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2006.03.10

 プレイバック 02-03 マルセイユ対PSG

hd11ココログ復旧いたしました。

先日のフランスダービーはいろんな意味でまことに恥ずかしい試合になりましたが、それでもダービーは、大勢の選手達が誇りを持って戦ってきた一戦。エインセが心待ちにし、「あれ以上のものはない。スタジアムに入る時は、とても言葉に表せない瞬間だ」と言っていた試合です。

エインセはパリでの3シーズン、全ダービー(9試合)にフル出場しました。最初のシーズンは1勝1分1敗。02年2月10日のフランスカップでは、1点ビハインドのまま迎えた試合終了のまさに直前、エインセがエルカルクリからのロングフィードをヘディングで決めて土壇場で追いつき、チームはPK戦の末に勝利。以降も、その厳しい守備と尽きることのない闘志でPSGのダービー6連勝に貢献しました。

エインセ在籍時のPSGとマルセイユ(以下OM)は、まあサポーターレベルでのいさかいは続いていたものの、クラブ間には雪解けムードも流れていました。OMのアラン・ペラン監督は、直情的なイメージのルイス・フェルナンデスとは好対照。ルイスはかつてペランをスタッフに迎えようとしたこともあるらしく、キックオフの前には両監督が抱擁しあう光景も見られました。
「ペランや主審と握手したのは、ダービーを全員で盛り上げようと思ってのことだ。この一戦へのサポーターの思いは分かっている」と、ルイス。


03年3月のダービーは、PSGが実に15年ぶりにベロドロームで勝利を挙げた歴史的な試合でした。フランスカップのゴールの思い出と並んで、エインセが「どこへ行っても忘れない」と言っていた試合です。選手達の集中に、この試合に賭ける思いが表れていました。
安定したディフェンス、鋭いカウンター、ジェローム・ルロワとロナウジーニョの素晴らしいゴール(3点目はご愛敬)。エインセは1対1でバカヨコを完封し、「皇帝のようだ」とも言われた存在感を示しました。

この試合の序盤に、空中戦でエインセとOMのフェルナンドンが衝突して、フェルナンドンが頭蓋骨を骨折する事故が起きました。衝突自体はフェルナンドンがエインセの背後から叩きにいったところに頭と頭がぶつかったもので、まったくの事故でしたが、エインセはフェルナンドンが搬出されるまで、そばにいて心配そうにしていました。試合の翌日、エインセはOMのオフィス宛てにお見舞いのファックスを送り、その内容はOMのオフィシャルサイトに掲載されました。

「親愛なるルシオ、試合の後ロッカールームに戻って君の怪我のことを聞いて、僕は本当にショックでした。ブラジル人のチームメイト達は心から君のことを思っていると言っていたし、僕は君とピッチで再会できるよう、一日も早くよくなるように祈っています。この怪我が僕達がぶつかった時に起きたとしても、僕はこれまでのキャリアの中で、誰かに怪我をさせたことはないということを分かってほしい。何でも言ってください。またすぐ電話します」

両クラブでプレーした経験のあるチームメイトのジェローム・ルロワも、
「チームのブラジル人選手はもちろん、他の選手達も彼に電話した。僕も電話番号を聞いて連絡しようと思ってる。実際には全員が怪我の様子を聞くことになるんじゃないかな。僕達はみんなで協力して、お見舞いを贈るためにお金を出し合ったよ。選手の間にはどんなライバル意識もないことを示したいんだ。これはいい前例だし、これからの対戦に向けてのいいきっかけになればいいね」


エインセが戦った最後のフランスダービー(04年4月25日、2-1で勝利)は、チームワーク、フィジカル、そしてメンタリティと、すべてにおいてOMを圧倒したPSGの快勝。そして何より特筆すべきは、この試合の警備に当たったパリ警視庁には、一件のトラブルも報告されなかったことでした。

OM 0-3 PSG (03年3月9日、ベロドローム)
得点: Jルロワ(28、83分)、ロナウジーニョ(56分)
アロンゾ、ポティヨン、クリストバル、ポチェッティーノ、エインセ、P・セザール(73分ラセール)、デウー、J・ルロワ、ペドロン(80分ロッシ)、ロナウジーニョ、オグベチェ(46分フィオレズ)

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Comments

初めまして。アルヘン大好きエインセ大好きファンです。管理人さん始めこちらに訪れる方のエインセ愛に毎日心打たれ、エインセがピッチに戻って来る日が待ち遠しくてたまりません。
アルヘンはここのところずっと調子が悪く、ペケの采配や選手起用にも問題があるのは当然ながら、やっぱり最終ラインにはアジャラさん共々エインセは絶対に必要なのだと痛感しています。この2人が抜けると最終ラインはどうも引き締まらないと言うか、、、なんか綺麗過ぎて見ていて不安なんですよねぇ。エインセが後ろからうるさいくらいに鼓動していた日々が懐かしいです(涙)。あれだけアルヘンに貢献した彼だから、復帰がギリギリであろうともドイツへ連れて行って欲しい。ついでにシャツをきっりちとパンツにしまうあのスタイルも見たくてたまらないんですけどね(笑)

Posted by: つかっち | 2006.03.13 at 09:44

つかっちさん初めまして、コメントありがとうございます。エインセ好きな方に見ていただけて嬉しいです。
クロアチア戦の後でLaNacionがまた読者アンケートをやって、DF部門のエインセの順位がたしか2つ上がって3位になってたと思ったんですが、国内にも期待があるのかなと思います。
マスコミは代表チームのディフェンスを疑問視していましたが、まあペケルマン以降、呼ばれたどのDFもクラブチームでほど安定してないというのはあると思うんですよ。攻守の切り替えがよくないし、中盤と最終ラインの連携も悪い…。やっぱりチームの完成度が…

エインセの相手FWとのチェイス、見たいですねえ。いつもガチャガチャやってますけど、いなくなって改めて彼の重要さがわかります。足の怪我もあまりよくなっていなかったのにコンフェデでフルに戦い抜いた彼の気持ちを思うと、本当に間に合ってほしいです。

>シャツをきっりちとパンツにしまうあのスタイル
あれ私も好きー。

Posted by: つき | 2006.03.14 at 19:27

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