2008.05.15

原文ままニュース

Quand le PSG réfléchit au duo Todt - Mourinho (パリジャン紙の見出し)

もう恥ずかしいから。


Tlse : Michalak officialisé (rugbyrama)
Le retour de Frédéric Michalak à Toulouse a été officialisé par le Stade toulousain. Comme annoncé, l'ouvreur tricolore a signé ce matin à 10 heures un contrat de trois ans. Il rejoindra la ville rose courant octobre, après avoir disputé la Currie Cup avec son club actuel, les Sharks.

トゥールーズでリハビリ中のミシャラクが、今朝スタッド・トゥールーザンと再び3年契約を交わした、という記事。合流はカリーカップの後。誰をどこでどのように使うつもりなのかは知らないけれど、スクレラもまさかこんなに早くミシャラクが帰ってくるとは思ってなかったんじゃないかなあ。

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2008.05.09

代表に戻りたい

5月に入ってTop14もシーズン大詰めですが、そろそろ来月に始まる代表の夏のテストマッチの話題が聞かれるようになりました。オーストラリアに遠征する26選手のリストの発表は6月9日。今季もまたTop14のセミファイナリストを欠くことになりますが、やはり注目されるのはシャバルの招集があるかどうかです。

シャバル本人はもちろんこのトゥールネで代表復帰を果たしたい。先日のRMCに続いてレキップのインタビューに答えています。
「リエヴルモンとスタッフが俺をこのトゥールネに呼ばないなら、それは俺のポジションにはもう人がいて、俺はファーストチョイスやセカンドチョイスじゃないってことだろう」。こういう状況には慣れっこだし、じっと耐えることも学んだと言います。

シックスネイションズに呼ばれなかったことについて、彼には特にフラストレーションはないようです。若手を見てチームを検討したいという代表スタッフのやり方はよく理解している、と。あの大会で新代表が展開したオフェンシブなラグビーは、シャバルの目には「興味深かった」らしい。ただ、昨今のラグビーの(ガチガチな)趨勢の中で、ああいった攻撃的スタイルには限界があるのではないか…とも思っているようです。

このインタビューで、シャバルは今季初めのトゥーロンのアプローチにも言及したそうです。「結構なオファーだった。だが人生は金だけじゃない」。それから古巣ブルゴワンの誘い。「彼らが俺を取り戻したがっていたのは知ってる。興味をそそられたね。シーズンの初めには素晴らしいプランがあった。だが話が進めば進むほど、それは暗礁に乗り上げちまったのさ!」

Schabal0805

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2008.05.07

ブラディ・ウィークエンド

Dimiblessureオサスナ×レアル・マドリーでエインセがカミセタを血だらけにしていた前の日、パリではスザルゼウスキが画像のような痛々しい姿に…

しかしこれは「天使の顔が傷ついた」(、と書いてあったんだ)どころで済む話ではありませんでした。ブルゴワン戦(34-20でスタッド・フランセの勝ち)のアディショナルタイムに相手フッカーのジュヌヴォワの頭突きを受けて眼窩底骨折を負い、少なくとも6週間の離脱を強いられることになりそうです。経過が良ければTop14の準決勝のスケジュールには間に合うかもしれませんが、ことによるとこのままシーズン終了です。
手術が必要かどうかは水曜の専門医の診察待ち。スタッド・フランセには大打撃です。

シーズン終盤のピリピリした空気の中で、どうしてもこういったトラブルの話が多くなります。公式サイトのStadeTVの映像ではカメラが遠くてよく見えませんでしたが、ディミトリ本人がレキップのインタビューで答えたのと総合すると、ラックからボールが出て立ち上がろうとした時に、5、6メートル助走をつけて突っ込んできたジュヌヴォワの頭突きを不意打ちに顔面に受けたようです。
この危険行為はレフェリーに故意と判断され、ジュヌヴォワにはイエローカードが出されました。

激しいスポーツですから試合中にはいろんな「やったやられた」がありましょうが、ジュヌボワもまだ若い選手とはいえ相手に重傷まで負わせるのは行き過ぎ。ガルティエの「ディミトリが頑丈な首をしていなかったら一生障害を負ったかもしれない」というコメントを聞くにつけてもかなりの衝撃だったようです。スザルゼウスキもおおむね「おまえ他にやりようがあるだろう」、といった意味のことを言って怒っています。

それにしても昨年の肩の手術に続いてこんなことになるとは…Bon retablissement, Dimitri. 怪我が重くなければいいんだけど。

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2008.05.02

連休中につきナナメ読み落ち穂拾い

Sfavant

・ドゥヴィリエは引退しましたがシーズンはまさに大詰め。画像のマルコネ、ロンセロ、スザルゼウスキは決闘に臨む3人のガンマンのようではないですか。(しかしハワード・ホークスはその映画で「ヒーロー」を描きはしなかったのだけどネ)
top14の上位は現在クレルモンが首位を奪取し(76ポイント)、以下トゥールーズ(66)、スタッド・フランセ(61)、ペルピニャン(57)と続きます。

・一方フットのリーグアンでは今週末、こっちは順位表の底辺の方ですけど、トゥールーズとパリの残留を懸けた一戦(16位と18位、勝ち点は共に38)がございます。PSGは例の横断幕事件のため来季のリーグカップに出られないことになったようですが、リーグの勝ち点を剥奪されなかっただけマシと思って頑張ってもらいたい。

・そんなPSGですが先日パウ様のとこで女の子が生まれた模様です。そういえばドミニシも最近女の子のパパになったらしい。いつの間に。

・シャバルの話題です。最近、24日にベルギーで行われるバーバリアンズ・ブリタニークの試合に出場する予定があるとのニュースも見かけたシャバルさんですが、先日仏代表監督のリエヴルモンがアンデパンダン紙のインタビューで、6月にオーストラリアで行われるテストマッチ・ツアーに彼を招集する可能性があるとほのめかした模様。このニュースを聞いたシャバル本人がRMCの放送でコメントしてます。

「もうすでに、シックスネイションズでプレーできなくてがっくりきていたんだ。リエヴルモンと代表スタッフ全員がレ・ブルーの未来をどう考えているかを見るに、もしトゥールネに復帰しなければ俺にとってはこの先難しいだろうと思った。俺は次の2011年のワールドカップを最優先に決めたし、それが主たる目標だ。だからもちろん、オーストラリアでのトゥールネのためにできるだけ早く代表に戻れれば嬉しい。俺がやりたいのは№8だ。まあでも実際、ワールドカップでは実に楽しく2列をやったわけでね。初めのうちはイマイチかなと思ったさ。だがこのポジションは結構自分に合ってるってことにも気がついた」

・トゥールーズに帰ったミシャラク、最終的に膝の怪我は手術の必要はないという診断結果が出たようです。ヨカッタネ。

Chabalbarbarians

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2008.04.29

ピンク来日の噂

そういえば仏代表来日の話題が出た時にラポルトがそんなこと言ってたっけな…という話なんですけど、スタッド・フランセが来シーズンの開幕前、8月下旬に日本でのツアーを検討している、とパリジャン紙が報じてるみたいです。同紙によれば、この2週間のうちには結論が出るんじゃないかと。

商魂たくましいアディダスのジャン=ルイ・ルグラン氏は、「日本のラグビー市場はまさに拡大中で、スタッド・フランセのプロダクトは大ヒット間違いなし!マックスも乗り気ですよ」なんて言ってるそうですが、そのへんはもうちょっと調査した方がいいと思うなあ。

他のTop14のクラブでは、クレルモンがアメリカでプレシーズンキャンプを張って、アメリカ代表と親善試合をする予定があるそうです。ちょっと気の早いお話でした。

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2008.04.28

相次ぐ怪我

(ブログのこのところのオタ一直線な流れを反省し、ちょっと記事を整理しました…ちゃんとやろう。まあ、飽きずに続けるにはいろいろ工夫が必要なのです)

たとえば興が乗っている時には徹夜をしてもあまりこたえなかったりしますが、スポーツ選手も好調時には無理がかかっていることに気がつきにくいものなのかな…
今季の初めに、トゥールーズの代表選手たちがワールドカップの勢いのままシーズンに入っているらしきことが後々どう出るだろうか…と思っていたのは、終盤の怪我やモチベーション切れの可能性を考えてのことでしたが、フリッツ、ポワトルノーの負傷に続き、先々週末のクレルモン戦でクレールが膝に大怪我を負い、少なくとも6ヶ月、長ければ9ヶ月の離脱を余儀なくされました。

膝の前十字靱帯の断裂がスポーツ選手にとってどういう意味を持つのかは、私もガビー・エインセの長いリハビリを通じて少しばかりを見聞きしたのですが、ようやくピッチに復帰できても元の調子に戻るまでにはさらに時間がかかりました。エインセはボールを競り合って着地した瞬間に靱帯を切ってしまったのだけど、「膝が壊れた時の音が耳から離れない」と言っていたのをよく覚えてます。
ラグビーのBKのステップがどれだけ膝に負担がかかるのか、私などには分からないのですが、クレールは素晴らしいパフォーマンスを続けていただけに痛ましいことです。Bon retablissement.

一方、ミシャラクが週末にワラタス戦で負傷した瞬間を私は見ていませんでした。怪我の直後は「十字靱帯の手術が必要で6ヶ月は無理だろう」とか、「いや彼は外側靱帯を伸ばしたんだ」とかいろんな報道が流れましたが、いずれにしても膝の靱帯は断裂はしていないようで、レキップはdistorsion des ligaments du genou gauche (左膝靱帯の捻挫)と伝えています。
手術をすればまた長いリハビリが必要になります。ミシャラクは手術を回避する希望を抱いて、診断のためトゥールーズに帰ってきます。

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2008.04.24

 さよならドゥヴィリエ

Sffg伝えられていたとおり、火曜の記者会見でガルティエが今季限りでスタッド・フランセのコーチを辞すことを認めました。まだあまり読めてないので彼の真意はよく分かりませんが、おそらくスタッド・フランセで自分にやれることはやり尽くしたということではないかと思います。
昨季はチームをリーグ優勝に導き、チームがさらに先に行くためには自分のやり方を変える必要があったけれど、何度やってみてもそれができなかった、自分の能力の限界だ、とガルティエは語りました。

その数日前、このところずっと負傷で戦列を離れていたドゥヴィリエが、シーズンの終わりを待たずして、公式サイトで現役引退を表明しました。
12月に痛めた首がなかなかよくならず、キャリアをスタートした頃より確実にモチベーションが低下していた。まだシーズン途中ではあるが我々は機械ではない。チームの役に立つこともなく、中途半端なことはしたくない。30年間のラグビーとの素晴らしい思い出の後で、今が引退の時だと思った。よく考えた上のことで、私にとっては正しい決断だ…彼はそう語っています。

私はパワーと機動力が売りのメイド・イン・パリの代表1列が好きで、ムードメイカーの中堅、血気盛んな若造、いぶし銀のベテランという3人の並びは何かホークス映画を見るようでした。代表のチームメイト全員が、弟さんを事故で亡くしたドゥヴィリエのために戦った06年のスプリングボクス戦を私は忘れないでしょう。

ガルティエは会見で自らの後任の話になった時に、ドミニシやもちろんマッケンジーらの名前と共にドゥヴィリエにも言及したそうです。
ドゥヴィリエは35歳。今は少しラグビーを離れて家族と過ごしたりする時間がほしいようです。彼はジャン=ブアン・スタジアムのすぐそばにレストランを持ち、親族からワインを輸入する事業もしていますが、今後は兄弟と南アフリカで不動産業を展開するプランもあるそうです。でもいつかきっとまたラグビーの世界に戻ってくる、と彼は言います。
「スタッド・フランセはいつまでも私の生涯のクラブ。決して絆を絶つことはないだろう」
(ドゥヴィリエ談)

Sfdevilliers

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2008.04.14

 走者たちはいかに考えたか

Polymp_2聖火リレー、パリでは途中切り上げ、式典も中止
http://www.afpbb.com/article/politics/2375214/2807426
【図解】パリ、北京五輪聖火リレー中断
http://www.afpbb.com/article/politics/2375484/2809866

思い起こせば私が初めて「どうやらフランスはステレオタイプないわゆる“おフランス”ではないらしい」ということに気づいたのは、南部の壮絶な農民デモの映像を目にした時でした。フランスはなんというかデモ型直接民主主義とでもいうべき伝統のある国ですが、チベット問題に揺れる北京オリンピックのパリでの聖火リレーは、やはり人権保護を訴えるデモによって混乱のうちに終了しました。

7日のお昼にエッフェル塔をスタートした聖火は、最後はバスに乗せられ夕方に最終地点のスタッド・シャルレティに到着しました。80人の聖火ランナーの1人に選ばれていたPSGのペドロ・パウレタは、このスタジアムでの閉会の式典でトーチを運ぶ映像が見られました。彼は当初あえて一スポーツ選手として、ただスポーツのイメージのために聖火を運ぼうとしていた模様です。
「パリ市から聖火リレーの走者に選ばれたことは大変な名誉だ。もちろん僕達は皆人権には敏感だし、僕もそれを守る。それでも僕はこのリレーを政治的なことにはしたくない。チベットが難しい状況にあるのは本当だ。でも僕がすることは五輪の聖火を運ぶことであって、それはスポーツなんだ」

しかしもちろん、そもそもオリンピックの存在自体が高度に政治的ではないか、というのも本当。レニ・リーフェンシュタールが1936年のベルリン・オリンピックを記録した映画(しかし皮肉にも素晴しい…)を見るまでもなく、ワタシタチはスポーツと政治がどのようにかかわってきたのかを知っています。今ではスポーツはとてつもなく複雑なものになってしまいました。
聖火ランナーを務めたスポーツ選手の思いも様々です。このリレーを取りしきった中国側組織委員会のスタッフに対して批判的な発言をする人もいれば、デモ参加者の行き過ぎた抗議行動を嘆く人もいます。走者の中で最も人権派寄りのスタンスを取っている1人である柔道家(向こうでもjudokaっていうのね)ダビド・ドゥイエは前者です。一方ハードル選手のステファン・ディアガナは、デモ参加者の心情に一定の理解を示しながらも、オリンピックのポジティブな価値を象徴する聖火が一部から襲撃されたことに遺憾の意を示しています。
式典に出席したベルナール・ラポルトはスポーツ閣外相として、「聖火を攻撃する者は平和を攻撃している。私は平和的なやり方でトロカデロ広場にチベットの旗を掲げたデモ隊の方を好ましく思う」と語りました。


Jodomiクリストフ・ドミニシは結局聖火のトーチを持って走ることはできませんでした。五輪のメンバーでない彼はあえて、発言を控えるかもしれない他の出場選手の立場に立ち、率直に語りました。ドミニシはデモ参加者のリレー妨害について、スポーツ選手が政治的な主張のために利用されるのを残念に思っています。

─がっかりだよ。(リレーを妨害した)人々がインテリジェントでないのか、それとも彼らにはいくつかのことが分かっていないのか。スポーツマンはスポーツマンだ。中国で起きている問題をコントロールすることはできない。僕達は※バッジを作って、僕はそれをつけた。でも他に僕達に何ができる?アスリート達はフランスのカラーを着るために4年間トレーニングしてきた。それからこう言われるんだ。「ええ、でもフランス国旗を持ってスタジアムに入ってはいけない。そこで起きていることはよくないから」。スポーツ選手が利用されるのはよくないことだ。スポーツは美しく崇高で偉大なものなんだよ。政治家は何年も前から中国の問題を知っていて、今さら知ったわけじゃない。スポーツ選手を利用する大勢の人々がいる。僕はそのことを残念に思ってる。
今日、僕は大勢の子供達と一緒にバスの中にいた。そこで子供達は泣いていた。人々は馬鹿だ。というより、何人かがだけどね。全員がじゃない。にしても石や卵を投げるのは重大だと思う。アスリート達を見てごらん、彼らはそこにいる。聖火を手に掲げることもなく、もちろんみんながっかりしている。
※ フランスの五輪代表選手らが人権尊重を訴えるバッジを発表
http://www.afpbb.com/article/sports/sports-others/sports-others-others/2374249/2801575

(Q: あなたは国境なき記者団のような組織に対して怒っている?)スポーツ選手は政治家じゃない。彼らの知名度を利用してはいけない。今では選手は彼らのものであるはずのお祭りを禁じられている。でもこれは中国のお祭りじゃなくて、スポーツ選手のお祭りだ。(Q: お怒りのようですが…)僕はオリンピックには出ないから言うんだ。他の選手達は言わないかもしれない。それは僕が「君はラグビーワールドカップには出られないよ」と言われるようなものだ。僕はトレーニングしていいプレーをし母国を勝たせるよう求められる。それから政治的なプレッシャーだ…。式典のスピーチの中で、僕達は彼らが全スポンサー名を挙げるのに気づいている。僕達については何一つない。フランスのチャンピオンは、多分メダルを獲得すれば4万ユーロを得ることになる。それは求められた犠牲に比べればお話にならない報酬だ。スポーツ選手はちっぽけな歯車の1つにすぎない。
僕にはこの聖火をかかげるチャンスさえなかった。残念だよ。素晴しいお祭りになるはずだった。それに残念なことだけれど、今日起きたことでは何も変わりはしないだろうし、彼らもそれを分かっているだろう。─

ロズリーヌ・バシュロとドミニシのインタビュー動画
http://www.dailymotion.com/video/x5043b_la-flamme-olympique-a-bon-port-bach_news

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2008.04.12

 移籍報道過熱気味

Daxsf来季の移籍話が紙面を賑わす時期になりました。スクレラのトゥールーズ行きとか、ガルティエがクラブを去るのではないかとか、マルコネとレミー・マルタンがバイヨンヌからアプローチされてるらしいとか、大変革が予想されたスタッド・フランセですが、ここへ来て怒涛の契約更新です。マルコネ残ります。2011年までパリジャンです。今季で契約が満了するブラン、ボクシス、ビュルバン、ラバダンもそれぞれ2年延長。ロンセロとスザルゼウスキは2012年まで契約を延長しました。(あと4年あのセクハラスクラムが見られるわけですね!!!)
スクレラがトゥールーズ行きを決めた時、チームメイトの中にはそれを理解してくれた人もいればあまりよく分かってもらえない人もいた、と彼は語ってました。今回延長を決めた中に、その「あまりよく分かってもらえない人」がいるのかは分かりませんが、プロラグビーの世界にクラブへの愛着といったもののいくばくかが残っているのはよいことだ…

一方コーチングスタッフに関しては、噂されるガルティエの辞任がますます現実味を帯びています。本人は言及を避けてますが。レキップは、近々パリを訪れるだろうマッケンジーがガルティエの後任の本命だと改めて報じました。現FWコーチのランドローはおそらくガルティエと道を同じくするだろう、ということで、シーズン後の現役引退が予想されるドミニシがスタッフ入りしてマッケンジーと組むのではないかとメディアは見ています。実際ドミニシは将来的にやる気満々です※
(※「興味はある。事実そのことでマックス達と話し合った。今、僕には決断したいという思いが強くある」)
私はマッケンジーがどういったラグビーを志向するコーチなのかはよく知らないのですが、現役時代に2シーズンフランスでプレーしたことがあるそうで、フランスラグビーのことはよく知っているのね。

そのスタッド・フランセ、昨夜はダックスのホームで、カマラ、パリセのトライとエルナンデスのDGでキワドく勝利を収めてます(9-13)。主将は契約延長を決めたばかりのマルコネたんでした。ディミトリが帰ってきたよ。

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2008.04.11

 もうですか

読みたい記事がいっぱいあるのです。移籍のこと、聖火リレーのこと、PSGの横断幕事件のこと、ガビー・エインセのスペイン語の(当たり前か)インタビュー、などなど。でも時間は有限だったりする。訳の精度が心配。

さてスーパー14デビューから2ヶ月、レキップの独占取材に答え、ミシャラクさんが早くも帰りたそうな発言をしています。

「僕はできるだけスーパー14でプレーしたい。自分は進歩してると感じてる。でも、代表でプレーしたければ帰らなければならない。シックスネイションズはスーパー14の真っ最中にある。難しいね。僕はスーパー14を戦うのを楽しんでいたけれど、同時にシックスネイションズに出られないのには困った。全部は無理だよ!それでも代表が最高の目標であることに変わりはない」

フランスやイングランドのたくさんのクラブからお誘いがあるらしいミシャラク、
「(クラブを決める基準は)何よりも一緒にプレーする選手達だ。野心と向こう3年間のクラブのプラン。チャレンジがなければ興味はひかれない」

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2008.04.10

 さて骨でも拾うか

先週末のヨーロッパカップでフランス勢はトゥールーズを除いてすべて敗退したわけですが、本日はユーロ・チャレンジカップの準々決勝を戦ったブリーヴ、モンペリエ、カストルの話などを。

3チームはいずれもアウェイ戦。特に優勝候補大本命のセール・シャークスと当たったリーグ11位のブリーヴは、もちろん試合の前から厳しい状況が予想されておりました。イングランド北部の絶え間なく降る細かい雨の中、フィリップ・サンタンドレ率いるセールと、オリヴィエ・マーニュが指揮するブリーヴの対戦は、開始早々のマカリスターのPGやシャバルのトライ(9分)など、セールが最初の20分間に2トライ2PGを挙げブリーヴを圧倒します。(18-0)
しかしそこまで手も足も出なかったブリーヴは戦術を修正、ボールをキープして自陣からの組み立てを図ります。ブリーヴの戦術変更にセールのディフェンスは多少のほころびを見せ、ブリーヴが2トライを挙げて21-12で折り返し。

アグレッシブに後半に入ったセールに対し、野心的なプレーを続けたブリーヴでしたが、ミスで立て続けにファン・マルティン・フェルナンデス・ロベの2トライを許し、さらに1トライとペナルティトライを奪われます。ブリーヴは58分と試合の最後に2トライを返しますが、最終的に49-24でセールが準決勝の出場権を手にしました。
しかしたとえ大差で敗れたとしても、「最終スコアはブリーヴのパフォーマンスを必ずしも反映していない」「恥じることのないプレーだった」とフランスメディアは評価しています。


ウスター・ウォリアーズと対戦したモンペリエにとって不運だったのは、怪我でトマやトランデュック、ピカモレスといった代表選手たちを欠いたことでした。さらに試合中あまりに早くトデスキーニを負傷で奪われ、モンペリエは前半だけで5トライをこうむり、これが痛かった。前半にウドゥラオゴらの2トライ、後半にも2トライを挙げて反撃しましたが、最後はウスターのPGで36-26で終了。
カストルは、ウィルキンソンを始め代表選手が顔をそろえる強豪ニューカッスル・ファルコンズに対して前半の間よく抵抗しましたが(14-13)、後半に入って様相は一変。沈黙したカストルは最終的に5トライをこうむり40-13で敗退です。


準々決勝の気がかりなニュースはシャバルの怪我。ブリーヴ戦の39分に膝を痛めて交代したシャバルは試合後のインタビューで、誰かが上に倒れてきて膝をくじいた、どうも内側靭帯を痛めたような気がする、と話しました。「検査を受けに行くけど、ちょっと心配だね。大事な試合をひかえていて、怪我していいような時じゃないんだから」
続報も見かけないので大事無いだろうと思うけれど。

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2008.04.08

 ハイネケンカップ準々決勝結果バレあり

ハイネケンカップの準々決勝は、私も中継を楽しみにしたいので試合の記事はあまり読んでないのです。つい先日のシックスネイションズでグランドスラムを達成したウェールズ代表のメンバーが多くを占めるオスプリーズがサラセンズと対戦して敗退していますが、やっぱりスポーツは分かんないものだな。

カーディフに快勝したトゥールーズは試合の前々日、ギ・ノヴェスコーチが自転車を走らせていたところを車に衝突されてヘリで救急搬送、と大騒ぎだったらしいのですが、幸いにして大事無く(肩の脱臼とか)、この試合に間に合った模様です。マン・オブ・ザ・マッチはSOを務めたエリサルド。
たしか準々決勝の対戦相手がカーディフに決まった時、ノヴェスコーチが「スタッド・フランセの仇を討つ」みたいな発言をして、パリサポが「マジでェー」みたいな反応をしてたようなすごくあやふやな記憶があるんですけど、次の準決勝では、今度はペルピニャンを下したロンドン・アイリッシュ相手に仇討ちということになりますね。トゥールーズはフランスラグビーの矜持といったものを感じさせるラグビーをするチームですが、チャレンジカップも含めて欧州カップに残ったフランスのチームはここだけ。決勝はトゥールーズとマンスターの対戦が見たいなあ。

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2008.04.04

 ProD2デッドオアアライヴ

Agenmontoisリーグの東西南北上下を問わず、シーズンも終盤に差し掛かると昇格・降格・それぞれの事情がからんでどことなく殺伐とした空気が漂ってくるものです。

古豪の意地と1部への野心が渦巻くフランスラグビーリーグ2部Pro D2は現在21試合を消化したところですが、日曜に行われたアジャン対モン・ドゥ・マルサン(15-15)の試合では、最後の5分間に3枚のイエローカードが出される緊張の中、終了後に観客をも巻き込む大乱闘が勃発。モントワの選手1名がこれは眼窩底骨折でしょうか、今季終了が危惧される重傷を負い、アジャンのサポーター1名が意識を失って担架で搬出されるという混乱の中で幕切れとなりました。アジャン、モン・ドゥ・マルサン両クラブともLNRに訴え、水曜にパリで開かれた規律委員会で、この件についての調査が行われることが決まった模様です。

この規律委員会ではまた、19節のトゥーロン対タルブ(30-13)で起きた乱闘について、トゥーロンに罰金1万ユーロ、タルブに5000ユーロの決定を下してます。トゥーロンはさらに先週末のポー戦(24-23、ポーの勝利)でのまたしても乱闘のため、ポーともども4月の半ばに事情を聞かれる予定。レフェリーになんか言った模様のトゥーロン会長には相当な罰金が言い渡されるかもしれないらしい。スゴい話でしたね。

たぶんこれがその映像。ウマガが映ってますか。しかしラグビーの試合で催涙スプレーとは

Fights Pau vs Toulon and Agen vs Mont de Marsan
http://jp.youtube.com/watch?v=Huqaaix5xds

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2008.04.03

 ガルティエの去就

前々エントリで触れたrugbyramaの「シャバルNFLへ」の記事ですが、つまり、4月1日のニュースはうかつに拾ってはイカンというわけです。そもそもこれライターの署名からして怪しい。
フランス語ではエイプリルフールのことを poisson d'avril (4月の魚)と言うので、エントリの題はシャバルの所属クラブにひっかけて「4月の(塩漬け)鮫」としてみた。まさに「釣れますか?」ですね。画像は「大魚は小魚を食う」というネーデルランドの諺にちなんだブリューゲルの銅版画。

そんな4月の初めですがこの記事は大丈夫かな。ガルティエが今季まででスタッド・フランセのコーチを辞したいと申し出たというニュースに関して、スタッド・フランセはガルティエの後継として、来季の契約が更新されない見込みのワラタスのユエン・マッケンジーコーチに注目しているとオーストラリアのメディアが報じているらしい。さらに木曜のシドニー・モーニング・ヘラルドは、この2週間のうち、来週末くらいにはマッケンジーはパリに赴きマックス・グアジニに会うんじゃないかと伝えているようです。
ガルティエ自身はパリを去る可能性について特に否定していません。エー…。ジラルディ氏亡き後のクラブの副会長就任に言及する向きもあるようですが、ガルティエの具体的な今後についてはまだ分かっていません。

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2008.04.01

 Requin (salé) d'avril

スクープ(w)です。rugbyramaやりすぎ

Chabal rejoint la NFL Eurosport - Jean-Chab SZWEBEL - 01/04/2008 15:24
http://www.rugbyrama.fr/rugby/sport_sto1528387.shtml

Affaire à suivre...

Poisson

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 Top14第16節

Tgilardi先週の火曜、TF1のフット中継やテレフットの顔としてフランス国民に親しまれていた有名スポーツジャーナリスト、ティエリ・ジラルディが49歳の若さで心臓発作のため亡くなりました。彼が担当するはずだった翌日のフットの親善試合、フランス対イングランドのキックオフの前には黙祷が行われ、カメラは沈痛な表情のベルナール・ラポルトや目に涙を浮かべたレイモン・ドムネクの横顔をとらえていました。
ジラルディはスタッド・フランセの副会長も務めていましたが、先週末、喪章をつけてバイヨンヌでのアウェイ戦に臨んだスタッド・フランセは、ソバド、ロンセロ、マルコネ、エルナンデス、バスタローのトライなどで36-14で亡きジラルディに勝利を捧げました。特に10番に復帰したボクシスが大変良かったようです。
そのスタッド・フランセに関して、最近ミディ・オランピックが、ガルティエがシーズンの終わりにスタッド・フランセのコーチを辞したいとマックス・グアジニに申し出たらしいと報じたそうですが、さて真偽はどうでしょう。

首位トゥールーズはビアリッツをホームに迎え、ビアリッツのソリッドなディフェンスに苦しみながらもエリサルドのキック4発(1PG3DG)で12-6で勝利。前の週のスタッド・フランセ戦で温存され1週間休んだメンバーの調子が戻らなかった、とプルースは語っています。
ところで最近頭をキンパツにして心機一転のシャークスのミシャラクさんですが、新ヘアスタイルは実はニヤンガと賭けをした結果であると主張している模様です。そういえば年末にニヤンガが遊びに行ってたよね。「ニヤンガも同じようにしたはずなんだけど、あいつがやったのかどうかは分からないんだよな」。見たところニヤンガはいつもどおりみたいなんですが。担がれとるで。

ビアリッツはこの敗戦で5位に転落し、ペルピニャンが4位に浮上。また1ポイント差でトゥールーズにぴったりつけていた2位クレルモンはアルビに52-17で勝ってボーナスポイントを獲得し、62ポイントでトゥールーズに並びました。

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2008.03.26

 Top14第15節 スタッド・フランセ対トゥールーズ

Dgirlsスタッド・フランセ・パリ 29-0 スタッド・トゥールーザン
(08年3月22日、スタッド・ドゥ・フランス)

ビアリッツ、ペルピニャン、クレルモンに3連敗中(きっついスケジュールだの)のスタッド・フランセが、首位トゥールーズをスタッド・ドゥ・フランスに迎えたフランス注目の一戦。この試合を中継するカナルプリュスはこれがラグビーのリーグ戦放送500試合目になるとかで、当然力が入ります。しかし。

週の初めに話を戻すと、ハイネケンカップの準々決勝を間近にひかえたトゥールーズのギ・ノヴェスコーチは、このフランスラグビーの一大イベントに13人もの主力を休ませ、いわゆるBチームで臨むことを発表しました。もちろんマックス・グアジニは大いに不満で、「トゥールーズにお祭りを台無しにすることはできない。トゥールーズの問題は自分達がラグビーの中心地だと思っていることだ」と批判します。それを聞いたギ・ノヴェスが反論、さらにトゥールーズの会長が「マックスは大人げがなく自己中心的でマニピュレイター」と応酬するなど、試合前から両陣営トップによる舌戦が紙面をにぎわせていたのです。
このトゥールーズの決断はリーグの過密日程の問題や放送局の思惑などもからめて、先週のラグビー界とマスコミに格好の論争のネタを提供したわけなんですが、周囲の喧騒をよそにガルティエは落ち着いて一言。「私がギ・ノヴェスの立場なら同じことをしただろう」

そんなこんなで試合当日、土曜のパリはあいにくの雨模様。それでもリーグ予選の観客動員記録をまたも更新する79,793人を集め、スタッド・ドゥ・フランスは満員御礼です。メンツを落としたとは言われても、トゥールーズはプクス、セルヴァ、ニヤンガ、ランボレイといった代表FWや今季リーグ最多トライを挙げているメダールが顔をそろえる大変ゴージャスな「Bチーム」です。
対するスタッド・フランセは肩を痛めているスザルゼウスキや、試合前日にももを負傷したスクレラ(8週間アウトだそうです…)ら何人かの怪我人が欠場しましたが、現状ではほぼベストといえる顔ぶれ。

スタッド・フランセのガルティエ、ランドロー両コーチは、当日の天候とグラウンドの状態に合わせて少々戦術を変更してきました。つまりSOのエルナンデスにキックをより多用するよう指示したわけなんですが、そのエルナンデスは開始早々の3分にいきなりDGを決め、ワールドカップでフランスを幻惑したハイパントでトゥールーザンにプレッシャーをかけます。スタッド・フランセは12分にはブランのトライで試合の主導権をつかみ、さらに前半終了の直前にアリアスが2トライ目を挙げて、ハーフタイムまでに22点をリード。さらに後半にもバスタローが持ち前のパワーで3トライ目を追加します。トゥールーズのプクスは「我々はミスが多すぎた」、と。ラグビーのお祭りはスタッド・フランセが完封勝利を収めてリーグ3位に再浮上しています。15節終了時点での順位は1位トゥールーズ(58Pts)、2位クレルモン(57)、3位スタッド・フランセ(44)、4位ビアリッツ(41)

チームの快勝にご機嫌のグアジニは、いろいろあった1週間について、「私は情熱家なので時々つい言葉が過ぎてしまうんだな」なんて記者達にポロッと言い訳したそうです。
「素晴しい夜、素晴しいお祭り、素晴しい勝利だった。観客も満足でしょう。試合の前にギ・ノヴェと言い合ったこと?はて何のことでしたかな(笑)。まあ四方山話をしたんだな…」

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 兼任コーチその後・また就活編

09年までの契約でバイヨンヌのマネージャーを務めていたジャン=ピエール・エリサルド氏ですが、どうやらこの6月末をもって解雇となる模様。

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2008.03.19

 La vie parisienne

Final Scene - French Cancan (1954)
http://jp.youtube.com/watch?v=rXtxyQFXZ3w

スザルゼウスキの左肩ですが、検査の結果脱臼はしてなかったそうです。ヨカッタ…。
さてスタッド・フランセのお祭りといえばフレンチ・カンカン。ムーラン・ルージュのカンカンガールが、町で一番の男達のためにはりきっちゃう日です。私おりしも先日ジャン・ルノワールの映画『フレンチ・カンカン』を見直したばかりなんですけど、ラストのほとばしるシャンパンの泡みたいな群舞はまさに映画の至福です。
モンマルトル出身のルノワールがフランスに帰って撮影した1954年の映画。主演のフランソワーズ・アルヌールは若き日の石ノ森章太郎をメロメロにした女優さんだよ。

こちらパリセの彼女、アレクサンドラ・ローゼンフェルド嬢によるカンカンでございます。この人はほんとに女神だと思う。
http://cache1.asset-cache.net/xc/74673802.jpg?v=1&c=NewsMaker&k=2&d=17A4AD9FDB9CF193B232F6F017054383DE3769FBDFC0B04E591E7EC1A351FC8B

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 「お祭り」を前に

新生ウェールズで1つだけ残念な点を挙げるとするなら、アダム&ダンカン・ジョーンズがお揃いでなくなっちゃったことでしょうか。あとヘンソンの髪型はものすごく微妙だと思う。

さてワールドカップからハイネケンカップ、シックスネイションズと息つく暇もなかったけれど、私もここらで一区切りできるかな。今日はつい更新のタイミングを逃していたスクレラのトゥールーズ行きの話などを。これは正確には移籍でなくスタッド・フランセとの契約の満了で、来季から3年間スタッド・トゥールーザンで父ジャン=クロードと同じカラーを着ることを本人が公式に認めたそうです。
トゥールーズがスクレラにアプローチしているというニュースが最初に出たのは昨年のオフシーズンのことですが、彼はそれ以降トゥールーズ幹部の熱心な誘いに心動かされたようです。決断の理由はまずトゥールーズが高い目標を掲げる名門クラブであるというスポーツ上の選択。そして彼と奥さんの家族が故郷のトゥールーズにいるというプライベートな事情のためだとのことです。金銭面の選択についても彼は包み隠さず語ったようですが、そこはプロスポーツだから…。「キャリアの終わりには生まれ故郷に帰るつもりだったし、今がその時だと思った」(スクレラ談)

プロスポーツにはつきものとはいえ、こういった別れはいつでもファンには寂しいものです。トゥールーズはスタッド・フランセの最大のライバルクラブでもありますが、フランスのスポーツをしばしば複雑にするのが首都と南部の対立です。もちろんラグビーの世界でPSGとマルセイユのようなことは起きないだろうけれど、難しい選択であることにかわりはないんじゃないかな。さらにことを複雑にしているのは、シャークスでプレーしているミシャラクが、南半球での冒険の後でトゥールーズに戻りたがっていることなんですが…


Rafaそのスタッド・フランセとトゥールーズのラグビーのお祭りが土曜にスタッド・ドゥ・フランスで開催されます。とはいえ両チームとも代表選手の多くを休ませることになりそう。恒例のマックス・グアジニ・プロデュースのアトラクションは、ラファエル(画像)のミニコンサートなどが予定されてます。
そういえば今月の初めに、フットボールのリールOSCとオランピック・リヨネーのリーグ戦が初めてスタッド・ドゥ・フランスで開催され、77850人のリーグアン動員記録を作ったそうですが、やはりポンポンガールのショーやコンサートといった演出で盛り上げたこの試合について、リールの会長は「マックス・グアジニのラグビーの冒険にインスパイアされた」と語ってました。

リールはインターナショナルなスター選手が顔をそろえるビッグクラブではないのですが、近年は欧州でも結果を残すなど実力のあるクラブ。ホームスタジアムの老朽化のためあちこちのスタジアムを借りて試合を行っていますが、05年のCLベンフィカ・リスボン戦ではやはりスタッド・ドゥ・フランスで国内の欧州カップ動員記録を打ち立てているそうです(76184人)。
それで思い出したんだけど、昨季CLのリール対マンチェスターUの中継で、プレミアリーグのファンであるらしい解説者が、(気の効いたジャーナリストならフランス北部のフット事情みたいな話になるだろうところを)、「(スタジアムいっぱいの観客は)マンチェスターのファンが大勢いるんじゃないですか?」なんて嘲笑まじりにしゃべっていて呆れ果てたことがある。もうね。

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2008.03.18

 Encore en construction ─シックスネイションズ最終節 ウェールズ×フランス

086nw08年シックスネイションズは29-12でホームでフランスに勝利したウェールズのグランドスラムで幕を閉じました。「ウェールズの勝利とグランドスラムにお祝いを言う。試合の60分間フランスはとても勇敢だったが、ウェールズの素晴しいディフェンスを前にして解決策を見出せなかった。それからシェーン・ウィリアムスのカウンターが試合の転機になった」(リエヴルモン談)

優勝するには20ポイント差をつけてウェールズに勝たなければならなかったことが、フランスのゲームプランを少しばかり複雑にしていただろうことは想像できます。フランスはよく組織されたウェールズのソリッドな守備に対して攻め手がなく、ならばキックでテリトリーを、というところなんでしょうが、肝心のスクレラがワールドカップの開幕戦を思い起こす不調。ここ最近の移籍騒動で疲れていそうな彼がスタメンで大丈夫なのかな、とは思っていたんだけれど…

それでもフランスのスタッフや選手が、3位の結果に失望はしても悲観はしないというなら、それはこの代表がまだ“en construction”だからということでしょう。レキップのコンサルタントのベネゼク氏が「selection (フランス) とequipe (ウェールズ)の対戦」と言ったのは的確な表現だと思います。開幕以来新人を投入しながらメンバーを入れ替えてきたフランスと、大部分オスプリーズの選手で構成されたウェールズ。ワールドカップ以降目覚しくディフェンスを強化したウェールズにとって、最悪でも最終節までの20ポイントのリードを守ればよいという状況は試合のカードを手にしているようなものだったのではないかな。
フランスはスピーディーな展開で対抗したかったところでしょうが、「フランスはラックの球出しを遅らせればゲームが作れない」というのは既に周知の事実なのよね。

フランスは確かに成長途中のチームかもしれないけれど、難しいのは若いコーチ陣も共に成長途中だということですね。正直この大会はもっぱら個々の選手のクオリティとクラブでの積み上げでここまで来たようなものじゃないかナと思う。ともかく夏のテストマッチ・ツアーに向けて、スタッフにはディフェンスとキックのスペシャリストとフィジカルトレーナーが補強される模様です。もうちょっとのリアリズムを、ということかな。

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 心配なニュースです

今日はウェールズ戦の更新をしようかと思っていたけど、ちょっとそんな気分になれないニュースが。後半が始まってすぐ負傷で交代したスザルゼウスキですが、痛めたのは肩で、脱臼の恐れがあるとのこと。昨年のシックスネイションズも初戦のイタリア戦で左肩を脱臼して手術したので、今回もとにかくそれを心配していたんですが…
ゲームを切ったところで倒れていたけど、カメラが遠くてどちらの肩を痛めたのかはよく分からない。反対側かな…、重傷でなければいいけど。週末はスタッド・ドゥ・フランスでスタッド・フランセ対トゥールーズですが、それどころではないな…

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2008.03.15

 フィエスタ!

FiestaThe Pogues - Fiesta
http://jp.youtube.com/watch?v=Vu_B5BCDJxs

ロンドンのアイルランド系酔っ払いバンド、ザ・ポーグスのご機嫌なナンバー、“Fiesta”(88年)。このブログに引っ越す前の日記に、もう10シーズン近く前の話になるけどリーガ・エスパニョーラのマジョルカ対バルセロナ(だったかな)でスタンドの楽団がこの曲を演奏してた、という話を書いたことがあります。ビッグクラブ相手に押せ押せのマジョルカ、島のスタジアムの情熱的なサポーターの応援を、楽団がこの曲でにぎやかに景気づけてるところを想像してミテ。

当時マジョルカの監督で※元英語のセンセーの、メガネで小柄なフェルナンド・バスケスが、チームのゴールのたびに狂喜して走り回りガッツポーズを決める姿はとりあえずとってもパンクだったんだけど、そういえば“Fiesta”の歌詞には“I am Francesco Vasquez Garcia, I am welcome to Almeria”という部分もある(フェルナンド・バスケスはVazquezだけどネ)。考えてみればフェルナンド・バスケスはケルト由来とされるガリシア地方のラコルーニャ出身だそうだから、その点でいうとアイルランドとまんざら無関係ってわけでもない…のかな?
(※ 今まで数学教師だと思い込んでいたら、wikiには profesor de ingles とあった。どっちが正しい?)

この曲はポーグスがアレックス・コックスのバカ映画(でも好き)“Straight To Hell”に出演するため、アンダルシア地方のアルメリア(マカロニウェスタンの有名ロケ地)に滞在した経験にインスパイアされたらしき曲です。途中に出てくる「キング・オブ・アメリカ(El rey del America)」は、もちろんエルヴィス・コステロとケイト・オリオーダン元夫妻への当てこすりね。
それにしてもラグビーフランス代表戦のスタジアムで楽団の演奏を聞くたび、フランスラグビーってやっぱり南西部の文化なんだなと思ったりします。スタジアムは人生、共に祭りを楽しもう…

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 シックスネイションズ第4節 フランス対イタリア

6nitalia25-13でフランスが勝ったイタリア戦についての、フランスメディアの評価はmitige(中途半端な、の意)というものです。まあセットプレーが不安定とかハンドリングエラー多すぎとかいろいろあるけれど、ほぼワールドカップのメンバーのイタリアに対し、急造チームでしっかり勝ってるんだからそこは評価してあげればいいのに。3つのトライはいずれも鮮やかでした。

ボネール不在時のラインアウトは予想通りのピザ投げ大会になりましたが、パリセと話したスザルゼウスキによれば、イタリアはかなりフランスのラインアウトを研究していたらしい。だいたい今日や昨日に代表に呼ばれたばかりのボク達にディミトリ師匠のスローイン(愛のムチともいう)が取れるわけないだろー、という話はさておいて、新人に関してはおおむね「期待できる」というポジティブな評価がされてます。ディアラの守備力とダヴィドの恵まれたフィジカルを生かした突破。バルセラはカストロジョバンニに相対して苦しみはしたけれど、いいメンタルを持っている。国歌斉唱時も初キャップとは思えないほど態度がでかかった。イイヨイイヨー。

試合のハイライトはココ(先日教えていただきました)
http://www.rbs6nations.com/en/match-centre_multimedia.php
マン・オブ・ザ・マッチはフランスの3トライ目を挙げたルージュリーです。「皇帝のものは皇帝に、ってね。あれはダミアン(トライユ)のトライだよ。ダミアンありがとー」(ルージュリー談)
キックオフ前のさまざまな人間模様も興味深かった中継。観客席でイタリア国歌を斉唱するマックス・グアジニ、目がウルウルのダヴィド君、励ましあうモンペリエの若手達の輪、自閉症の男の子に付き添って始球式をするフィリップ・セラ…などなど。


さて土曜にはウェールズとフランスが優勝をかけてカーディフで最終節を戦います。フランスにとってはあのワールドカップの準々決勝以来のミレニアム・スタジアム。ウェールズ協会はサポーターに、フランスのキッカーにブーイングしないよう求めたとのことです。フランスからは奥さんがウェールズ人のフランソワ・フィヨン首相が観にくるらしいです。
フランスチームには経験豊富なエマンス、エリサルド、デュソトワール、セルヴァ、ヴェルムラン、そしてスクレラが戻り、ルージュリー、トマ、ピカモレス、ギラドが外れました。ダヴィドとディアラは負傷で棄権。イタリア戦で首を絞められ負傷したナレは、心配されましたが大丈夫みたいです。

Le XV de depart :
Floch (Clermont) - Clerc (Stade Toulousain), Traille (Biarritz), Jauzion (Stade Toulousain), Malzieu (Clermont) - Skrela (Stade Francais), Elissalde (Stade Toulousain) - Ouedraogo (Montpellier), Bonnaire (Clermont), Dusautoir (Stade Toulousain) - Thion (Biarritz), Nallet (Castres, cap.) - Mas (Perpignan), Szarzewski (Stade Francais), Barcella (Auch).

Remplacants : Servat (Stade Toulousain), Poux (Stade Toulousain), Mela (Albi), Vermeulen (Clermont), Yachvili (Biarritz), Trinh-Duc (Montpellier), Heymans (Stade Toulousain).

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2008.03.07

 ダヴィド君追記

Yann2どこかで見たことある子だと思ってたら、前にスタッド・フランセのカレンダーに出てたんですワ。おいおい10代じゃん、いいのか?
(画像は下半分自粛)

それにしても、ダヴィドはダヴィドでも「ダヴィド・スクレラ、トゥールーズに移籍決定」のビッグニュースを差し置いて、ワタシは何を上げているのか。

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 ブルー・メランジェ

Jauziondavidダヴィド君ういういしいよ
http://video.lequipe.fr/video/iLyROoaftoxq.html
パパが円盤投げ(だと思う)の元代表、ママがウォリス・フツナ出身の槍投げの選手という室伏一家らしいぞ。イタリア戦ではセンターでジョジオンと組みます。ジョジオンは久しぶりにマルクシに帰ってきたらすっかりチームが若返ってて、浦島さん気分らしいです。

その他若手で形成する3列と、BKのクレルモンのトライアングルは見もの。SHはヤシュヴィリ。やっぱいくらなんでもキッカーいなきゃマズいでしょ。1列に関してはリエヴルモンはギラドとプクスを試したい気持ちもあったようですが、スザルゼウスキが1列のボスというか、ナレと共にFWのボスとして行動していることを、バランスの面で重視したそうです。
スザルゼウスキは先週末ビアリッツ戦で76分プレーしてクタクタになって交代したそうで、ホントのところ疲れてはいるんだろうけどネ。彼が日頃言っているのは、「自分にとってのリーダーとはグラウンドで模範を示し、チームに最大限をもたらすために必要なことをする選手なんだ」ということ。フランスのポーランド移民はかつては北部炭鉱地帯の労働力などとして産業の基盤を支えていたのだけれど、移民系の選手達が主にそのたゆまぬ闘志の面で、気まぐれなシャンパンを支えているのはちょっと示唆的な気もするのね。

オルツさんの番組に出た
http://sport.france2.fr/stade2/index-fr.php?date=2008/02/10&id_article=963

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2008.03.05

 定例落穂拾い

Glasses(マニアック)萌えの総合デパートや~
黒い三連星ぞろいの1列界における愛と希望とムチムチの星ディミトリ・スザルゼウスキですが、実はメガネ男子でもあるというお話です。たまにかけてますよね。

オカラハンにショッキングピンクを着せる会
マンスターの愛蘭代表、男オカラハンがどうやらアイルランドを出てイングランドかフランスで新たなキャリアをスタートしたいらしく、単身ヨーロッパツアーを開始した模様です。先週はパリでその濃い姿が容易に目撃されたそうですが、目的は謎のまま。ちなみにパリに本拠を置くスタッド・フランセが2列を探しているのは周知の事実。

ラーメン二郎はどうだい
トゥールーズ戦ではフランスのスリークォーターらしからぬ円筒形の体格(に見えた)でパワフルなトライを挙げていた新人ヤン・ダヴィド君19歳。お母さんがウォリス・フツナの出身と聞けばさもありなんという感じですが、初めての記者会見の席でジャーナリストがその身長体重を本人に尋ねたところ、「183センチ105キロ。マクドに行くと106キロになりまーす!」だそうです。そうフランスではマクドナルドをMcDoと略す。おふらんす、意外に関西。ジャンクフードで体作ってちゃだめだお。

Chaballyonシャバルと丸いボール
昨夜のUEFAチャンピオンズリーグ、マンチェスターU対オランピック・リヨネーを観戦するため、地元(というか近郊)セール・シャークスのサンタンドレコーチとシャバルがオールド・トラフォードに来るかも、なんて記事がありましたが、中継で映ったのかしらね。これはリヨンのご招待。サンタンドレとシャバルは試合の前日にもリヨンの面々を激励に訪れたそうです。
クペとジャージ交換してる動画あったよ。
Rencontre Coupet - Chabal a Manchester
http://jp.youtube.com/watch?v=mPsfKcCtD0E

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 イタリア戦スターティングメンバー

わりと普通じゃん、と思ってしまった自分の慣れが恐ろしい。

Anthony Floch (Clermont) - Aurélien Rougerie (Clermont), Yann David (Bourgoin), Yannick Jauzion (Stade Toulousain), Julien Malzieu (Clermont) - François Trinh-Duc (Montpellier), Dimitri Yachvili (Biarritz) - Ibrahim Diarra (Montauban), Louis Picamoles (Montpellier), Fulgence Ouedraogo (Montpellier) - Jérôme Thion (Biarritz), Lionel Nallet (Castres) - Nicolas Mas (Perpignan), Dimitri Szarzewski (Stade Français), Fabien Barcella (Auch)

Les remplaçants : Julien Bonnaire (Clermont), Vincent Clerc (Stade Toulousain), Guilhem Guirado (Perpignan), Arnaud Méla (Albi), Jean-Baptiste Poux (Stade Toulousain), Julien tomas (Montpellier), Damien Traille (Biarritz),

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2008.03.04

 週末のレ・ブルー続き+α

シャークスのミシャラクも2試合目、このチームに合ってるんだかどうなんだかという感じですが、ブルズ戦ではきっちりトライ挙げましたね。フランスでやってる時より彼の個性というか特異性がよく見える気がします。さて古巣トゥールーズの先週末ですが、

CSBJ - Toulouse
http://www.dailymotion.com/video/x4kduy_csbj-toulouse_sport

30-23でCSブルゴワン・ジャリューが首位スタッド・トゥールーザンを破った試合の模様が↑です。ダバディさんみたいなレポーターだね。
ブルゴワンは先日代表に呼ばれたばかりのダヴィド(インタビューもあるよ)やパラの3トライ。トゥールーズの2トライはメダール、現在7トライでクレールと並んでリーグ最多トライを挙げているそうです。
途中プルースが鼻血出してますけど鼻骨骨折らしいです。お大事に…

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2008.03.03

 週末のレ・ブルー

週末のTop14はその時点で1位と2位のトゥールーズ、スタッド・フランセがそろってホームのブルゴワンとビアリッツに敗れましたが、各クラブに戻っていた代表選手の何人かに負傷者が出てしまいました。パペが膝を痛めてイタリア戦を棄権し、メラが呼び戻されています。その他、疲労困憊のスザルゼウスキと軽傷のトライユ、クレールは今週のトレーニングの初日はお休みになりそうです。また、この試合の前にアリノルドキが負傷して棄権しましたが、代わったのは今回も「あの方」ではなくボネールでした。

うおお~、帰ってきましたばい

Mela2_3

対するイタリアは開幕以来いいところまで行きながら何かが足りない、というか足りないポイントはわりとクリアな気もしますが、相手は新人だらけのフランスですから正直「キミタチここは狙い目だよ」(ンなこと言っていいのか)と思っていたら、マウロ・ベルガマスコがウェールズ戦でなんと13週間のサスペンションだそうで…。もれなく代表のツケを回される予定のマックス・グアジニも困惑。兄貴熱すぎです_| ̄|○


イタリア戦に招集された新人についていくつか。ヌタマックとルティエールが指揮したU-21のワールドチャンピオン・ジェネレーションからはギラドとトマが抜擢されましたが、トマはモンペリエから4人目の招集で、イタリア戦では100%モンペリエのcharniereが実現かも?なんて注目されてます。ギラドにとってはペルピニャンでスクラムを組んでいるマスが心強い存在になるでしょう。
ディアラはセネガル系のソリッドな3列で、人呼んで「Sapiac(モントーバンのホームスタジアム)のベッツェン」。16歳の時パリのバンリュー(郊外)でラグビーを始めたそうです。モントーバンからは実に1967年以来の代表選出になるらしい。
目下ぶっちぎりリーグ最下位のオーシュに主力を貸し出す余裕があるかどうかはともかくとしても、バルセラはモダンなプロップとして注目されている選手。先々週のペルピニャン戦ですごいトライを挙げたと聞いて探してきました。これかな。赤い方の17番です。
http://jp.youtube.com/watch?v=ii1UUvKjYIk
ダヴィドはU-20の方のシックスネイションズに出ていましたが、フル代表に引き抜かれました。入れ替わりで彼のクラブのチームメイトでもあるパラがU-20に合流するようです。

バルセラ(ひー)
Barcella

ギラド
Guirado

ディアラ
Diarra

トマ
Tomas

ダヴィド
David

さて、ガルティエはスタッド・フランセ所属の選手が新代表であまり起用されてない件について、「代表スタッフはウチのことが好きじゃないような気がするね!いや私の思い違いかもしれないが…」てなことを言ってますが、あなたがた元チームメイトでしょうに。

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2008.02.28

 リエヴルモンは釣り師

Tomasbleusリエヴルモンが毎回毎回無茶をするので、シックスネイションズ開幕以来もうかなりの分量の記事を読まされてます。さすがに疲れたお、なワタシですが前のエントリで訳を間違えました。フォールが「肩が低い」と言ってるのはイングランドの1列3人ではなくシェリダン個人のことです(直した)。
それで3月9日のイタリア戦のメンバーなんですが、この期に及んで新たに8人が招集です。エマンス、デュソトワール、セルヴァ、パラ、マルティ、ボネール、スクレラ、フォールが外れ、ジョジオン、アリノルドキ、マルジューが復帰。そしてオーシュのバルセラ(プロップ、24歳)、ペルピニャンのギラド(フッカー、21歳)、モントーバンのディアラ(3列、24歳)、モンペリエのトマ(SH、22歳)、ブルゴワンのダヴィド(センター・ウィング、19歳)が初招集。またもや大変動でジョジオン復帰のニュースがふっ飛んでます…

Le groupe:
Avants (12): Barcella (Auch), Poux (Stade Toulousain), Mas (Perpignan), Guirado (Perpignan), Szarzewski (Stade Français), Nallet (Castres), Thion (Biarritz), Papé (Stade Français), Diarra (Montauban), Picamoles (Montpellier), Ouedraogo (Montpellier), Harinordoquy (Biarritz)

Arrières (10): Yachvili (Biarritz), Tomas (Montpellier), Trinh-Duc (Montpellier), Jauzion (Stade Toulousain), Traille (Biarritz), David (Bourgoin), Malzieu (Clermont), Floch (Clermont), Rougerie (Clermont), Clerc (Stade Toulousain)


ここまでで、ブリーヴとバイヨンヌを除くTop14の12クラブから選手が招集されたことになります。代表スタッフは「我々にはまだ見たい選手がおり、チームを外れた選手については処罰ではない」とお決まりのコメント。またイングランド戦の大胆すぎるスタメンが、イングランドのプレスから「大会を冒涜している」「なめんな」等の批判を招いたこともあり、リエヴルモンは「我々はシックスネイションズの名誉を傷つけてはいないし、イタリアをリスペクトしている」と強調しています。

フッカーのポジションでは、スタッド・フランセのユース育ちで今季はレスターに移籍したケイゼルの招集も予想されていました。今回はヌタマックらもよく知っているU-21のワールドチャンピオン、ギラドが呼ばれましたが、リエヴルモンはケイゼルに興味を持っており、「彼の番が来るかもしれない。しかし我々はギラドも見たかった。我々は一度に2人を見るのは望まなかった。ある程度のバランスは保たなければならない」

ミニョーニはどうも年齢的な問題で、2011年を目指すスタッフの構想には入っていないようです。いい選手なのにナ…。シャバルもまた呼ばれませんでしたが、彼はとても代表に戻りたがっています。
「コーチ陣は新しい選手達を見たがっていた。彼らは俺が№8のポジションで最高ではないと考えているが、それは受け入れなければならない。俺は代表に欠くことのできない存在になるために、またベストになりたい。それは新たなチャレンジだ。シックスネイションズの最後の2試合で復帰できたらそれが一番だが、彼らは他の選手を見たいんじゃないかな。本当に、6月にオーストラリアでテストマッチツアーができたらと思うよ」

Chabal: "Je vais revenir"
http://www.rugbyrama.fr/rugby/mc_vid65810.shtml

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2008.02.27

 ウォルシュさん大不評

レフェリーについての評価はよく知りませんが、中継の最初に「ウォルシュさんなのかよ」と思ったのは本当。イタリア戦のメンバー発表は今日のはずですけど、イングランド戦の1列のうち何人が残っているかは見当もつきません。せめて気の毒な1列の名誉のために、イングランド戦のスクラムについてのマスとフォールのインタビューを抜粋しときます。
いつもは寡黙な、というかマイクが回ってこないだけかもしれないけど、プロップ陣がスタッフ同様おもに判定について不満の意を表明しています。マスは話してるうちにどんどんテンションが上がって、最後の方ではインタビュアーに「厳しいですね…」なんて言われてます。いろいろあったんでしょう。(スクラムのルールがよく分からず、誤訳があったらスミマセン)

「率直に言って、自分はまだ(スクラムについての)レフェリーの判定に納得していない。いくつかの判定はちょっと受け入れ難い。というのは本当に我々が支配されていたとは言えないからだ。時に、スクラムを崩していたのはイングランドだという気さえしている。レフェリーは我々しか見ていないような気がした。彼はイングランドには関心がなかった。それはとてもフラストレーションだ。我々は負けた。問題を再検討しなければならない。でもスクラムでは依然有望だ」
(右プロップ、ニコラ・マス談)

「俺達は、まあその是非はともかくとしてもペナルティを取られた。ちょっとフラストレーションだね。俺は相手が誰であれファウルはしたくない。でもシェリダン…セールのチームメイトだけどね、彼には地面に手をつくテクニックがある。それに、試合の分析に最小限のロジックがあれば、あんた方にも彼の肩が腰の位置より低いのがよく見えるだろう。こういった場合にはファウルが取られなければいけないんだ。その点について論争はしたくない。試合は終わったんだし、その値打ちもないことだからね。それに、いくつかのスクラムで俺達がよくなかったのも本当だ」
(左プロップ、リオネル・フォール談)

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2008.02.26

 リアリズムと理想─シックスネイションズ第3節 フランス対イングランド

フランス-イングランド 13-24
「我々はまたしてもリアリズムとプラグマティズムのレッスンを受けた」とはリエヴルモン。フランスラグビーにおいて何度この言葉を聞いたことでしょう。
ナレは試合後「ワールドカップの準決勝と同じシナリオにはまってしまった」と語ってましたが、やはりあの時同様、開始後5分という早い時点でのイングランドのカウンターからのトライが試合の展開を左右したようです。あとはいつものイングランド…強力なFWとアグレッシブなディフェンス、レキップ言うところの「so britishなリアリスム」です。
フランスはファウルが多すぎ、実際それほどキックが好調ではなかったウィルキンソンにPGをプレゼントしすぎました。イングランドのフランス・スリークォーター封じの戦術がうまくはまったのでしょうが、かたやフランスはこの大会、相手によってそれほど戦術(たとえば大外に展開する)を変えていないように見えるので、イングランドも守備の対策がしやすかったといえばそうなのかも。リエヴルモンはまだチームはその段階ではないと考えているのかもしれないけど…。いずれにせよ、さらなるインテリジェンスを、ということです。

それぞれのチームにそれぞれの哲学があるでしょう。しかしイングランドが「勝つためのラグビー」を遂行するために犠牲にしているラグビーのある部分(でも重要な)を考えれば、私はモダンラグビーにフランス的なものが生き残る余地があってほしいと願うのであります。その意味で私は新スタッフの方針を好ましく思いますが、現状の無理の多い選手起用やコーチングには今ひとつ共感しかねる点もありますし、結果的に責任を負わされる選手達が気の毒になります。
開幕以来最も批判にさらされているのが1列です。イングランド戦でもスクラムの苦戦は予想されていたものの、やはりこの劣勢が痛かった。スクラムについてはリエヴルモンのインタビューを後述いたしますが、私個人はこの新しい代表がまだ始まったばかりだということを考えればまだ悲観的になるのは早い気がするし(フランスのメディアは大体負けた時の方が嬉々として議論しているけれど)、むしろ全体を見れば若手3人の健闘はポジティブな成果じゃないかと思います。試合後おおむね「がっかりです」と語る先輩達の中で、パラ君の「とても素晴しい経験でした。イングランドと対戦できて楽しかった。僕達が頭を上げていけたらいいな」というコメントはピカピカ輝いてました。君達が未来だ!


さてリエヴルモンは懸案のスクラムについて以下のように語っています。
「我々は3、4回ペナルティを取られたが、私の考えではそれはかなり厳しかったと思う。判定は性急すぎたし、終始フランスに対して笛が吹かれていた。シェリダンと我々の右プロップの間にかなりの体格差があるのは本当だ。しかしレフェリーの判定は尊重しなければならないし、我々がこのセクターで劣勢だったことを認めなければならない。イングランドのスクラムは確かに強力だ。しかし私はフランスのスクラムが進歩して、このペナルティを与えたスクラムよりよくなると思いたい。しかし私はこのセクターで特別言うほど圧倒されたとは思っていない」

「私はイングランドのフッカーの振舞いについても触れておきたい。彼の名前は思い出したくもないし、それほど彼は滑稽でグロテスクだった。彼はアンチ・プレーを発揮していた。ピエロだよ…。しかしそのことで、このイングランド代表に私が抱くリスペクトがいささかも損なわれるわけではない」

「イングランドのフッカー」ことリーガンですが、彼は試合の間挑発を繰り返し、リエヴルモンは後半44分のスザルゼウスキのペナルティについてもリーガンがひと芝居打ったと疑っているようです。あの場面で笛が吹かれる直前の映像を見ると、リーガンがトライユに荒っぽく絡んでいてパラがそれを引き離そうとしているのが分かります。スザルゼウスキはチームメイトを助けようとしたのだと思いますし、リプレイではリーガンは彼が当たってくるのに気がついているように見えます。実際リーガン(の悪癖)については試合前から注目されていまして、まずイングランド戦の数日前のインタビューで、セール・シャークスでプレーしているフォールが、
「イングランドの選手のことはよく知ってるよ。シェリダンとはこの2年半一緒にやってるし、リーガンやヴィカリーとも何度も対戦した。概してイングランドの選手は傲慢だ。まあシェリダンにはフランスに近いスピリットがあるけれど、リーガンみたいなやつはグラウンドじゃ我慢ならない。あいつは対戦相手や審判にものを言うことにかけちゃ天才なのさ」、なんてことを話した。

前にハイネケンカップのエントリの中で触れたけど、スタッド・フランセホームのブリストル戦の時、スザルゼウスキをしきりに挑発していたブリストルの選手…とういうのが実はこのリーガンです。フォールのコメントでその時のことを思い出したらしい仏メディア(私も)がスザルゼウスキにリーガンのことを尋ねて、彼は「リーガンはいろんなことを言ってくるけど、僕は英語があんまりよく分からないから彼の侮辱はそんなに気にしない。冷静さを失ってペナルティを出してはいけないね」なんて答えていたんですけど、まあそのへんは彼もまだ青い。かえって意識しすぎてしまったかな…
リエヴルモンの批判について、当のリーガンがBBCに話したところでは、「そいつは最大級の誉め言葉だね。連中を怒らせるのが俺の仕事で、俺はちゃんとそうしたんだよ。フランスに行く時には、ぎりぎりのプレーでなんとか連中をイライラさせなきゃならない。そうでなければフランスに支配されちまうだろう。ブライアン・ムーアはいつもそうしていたもんだ。だから俺もそれに倣っているのさ」

私はラグビーにおいてはその精神的な部分を大事に思う方ですが、それは普通にやったら重傷者をいくら出してもおかしくない激しい競技をスポーツとして成立させるにはそれなりのコントロールが要るだろうとも思うからで、ラグビーがその精神を失ったらそれは単なる大男のボールの奪い合いではなかろうかと思うわけなのです。私が初めてラグビーを観た時に、試合後拍手で健闘を称えあう場面を「いいものだな」と思ったし、あれをもってラグビーの試合は初めて終わるのではないかと考えてます。
この試合で始球式を行った男の子のTシャツの背中には臓器提供支援のメッセージが書かれていて、この子と一緒に選手の入場を出迎えた子供達も病気で提供を受けた子でしょう。いずれにせよ、こういった子供達にも見せて恥じることのないプレーを、と思うのであります。

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2008.02.24

 こんな時にこんな画像ばっかり拾っていてすみません

Saintdenis

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2008.02.21

 パラが蹴れるらしい

キッカーが…なんて話をしていたら、水曜のトレーニングの時パラがトライユ、ヤシュヴィリ、スクレラと一緒にキック練習をしていたそうであります。
パラについては、フランスじゃなくポルトガル代表でプレーしてたかもしれなかった、なんて記事もありました。お父さんがポルトガルの出身なんだそうです。「でも誰も僕にコンタクトしてこなかったし、僕の方からもポルトガルの協会に働きかけなかったんだ」

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 前進あるのみ

「我々の信念を貫きたい。我々がこの試合を台無しにしていると騒ぎ立てる人もいるだろう。しかし我々は自らの選択を引き受ける」(リエヴルモン談)
よくも悪しくも理想に燃える若い指導者特有の頑なさというか、信念が怖い方向に行かなければいいんだけれどネ。この新コーチ陣に不足してるのは(経験はおい