« October 2005 | Main | December 2005 »

2005.11.29

 メルシー・パリ 1

エインセがユナイテッドのサポーターからシーズンの最優秀選手に選ばれた時に、このブログに「選手とサポーターの敬意の交換が、フットボールにおいて最も美しいエレメントの1つであろうという点で、選手として最高級の栄誉だろう」というようなことを書いたのですが、この世知辛いモダン・フットボールの世界で、あるいは世知辛い世界であるがゆえに、最後にそういうものを信じたいという気になるのかもしれません。

いつの日かエインセが彼のお手本であるセンシーニみたいになった頃(どこが)、彼がパルクに凱旋する時を私は夢見ているし、多くのパリサポーターもそうだろうと思います。今でも彼らのキャプテンを待っているラツィアーレみたいに。それは自分にとって、最後のフットボールのお伽話です。
100%PSGのエインセのインタビュー(一部)。


「今のところ順調だよ。手術は無事に終わって、すぐマンチェスターとバルセロナ間でリハビリテーションを始めた。まだあんまりうまく歩けないけど、きっとすぐに普通に歩けるようになるよ。最初の重要な段階になるだろうね。でも、道のりはまだとても長い。辛抱強くならないとね」

「(Q: 君は戦士のタイプそのもの。マイヨを汗で濡らし、負けることなど我慢できない選手だ。サポーターは君のそういうところに夢中になるんだね) 多分ね。僕はいつでも自分自身のベストを尽くしてきた。一度もごまかしたことはないし、そんなの当たり前のことだよ。勝つために戦う、それって当然だろ?」

「(PSGの歴代ベストディフェンダーと35周年ベストイレブンに選ばれたことを)僕は誇りに思っているよ。サポーターからの感謝の気持、それはプロフットボーラーが受け取ることのできる一番美しい贈り物だ。こういった投票がもたらすものは、言葉では言い表せないよ。僕は常々、PSGのファンとの特別な関係は変わらない、と言ってきた。そして、新たなあかしがここにある。いつの日か、今度は僕が、同じように彼らをどれほど大切に思っているかを彼らに見せる機会があれば、と心から思うよ。そんな日も来るさ。また何年か後で、パリに帰ってきた時にね!」

初めてパリに来た頃。
gabi0102c


| | Comments (6) | TrackBack (0)

2005.11.24

 Les souvenirs de Gaby

100%PSGというのはPSGのオフィシャルマガジンなんですが、最新号にエインセのインタビューが掲載されています。ガビーの思い出、みたいな感じで写真もいろいろ↓(小さいけど)。懐かしいな。PSGブログの方が片付いたら記事ちょっと読んでみます。

http://www.psg.fr/fr/news/show.php?id=8484

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.11.20

 友よ夜明け前の

思えば98-99シーズンのスポルティング・リスボンでは、エインセ、ドゥシェル、キローガといったニューウェルスのロッカールームを共にした若い選手達が、遠いヨーロッパで助け合いながら頑張っていたわけです。
先日のエインセのasのインタビューに続いて、ドゥシェル自身がユナイテッド移籍についてコメントしています。自分はフィジカルなゲームを恐れないからプレミアシップにはぴったりじゃないかな、とのこと。マンチェスターとニューカッスルはグレイトなクラブで、決断するのはすごく難しい。自分の意志はあるけど最終的に決めるのはデポルティボで、デポルティボの会長は、より高額なオファーを出したクラブに売る、と明言しているようです。

「戦う準備はすっかりできている。ロイ・キーンはほとんど唯一無比と言っていい選手だ。彼は実際、タフなアルゼンチン人みたいにプレーする。そういう理由で、僕達はよく似ている気がするよ。マンチェスター・ユナイテッドが僕を選ぶなら、僕には彼の仕事ができるだろう。ガブリエル・エインセは僕にマンチェスターに来てほしがっていて、僕のことをすごくよく言ってくれている。02年にベッカムとの間で起きたことは忘れたよ。あの時は不運だった。でもそれは過ぎたことで、僕のオールド・トラフォード行きやイングランドでプレーするチャンスを駄目にすることはないだろうと思っているよ」

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2005.11.18

 脳みそがもうスペイン語は嫌だと言っています

カタールにてビロスとメッシ。腹話術だー。遠近感がぐんにゃりしている。
http://www.clarin.com/diario/2005/11/16/fotos/t054dh01.jpg

このカタール戦(3-0でアルゼンチンの勝利)でときめきの代表デビュウを果たしたビロス194センチでしたが、いつもの輝きはなかったとか書かれてイマイチだった模様。よく分からないけどこれ、初めての代表チームでナーバスになってたところに、ソリンヌにガンガン上がってこられてわけがわからなくなってしまったらしい、ってことでいいのでしょうか。


先日のクラウチに関連して、コメント欄で電柱の魅力をしみじみと語り明かしている自分も正直どんなものかという気がしますが、私が大型選手に寄せる特別な感情は既に、PSGニュースの7月4日分(ずーっと下までスクロールしてみてください)にも書いたところです。どうも、脳が単純に巨大人型戦闘兵器として認識している疑いはあるかもしれません。クラウチは中の人が不慣れなんですきっと。彼個人が強引さに欠けるなら、クロスに小型オーウェンを抱え込んで飛ぶというのは合体ロボットもの的なオプションとしてはアリだ。ああフットボールって楽しいな!!
電柱、それはフットボールを巡るさまざまな「意味」がその中心点において無効化される、巨大な空虚なのです。(何言ってんだか自分でもわかんねえ)


asのインタビューの続きです。イングランドにおけるドゥシェルのイメージはもっぱら「ベッカムに怪我をさせた選手」というものなのでしょうが、それに関してエインセは経験を踏まえてコメント。なんか訳自信ない。

「そのことではまったく何の問題もないと確信してる。だから彼は安心していいよ。僕は彼と同じアルゼンチン人だ。両国の間には常に明らかな敵対関係があるけれど、オールド・トラフォードのスタンドは、最初の日から僕を熱烈に迎えてくれた。ユナイテッドのサポーターが求めるのはただ1つ、あのカミセタのためにすべてを捧げることなんだ。僕はファンの人気投票で上位にだってなった。アルゼンチン人の僕がだよ。それがすべてを物語ってるよ。もし彼がユナイテッドを選べば、彼は最高のクラブに来ることになる。それは請合えるよ。ユナイテッドはとても偉大なクラブ。でもありがたいことに1つのファミリーでもあるんだ」

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2005.11.16

 アルヘンティーナ、アルヘンティーナ

スポルティング・リスボン時代のアルド・ドゥシェルをうっすら覚えていますが、普通にいい選手だと思いました。エインセのasのインタビューを、読んだところから。

「アルドとはずっと前からの知り合いだよ。ニューウェルス・オールドボーイズで下部組織から5シーズンくらい、一緒のロッカールームだった。それからスポルティング・リスボンで、またちょっとの間一緒になった。彼は1シーズンいて、僕はたった半年。バジャドリーが僕をレンタルしたんだけど、実際はあんまりプレーできなかったな。それからも彼とは時々連絡を取り続けて、僕がビジャレアル戦で大怪我をした時は、励ましのメッセージも送ってくれた。すごくいいやつだよ」

「(ユナイテッドがドゥシェルを冬の補強のターゲットにしているという報道について)その記事は読んだよ。また一緒にやれたら素晴らしいだろうなあ。アルドはとてもいい選手。僕に言わせれば、彼はもう自分がユナイテッドみたいなチームにふさわしいことを証明したよ。フットボーラーは誰でも、いつかは偉大なクラブでプレーしたいと思っているんだ。だから、彼が新たな経験をしてみたいと思うのは分かるよ。アルドにはフットボーラーとしていくつか素晴らしい素質がある。彼のプレーはどこでも高く評価されるだろう」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.11.14

 アルゼンチン対イングランド

今夜もここまで投稿はおろかログインすらできませんでした。ココログ…

試合前の通路からいきなり、誰に対してとは言わないが嫌がらせのようにフサフサしているソリンさんの後頭部のアップがちょっと息苦しい。いや面白い試合でした。
マスチェラーノと共にAFAから招待されていたエインセは、結局ドクターから許可をもらって、ジュネーブで代表チームと再会し、イングランド戦を観戦した模様。試合の方は、ロスタイムによりによってちっこいオーウェンとでっかいクラウチの初めての共同作業で2-3の逆転負けを喫するという、彼には残念な結果になりましたが、私個人としてはルーニーがボールを持つと、ついついガンバレ~なんて思ってしまうものなんでして。ナヤマシイネ。
白状すると、80分以降はクラウチしか見てませんでした。いつもより余分に大きい! 絶景だ!! ああこれで噂のビロス194センチも出ていたらと思うとドキドキ。


お風邪を召したmikiさんのためにマンチョの話題を拾っておくと、貸し出したサネッティ、サムエル、カンビアッソ、フリオ・クルスの無事を確かめにスタッド・ドゥ・ジュネーブに来ていた模様。多分ムカムカしながら観てたんじゃないかと思いますが、そんなマンチーニ監督に無神経なアルヘンメディアが、「ベロンは代表に復帰するべきですか」なんて質問をしたとかで、答えは当然「私はアルゼンチンの監督じゃない」。で、「彼はハイレベルな選手で世界最高のボランチの1人、私に言えるのはそれだけだ」と。


試しにこの試合のアルゼンチン側の採点とイングランド側の採点を並べてみました。イングランドのスカイスポーツがアルゼンチンに、本国よりずっといい点をつけているのが面白いです。

【Oleの採点(アルヘンのみ)】
アボンダンシエリ6.5、サネッティ3、アジャラ5、サムエル5.5、ソリン5、Mロドリゲス7、デミチェリス5、カンビアッソ6.5、リケルメ8、テベス6、クレスポ6 (サビオラ5、コロッチーニ3、フリオ・クルス4.5、Lゴンザレス4)

【La Nacionの採点】
アボンダンシエリ5、サネッティ4、アジャラ6、サムエル6、ソリン6、Mロドリゲス7、デミチェリス5、カンビアッソ6、リケルメ8、テベス6、クレスポ6

そりゃそうだよねロビンソンだよね8、ヤング5、リオ5、テリー6、ブリッジ4、ベッカム6、キング5、ジェラード6、ランパード5、オーウェン8、ルーニー7

【Sky sportsの採点】
アボンダンシエリ8、サネッティ8、アジャラ7、サムエル7、ソリン6、Mロドリゲス7、デミチェリス6、カンビアッソ6、リケルメ9、テベス7、クレスポ7

ロビンソン8、ヤング6、リオ6、テリー7、ブリッジ4、ベッカム7、キング6、ジェラード7、ランパード6、オーウェン8、ルーニー9 (コンチェスキー6、Jコール7、クラウチ6)


さてOleの記事を読み終わって、これで当分スペイン語は読まなくてすむなと思ってたら、返す刀でASの取材に答えているエインセでした。ユナイテッドやニューカッスルの冬の移籍市場のターゲットになっていると噂されているドゥシェルについてのコメントなどです。
スカイスポーツなどに概要の英語記事も出ていますが、ものすごく大雑把に要約すれば、「アルドはニューウェルスの下部組織の頃からの知り合いで、スポルティングでもちょっと一緒にやったことがあるんだけど、人間としても選手としても素晴らしいヤツだよ。ユナイテッドにふさわしいんじゃないかな。長いことフットボールの世界にいるファーガソン監督に情報は必要ないと思うけど、聞かれたら俺何でも話しちゃうよ」と、まあ、そんなことを言ってるんじゃないかと思います。また後でちゃんと読もうと思う…

| | Comments (10) | TrackBack (0)

2005.11.12

 さらに続き

Oleのインタビューの最後の部分なのですが、正直意味が取れず、どうもとんでもない勘違いをしている気がする。頭を切り替えて後日読み直すと「そうか(ピコーン)!!!」となることもままあるので、あとでピコーンときたらこの3日分まとめて申告させていただきます。ハア…
最近の代表チーム内外の報道や噂─招集されていない選手のこととか、あるいは最近ベロンとキリが「キャプテンにはアジャラがふさわしい」と言ったとか言わないとか(ソリンは「それぞれにそれぞれの意見があるだろう」)、そういうことを踏まえてのエインセのコメントではないかと思うのですが、いやどうかな…


「(君がハンガリーでソリンと喧嘩したという噂はどうして出てきたの?)知らないよ。もし言い争っても僕は口外はしないし、それはチームとロッカールームの中にとどまるだろうね。でもこの場合はなんにもなかったよ」

「代表はとても偉大で素晴らしい、だからみんなが話してる。ベロンが代表チームにいたいと発言するのは、僕はかまわない。彼は素晴らしい選手だから。アジャラもソリンも、キャプテンマークよりはるかに多くのものを象徴している(キャプテンの役割以上にとてもよくやっている)。誰だってワールドカップに行きたい、そのために僕達は戦うんだよ」


CLでビジャレアルと対戦した時は、ソリンと親しく抱擁しあっていましたね。いや本当の話、ガビーが本気で誰かと対決するとなったらあんなもんじゃない、周りはドン引きっす。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.11.11

 昨日の続き

因縁の対決とも称されるアルゼンチン対イングランドは12日、スイスのジュネーブ(なんかイヤミ)で行われますが、Oleのエインセのインタビューの中でも当然この試合に触れています。試合を前に、早くもベッカムやクレスポがこのカードに親善なんてないねみたいなことを言って火花を散らしているそうですが、エインセはこのように。訳合ってるかな…

「(イングランド戦はどこで観る?)分からないな。でも、担当医が許可してくれたらジュネーブまでいくつもりだよ。ああ観に行きたいなあ。それが駄目なら家で観るよ。見逃すもんか…。こんなクラシコに出られないなんていらいらするよ。本当に素晴らしい一戦だから。イングランドでプレーしている僕にとってはなおさらね。でもこの対戦はもう02年の復讐ではなくなったんじゃないかな。これは一親善試合だよ。たとえナイフをくわえてプレーしなければならない試合だとしてもね」

「ペケルマンに情報提供をしたかって?彼はスパイなんか必要としてないよ。彼と話す時に、あそこの選手はどんな感じか多少は話したりするけどね。イングランド代表には、個々にはベッカムやルーニー、ランパードみたいなとてもいい選手がいるけど、チームとしてはアルゼンチンより強いってわけじゃない」

| | Comments (2) | TrackBack (0)

 いつもの君でよかったよ

時々、冷たい秋風に膝が痛んでやしないだろうか、なんてふと気になったりしてたのですが、久しぶりにエインセのインタビュー。なんだかもう何ヶ月もたったような気がしてました。

Oleの記事です。写真付きです(前のだけど)。こちら
最近は、ええとこれは運動療法のことかな(kinesiologia)、プールとかバイシクルとか、リハビリテーションでほとんど一日中を過ごしている模様。「一生懸命やってるよ…」とのこと。明日もう一回見直してからアップした方がいいのかもしれないけど、嬉しいのでまあいいや。

「2ヶ月目に入ってるよ。9月27日にバルセロナで、クガット医師のもとで手術を受けた。彼は大勢のサッカー選手を診てきた人なんだ。それからリハビリを始めて、膝に無理をかけたから最初の月はちょっと苦しかったけど、今は順調だ。(復帰の予定について)こういう状況で急ぐべき問題じゃない。僕はもう、いつ復帰できるか聞いたりしないんだ。心配しないようにしてるよ。さもないと、僕にとってはよくないことになるだろうから。そんなのはごめんだ」

「(代表のチームメイトと連絡を取ってる?)うん、みんな次々と電話をくれる。代表で何年か過ごして、友達も大勢できた。だけど、僕を本当に救ってくれた1本の電話があったんだ。シメオネからの電話だよ。彼は02年ワールドカップの前に彼自身が体験したことを話してくれて、僕は随分気持ちが楽になった。彼はワールドカップまでほとんど同じくらいの時に、僕と同じ怪我をした。Choloはこう言ってくれたよ。言われているようなこと、例えば代表に復帰できないかもしれないとか、選手生命すら危ういんじゃないかとか、そんなことは気にするな、ってね」

ここまでで半分、残りはまた後日…

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« October 2005 | Main | December 2005 »