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2007.04.18

マンチェスター・ユナイテッド 2-0 シェフィールド・ユナイテッド

Gabi070419実に久々に4バックのセンターやってるんだそうですね。うひひひひ。見慣れない方はビックリするでしょうけど(私もパリの最初の頃は驚いた)、彼はああいうスタイルなので見慣れればあれほど楽しいものはありませんよ。(無責任な)

どんな試合だったのかは分かりませんが、とりあえず後ろの方の皆さんの採点を見てみると、スカイスポーツがクシュチャク6、フレッチャー6、ブラウン5、エインセ5、エブラ6となっている。これで前半半ばにエブラがリチャードソンと交代するんですから、怪我人続出とはいえすごい4バックですね。サンの採点ではクシュチャク6、フレッチャー6、ブラウン6、エインセ6、エブラ5。あやうくPKを献上しかけたりもしたそうですが、結果的になんとなく守りきっているあたりがガブリエル・エインセというDFだなと思タ。

真面目な話をすると、エインセは連携その他に不安を感じた時にたまにナーバスになることがあって、この試合はそのテの荒れ日だったのかな、と推測。ちょっと考えすぎちゃうんでしょうね、そんなところがある。何年もずっと左をやっていて急に真ん中に戻れといわれてもそりゃあ難しいだろうと思います。「プレミアリーグのCB」をフルにこなすのはほとんど初めてのことでしょう。これだけ最終ラインに怪我人が多く試合中にまで離脱者が出て、慣れない連携で降格ゾーンの必死なチーム相手にどうにかこうにか無失点で終わったんなら、私は守備陣に「お疲れ様」って言うけれど。

さてエインセは少し前に、「どこよりCBをやるのが好きだけど、最近は左サイドでプレーしてる。左には慣れたしうまくやってるよ」という発言をしていました。ディディエ・デシャンならずとも、PSGでの彼を見ていた人は少なからずCBとしての印象が強いんじゃないかな。
実際フランスでの彼はインパクトのある評価の高いCBで、レキップのベストイレブンの常連でした。ル・グエンやアラン・ロシュといった黄金時代のDFを抑えてPSGの歴代ベストディフェンダーに選ばれただけの理由はあったと思います。よりスィーパー的な役割のポチェッティーノとのコンビはうまくいっていたし、代表ではアジャラと阿吽の呼吸で役割をチェンジしあっているように見えます。私がユナイテッドの試合を見始めた頃、プレミアの守り方は私が見慣れたシステムとはちょっとばかり違うようだと思った記憶がありますが、まあ中盤も含め守備の連携はデリケートなものじゃないかと思うのね。


上の画像はその前のFAカップワトフォード戦のもの。AFPの写真ですね。キックオフの前に、神さまと彼のお父さんのいる空を仰いで十字を切っているところかな。フランスの時はよくカメラに抜かれていたシーンだけど、プレミアリーグの中継でそういった場面をあまり見かけないのはイングランドがプロテスタントの多い国だからでしょうか。カトリック、イスラム、正教、ピッチの上でそれぞれの国の選手がそれぞれの形で彼らの神さまに祈りを捧げるシーンを見るのが私は好きだな。

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2007.04.16

インタビュー続き

Gabi070414スカパー視聴不能につき試合の様子は分からないので、今さらながらローマ戦の前、7日のポーツマス戦(1-2で負けたのね)の採点だけ載せときますね。スカイスポーツのです。
ファンデルサール(5)、オシェイ(6)、ファーディナンド(4)、ブラウン(6)、エインセ(7、Bright)、フレッチャー(5)、スコールズ(5)、キャリック(6)、リチャードソン(5)、ロナウド(6)、ルーニー(6)


前のエントリと同じインタビュー記事からもう少し。南米の選手がプレミアシップに適応するのは難しいことだけど、君はどうしてすんなりなじめたの?という質問に答えています。いろいろと移籍の噂もあるエインセですが、ファーガソン監督やチームメイトに変わらぬ感謝の意を示しています。
そういえばあまりチェックできないのだけど、テベスとマスチェラーノは活躍できているのでしょうか。マスチェラーノがリバプールに移籍した時、「エインセはすぐプレミアになじんだんだ、自分がウェストハムでうまくいかなかったことに対して言い訳はしない」というようなことを話していた記憶があります。しっかりした若者です。成功してほしいです。

「プレミアリーグに適応するのは楽なことじゃないし、僕にとってはまったく簡単じゃなかった。クラブや監督、チームメイトによるところが大きいと思うよ。その意味で、僕を信頼してくれた良い監督と、ここに来てすぐ“自分はチームの一員なんだ”って感じさせてくれた選手達に恵まれたことをありがたく思ってる。僕の成功の元はそれだったんじゃないかな。南米の選手はどんな国のどんなリーグにだって適応できる。ただ、どの選手にも時間が必要なんだ」
(エインセ)

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2007.04.13

育成の話

エインセの最近の記事の中で、彼の育ったニューウェルス・オールドボーイズの育成組織について語ったインタビューを載せておきましょう。なぜニューウェルスは君やメッシ、サムエル、ソラーリ、マキシ・ロドリゲスといったスター選手を大勢輩出しているの?という質問に答えたものです。私、この記事でメッシがニューウェルスの出身だということを初めて知りました。無知だ。

「当時はホルヘ・グリファがクラブのユースシステムを管理していた。彼はヨーロッパでプレーしていた元選手で、最も優れたユース育成者の1人だったんじゃないかな。アカデミーはすごく有能だった。元選手達のすばらしいチームがあって、彼らが子供達をコーチしていたからね。彼らは僕達に、人としての成長も含めてあらゆることを教えてくれた。こんなに多くの選手がその頃に育成された理由はそれだと思うんだ。残念だけど、そのシステムはもうなくなって状況は変わった。あれは南米最高のフットアカデミーの1つだったと思うよ」


私は常々、スカパーの中継で一部の解説者がマイナーなリーグや中小規模のクラブを軽視するような発言をすることにビックリしているんだけど、言うまでもなくフットボールの世界を支えているのはこういった層の地道な育成です。まあそれはともかく、エインセはアルゼンチンの目下の主な目標はコパ・アメリカで優勝することだとも言っています。
「コパ・アメリカの代表チームに呼ばれたいよ。夏のホリデイはアルゼンチン代表のカミセタを着て過ごせたらいいなあ」

画像は03-04シーズンのPSGとモナコの試合前、同じく元ニューウェルスのベルナルディと楽しそうに談笑しているところ。

Nob1

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2007.04.12

CL準々決勝2ndレグ

Gabiron_1←最近画像を探してると、やはりというかこんなのばっか出てきますナ。このところ個人的にいろいろあって更新ができなかったのですが、エインセがいい試合をしたそうなので、やらねば…
CLマンチェスター・ユナイテッド対ローマ2ndレグはOTでユナイテッドが7-1と大勝して準決勝進出、エインセはフル出場でよく得点にからんでいたみたいですね(相変わらず試合が見れないのでした)。ほぼ彼のベストパフォーマンスだったと、いい評価をされていました。採点です↓(スカイスポーツ、サンの順)

ファンデルサール(7)(6)、オシェイ(7)(7)、ファーディナンド(7)(8)、ブラウン(7)(7)、エインセ(8)(8)、フレッチャー(9)(7)、ロナウド(9)(9)、キャリック(8)(9)、ギグス(10)(8)、ルーニー(8)(8)、スミス(8)(8)

60分のキャリックのゴールはエインセのアシストということでしょうか、アシストといえば、パリにいたころからよく蹴ってる、何ていうのかな、ゴールからぐいーんと離れていくあのクロスが好きです。彼のクロスはたまにとんでもないところに飛んでいくけど、あれはうまく回転がかからなかったか何かじゃないかなあ。
結構ああいうの蹴りたがりますよね。03-04シーズンのフランスカップで蹴ったフリーキック(PSG公式の動画を貼ろうと思ったんですがリンク切れ)とか。02-03のニース戦で蹴った、壁を巻いてゴールの左隅を狙ったフリーキックは、惜しくも相手GKに阻まれたけど凄かったのヨほんとに。ヨーロッパで長くやってるけどやっぱり南米の選手なんだね、と思う一瞬です。

ラテン系特有の「人生を楽しむようにフットを楽しむ」という感覚なのか、それはイングランドのプロテスタント社会のストイシズムとはちょっと違うけれど、基本的にガツガツいく彼のプレーでそういう感覚がアクセントになっている気がします。あ、あれも好きだな、相手の頭上にちょーんとボールを浮かせて(ラグビーのショートパントみたいに)抜いていこうとするやつ。


少し前に、デニス・アーウィンが「私はエインセの大ファン」と語ったという記事がありました。ベストコンディションならエブラにまさっているだろうし、その守備力で私をもしのぐだろう、と。エインセはドイツワールドカップに行くために予定より早く復帰して、(そのことをクラブが快く思ったかは分からないけれど)、その結果彼はレギュラーで出場できず試合感が鈍って今季は苦しんでしまったね、とアーウィンは言います。
ベンチをあたためているのは彼にとっては厳しいことだっただろうけれど、「私は来季もまたガビーがユナイテッドでプレーするのを見たい。ボルトン戦での素晴しいプレーは2年前のガブリエル・エインセだった。それが見られて私は本当に嬉しかったよ」

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