2008.02.22

 猫の日記念・世界のぬこ切手(1) 最初の猫切手

222neko_002切手の中に猫が描かれた例としては1930年発行のスペインの航空切手が最初で、9種のうち1種の右隅にチャールズ・リンドバーグの飼い猫パッツィが描かれています。後姿の黒猫がちょこんと座ってご主人の愛機スピリット・オブ・セントルイスを見上げているなかなか洒落た絵柄なんですが、とてもアタシに手が出せる値段じゃないので、本日の画像←は「猫が主役」の世界最初の切手、1964年発行のポーランド切手(10種)です。

原画を手がけたのはヤヌシュ(ヤーヌシ)・グラビアンスキ(Janusz Grabianski)。主に絵本の仕事で知られる画家。いきいきとした筆触で猫たちの表情をとらえた、さすがポーランド絵本のクオリティの高さがうかがわれる切手であります。ペルシャ、シャム、ヨーロッパ猫…ポーランド語では猫はkotと言うようです。
グラビアンスキの絵本は持っていないので、同じくポーランドのヨゼフ・ウィルコンの絵本の上に切手を載せて撮ってみたです。ほとんど見えないけど。

ところでポーランド語ではszをシュ、wをヴと発音するそうで、それでいくとSzarzewskiはたぶんシャルゼヴスキになるんじゃないかと思いますが、フランス人はフツーにザルゼウスキと言ってるように聞こえます。Jスポの表記がどうにも語感が悪く気になってしかたないので、当ブログではもっぱら姓でなく名前の方で呼んでますが、そのうち気が向いたらフランス風の表記に変えるかもしれないのでスルーしてください。FWの選手を「ザル」と呼ぶのも気がひけるんだけどネ。

222neko_001

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2007.12.11

 世界の辺境切手

Stampf001一般的な知名度は低いが特定のジャンルのファンには異様にメジャーな国というのはある。たとえば(国じゃないけど)北大西洋に浮かぶデンマーク自治領フェロー諸島は、フットファンにとってはたぶん「なんか分からないけど欧州予選にいる」といったような認識じゃないかと思うんですが、切手収集家にとってはクオリティタカスな切手を独自発行していることで知られた島であります。凹版切手彫刻師スラニアがビュラン(彫刻刀)をふるっており、師匠自らもお気に入りであったという羊の切手は、欲しいんだけど微妙に高くてなんとなく買えない。

どの程度僻地なのかというと、冬季の悪天候のためフット代表の対戦相手が島に渡れず、欧州予選開催が危ぶまれるという事態も起きている。先だってはあのレイモン・ドムネクを中継地のスコットランドとノルウェーでフランス代表共々11時間機内に軟禁しましたw 海の見えるスタジアム(というかサッカー場)がのどかでイイです。
そんなフェローの切手のテーマはおおむね海と崖っぷち、羊、漁業。「フェローはココなの!」と主張する地図切手や伝承文化切手の数々からは、「デンマーク領なんかやってるけどウチにはウチの文化があるんだかんね!」という気概がびんびんに伝わってきます。

好ましいフェロー切手

Stampf_002

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2007.11.11

 世界のムキムキ切手2 ヘラクレスのマッスル馬鹿一代

Monaco21981年から86年にかけてモナコで発行された赤十字切手。テーマはヘラクレスの12の功業。ギリシア神話の英雄ヘラクレスが12枚にわたってひたすら化け物その他と戦い続ける、あほのようなテンションの切手です。正確にはうち1枚は単なる牛小屋掃除…とはいっても、川の流れを変えてエリス王の牛小屋の3000頭×30年分の牛糞を一気に押し流すという一大スペクタクルですが。

これほどの偉業を成し遂げた英雄も、最期は彼の浮気に悩んだ嫁が惚れ薬と間違えて彼の服に塗った劇毒で命を落すことになるわけで、まあ、世の中を見るような話ではあります。

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2007.11.01

 切手は時代の鏡である

TF1のレ・ブルーのドキュメンタリーではポワトルノーの手紙朗読シーンはカットされてたんだけど、ってかフランス、ギ・モケの切手出しちゃったのヨ。

Guy

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2007.09.13

 とってもトゥールーズ

Timbre4ナミビア戦スターティングメンバーはこのヒトたち
Poitrenaud - Clerc, Marty, Traille, Heymans - (o) Michalak, (m) Elissalde (cap) - Bonnaire, Dusautoir, Nyanga - Nallet, Chabal -De Villiers, Szarzewski, Poux
Remplacants : Ibanez, Mas, Pelous, Harinordoquy, Beauxis, Jauzion, Rougerie

12人入れ替えです。つまりほぼ総入れ替えです。今のとこエマンスがウィングに入ってますがちょっと怪我してるみたい。ディミトリ先発。うは緊張すww シャバル、ちゃんとキャッチしてやってよ!イバネスもプルースもジョジオンもベンチなので、エリサルドが主将やリます。なんかキャラが違う気がするけどしょうがないか。


めんどいのでうっちゃらかしといた開幕戦の反省会記事(プリントアウト30枚余)を、まあしょうがないので読む。レキップのコンサルタントのベネゼク氏をはじめ、スタッフを批判する声は多いです。つまり、試合の直前に選手のプレッシャーの管理で重大なミスを犯したんでないかと。本来なら試合開始にあわせてメンタルのピークを持ってこなければならないのに、試合の4、5時間前に※ギ・モケの手紙を選手に読ませたり、試合に出ない8選手にマイヨを授与したりと余計なことをして、肝心の試合の時には選手は空っぽな状態だったじゃないか、というわけです(斜め読みご容赦)。

(※1941年に17歳でナチスによって処刑されたコミュニストの対独レジスタンス、ギ・モケが死の直前につづった手紙。「愛しいママ、大好きな弟、愛するパパ、僕は死ぬでしょう。…」)

特に手紙の件についてはいろいろ言われていて、事実、試合前の最後の食事の前にポワトルノーがチームの前で手紙を朗読した時、選手は目に涙を浮かべていたらしい。しかし当然のことながら、選手は全員一致で手紙の影響を否定している。イバネス主将は、「もう何年も前から、フランス代表にはインターナショナルマッチの前に母国の偉大さに近づこうとする習慣があるんだ」、と。
というか、この件がとりわけ批判されている背景には、どうやらラポルトの「お友達」サルコジが、愛国心の古典であるこの手紙が学校で読まれるよう推奨している(らしい)ことがあるみたい。個人的にはこれに限らず、ラポルトの政治への野心が後々とんでもない失策につながるんでないかという予感はあった、けれども。

そのラポルトですが、自分の公式サイト(http://www.bernardlaporte.com/)でサイン、限定ナンバー入りの代表レプリカジャージを市価の倍近い価格で販売していたことが発覚し騒ぎになっている模様です。ラポルト本人は、私は直接タッチしてないので何も知らない、これにかかわった実業家(追記:代理人らしい)には、「売上の一部が自分の財団にリバースされるよう望む」とだけ言った…という政治家みたいな(あ、政治家なのか)釈明をしている模様。だからアナタはねえ。

画像はフランス1947年発行のレジスタンス切手。

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2007.09.12

 流されている気がする

実際ワールドカップのペースで試合見て記事読んで更新してると、肝心の「考える」という時間がないわけで、余分なこと書いて寝て起きて読み返して「ああ~、書かなければよかったのに日記」なんてことを懲りもせず繰り返しているのがここ数日。きっとワールドカップが終わった後で死にたくなるんだろうけど、このブログは「ふーんシロウトってこんなこと考えるんだー」程度に読んでもらえればいいじゃないかな。

マスコミが開幕戦で冷めたのか、プレッシャーかけすぎを反省したのか、それとも代表側が報道規制してるのかは知らないけれど(たぶん1番目)、いい感じに報道量が減っているので、今日はフランス植民地時代のコートジボアール切手を整理する。アフリカ切手は今後の課題としてがんばって集めたい。コートジボアールといえば、そういやデュソトワールの出身がココだ。ベッツェンがカメルーンでニヤンガが旧ザイール、だったかな。ドゥヴィリエが南アフリカでスザルゼヴスキがポーランド系…みんなFWなのね。彼らが「俺達カッコよくやりたいし~」なフランスBK陣を支えているというのはなんとなくこう、世の中を見るような気もしまス。

うーんいいのがなかった。右上からコートジボアール2枚、ベルギー領コンゴ(旧ザイール、現コンゴ民主共和国)、カメルーン。左はフランス1973年発行のポーランド移民切手。

Timbre1973

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2007.09.07

 モンガイカンのスタジアム

台風、大丈夫ですか。スカパのアンテナには何とか持ちこたえてもらいたい。

ラグビーワールドカップ開幕ですよ、どうよ日本人。と、まあ巷の反応はサッパリしたものなのかもしれないし、そうはいってもサッカーワールドカップ時のメディアの狂騒に比べればいくぶんマシな気もする。
実のところ私は日頃テストマッチに臨む気分(これ自体かなりテンションが高い)とそう変わらなかったりするわけで、どれも数少ない海外ラグビーを観られる貴重な試合であることには変わりない。フランスに関していえば優勝もありうるしグループリーグ敗退もありうる、まあそういうチームだと思ってる。フランスがフランスであろうとする限り、ワタシ的にはそれもアリかなと。スポーツの観点で見ればもちろん勝つことこそが圧倒的に「正しい」、しかし世の中にはいろんな「正しさ」がある。彼らはちょっと違った哲学を持ってプレーしているように見える、そこが好きだ。
私は「どこが最強か」にはあまり興味がないし、観たいのはたぶん楕円のボールとの恋愛映画なんである。いい試合を、1試合でも多く観たいものだし、だから勝ち進んでもらいたい。結果はその帰結にすぎないと思っている。

Timbrerugby

画像左上と中央はアイルランド1974年発行の切手「Irish Rugby Football Union(IRFU)100年」、凹版彫刻の名匠スラニア作。右上はアルゼンチン1960年発行の猫じゃないのよピューマなのよ。下はフランス1956年発行のスポーツ切手の1枚です。くそ高い切手でした…
(グルジアとナミビアをスルーしようっていうんじゃありませんが、それっぽいのを持ってない)

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2007.08.08

 ザウザウ解雇

Fidji代表の話題が紙面を賑わす中で、こんなニュースもございました。昨季終盤スタッド・フランセに敗れて涙の降格決定、今季は2部に参戦するアジャンが、今年もまたトレーニングの再開に戻ってこなかったザウザウニブカ選手をついに解雇。アジャンのコミュニケによれば、クラブは何度も彼に弁明の機会を与えたが無駄であったとのことで、現在法的手続きを始めている模様。

(画像は関係ありませんが、フィジー1951年発行のチルドレン・エイド切手。英領時代の切手です)

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2007.06.26

 今日の琴線

Fr2急いで書いた前のエントリが意味不明だったので、ちょっと書き直しました。あんまり変わらない。


熱帯ペルーでペンギン化石発見=初期と最大級、2つの新種
熱帯の南米ペルーの太平洋沿岸で、約4200万年前の初期のペンギン化石と、約3600万年前の最大級のペンギン化石が26日までに発見され、ともに新属新種に分類された。これまでペンギンは南極近くで進化し、800万~400万年前に赤道付近まで生息地域を広げたと考えられていたが、この見方が覆された。米ノースカロライナ州立大などの国際研究チームが、米科学アカデミー紀要の電子版に発表する。
(時事通信社)

推定体長1.5メートル。これは嫌ですよ。画像は息をのむほど可愛くない1999年発行フランス領南極のヒゲペンギン切手です。ペンギンは仏語では“manchot”といいますが、「不器用」といった意味の単語です。

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2007.06.23

 世界のムキムキ切手(1)

(『300』リピーターになりそうな皆さんへ)
私の趣味嗜好は何事もライトで、切手にしても目打とか変種とか消印とかその種のディープな収集はしてません。ただ気に入ったものを集めるという感じです。で、つい買ってしまうものの1つがプロパガンダ切手(変だから)と、いい男切手(私も女なので)なんですが、両者の交点に位置するのがこの「共産主義プロパガンダ系ムキムキ切手」です。
労働賛美と古代ギリシア的肉体美の融合とでも言いましょうか、結果的にシスティナ礼拝堂の天井画が鍬を振るいツルハシを振るいがっすがっすと汗を流す、まことに独特な世界が現出しています。画像はハンガリー、1945年発行の復興切手。

Hungary

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2007.05.24

 皆さん、切手はどうでしょう

Timbreこの上オタと思われるのもせつないんですが、ワタクシ趣味として切手を集めております。フランスの凹版切手などはなかなか好きであります。さてフランスでは9月に迫ったラグビーワールドカップのアナウンスのため、先月半ばにラグビー切手が発行されました(画像)
フランスのスポーツジャーナリスト兼コメンテーター、Roger Coudercの名高い情熱的な応援コメントにちなんで、“Allez les petits”と題されたこの切手。イラストレーションを担当しているのはEric Fayolle、これまでにもフランスのスポーツ切手のデザインを手がけている方だそうです。
この記念切手第一弾には、スタッド・ドゥ・フランスらしきスタジアムで代表のマイヨを着てプレーする2人の選手がデザインされていますが、中心に描かれてる選手がどうもパッと見プロップのドゥヴィリエに見える(?)。渋!ワタシ的にはもちろん無問題ですが、プロモーション的に「それでいいのか」という気はしなくもない。

(そのドゥヴィリエ、週の初めのトレーニングでふくらはぎに肉離れを起こしまして一足早くシーズン終了です。スタッド・フランセはついにレギュラーの1列がいなくなりましたが、どうするよ)

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