブからも具体的なオファーは届いていない。しかし、差し迫ってはいなくともいくつか動きがあるようだ」
エインセがPSGを出た時も、彼はクラブやサポーターに配慮して、ぎりぎりまで移籍のことには触れませんでした。だからそういうことはマスコミに言わなくてもいいことだと思うのよ、サー。

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2007.07.14

主役になりたい

メキシコ戦のことももう少しきちんと書いておきたかったんだけど時間がないっ。とりあえず2点目のメッシのゴラッソの起点にもなっていることにさりげなく触れとこう。今大会ここまで1ゴール2アシスト、悪くないよネ。
さて決勝です。ブラジル戦です。エインセは、04年に負けてるから今度は勝ちたいそうです。後半に疲れようがアルゼンチンはいつでもハイペースでプレーするんだと言ってます(たぶん)。「アルゼンチンはいつも同じようにプレーしている。試合の前半でも後半でもね。僕達はいつだって試合で主役になりたい」


移籍の噂はいろいろ出るけれど、ホントにどこか決まるのかしらね。イングランド各紙はこの時期、「いよいよネタがないんだな」という雰囲気になってきてます。食いつきがよろしい。「エインセがリバプールからの興味を“誇らしい”と認めている」なんて報道が流れてますけど、何ごとかとコメントを読んでみれば、まあいつも言ってるようなことでした。聞かれれば普通これくらいのことは言いますがな。
「リバプールやユベントス、レアル・マドリーみたいな重要なチームから興味を持たれるなんて誇らしいよ。でも今後のことはまだ分からない。それについてはコパ・アメリカの後で考えるつもりだ。マンチェスターはとっても居心地がいいし、あそこで経験したことすべてに感謝している」

エインセがOTを去るという噂と並行して、テベスがユナイテッドに移籍間近というニュースがしばらく前から流れていますが、テベスとはイングランドのことでよく話をするそうです。
「進歩するために大いに助けてもらえるだろうとテベスに言ったよ。個人としてもプロとしても、多くの名声を与えてくれるチームだ。彼がユナイテッドに来るかもしれないのはすごく嬉しい。万事うまくいけば、彼はアメイジングなクラブに入ることになる。常に最も高い目標を掲げるチームにね。あそこではフットボールのことだけを考えていればいい。後は全部面倒をみてもらえるから」

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2007.07.12

「いい時間帯に取りましたね」

と、ヒロミに言ってほしかった。コパ・アメリカ準決勝、アルゼンチンは3-0でメキシコを破って決勝進出を果たしましたが、しょっぱかった前半の終了間際にエインセがゴールを決めたワー。
リケルメのゴール右に浮かせたトリッキーなフリーキックに、突如フレームインしてきたエインセが左足アウトサイドで蹴りこんで先制。シュートというよりは飛び蹴りみたいなんですが彼はいいんだこれで。セットプレーでいろいろ画策するのが好きらしいので、おそらく試合前にロマンとコソコソやってたんでしょうなあ。

Gabibut

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2007.07.11

コパ・アメリカ準々決勝 アルゼンチン 4-0 ペルー

ミリート兄がクレスポと代わっただけでコパ初戦と同じスタメンで臨んだペルー戦ですが、前半は特にこれといった展開もなし。ペルーは最悪PK戦狙いという選択肢もあるわけでしょうから、全体に引き気味。寄せも早く、アルゼンチンに自分達のフットボールをさせません。まあしかし、この暑さの中で90分間プレッシャーをかけ続けられるかといったらそれは難しい。

膠着した試合は後半の開始直後に動き出します。アルゼンチンは後半の始めからミリート兄に代えてテベスを投入。それにともなって各ポジションが微調整…つまり、サネッティが上がり目になって、アジャラ、ミリート弟、エインセがピサロとゲレーロを見る形になり、ベロンがセンターに寄ってリケルメを自由にします。前線が流動的になり、早くも47分にテベス、リケルメのワンツーでリケルメが豪快なシュートを決め先制。
そして61分にリケルメの絶妙のスルーパスからメッシのゴール、74分にテベスのパスを受けたメッシのシュートをGKがはじいたところに詰めていたマスチェラーノがゴール、85分にはセットプレーでアボンダンシエリのクリアが一転テベスのカウンターになり、最後はリケルメが決めて、最終的に4-0でアルゼンチンが勝利を収めています。


ところでこの試合の解説は城彰二さんでした。城さんといえば当サイト的にはバジャドリー時代のエインセのチームメイトだった城さんです。当時、試合でエインセが相手に厳しく行きすぎて退場になり、守備固めのために城さんが下げられたりしていたよーな記憶がウッスラあるんですが、あれはつくづく申し訳なかった。

あまりよく覚えてないんだけれど、当時のバジャドリーのシステムは3バックで、エインセはその左をやっていたような気がします。五輪の時のビエルサも3バックでしたか。なんだかんだで一番向いているのがこのポジションじゃないかという気がしなくもない。次いで良さが出るのはカバーリングの巧いタイプと組んだ時の4バックのセンターかな…。このペルー戦でも守備に専念した後半の方が「らしさ」が出てたんじゃないでしょうか。
彼は確かに(城さんいわく)「技術的にはそこまで高い選手じゃない」けれど、「気持ちで止める選手」。で、頑張ってここまで到達しました。バジャドリーに入った頃は代表入りなんて考えたこともなかった、みたいなこと言ってましたね。たびたび書いているけど、強靭なメンタルは華麗なテクニックと同じように一つの才能なんじゃないかな。

小学校の予防接種みたいな写真ですナ
Gabicopa

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2007.07.10

アラダイス参戦の噂

「ニューカッスルの監督サム・アラダイスは、ガブリエル・エインセをオールドトラフォードからセント・ジェームス・パークに連れてくるという無謀な試みに乗り出すかもしれない」

わはは。なぜかある意味来るべきものが来たという気がします。可能性は低そうだけれど結構合ってるんじゃないかな、いろんな意味で。OKアラダイス、分かったからロゼーナル返して。


http://www.tn.com.ar/mm.aspx?id=725774
ペルー戦の結果はひとまず置いといて、アジャラ-エインセペアの記者会見の映像です。舌は大丈夫の模様。順調にヒゲが伸びてます。バシーレのシャツ同様、これが彼のげんかつぎなのかしらね。
記事によると、「メキシコ戦はオープンな試合になるよ。彼らは勝ちにくるだろう、誇り高い一流のフットボリスタがいるから。ここ何試合かのように勝ち続けられるといいね」って感じのことを話したんじゃないかな…(スペイン語よくワカンネ)

バルキシメトのホテルでアジャラさんとマテ茶(ですか?)タイム
Gabipc

合間におばちゃんにサイン
Sign

「で、ファーガソンってキレるとほんとに怖いの?」なんて話をしてるかどうかは知らない
Tevezgabi

ベテランとも若手ともうまくやっていけるのは、チーム内で両世代の橋渡しをする中堅には大事なことね。エインセはプロフェッショナルとして若手の手本になれる選手の1人だと評価してもらっています。彼みたいな選手はチームには必要だと思うな…
Tevezgabi2


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2007.07.06

アルゼンチン×パラグアイとりあえず画像

マスチェラーノの代表初ゴールで1-0で勝利、グループ首位で決勝トーナメント進出です!次戦はペルーと対戦。

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2007.07.05

ターンオーバー

代表は現在バルキシメトに場所を移していますが、それにしてもマラカイボは蒸し暑かったようで、夜間でも35℃もあったとかなんとか。つらそうだったもんねェ。クラブでのリーグ戦の疲労の残りと過酷な気候で、ベロンも「チームは疲れてペースが落ちてる」といったことをコメントしていた模様。コロンビア戦でクレスポがももの肉離れを起こしましたが、疲労の蓄積があるんでしょうね。アルゼンチン代表の目標はあくまでも「優勝」なので、とにもかくにも最後まで戦い抜くペース配分が大事です。

そんな状況のため、パラグアイ戦では選手の大幅な入れ替えが見込まれています。アボンダンシエリはほぼ間違いなく引き続きゴールを守ります。バシーレはコロンビア戦の後の会見で、不測の事態が起こらない限りアボンダンシエリにプレーを続けさせるつもりであると語り、彼をとても信頼している様子。会見ではディフェンス陣に関しても「よくやった」と満足感を示していました。
その他レギュラー陣のうちパラグアイ戦のスタメンに残る見込みなのはカンビアッソ。そして左サイドバックには当初エインセが入ると見られていましたが、コロンビア戦でベロを切った彼に代わってサネッティが入りそうです。(拾い読みです間違ってたらゴメン)

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2007.07.03

ラファ好み

なんだジェペスいないのー。コパ・アメリカのグループリーグ第2戦は4-2でアルゼンチンがコロンビアを破って準々決勝進出(だよね)です。ゴールはクレスポ(PK)ロマンロマンミリート兄。

アルゼンチンはクレスポが前半20分にPKを蹴った瞬間に足を痛めてミリート兄と交代するというアクシデントにみまわれますが、その直前のセットプレーでエインセが舌を噛んだらしく、かなり深く切れたそうでひとまずピッチの外へ。身をかがめるエインセを、メディコがずいぶん心配してるようだったから何があったのかとドキドキしましたが、結局ガーゼか何かを噛んだまま最後までフツーにプレーしました。オイ大丈夫なのか。


一方イングランドでは、リバプールのベニテス監督がエインセの獲得を希望しているらしいなんてニュースがリバプールの地元紙を中心に流れています。で、負けじとマンチェスターの地元紙が本人のコメントを取ったらしい。今はコパ・アメリカに集中してるという姿勢は変わりませんが、こんなことも話した模様。

「僕はもう(ユナイテッドという)スーパークラブでプレーしていて、レアル・マドリーやバルセロナ、ユベントスのような他のスーパークラブの名も挙げられている。僕がユナイテッドを出るには、オファーは誰にとっても良いものでないとね。だって僕はマンチェスターでとっても居心地がいいんだ。チャンピオンになってキャプテンもやって、ファンが愛してくれている。すべてはパーフェクトだ」

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2007.06.30

その時試合は動いた

Copaamerica_2アメリカ戦におけるアルゼンチンの1点目、クレスポのゴールをアシストする瞬間であります。この直後、クレスポを祝福する選手達の輪の背後を、アボンさんの方へ(たぶん)一直線に駆け抜けていくエインセの足(おそらく)が映ってますw
アメリカはさすがプラグマティズムの国というべきか、たった2、3度のチャンスを点に結びつけるようなサッカーをやりますから、油断のできない相手ではありました。加えていかに消耗を最小限に食い止めるか。夏のトーナメントはいつでも難しいですね。

とにかく暑そうなマラカイボなんですが、選手達は自由時間をホテルのプールで泳いだりして過ごしていたようで。アテネ五輪の時はボーイズがビーチではしゃいでいる間にテラスでお茶、ドイツワールドカップの時はプールはプールでもビリヤードの方に熱中していたらしいエインセとアジャラさんですが、今回はこんなショットも。アジャラさんたらアダルトすぎ。

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2007.06.29

とりあえずコパ・アメリカ

さっき終わった。4-1でアルゼンチンがアメリカを破ってます。クレスポクレスポアイマールテベス。

スタメンは予想されたとおりアボンさん、サネッティ、アジャラ、Gミリート、エインセ、マスチェ、カンビアッソ、ベロン、リケルメ、メッシ、クレスポ。前半10分にアルゼンチンが裏を取られGミリートがたまらずPK、アメリカが先制。しかしアルゼンチンは直後の12分に、リケルメのフリーキックからクレスポがゴール。前半は1-1で終了。
後半に入って12分にカンビアッソ→アイマールの攻撃的交代。そして18分、メッシのスルーパスからクレスポがゴール、きれいに崩して2点目。32分には左サイドを上がったエインセ(たぶん)のクロスに、飛び込んできたアイマールが頭で合わせて3点目。さらに40分にはメッシと交代で入ったテベスが駄目押しの4点目を挙げてアルゼンチンがコパ初戦に勝利…大雑把にこんな流れだと思いました。

エインセは1点目もゴール前で決定的なお仕事をしてるので、なにげに2アシストだったりします。アメリカの先制以降は、ちょっとカウンターを警戒したようでした。それととにかく暑そう。前半10分の段階でロマンが汗ダラダラ。初戦は気候に慣れることも肝要かと。

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2007.06.25

もうすぐコパ開幕

Gabiayala2_124日、ベネズエラのマラカイボ。コパ・アメリカをひかえてアジャラさんと記者会見に出たのね。リケルメの代表復帰について聞かれて、「代表チームにはいつだって最高の選手がいなくちゃね」
デイリーメールがまた何か書いたらしいけど、「今後のことはコパの後」という彼に敬意を表して移籍の話はお休み。

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2007.06.02

とにかく本人に聞いてみよう

エインセが自らの去就に関してTyC Sportsで語ったようです。今は目先のコパ・アメリカに集中、話はその後、と言う感じでしょうか。

「個人的な話をすると、今は他のチームに移籍するかどうかなんて話をしている時じゃないと思ってる。僕はマンチェスター・ユナイテッドの選手としてイングランドを発った。だから、今もそういう気持ちでいる。コパ・アメリカとバカンスが終わる頃には、来季どこでプレーするかはもっとはっきりするだろう」

親善試合スイス戦スタメン: アボンダンシエリ、サネッティ、アジャラ、ミリート、エインセ、Lゴンザレス、ガゴ、カンビアッソ、メッシ、テベス、クレスポ

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2007.04.13

育成の話

エインセの最近の記事の中で、彼の育ったニューウェルス・オールドボーイズの育成組織について語ったインタビューを載せておきましょう。なぜニューウェルスは君やメッシ、サムエル、ソラーリ、マキシ・ロドリゲスといったスター選手を大勢輩出しているの?という質問に答えたものです。私、この記事でメッシがニューウェルスの出身だということを初めて知りました。無知だ。

「当時はホルヘ・グリファがクラブのユースシステムを管理していた。彼はヨーロッパでプレーしていた元選手で、最も優れたユース育成者の1人だったんじゃないかな。アカデミーはすごく有能だった。元選手達のすばらしいチームがあって、彼らが子供達をコーチしていたからね。彼らは僕達に、人としての成長も含めてあらゆることを教えてくれた。こんなに多くの選手がその頃に育成された理由はそれだと思うんだ。残念だけど、そのシステムはもうなくなって状況は変わった。あれは南米最高のフットアカデミーの1つだったと思うよ」


私は常々、スカパーの中継で一部の解説者がマイナーなリーグや中小規模のクラブを軽視するような発言をすることにビックリしているんだけど、言うまでもなくフットボールの世界を支えているのはこういった層の地道な育成です。まあそれはともかく、エインセはアルゼンチンの目下の主な目標はコパ・アメリカで優勝することだとも言っています。
「コパ・アメリカの代表チームに呼ばれたいよ。夏のホリデイはアルゼンチン代表のカミセタを着て過ごせたらいいなあ」

画像は03-04シーズンのPSGとモナコの試合前、同じく元ニューウェルスのベルナルディと楽しそうに談笑しているところ。

Nob1

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2007.02.19

無実だったのね

フランス対アルゼンチンで後半の終わりにエインセとアネルカがもめた、とフランスのメディアには書いてあったんだけど、BSで試合の中継を見たら、ブルディッソのスライディングにニコ瞬間沸騰→乱闘、を止めに入ってるだけでしたねー。元チームメイトのニコをなだめに行って、お尻をポンと叩いて仲直りというのはガビーがよくやるジェスチャー。なんだかいろんな意味で、久しぶりに「らしい」彼を見たような気がしました。楽しかったな…

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2007.02.09

リアリズムのレッスン

Francearg国際親善試合(2月7日)
フランス 0-1 アルゼンチン (パリ スタッド・ドゥ・フランス)

得点:サビオラ(15分)-アルゼンチン
警告:サニョル、アネルカ(フランス) アジャラ、エインセ(アルゼンチン)

アボンダンシエリ(6.5、6)、ブルディッソ(5、7)、アジャラ(6、7)、Gミリート(9、7)、エインセ(7、7)、サネッティ(6、7)、ガゴ(7、6.5)、カンビアッソ(8、6.5)、Lゴンザレス(5、6.5)、サビオラ(8、6)、クレスポ(5、6)

78分 Lゴンザレス→グティエレス、クレスポ→Dミリート
84分 サビオラ→アグエロ
(採点は前がアルゼンチンのOle、後ろがフランスのFootball365です)


「それは驚きではない。パリの観客は元PSGの選手ガブリエル・エインセの良い思い出を忘れていなかった。水曜の夜、チームのコンポジションのアナウンスの時に、スタッド・ドゥ・フランスは彼に美しいオベイションを贈った」
(Football365)
もちろん試合が始まってしまえば敵味方、でもやっぱりこういうのっていいな。こころなしか目と鼻が赤いような気もするけど、ちょっとはジンときた?

対戦の前に両チームの選手が語っていたように、この試合は単なるフレンドリーではなかった模様です。エインセとサニョルの衝突とか、エインセとアネルカの衝突とか、なんかエインセがらみばっかですがそんなアツいシーンに象徴されるように。この試合でスタッド・ドゥ・フランスが新たに79,802人という観客数記録を出したことからも、その注目度の高さがうかがわれます。パリのお客さんは南米の選手の華やかなテクニックが好きよね。

アルゼンチンは組織においてもテクニックにおいてもフランスを上回ったというのがメディアの評価でした。試合の重要な鍵は守備の堅さ。最終ラインは安定していて、アルゼンチン代表の最高のセットだったと。バシーレ監督も、「我々のディフェンスはグレートだった。ミリートはアジャラととてもうまくやったし、ブルディッソとエインセは彼らがサイドバックでもセンターバックでもいいプレーができることを証明した」と、DF陣のパフォーマンスをたたえています。
エインセは左サイドでリベリーにプレッシャーをかけてよく封じていたようで、そのために前線のアンリ、トレゼゲにボールが回らなかったということもあるみたい。サビオラのゴールの時には、またアボンさんとアツく喜びを分かち合ったんでしょうか。


いろいろ身辺がバタバタしているようだけど、ともかくアジャラさん代表最多キャップおめでとうございます。この試合はパリに移籍したガジャルドもトーゼンだけど見に来てたらしいヨ

現場

もちろんネヴィル兄とのマッチアップではない…と書くときっと怒られる。兄ごめん。兄いい男。

スタッド・ドゥ・フランスのきれいなピッチ

ゴヴとのチェイスはいつだって楽しみだった

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2007.02.08

オワッタ

(引き続き中継待ちの人は読まないでね)

後半フランスは押せども決め手なく0-1で終了。終了間際にニコ・アネルカがエインセにキレて黄紙頂戴。さすがアルヘン。ちなみにPSGの元チームメイトです。
スタッド・ドゥ・フランスの観客は、チームアナウンスの時エインセにオベイションを送ったらしいよ…

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フランス対アルゼンチン前半終了

(中継待ちの人は読んじゃだめだお)

15分のサビオラたんのゴールでアルゼンチンが1-0のリード。前半はアルゼンチンがゲームを支配しています。42分にサニョルがエインセに激突、エインセがくってかかって両者に黄紙が出ている模様。

【フランス】
ポゼッション…48%
シュート…3 dont 1 cadré
ファウル…6
イエローカード…1
オフサイド…2

【アルゼンチン】
ポゼッション…52%
シュート…5 dont 2 cadrés
ファウル…7
イエローカード…2
オフサイド…2

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2007.02.07

フランス戦はもうすぐ

Luisfイングランドではまた例のNews of The Worldが、ユベントスがエインセに800万ユーロだかのオファーを出すラシイなんて記事を書いているようだけど、まあ、それはシーズンが終われば分かる。フランス戦はブルディッソ、アジャラ、ミリート、エインセの4バックでいくみたいですね。時間なくて正確に記事を読めてない気もするけど、とりあえずOleの記事を読んでみました。スペイン語ムズカシイネ。

フランスのラジオ局RMC infoの番組に、現ベティス監督のルイス・フェルナンデスがやってる“Luis Attaque”(w)というショーがありまして、まあある意味名物番組なんですが、これにフランス戦をひかえたエインセが招かれました。フランス戦のこと、ドイツワールドカップのこと、アルゼンチンの新星たちのことなど、パリ時代の恩師ルイスといろんな話をしたようです。

「僕にとってはこの試合はフレンドリーマッチじゃない。明日僕達は100%でプレーするつもりですよ。偉大な両代表チームの対戦ですからね。(ブラジルとスペインに)2敗しているけど、アルゼンチンには普通にトレーニングする時間がなかったんだ。それぞれの試合の前に2日一緒にやっただけなんだから。ティエリ・アンリ?僕達全員で必ず彼をうまくマークできると思ってます」

「ドイツ・ワールドカップは、僕にとってはがっくりでしたよ。僕達は時々あの失望のことを話します。アルゼンチンは何らかのタイトルを勝ち取らなければならない時に来たと思う。僕達はそうすることができるってことを示しました(このへん特に訳がアヤシイ)」

「ガゴ、イグアインとアグエロはとっても才能豊かな選手たちですよ。でも、彼らはまだクラブで経験を積まないとね」


さて、前のエントリのテレフットのインタビューですけど、その前半部分がコチラ↓です。リラックスしていたのかいい表情でしゃべってましたよね。
【フランス対アルゼンチン】
「僕にとってこの一戦は特別なもの。他のどれとも違った試合だ。これは最高のクラブでプレーするすばらしい選手達が顔をそろえる偉大な両チームの対戦。スタジアムは観客でいっぱい、会場はパリ。でも、アルゼンチンのマイヨに袖を通したら、僕には友達はいないよ」

【イグアイン】
「それは彼の決断だ。彼は自分にとって一番いい選択をしたと思うよ。彼はアルゼンチンに住んでいて、家族もそこにいる。僕自身は彼の決断をうれしく思ってるよ」

【エブラ、シルベストルとの競争】
「こんなことは初めてだよ、同じポジションに3人の選手がいるなんてね。パトリスはいいプレーをしているし、僕は毎日一生懸命トレーニングしなければね。フットボールはいい時も悪い時もある。あとは監督が決めることさ。シーズンの終わりに、それぞれが残るかどうかを決めるだろう。僕個人は、プレーしてない時はやっぱりうれしくないよ。でもそれがフットボールなんだ」

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2007.01.24

サン・ドニの思い出

Zane2まあ一般的な話なんだけど、失点って「ゴール前でマークを外したのがマズイ」といえばそうだし、「クロスを入れられた時点でアレだろう」といえばそうだし、「いやその前の段階のプレスがポジショニングが」といえばそれもそう、「そもそも采配だよ」といえばそれもある。あとは誰しもが好きなように見る。最近思うのは、チームスポーツで戦犯を追求するのがフットボール通なら、自分はズブのいち素人ファンでいいよってことなのね。
アーセナル戦は終盤で逆転負け、でも面白い試合だった。

バシーレが来月7日にスタッド・ドゥ・フランスで開催される親善試合、フランス対アルゼンチンの招集リストを発表。21人の選手の中では、やはり話題はサネッティの代表復帰、ガゴの初招集といったあたりでしょうが、当サイト的にはここはやはり「エインセがパリに帰還」、コレ。
就任以来2連敗でここは結果がほしいであろうバシーレ監督。彼のチーム構想の基本は国内選手と海外組のミックスということらしく、海外組で構成した今回の代表はバシーレの求めるチームではないだろうという見方もあるようだけど、ここはとりあえずポジにとらえておくことにしようかな。エインセは最近ユナイテッドであまり試合に出ていなかったから、呼ばれるかどうか気がかりだった。

エインセがスタッド・ドゥ・フランスでプレーしたのは、あれは03年のフランスカップ決勝だったか、この試合はPSGのウーゴ・レアルへの厳しいレッドカードもあって、最後の最後に逆転されタイトルを逃した…つらいシーズンの最後を象徴する悲しい試合でした。
続く03-04シーズンもPSGはフランスカップの決勝に進出して優勝したんだけれど、エインセはソリンと一緒に南米予選で本国に帰っていて決勝に出られませんでした。スタッド・ドゥ・フランスのスタンドでは、パリサポーターが白地に空色の字で“LA COPA PARA GABY”と書かれた横断幕を掲げた。そして勝利の後パウレタは、「まず何よりここにいないソリンとガビーに感謝する」とコメントしました。
それから移籍後、やはりこのスタジアムで行われたCLのリール対ユナイテッドには、直前の膝の怪我で出られなかった。今でもたまにPSGの試合を見にいっているようだけど、パリへの帰還は彼にとってもいろんな思いがあるんじゃないかな。試合でプレーできるといいね。
で、中継はあるのコレ??

Arqueros: Roberto Abbondanzieri (Getafe, Espana), Leonardo Franco (Atletico Madrid, Espana).

Defensores: Roberto Ayala (Valencia, Espana), Gabriel Milito (Zaragoza, Espana), Nicolas Burdisso (Internazionale, Italia), Gabriel Heinze (Manchester United, Inglaterra), Javier Zanetti (Internazionale, Italia), Fabricio Fuentes (Villarreal, Espana), Rodolfo Arruabarrena (Villarrreal, Espana)

Volantes: Fernando Gago (Real Madrid, Espana), Aldo Duscher (Deportivo La Coruna, Espana), Esteban Cambiasso (Internazionale, Italia), Luis Gonzalez (Porto, Portugal), Leandro Somoza (Villarreal, Espana), Pablo Aimar (Zaragoza, Espana), Jonas Gutierrez (Mallorca, Espana)

Delanteros:Javier Saviola (Barcelona, Espana), Sergio Aguero (Atletico Madrid, Espana), Diego Milito (Zaragoza, Espana) Hernan Crespo (Internazionale, Italia) y Lisandro Lopez (Porto, Portugal)

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2006.10.03

 アルゼンチン側の続報

11日にスペインとの親善試合をひかえたアルゼンチン代表にとっても、この試合に招集されていたエインセの負傷は問題です。
ユナイテッド側から怪我の状態を聞いた、代表メディカルスタッフのRaul Madero医師によれば、エインセは右膝の裏に痛みがある様子。深刻なものではないそうですが、クラブ側とバシーレ監督は念のため、エインセを親善試合のメンバーから外すことで合意した模様です。

エインセはヘディングするためにジャンプして、着地した時に右の足首に痛みが走ったらしく、ユナイテッドのメディカルによれば、膝の裏の腱を伸ばした…ということかな。当初の予想より重傷ではなかったそうで、代表のことは残念だろうけど、ちゃんと治してね。

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2006.09.27

 とりいそぎ代表とCL

アルゼンチン代表の10月11日の親善試合スペイン戦に呼ばれましたねー。アジャラさん、アイマール、クレスポといった、先日のブラジル戦に招集されなかった他のドイツワールドカップ組も代表復帰しました。

Arqueros: Roberto Abbondanzieri (Getafe de Espana) y Leonardo Franco (Atletico Madrid de Espana).
Defensores: Pablo Zabaleta (Espanyol de Espana), Fabricio Coloccini (Deportivo La Coruna de Espana), Roberto Ayala (Valencia de Espana), Gabriel Milito (Zaragoza de Espana), Rodolfo Arruabarrena (Villarreal de Espana), Gabriel Heinze (Manchester United de Inglaterra).
Volantes: Maximiliano Rodriguez (Atletico Madrid de Espana), Leonardo Ponzio (Zaragoza de Espana), Leandro Somoza (Villarreal de Espana), Javier Mascherano (West Ham United de Inglaterra), Daniel Bilos (Saint Etienne de Francia), Luis Gonzalez (Porto de Portugal), Federico Insua (Borrusia Monchengladbach de Alemania) y Pablo Aimar (Zaragoza de Espana).
Delanteros: Sergio Aguero (Atletico Madrid de Espana), Lionel Messi y Javier Saviola (Barcelona de Espana), Carlos Tevez (West Ham United de Inglaterra) y Hernan Crespo (Inter de Italia)

昨夜行われたCLのベンフィカ戦では90分間プレーして、ユナイテッドはアウェイで0-1で勝利。いろいろやって最終的にイエローカードをもらったりしてます。なぜかロナウドが取ったフリーキックをエインセが蹴って、相手GKに阻まれはしたものの絶好のチャンスを作ったりしていた模様。様子が分からないのでスカイスポーツのレイティングを見にいったら、スカイスポーツの採点は「ふつうです」の6(coming back well)だけど、リーダーの評価が良かったのはなんか分かるような気がする。あとで試合見ます。

↓はサアのゴールを喜ぶエインセらしいんですが、ファンデルサールのとこにはいかないのかな?

Gabi060927b

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2006.09.10

 フットは天下の回り者

エインセはもうちょっとかかりそうなので、今日は彼の代表のチームメイトのことなどを。

ユナイテッド移籍?なんて噂もあったテベスとマスチェラーノはウェストハムでプレーすることが決まりましたが、マスチェラーノは、「ベロンに“ファーガソン監督はアルゼンチン人選手をあまり信用しない”と言われたこともあって、ユナイテッド行きは気が進まなかった。エインセがユナイテッドにいるのは知ってるけど…」といったことを答えてました。
一方のテベスは、エインセ&スカローニとプレミアってどうよという話をして、2人に「プレミアはすぐ荒っぽいタックルが飛んでくるし、チャレンジもタフな現実的なリーグだよ」、とアドバイスされたようだけど、僕達はきっと対抗できるさ、と意欲的。

この移籍についてはいろんなことが言われていて真相は定かでないけれど、ともかく若いアルゼンチンの選手たちにとっては、きちんと出場機会を得てリーグに慣れるのが一番じゃないかという気もします。エインセもヨーロッパに出て行った当初はすごく苦労した。頑張ってください。
ハマーズか、ディカニオがいたころよく観てました。プレミアはジノラ目当てで観てたんですが、好きなチームだったな。お客さんはああいう度肝を抜くボレーシュートみたいなのを観たいんじゃないかな。

そして世界を股にかける男ソリン、今季はドイツっすか!一時はボルドー行きもささやかれ、「まあPSGのライバルチームだけどリカルド(・ゴメス。元PSGの選手でボルドーの現監督)のとこじゃしゃあないナ、わかりましたゼヒいらっしゃい」と私はなにげに楽しみにしてたんですが。PSGのチームメイトで、シュトゥットガルトに完全移籍したと思ったらいきなりHSVにレンタルに出されたリュボヤと、また一緒。
ところが最近、この夏の移籍市場で、PSGもソリンに「DHとして(?)」戻ってきてもらおうとしていたらしいことが明らかになったのです。しかも獲得できなかった理由が、「給料が払えないから」(…)。ああもったいなや。会長のアラン・カイザックは、ワールドカップ中にドイツまでソリンに会いに行ったそうな。

04年の夏にPSGがソリンの買取オプションを行使しなかったのは、代表のスケジュールとかロテンの加入とかいろいろ事情もあったようで、それはそれで仕方なかったと思うのだけど、彼とエインセが去って以降どうもPSGにはグリンタが足らんのです。
カイザックがソリンに会いに行った際、エインセとも顔を合わせたのかは分かりませんが、エインセが移籍後も連絡を保っていた幹部というのは、このカイザックじゃないかなあ。ガビー、たまには今週パルクでダービーでもどうですか。荒れると思うけど。

Sorinljuboja


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2006.09.04

 訪問者

ロンドンでのアルゼンチン対ブラジルの親善試合はあのような結果でしたが(すみませんブラジルの20番は誰ですか)、試合の前日、アルゼンチン代表チームは思いがけない訪問を受けていた…というのは、エインセやっぱり来ました。

W杯のチームメイトに会いに、マンチェスターから車を飛ばしてやってきたそうです。マリオットホテルのロビーで選手達と話したり、今季はプレミアリーグの対戦相手になるテベスとふざけたり。そうこうしているうちにバシーレ監督から、ここにいてみんなと夕食を食べていかないかとお誘いを受け、もちろん応じた模様。

La Nacionの記事の「元チームメイトにあいさつしに」の「元」のニュアンスが気になるといえば気になるんですが、いずれにせよ状況をポジにとらえているのか、まあ、純粋に会いたかったんではないかな。

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2006.08.21

 とりいそぎ

ユナイテッドは開幕から豪快な勝ちっぷりですが、伝えられていたようにエインセは欠場しました。
ファーガソン監督によれば、エインセはまだ膝の十字靭帯のダメージの影響を感じているとのこと。長い離脱の後で筋力をビルドアップする必要があり、エインセが大腿四頭筋を鍛えるように、これからの3週間みっちりジムでワークさせる予定だそうです。

そんな事情のためか、はたまたバシーレ監督の構想に入らなかったのかはよく分かりませんが、アルゼンチン代表の新体制となるブラジル戦には招集されませんでした。
イングランドでは、リストを外れたのはエインセの怪我の影響のためと伝えられているようです。バレンシアと揉めているアジャラとコンディション不良のエインセは招集メンバーに含まれなかったが、バシーレはインテルのサムエルを呼び戻した、とあります。

アルゼンチンのLa Nacionには、「バシーレは最近ヨーロッパの数人の選手と電話で話し合い、例えばアジャラ、ソリン、エインセ、クレスポを呼ばないことにした」というような記述がありました。

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2006.07.11

 事件の顛末

Ger2ワールドカップ決勝でジダンが退場になった件で、見たところどうもマテラッツィは“sale terroriste”(ダーティ・テロリスト)と言ったのではないか、という報道が一部に流れているようです。レイシズムに反対する団体が、真相を究明するようFIFAに求めている、という報道もあります。いずれにせよ様々な喧騒を残して大会は終了しましたが、ワールドカップはフットの祭典なのか、それとも「民族の祭典」なのか。難しい問題ですけど。
さてドイツ戦終了直後に起きた乱闘について、クフレには公式戦4試合の出場停止と罰金8170ドル、マキシには2試合と4085ドルが課せられた模様。

あのドタバタについて読んだ範囲でまとめると、両チームの緊張はPK戦の間に高まり、Bild(ドイツの大衆紙らしい)によれば、まずアルゼンチンのクルスがドイツの選手達を挑発する仕草をした。それからポドルスキがPKを決めて戻る途中でエインセと少し言い合い、続いてレーマンがアジャラのPKを止めた時、ボロウスキがアルゼンチンの選手達を笑って応酬した。ボロウスキは自分のPKを決めた後で挑発的なジェスチャーをした、とも。

LaNacionによれば、そのボロウスキの行為に対してエインセが抗議をした。上の画像はその時のものかと思われます。たしかにエインセは列の中のボロウスキの方を見ているし、一方ボロウスキは目をそらしています。
そしてPK戦の終了直後、ドイツの選手達がピッチの中央で勝利を祝い始めた時、クフレがメルテザッカーに蹴りを入れ、これをきっかけにビアホフ参戦、乱闘が全体に広がったようです。

地元に帰ったエインセは、「あんな形で試合を終えた時には、ヒートアップして抑えがきかなくなることもあるよ」なんて言いながら、名前こそ伏せましたが「特にある人物」「ある元選手」(バレバレ)の振舞いに一番怒りを覚えたと言ってる模様です。まあビアホフのことですけども、その上ビアホフがあるチームメイト(クフレ?)を攻撃したとも言っているみたい。エインセは自分のことではそれほど怒りませんが、そういえばニューカッスル戦でシルベストルがシアラー様にやられた時も、くってかかっていたような…

ビアホフは、「選手達を守るために加わったが、私は誰も殴っていない。私はアルゼンチンの選手達にののしられた」と言っていましたが、彼は「アルゼンチン人は南の気質を持っている」ともコメントしていて、どういう意味合いかは知らないけど、こういう言い方は私はあまり好きじゃない。

いずれにせよ、圧倒的ホーム状態の主催国との対戦が、アルゼンチンの選手達をナーバスにさせていた可能性もなくはないんじゃないかと思います。「ドイツ戦の主審の判定に不利を感じたか」と質問されたエインセは、
「PKや退場みたいな決定的なことには影響なかったけど、ささいな判定を積み重ねるうちにダメージになる時もあるんだよ。例えばプレーが止まるたびにドイツボールになったし、彼らに対してと僕達に対してでは、扱いは同じじゃなかった。審判に罪をきせたくはないけど、あるやり方がだんだん僕達に影響を及ぼしていったんだ」

ペケルマン体制になってから、代表のバイオレンスがらみの事件はこれが初めて。長くユースを指揮して、こういった規律は重んじるペケルマン監督は、試合の後で選手達の軽率な行動に遺憾の意を表しました。選手も「冷静になってみて後悔している」、と。
そのペケルマン監督が先日辞任を表明したことについてエインセは、
「ホセは代表のために一身を捧げていたし、彼は誠実な人だよ。このような人物と長く仕事をすれば、誰だって親愛の情を抱く。そして、間に愛情と敬意がある時には、ものごとを分析するのは難しい。でも、もう言ったように、それはとても個人的な決断で、ホセ自身が選択したことなんだ」

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2006.07.10

 町でいちばんの息子

Gabi060707─エインセは、たとえクラブでどれだけタイトルを勝ち取ったとしても、この心の傷をいやすのに何の役にもたたないだろうと言っている。

クレスポ、エントレ・リオス。「今日は僕の誕生日です。一番のプレゼントはあなたに会えたことです」。ほんの7歳ほどのアンドレスのたどたどしい声が、サグラド・コラソン校の広いホールに響き、クレスポの町がガブリエル・エインセに感じる誇りをまとめている。
そこは彼の母校であり、彼のママ、ティティーナが教鞭をとっていた学校。ワールドカップの間の生き生きとした感動をクレスポ市民に伝えるために、エインセが選んだ場所だ。

「いつも僕を支え、気にかけてくださって感謝しています。僕はまだものすごく悲しいし、つらい。ワールドカップの残りの試合は1試合も、見ることさえできなかった。僕達がそこにいなければならなかったのに、と思ってしまうから。それがとてもつらい。何よりつらいのは、僕達はドイツや、対戦したどのチームより良かったことなんだ。メキシコ戦の前半45分間以外は。あとは、僕達は対戦相手をすべて支配していた」と、28歳のディフェンダーは語った。─


故郷クレスポに帰ったエインセはどうしているか、というLa Nacionの記事。この日は母親、奥さん、3人の兄も伴って、いつも応援してくれる地元の人達と交流のひとときを過ごした模様。しかし何だか顔がはれぼったいし(画像)、受け答えの言葉も途切れがちで、まだ相当落ち込んだままのような…。彼にとって一番大事なのはいつだって代表のカミセタだったから、無理もないことです。

「今回のワールドカップのことで、雪辱なんて決して考えない。たとえ自分のクラブ(ユナイテッド)で何度もリーグ優勝して、もっと大きなカップを掲げることができたとしても、この傷をいやすのに何の助けにもならないだろう。代表では、毎試合が一期一会なんだ。また別の機会にワールドカップでプレーするチャンスがありますように」

記事の続きは明日(たぶん)。また、メンテの間は避難所を設けてそちらで更新する予定です。

【ココログ・メンテナンス日程のお知らせ】
2006年7月11日(火)14:00~7月13日(木)14:00
閲覧には支障ない見込みですが、コメント欄の書き込み等ができなくなります。たぶん日程はずれ込む。ヘタをするとデータが吹っ飛ぶ。今日はログインするのに15分、ここまでこぎつけるのに1時間かかりました。

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2006.07.06

 落ち着けOB

Batigol前のエントリの追記をちょっと。
アルゼンチン国民の多くの支持にもかかわらず、今のところペケルマンは辞意を表明しており、監督人事報道も混迷気味のようです。監督が代わるたび、「次は呼ばれるんだろうか」なんて気を揉みますが、たとえ何があってもエインセは代表の最高のサポーターのままなんじゃないかな。

ホセ・ペケルマン 「1つのサイクルが終わった。代表監督を続けるつもりはない」

ディエゴ・マラドーナ 「代表監督に立候補はしない。でもグロンドーナが私を呼ぶ(電話する)んなら、私はhotelにいるよ」

カルロス・ビラルド 「代表を指揮するのはとてもよいものだ。耐え忍ぶのにはうんざりした。私は雪辱したい」

アメリコ・ガジェゴ 「代表を指揮できたらと思っている。代表監督はこの世で一番幸せな人間だ」

ガブリエル・バティストゥータ 「私にとって代表チームを監督するのは名誉なことだろう。でも重ねて言うけど、私はホセの続投を望む。もし彼が続投しないで、彼ら(AFA)が私に声をかけてくれるなら、考えるよ」

(画像はW杯敗退後、代表を濃いいく激励しにホテルに来たバティさん)

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2006.06.13

 ドイツW杯グループリーグ アルゼンチン対コートジボアール

Wc06gabi2すみませんが本題の前に一言。「カルーすまーん!!!」

アルゼンチン 2-1 コートジボアール

得点: 23分クレスポ、37分サビオラ(アルゼンチン)、82分ドログバ(コートジボアール)
警告: サビオラ、エインセ、Lゴンザレス(アルゼンチン)、エブエ、ドログバ(コートジボアール)

アボンダンシエリ7/7
ブルディッソ5/4、アジャラ8/7、エインセ7/6、ソリン5/6
Mロドリゲス4/4、マスチェラーノ4/3、カンビアッソ4/4
リケルメ6/5(93分アイマール)
サビオラ8/7(76分Lゴンザレス)、クレスポ6/6(64分パラシオ)
(採点はLa nacion。なんか2通り出てたので両方載せました)

長い負傷離脱から復帰後、ほとんどぶっつけ本番で公式戦初フル出場でしたが、CBでコンビを組んだアジャラさん(グレイト)と共に堅固なプレーでチームを引き締め、良い評価をもらっています。全くの無名で代表に呼ばれた時には国民からいぶかしげな目で見られ、それから彼の人生を導いた父親を亡くし、悲願のワールカップまでもう少しというところで大怪我を負ったエインセ。国歌斉唱の時、その目は心なしか潤んでいるかのようでしたが、彼の胸には家族やお世話になった人々のことが去来していたようです。

試合の方は、攻撃の組み立てに関してはエインセも「たくさんのチャンスを作ったけれどそれを活かせなかった。多分、今の段階では経験が足りないせいだね」なんて言っています。中盤はコートジボアールの早い寄せに戸惑うような場面もあったし、右サイドはボカとアカレに苦戦気味で、そんなところも反映された採点なのかなと思いました。
終わりの方はかなり攻め込まれ1点を返されますが、やはり最後はアルゼンチンの試合巧者ぶりが勝りました。予選の時から思ってるけど、どうもアルゼンチンはリードを守る戦い方がイマイチこの…

守備の方は、やはりというかかなりの時間を3バックでプレーしてます。もちろん人に付くようなディフェンスではないけど、前線にボールが入った時にはしっかりマークに入っている。エインセは膝を気にかけずにばんばん体をはるので、見てる方がかなわんです。いつもながら凄い気迫と集中。コートジボアールの選手達とのフルスピードのチェイス、タックルは、フランス時代のアフリカ系スピードスター達との決闘を思い出して懐かしかった。
前半、クレスポの先制ゴールの場面では、セットプレーで相手DFを引きつけてつぶれ役になり、地味に得点に貢献。アルゼンチンがセットプレーでよく画策するやつですね。

Wc06gabiドログバとは試合の間中やりあってて、後半にはちと厳しくいきすぎてイエローも頂戴。あの2人はフランスの頃からずーっとあんな調子でやってますが、ドログバがゴールを決めた時、ボールを取りに行きながらエインセの背中を「見たか!」って感じでさりげにどついているのを見て、この人達あれで結構楽しいんじゃないかしらと思ってしまった(以前ソラーノが言ってたみたいに)。元OMのエースとPSGの魂。

インタビュー
「あんなにハードな試合をした後でひやひやしてたけど、ありがたいことに膝はなんともないよ。初戦に勝つことが肝心だった。僕達は4年前に起きたことを繰り返すわけにはいかなかった。この勝利は、あの出来事を忘れるための第一歩なんだ。コートジボアールはパワフルでスピードのある選手が大勢いるし、才能も豊かだ。僕達は恐れることなく彼らに立ち向かった。それだけになおさら自信になるよ。でも、僕達はまだ1勝したにすぎない。みんなが僕達をこの大会の優勝候補だと言うけれど、それは彼らにまかせておくよ。僕達は日々努力して、あとのことはその時に分かるさ」

何を思う
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173222&cdi=0
あの手この手のミニフランスダービー
http://www.lanacion.com.ar/anexos/imagen/06/529285.JPG
http://www.ole.clarin.com/diario/2006/06/11/fotos/f008fh01.jpg
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173060&cdi=0
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173020&cdi=0
サビオラゴールおめ
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71172871&cdi=0
ちとやりすぎ
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71172981&cdi=0
いい笑顔だー
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173178&cdi=0
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173161&cdi=0
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71173159&cdi=0
最後にお約束

Wc06ca

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2006.06.09

 古い言葉だが、グッドラック

Gabi060608aペケルマン監督が、明日のコートジボアール戦に臨むスタメン11人を明らかにしました。アンゴラ戦と同じ、つまりアボンダンシエリ、ブルディッソ、アジャラ、エインセ、ソリン、マスチェラーノ、カンビアッソ、マキシ・ロドリゲス、リケルメ、サビオラ、クレスポ。結局、ほとんどサプライズはありません。
論議のあった前線はクレスポとサビオラ。エインセは今後のために温存も考えられましたが、ドログバを抑える鍵として初戦からプレーすることになります。コートジボアールにはフランスでプレーする選手が大勢いて、PSGのカルーもいるわけなんですけど、彼らは独特のリズムを持ってますしね。

フィジカルコーチのSalorioさんの言葉を。
「私はエインセを誉めました。彼は大変な努力をしてトレーニングしてきたんですから。彼は戦士ですよ」

Gabi060608b

Gabi060608c

8日のトレーニングで。相も変らぬ暑苦しいスキンシップ
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71157159&cdi=0
キーパーやったんでしょうか
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71157191&cdi=0
歌ってる?
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=71157277&cdi=0

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2006.06.08

 ファンピ的コートジボアール戦

「エル・グリンゴ(エインセの愛称)と一緒に勝ったからね」
コートジボアール戦を前に、記者に対して、ソリンはそう言って笑ってウインクしてみせたそうな。その時彼が思い出していたのは、04年1月24日、PSGでエインセと共に戦ったフランスカップ16es de finaleのことだったらしい。OMとのクラシコ。ピッチには、当時OMのエースだったドログバがいました。
アウェイのベロドロームで、PSGは開始早々パウレタが先制するもドログバのゴールで追いつかれ、延長戦までもつれこんだ試合を決めたのが、ソリンの魂のヘディングゴールだったのです。

この試合の20日前に行われたカップ戦1回戦では、エインセが試合終了間際にプラティニばりのフリーキックを決め、勝利の原動力になりました。数々の局面でチームを窮地から救い、パリサポーターの熱い支持を集めたアルゼンチンコンビでしたが、フランスカップの決勝は南米予選ブラジル戦と重なって出場はかなわず。ソリンの心の隅に、あの時掲げることができなかったカップのことはあったでしょうか。

(ちなみに03-04シーズンのダービー対戦成績は、1-0、2-1、2-1でPSGの全勝。ドログバはこのフランスカップの1ゴール。ソリンはこのシーズン、密かに出場試合無敗という記録を持っています)

一方のドログバは、みんなの意識がアルゼンチンに集中しているけれど、自分はグループの全チームを警戒している、と語っている模様。
「(アルゼンチンには前回W杯のグループリーグ敗退のプレッシャーはあるだろうが)アルゼンチンは十分度量のあるチーム。才能豊かな選手達に、ソリン、クレスポ、リケルメ、エインセのようなリーダーがいる」


プレイバック・フランスカップOM戦。ソリンは3番、エインセ