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2015.06.26

円球と"sodomie arbitrale "

私はラグビーにはもっぱら知性を、サッカーには混沌を求める人間です。
サッカー界では折しもコパ・アメリカが佳境ですが、ピッチの内であれ外であれ、表裏、あらゆる意味での駆け引き・政治をあまさず隠さず堪能できる、(中)南米ケイオスの真骨頂と言えましょう。
「代表チームが正しく真面目なサポーターの模範であろうとしすぎれば、世界で結果を出すのはいささか厳しいのではなかろうか」ということを、日本人が改めて自問するには格好のコンペティションかもしれない。

現在大会はネイマールがすでに片付けられ、一方では10日前に飲酒自損事故だかを起こしたらしい開催国の主力選手がフツーにスタメン出場したりしている。予想を裏切らない泥臭く生々しい展開です。
カバーニがチリDFからコーモンに指をねじ込まれた上に、なぜか退場をくらうという不条理にみまわれた件については、見たところサッカーファンの反応も「まあ南米だもんな」という達観ムード漂うものであった気がします。
彼の父親が起こした交通事故の報を受けながらも、敢然と決勝フェイズ初戦に臨んでこの仕打ち。あんまりといえばあんまりでしたが、実のところ私はカバーニに同情しつつ、憤る気も失せるチリDFの手管に感心していた。

審判が見ていないところでの地道な積み上げが試合を左右する世界。都市伝説のごとく語られる南米DFのシモ方面のあの手この手が、今回映像でつまびらかに確認できたことに関しては、私は一定の満足感を得ている。

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