町でいちばんの息子
─エインセは、たとえクラブでどれだけタイトルを勝ち取ったとしても、この心の傷をいやすのに何の役にもたたないだろうと言っている。
クレスポ、エントレ・リオス。「今日は僕の誕生日です。一番のプレゼントはあなたに会えたことです」。ほんの7歳ほどのアンドレスのたどたどしい声が、サグラド・コラソン校の広いホールに響き、クレスポの町がガブリエル・エインセに感じる誇りをまとめている。
そこは彼の母校であり、彼のママ、ティティーナが教鞭をとっていた学校。ワールドカップの間の生き生きとした感動をクレスポ市民に伝えるために、エインセが選んだ場所だ。
「いつも僕を支え、気にかけてくださって感謝しています。僕はまだものすごく悲しいし、つらい。ワールドカップの残りの試合は1試合も、見ることさえできなかった。僕達がそこにいなければならなかったのに、と思ってしまうから。それがとてもつらい。何よりつらいのは、僕達はドイツや、対戦したどのチームより良かったことなんだ。メキシコ戦の前半45分間以外は。あとは、僕達は対戦相手をすべて支配していた」と、28歳のディフェンダーは語った。─
故郷クレスポに帰ったエインセはどうしているか、というLa Nacionの記事。この日は母親、奥さん、3人の兄も伴って、いつも応援してくれる地元の人達と交流のひとときを過ごした模様。しかし何だか顔がはれぼったいし(画像)、受け答えの言葉も途切れがちで、まだ相当落ち込んだままのような…。彼にとって一番大事なのはいつだって代表のカミセタだったから、無理もないことです。
「今回のワールドカップのことで、雪辱なんて決して考えない。たとえ自分のクラブ(ユナイテッド)で何度もリーグ優勝して、もっと大きなカップを掲げることができたとしても、この傷をいやすのに何の助けにもならないだろう。代表では、毎試合が一期一会なんだ。また別の機会にワールドカップでプレーするチャンスがありますように」
記事の続きは明日(たぶん)。また、メンテの間は避難所を設けてそちらで更新する予定です。
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おめでとう!
Comments
う~ん、私もアルゼンチンが負けてしまったのはつらい。もっともっと観たかった。彼にとっては余程深い傷だったんでしょう。でも傷は痕は残ってもいつか癒えるもの。この経験を糧にして頑張ってほしいです。また4年後。私としては、またリケルメと一緒に出てほしい。二人の笑顔が見たい。メッシもテベスもきっともっと成長していることだろうし。でも4年は長いな~。
Posted by: あんり | 2006.07.10 at 12:45
あんりさんコメントありがとうございます!
決勝の試合などを見てると、やっぱりアルゼンチンが残っていたらどんな試合になったかなァ…と思ってしまいますね。また、そう思わせるようなチームでした。ペケルマンの続投を望んでいるアルゼンチンの人達は、たぶんこのチームは発展途上だと思っているのではないでしょうか。
エインセは、今回はさすがにあとをひきそうな気がしますが、バカンスで気分転換して、また日々のトレーニングと週末の試合という日常に戻って、少しずつ傷が癒えてくれればと思います。へたすると今大会に選手生命かけるつもりなんじゃ、とハラハラしながら見てました。普通は無意識に庇う怪我したところを全然気にかけてないのが、改めてコイツスゲー、と…
リケルメはあれだけプレッシャーのキツイ役割をまかされて、相手のマーク集中も必至な状況で、心身ともにほんとに大変だったろうと思います。エインセとは同じ年かな。なかなかシブく味のある2人でしたね。またテストマッチも始まるし…呼ばれればいいけど…楽しみに待ちましょう。
Posted by: つき | 2006.07.11 at 03:49