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2015.03.30

(チュニジア戦中継の感想)
犬を呼ぶかのように通訳氏を呼びつけるヴァヒドに萌え直しました

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↓試合内容とは別に、主にネタ的な意味で見ものなのはFCポルトホームの対戦じゃないでしょうかね。

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スカパーさんがハリルホジッチ監督時代のPSGのチャンピオンズリーグを放映するそうですけど、しょうじきあんまり観てもらいたくないです

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2015.03.25

再掲・代表とクラブのはざま

最近サッカー代表関連で、日本のスポーツニュースを読む機会が増えました。ヴァヒド基本は変わってないな〜という感じ。監督自らランニングに参加したりしている件については、一度トレーニング中にももの肉離れを起こしてスタッフに支えられながらピッチを後に…(全治10日)、なんてことがPSG監督時代ネタニュースになったりもしたので(たいそう大仰なレキップの見出しだった)、気をつけていただきたい。

ところでインテルが負傷中の長友選手の代表招集を断ったそうだけれど、PSG監督時代の発言との一貫性があれば、ハリルホジッチは招集に関して無茶は言わないんじゃないかと思います。「チームの利害」の一点にのみ一貫性があるとしたら話は別ですが。
しばしば代表とクラブの板挟みになる選手の皆さんは難しい立場ですが、ここでヴァヒドがクラブチーム監督時代に何を言ってたかを振り返ってみましょう。

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パウレタの場合 2004年4月〉
28日のフランスカップ準決勝が各国代表親善試合とばっちり日程が重なることから、今月に入って以降、PSGはなんとか所属選手の招集を見合わせていただくよう奔走している模様。ハリロジッチ監督は既に先々週、選手達にそれぞれの代表監督を説得するよう指示を出していたらしい。

PSGの求めに応じて、アルゼンチンサッカー協会はハインツェとソリンの両代表をモロッコとの親善試合の招集リストには加えなかった。リュボヤも北アイルランド戦よりはフランスカップに出場したい意向らしい。
しかしとりわけ深刻なのがパウレタのケース。親善試合とはいえユーロ直前の重要な試合で、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は大いにパウレタ様を当てにしている模様。

「たかだか親善試合じゃないですか。我々は今季、その都度彼を自由にしてきたのに」
(グライユ会長)

「ポルトガルサッカー協会の態度には不満だね。PSGはもっと敬意を示されていいはずだ。我々はいつも彼らに礼儀を尽くし、親善試合だろうが選手を送り出してきたんだ。協会にファックスを送ったが、5分もたたないうちに返事が来たよ。このことは忘れん」
(ハリロジッチ監督)


〈ソリンの場合 2004年6月〉
「ファン・パブロはパリで復活した。彼は素晴らしいシーズンを実現した。きっと、人生最高のね。我々は彼の買取オプションを行使しなかったが、それは来季彼が代表チームで13試合を戦うことになるからだ。彼が我々といれば、当然消耗してベストを出せないだろう。だから、私は今のところ彼の話題にはポジティヴな返答もネガティヴな返答もしていない。同じポジションにあえて2人の高給取りを抱えることができるか、自問しているんだ。
結局、我々が彼に代表チームの招集にいい返事をしないように頼んだ時、彼が聞き入れなかったことも大きく影響している。もっとも、もしまたそんなことをしたら、彼を解雇していたがね」

(「このことは忘れん」とか解雇とかは本気で言ってるのかジョークなのかは知りませんが、私は両方だと思います)

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2015.03.24

さて桜撮りの季節なわけですが

昨年白飛びを恐れて暗い写真を量産したので(現像でいくらか持ち上げられるとはいっても)、今年の課題としては露出。白い花は多少飛び気味くらいでいいんじゃないかと思う。

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♡♡♡

Sufjan Stevens – Carrie & Lowell: album stream
http://www.theguardian.com/music/2015/mar/23/sufjan-stevens-carrie-lowell-album-stream

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2015.03.21

(つまり犬的には、つい本能レベルで人間ではなくヒグマとか闘牛とかを襲ったに違いないのだから、人を噛んだとはいえどうか許してやってほしいものである)

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Jスポ1が映らない我が家は、ようやっとライブでシックスネイションズを見られたわけですが。
そういえばこの間、カストロジョバンニが犬に噛まれて欠場したとかいう話を目にした時はどこのマタギ犬かと思った。いや鼻を狙ってくるのはブルのやり口だろうか。

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まあこのところの一連の再掲をお読みいただいて、「PSGファンは大変だったんだなあ」って思っていただけるとありがたいです…いやホントに。

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再掲・特別な選手はいない(2004年6月)

「パウレタに関しては、彼を獲得する時私は“ボルドーの時と同じようには君を扱わない”と言った。毎試合スタメンになれるわけではないともね。彼は初めは私のいうことを信じなかった。バスティア戦でパウレタをベンチに置いたことでは批判もされた。しかし、ピッチに入れば彼はすぐゴールを決めるだろうと分かっていた。怪我やら警告やらでリスクを負うよりはいい。来季のキャプテンはパウレタかって?わからんね」
(ハリルホジッチ監督)


相背き候者切腹申付べく候也。ヴァヒド当時↓

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2015.03.20

再掲・知将ハリルホジッチ、分析する(2003年12月)

PSGがベロドロームで0-1で勝った、フランスダービーでのコメント。

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その頃ハリロジッチ監督は相手チームの分析に余念がなかったらしい。

「火曜日に、OMのここ3試合のビデオを見た。強さも弱点も、すべてを確かめたよ。私は選手の動きを細かく分析している。彼らの読みの感覚、試合観、ポジショニング、ドリブルの傾向、キックの効き足などもね。FW間の関係も研究している。ある選手が始終ぶつぶつ言っていれば、不満があるのか…
私はすべてを見、ノートをとり、アシスタントコーチのリポートとつき合わせている。全ては私の頭の中だ。私はあらゆる事態を想定した。予想外のことでさえね。ポストに当たったボールのように」

前任ルイス・フェルナンデスの唯一の快挙である昨季のダービー3連勝の後を受け、ハリロジッチ監督にとっては自身の真価がかかった一戦。全体に徹夜明け感漂うコメントですが、1人ビデオを凝視しながら一心不乱にノートをとる監督の姿は鬼気迫る光景だったに違いありません。

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2015.03.18

ホワイト・ライト / ホワイト・ヒート

White light goin' messin' up my brain …
まあ日頃、ドーピング問題なんてむしろ話題になるだけ健全なんじゃないの、って思ってるんですけども

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2015.03.17

再掲・PSGのカタストロフと監督解任の話(2004年10月~2005年3月)

ハリルホジッチ解任に至る、PSGのカタストロフの再掲。
2004年を振り返れば、不信に満ちたシーズンの始まりは8月の終わりのこと。副主将を任されたばかりのフィオレズが、突然ヴァヒドの“独裁的性格”を批判して激しく口論、パリを出たいと言い出し、移籍市場の最終日にマルセイユに移籍した。(だからクラブは代わりの選手を補強することもできなかった)
誰もが驚いたこの移籍事件は、まあもちろんマルセイユの裏工作だったようだけれど。フィオレズはヴァヒドのシステムの重要な選手でした。

そこからは壊れた歯車が転がり落ちるようなシーズン。ロッカールームの問題、メディアとの問題、審判との問題…。最終的に、選手達がフランスカップの準備合宿をボイコットしたことで、クラブ側もこれ以上ヴァヒドを庇うのは無理だと判断したらしい。
そこにはサポーターの抗議活動も大きく影響していたのだけど、ただ実際、サポーターの抗議の本当の理由はスタジアムのセキュリティ問題…つまりグライユ会長がチケット販売に身分証明導入を図るなど、サポーターの暴力事件に厳しい姿勢を取っていたことだった様子。その証拠に、サポーター側は会長とその片腕のヴァヒドの解任だけでなく、セキュリティディレクターの追放をも求めていた。

ロテンが言ったように、もう何かを変えなければならない状況だったことは確かで、そういう場合まず首を切られるのは監督だった。まあ結局、それで何が変わったわけでも…

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ニュース更新しました。もちろんあれ(注;先日のエントリのインタビュー)はハリロジッチの言い分であって、選手には選手の言い分があります。ハリロジッチは選手の意見には大抵きつい批判を返すとか、若手ベテランの区別なくものを言うとか、話が長いとかね。(それだけ長々注意しても、DF陣はレンヌ戦でマークを怠ったのだけど)
選手に不満があるのは事実。一方で、ピッチでプレーしてるのは自分達であってまず自分達に責任がある、ヴァヒドをクビにしても何もならない、と言っている選手もいます。

一般的に、チームがこういう状態になっている時、特定の誰かだけに非があるというケースはそう多くない気がします。逆に言えば、そんな単純なことではないからここまで混乱してる。
ハリロジッチの「我々は思い上がっていた」という言葉が、いろんなことを象徴しているように思えます。実際以前、ある選手がシーズン初めの自分達に慢心があったことを認めてました。

ハリロジッチはシーズン前のキャンプで選手のメンタリティを評価していたし、その時点ではおそらくトラブルはなかった。その後チームは、監督も含め、開幕後2試合の、判定のあやもある不本意な結果でつまづきあっけなく混乱してしまう。こんなはずじゃない、そして互いに責任を押しつけ合い、不信を抱き、自らの立場を主張する…チームが崩壊する時は、どこも大抵そんな感じじゃないのかな。

それでも最終的に、自らのビジョンにすべての責任を負うべきは監督なのだけど、メディアは昨季調子がいい時は、ハリロジッチの厳格さこそがパリの選手の意識を変えたのだと言っていたし、今季成績が落ち込めば、まさにその厳しさが原因だと言う。軋轢のありようは変わらないのだけど。
結局、ハリロジッチへの批判はルイス・フェルナンデスのケースとそう変わりません。ルイスもまたすべてをコントロールしようとしていると非難されていたわけだし、彼との軋轢でフランスの若手が何人もパリを出て行った。


先の内戦の中を生き延びて、すべてを失ってフランスでまた裏切られたハリロジッチの発する「リアリズム」という言葉には、私はそれなりの重みを感じてます。独裁的だと言われる彼は、本当のファシズムを経験してる。作家の大岡昇平は、「戦争を知らない人間は半分は子供だ」と言った。もしかすると彼には周りが子供に見えるのかもしれない。

欺瞞に満ちたフットボールの世界で、ハリロジッチの言葉には一面の真実があるように思える。彼は自分が何を言ってるかはよく分かってる。おそらく、彼は物分りよく生きるには少しばかり信念が固すぎ、楽天的になるには知的すぎ、世の中を見すぎている…
だけどもうちょっとでいいから柔軟になれないものかなあ。あの頑固さ(よく言えば信念の固さ)、周りもたまらないだろうけど、本人だってシンドイだろうと思うんだけどな…
(2004/10/16)


マスコミはちょっとしたハリロジッチ解任カウントダウン祭り中。
2、3日前には、パリのある選手が匿名でパリジャン紙に「僕達はハリロジッチが出て行くことを望んでいる」なんてしゃべったことが記事になってしまい、当然PSGは蜂の巣をつついたような大騒ぎになりまして、カンデロージュのプレスホールにパリジャン紙の当該記者らが呼び出されて、選手全員から猛烈な逆取材を受けるという、さかしまな光景も見られたようです。

選手、スタッフはとりあえず一致団結していくという方向で意思統一した模様。ハリロジッチに対するマスコミのきつい論調は、ここしばらくハリロジッチがプレスの報道に態度を硬化させていることも影響していると思われます。
ただ世論調査によると、ほぼ半数(45%)のフランス国民は、ハリロジッチはPSGの監督にとどまるべきであると回答しているそうな。(18%が辞めるべき、37%が無回答)

それでも今日のソショー戦が今後を左右するだろうことは必至で、しかもPSGはこの一戦をロテン、エムバミ、ジェペス(以上負傷中)、アルマン(サスペンション)抜きで戦わざるをえず、ハリロジッチはスタンドでそれを見守ることになります。

マスコミのやることはいつだって半永久的なマッチポンプみたいなもので、シーズン途中で監督をかえることは得策とは思えないけど、、辞めなければどうにもならないほど状況が煮詰まっているんだとしたら、それもやむをえないのかも、とは思う。審判団との関係が悪化するとどうなるかはルイスで十分身に染みてるし…
強気なこと言ってるけど、ハリロジッチも過去ストレスで倒れたりもしてるわけで、体の方が心配。パリの監督を務めるのは、ホントに過酷なことなんだよね。


グライユとハリロジッチがパリに来た時、ある程度広い心で見守らなきゃいけないなと思ったのは、彼らには最初から、PSGの巨額の赤字と長年のぬるい体質というハンディがあったからです。再建には時間がかかるだろうし、血も流れるだろうと。
当時ヨーロッパカップを戦うわけでもないこのチームには30数人もの登録選手がいて、契約内容もどんぶりだった。必然的に大勢の選手が放出されました。ヤキンの解雇はまあびっくりしたけれど、あれはヤキン側にも過失があった。

非情に徹する信念がなければできない改革があるのは確かで、歴史上には「変革期の指導者」とでもいうべき人物がいるけど、もしかしたらハリロジッチはそういう指導者なのかもしれない、とも思うのです。
つまり、改革を経て成熟期に向かおうとする組織に、彼のやり方は果たしてフィットするのかということ。でもパリみたいなクラブには、ある程度の規律は必要だと思うけど。

いずれにしても現在、PSG再建の両輪の一方である経営状態の方は上向いているようで、そこはきちんと評価すべきじゃないでしょうか。もう一方のチームの成績の方がアレなわけですが、勝つフットボールができないのは、どこまでが(守備的な)戦術のせいで、どこまでが選手の側の問題なのかは、私などにはよくわかりません。

特にハリロジッチを庇い立てする義理はないのだけど、概して私は、1人で批判の矢面に立って最後に責任を負う監督業の人達の立場には同情的です。というか何より、最近のサッカー界が、代理人の入れ知恵なのか何なのか、自分の権利主張だけは一丁前みたいな選手ばかりになってしまったことにウンザリしているのです。

CSKA戦の直前という大事な時にもかかわらず、エムバミがチームのプレー内容を批判して、PSGを出たいというようなコメントをしたことが記事になりました。不振の責任を回避するために、あるいは移籍や契約の交渉を有利に運ぶために、選手がマスコミを利用してチームやクラブ、監督を批判するようなことは、もう驚くようなことでもない。(注:エムバミはそれから…マルセイユに移籍した)

選手たちは誰も、自分が在籍しているかも分からない5年後のPSGのことなんか考えてないはず。監督に「なぜモリエンテスをとらないんですか?」と聞いた選手もいたと聞いているけど(金がないからに決まっとる)、その程度の認識しかない選手もいるのが現実なわけです。


結局なおざりにされるのはファンなのですが、いずれこのスポーツというか業界も、「フットボールというささやか(?)な商売の栄華と衰退」って感じになっていくんじゃないかって気はする。
信頼に足るものなど何もないようなところに夢を求める人なんかいないだろうし、ファンだっていつまでも虚構に騙されていてもいいよ、ってほどお人よしじゃないだろうから。
(2004/12/12)


ランス戦はまったくふがいない戦いぶりだったようで(0-2)、失点の場面もディアラがフリーになってたり、なんか集中が途切れてるような感じ。サポーターが一斉にハンカチを振る、カンプノウさながらの光景も見られたとかなんとか。

今季はもう降格しなけりゃいいやと思ってるんだけど、それすらもわかんないですね。誰かが、「パウレタが“会長辞めろ!”の横断幕の前でPKを蹴らなきゃならないような事態は異常だ」、みたいなことを言ってたような気がしますが、もっともです。
何をやっても駄目だという絶望的なムードが蔓延してる気がする。空気を換えなきゃいけない時なのかもしれない…

イストル戦でピショがPKを取られた映像も見ました。今季の判定はやっぱりちょっとねえ。チームが上向いてくるときまって、不可解な判定で水を差されるような状況で、選手がモチベーションを保つのが容易じゃないのは分かる。
審判団のハリロジッチへの心証がどうかということはさておくとしても、判定で問題続きのPSGの試合で笛を吹く審判がナーヴァスになって、行き過ぎたジャッジを招く一因になっている点は否めないんじゃないかな。


一方マスコミは、自分達に口をきかないハリロジッチが気に入らないこともあって殊更に煽ってる。以前アンケートで、「ハリロジッチは留まるべき」という回答が「辞めるべき」を上回った時のプレスは実につまんなそうだった。
ジャーナリストはシーズン前には、「放出した主力選手の穴を埋めたPSGの補強は完璧だ、優勝候補の筆頭だ」と言って誉めそやしていたし、今では、「補強は失敗だった、責任問題だ」と叩いてる。プレスが自分達の書いたことに責任を負ったところなんか見たことない。

ハリロジッチが貝になる前、プレスは内部リークを誘ってチームを混乱に陥れるような記事ばかり書きたてていたし、クラブにはマスコミのプレッシャーからチームを守る必要がある。それでも残念ながら、無駄にマスコミを敵に回してもしょうがない。

何より、一番きっついプレッシャーがサポーターなんじゃないかっていうのがPSGの厳しさなんだよね。まあ、ブローニュとオトゥイユが一致団結したというのは、理由はどうあれ画期的なことかもしれない…
(2005/2/7)


ハリロジッチ監督がついに解任。
監督の去就は日曜のフランスカップが正念場と見られていましたが、選手のボイコットもあって決断が早まった模様です。ロテンら主力の復帰を待たずしての解任となりました。

しかしサポーターの圧力にクラブが屈したと思われかねないのは、あまりよくない前例じゃないかという気もしますね。そういう意味では、解任は遅すぎたのかもしれません。
(2005/2/9)


このサイトを始めてたった2年で、2人の監督を見送ることになろうとは思ってもみなかったな。でも、最大のプレッシャーと言ってもよさそうなサポーターとクラブ間の問題は、ハリロジッチの解任で解決したわけでは全くないようで。

サポーターの抗議行動のことはパリジャン紙がよく取り上げているけど、ここは大抵、抗議行動を煽るような書き方。彼らの情報提供で記事を書いているようだから当然か。オトゥイユとブローニュが協同して弁護士を立てて、クラブに対話を求めたりしているとかなんとか。

この成績じゃ文句も出るよね、とは思うけど、実際のところは記事を読んでも、サポーター達の口から出てくるのはチームのパフォーマンスのことよりも、スタジアムのセキュリティ問題のことばかり。サンテティエンヌ戦では、身元証明を拒んだサポーター達がスタジアムに侵入しようとして機動隊が出動、なんてトラブルもあった。
なんだか変だ。どんな根拠があるのか知らないけど、ハリロジッチは「サポーターは金で操られている」なんてことまで言って揉めたらしい。

グライユはサルコジ内相と連動してスタジアムのバイオレンス追放に取り組んできて、ストラスブール戦で対立するパリサポーター同士が大立ち回りをやらかした後も、彼らに厳しい対応をしてた記憶がある。
フットボール観戦に身元証明がいるなんておかしな話だけど、そんな事態を招いたのは誰か、ということになる。

フットボールにはある種混沌とした部分も付き物だとは思うし、パルクのゴール裏の光景もおそらく、パリの都市的現実の一端(移民や極右や失業や)を象徴しているのだろうと思う。 私はパリ市民じゃなく、クラブにお金を落としてるわけでもないからどうこう言える立場じゃないし、彼らがスタジアムで騒いで気を晴らさなきゃならないような、どんな現実を生きているのかも分からない。
でも、試合のたびに「機動隊」とか「衝突」とか「負傷者○人逮捕者×人」なんて見出しが踊るのはどう考えてもマズイよね。クラブがサポーターに対して敬意をはらうのと、迎合するのは違う。

何日か前に、練習場に来たサポーターグループの代表と選手が話し合って和解した、という記事を見かけて、その直後に、選手はフランスカップの準備合宿に行くのをボイコットした。クラブに脅しをかけるようなやり方もどうかと思うけど、選手がサポーターに安易に同調したのでなければいいんだけど。

このところ、私はずいぶん疑い深くなったなぁ…
(2005/2/11)


先日ハリロジッチのロング・インタビューをアップしましたが、昨年10月のあのインタビューの後、選手達は話し合って問題を解決して、チームも一時は上向きました。
思い起こせば昨季、ハリロジッチの「このチームは病んでいる」発言の後も、話し合ってチームは立ち直ってますから、ああいう「こんなことしゃべっていいのか」って内容の会見でも、それなりの効果があるのかもしれません。

しかし今年に入ってからの不振で、状況は以前に逆戻りしていた様子。以下は先月末、ストラスブール戦の敗戦の後で、ロテンとパウレタが語った当時のチームの内状。


「僕達は2ヶ月近く1勝もできなかった。必然的に問題が生じた。全員が少し足を引っ張りあってしまったんだ。僕達はスパイ(プレスに内部リークした選手)探しに気を取られすぎたのかもしれない。エネルギーと時間を浪費して、そのことが、僕達を結束させるよりは逆に仲違いさせてしまった。ハリロジッチに関して言えば、僕達が彼に要求することは、すべて拒まれるような気がしていた。もう話は通じなかった。何かを変えなきゃいけなかったんだ」 (ロテン選手)

「パリは複雑なクラブだ。いつも何か問題がある。言い訳を見つけたり、誰かに過失の責任を転嫁するようなことはやめなければならない。今、僕達は互いに努力を怠っている。全員が共に攻め、守らなければいけないのに、事実はそうじゃない」 (パウレタ選手)
(2005/3/10)

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2015.03.16

再掲(2004年5月)

それにしても今季(2003-04)は比較的、選手のフィジカルコンディションがいいシーズンでした。大きな怪我も少なかったし。ヨーロッパカップがなくてスケジュールが楽だということももちろんあるけど、昨季はほとんどベストメンバーが組めなかったからなあ…

プレシーズンのトレーニングはかなりハードで、遅れて入ってきていきなり怪我した人もいたし、序盤戦は体が馴染んでいないような印象でしたが、その時期を過ぎて調子に乗ってからは選手のコンディションも安定してる。
パリでのハリロジッチのフットボールを最初見て、これは走れないと駄目かもなとは思いましたが、シリル・モワンコーチはなかなか有能な人なのかもしれません。

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折しもズラタンがリーグアンの審判の判定に不満をぶちまけたとのことで、私はまだ詳しい事情を知らないのだけど、まあ言いたくなる気持ちは分かる。でもそういうことをはっきり言っちゃうと、後々追い込まれることもある。まさにヴァヒドがそうだったみたいに。

2004-05シーズン半ばに立て続けに起こった、いわゆる「アンチ首都の笛」は、ハリルホジッチ解任に至る大きな要因の1つでもあったと思う。オセール戦、OM戦、ナント戦、リヨン戦、ニース戦…いくつもの不可解な退場やPKの判定が論争を引き起こし、選手達は「PSGは審判団から嫌われているのではないか?」と疑念を抱いた。リーグ戦の5試合中4試合で退場者を出すなんてマジで驚き。

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2015.03.15

スポーツ新聞か週刊誌かの記事で、「PSG監督時代、ハリルホジッチが判定に執拗に抗議して2カ月の出場停止」、といったことを書いているところもあるようなのだけど、実際はそういうことでもないのよっていうのが10日に上げたエントリなわけで…

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2015.03.14

再掲・新監督が来た(2003年7月)

(ヴァヒドがPSG監督に就任して間もなくの記事から。当時からフィジカルコーチとしてヴァヒドと組んでいたシリル・モワン氏は、日本代表でも一緒にやるそうなのね。ところで私がヴァヒドを「ハリロジッチ」と呼んでいたのは、当時のスカパーの表記に合わせたのです)

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「もし誰かのエゴイズムがチームに迷惑をかけるなら、彼はチームにいることはできない。私の仕事の基本、それは敬意だ。無礼や挑発は決してあってはならない。それは礼儀の問題だ」
(ハリルホジッチ監督)

選手達は当初、これまでのシーズンだって厳しかったし、なんて余裕をかましていたのかもしれませんが、甘かった模様。
時間は厳守、チームの団結を理由に宿舎のルームメイト選びは一切私情抜き、トレーニングの後には自ら用具を片付ける選手の姿が見られるそうです。

またエルカルクーリ選手は、ハリルホジッチ監督のトレーニング法はフィジカル・コンディションに重きを置いている点がこれまでと大きく違う、とコメントしていましたが、この辺が昨シーズンの故障者続出、後半のスタミナ切れの理由かもしれません。

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2015.03.12

PSGまさかの勝ち抜けですわー。チェルシーとはヴァヒドが監督の時にもグループステージで当たってるんだけど、前哨戦(口の)を予想したらあのモウリーニョが思いのほか礼儀正しかったというのがあって、まあ当時はまともに相手にされてなかったんだなっていう

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2015.03.10

再掲・ハリルホジッチvs審判の話(2004年)

(最終的にヴァヒドに2ヶ月間のベンチ入り禁止が言い渡される、リヨン戦での退席の顛末。まあリーグアンの審判団にはありがちな、下手なわりに権威的でしかも妙に組合的な横の連帯があるという…)


その任期のかなりの部分を観客席で過ごした前任ルイス・フェルナンデスの場合、スタンドから試合を見守る姿もさすがに堂に入ったものでしたが、シュヴァリエ・ハリロジッチのサマにならないこと。

リヨン戦の前半半ば、ジェペス退場のゴタゴタの中で退席を言い渡されたハリロジッチ監督。バロンシェリ・アシスタントコーチも主審に「ブラボー」なんてイヤミを言って一緒に退場になり、ベンチには途方にくれた表情で無線を握り締めるサールコーチが残されるという非常事態にみまわれます。

「ヴァヒドが怒るのも分かるよ。毎試合毎試合、僕達は判定で問題を抱えてる」とはアルマン。確かにここ何試合かだけでも、ナント戦ではピエールファンファンが疑惑のPKを取られ(映像見ましたがあれはファウルじゃないと思うなあ…)、オセール戦ではイビセヴィッチ、OM戦ではアルマンが退場になり、いずれのケースもその判定の是非で物議をかもしています。

そのオセール戦でイビセヴィッチを退場させ、ハリロジッチ監督から非難されていたのが、まさしくこのリヨン戦のサルス主審。前の試合から1ヵ月もたたないうちにまたPSGの試合で笛を吹いたのはどうなのか、という話にもなるのですが、何人かの国際審判が負傷中だとか、残りの審判は所属の関係でPSG戦のジャッジはできないとかで、通常のターンオーバーができなかったという事情もあるようです。

DFを1人欠き、守備に奮闘したピショは、「10分間、主審は動転しちまってたのさ。なぜヴァヒドが退場させられたのかも分からない」と不満げなコメント。
ハーフタイムにロッカールームで、ハリロジッチ監督は選手たちに「誰も侮辱などしとらん」と胸を張っていたそうですが、ここはサルス主審の主張も聞いてみましょう。


「ジェペスの2度のタックルは危険で、警告を受けて当然でした。審判の役目は選手を守ることです。こういったプレーは容赦なく罰しなければなりません。
ヴァヒド・ハリロジッチに関しては、一度テクニカルエリア内にいるように言ったんですが、直後、彼がピッチにいるのが見えた。規則に従って退席の判定を下しました。彼が向かって来た時は、もう殴られるかと思いましたよ。もし彼が出ていかなかったら、私は試合を中断してピッチには戻らなかったでしょうが、幸いグライユ会長がとりなしてくれたわけでして」


つまりピショが「僕達に指示を与えようとして、テクニカルエリアから出たからかもしれないね」と言った、まさにそれだけの理由で退場をくらったというわけです。イビセヴィッチ退場の件で因縁も囁かれる両者ですが、いずれにしても監督には、何試合かのベンチ入り禁止なりなんなりの処分がありそうです。

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リヨン戦での退席がらみのトラブルを受けて、規律委員会は12月2日のコミッションにハリロジッチ監督を召喚しました。他に呼ばれているのはバロンシェリ・アシスタントコーチ、サルス主審、ラノワ第四審判。
ハリロジッチ本人は委員会で説明する準備はできているとのこと。「私が犯した唯一のミスは、テクニカルエリアを離れたことだけだ。この委員会で、ムッシュ・サルスが私に言いに来た時の録音テープを聞きたいものだね。その時分かるさ!」と自信満々やる気満々です。

以下は、オフィシャルサイトのハリロジッチの主張。


「あの退場はまったく認めがたい。私に礼儀作法を説教する者さえいたよ!リヨン戦での私のチームの素晴らしいパフォーマンスは、その陰にすっかり隠れてしまった。誰も70分間10人で戦ったPSGのヒロイックなパフォーマンスを話題にしなかった。誰1人としてだ!私は選手たちがかわいそうだ。
金曜の夜、チームと私は強い不公平感を抱いていた。選手たちは私に、この男はなぜクラブをこのように攻撃するのかと私に尋ねたよ。

(サルス主審の主張は)実際おかしな話だ。何より、彼の言ったことは評価しない。そうはいっても、私は決して、彼が明言したように無礼だったり、攻撃的ではなかった。マリオ(ジェペス)の退場の後で、私は一から戦術を立て直さなければならなかった。我々は皆マリオの2枚目のイエローに驚いたが、誰も過剰な抗議はしなかったんだ。私はその時、チームを組織し直そうとする監督として対応しただけだ。私がメンディに声をかけているのは映像で明らかだろう!殴られるんじゃないかと思っただと。フン…

第四審判は私に対してひどく失礼な態度をとった。しかし、私は何も言わずにテクニカルエリアに戻った。ムッシュ・サルスが目をむいてやってきたのはその時だ。
“3つ数えるうちに席にお着きなさい”。彼は非常に侮蔑的な口調でそう言った。だから私は彼に、私に対して礼儀を欠かないように求めたんだ。彼にはPSGをあんなふうに扱う権利はない。これが私が彼に言ったことだ。しかし、彼は忘れていた。

実際、(サルス主審が審判を務めた)オセール戦ではイビセヴィッチが退場になり、トゥールーズ戦ではPKに笛は吹かれなかった。もうたくさんだよ!私に殴られるかと思ったなどと言うのは邪悪で侮蔑的だ。34年間のキャリアの中で、私は一度たりとも誰かを侮辱したこともなければ、殴ったこともない。
試合前に握手した時、彼が私の挨拶に答えなかったこと、そしてハーフタイムに、彼が面と向かって私をあざ笑ったことも知っておくべきだ。審判にはそんな権利はない!

マリオは5分間に2つのファウルを出したが、私は警告は2つ目のタックルの後で十分だったのではないかと思っている。1つ目のプレーがフェアに見えただけなおさらだ。彼はボールに行っていたよ。
私が選手の配置を変えるためにテクニカルエリアから出た時も同じだ。それが退場の理由になるのか?毎試合、監督はエリアから離れるが、だからといって処分は下らないだろう!OM戦でリュボヤがデウーのタックルで怪我を負い、ヘイナウドはリヨン戦で負傷退場したが、一言もないじゃないか!マリオは金曜の夜、誰かを傷つけでもしたのか?違うだろう!」

(Q: フランスダービー2連戦の後パリに1万5千ユーロ、OMに1万ユーロの罰金が科せられたが?)
「もう一度言うが、PSGは頻繁に見せしめになっている。カーン戦でロールの退場はまったくそんな注目をひかなかった。今では単に、酷い目にあわせるためにそれを利用する者もいる。
リーグカップの時、ベロドロームで我々の受けた歓迎ときたら…OMの幹部達は通路で選手を脅し、レティジは頭にコインをぶつけられ、パリサポーターはありとあらゆるものを投げつけられ、我々はロッカールームに閉じこもらざるをえなかった。重大なことだよ!」

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2015.03.09

再掲・ハリルホジッチと「ギニョール」の話(2003年)

著名人そっくりの人形が時事風刺コントを繰り広げるカナル・プリュスの番組「ギニョール」が、セルフ・イメージには人一倍気を遣うことで知られるハリロジッチ監督の神経を逆撫でしている模様。
この番組で、「コーチ・ヴァヒド」はロナウジーニョがクラブで夜遊びしている現場に乱入したりして、フランスのお茶の間を楽しませているらしい。

このことで、家庭では奥さんや子供にも笑われているというハリロジッチ監督は、「あれではまるで私が独裁者みたいじゃないか」とおかんむりの様子。
この種のユーモアはお好みでない監督は、「私をよく知る人間は、私があんな風でないことを分かっている」と言い切っているものの、現実にPSG内部では、「コーチ・ヴァヒド」と呼ぶのはもちろん、この番組の話を出すのも厳禁らしい。

一方番組のプロデューサーは、「私達はいつだって現実から着想を得ているんです。何もでっち上げてなんかいませんよ」と涼しいコメント。
リール時代、その厳格さで既に数々の伝説を生んでいたハリロジッチ監督のPSG就任は、ネタの宝庫ルイス・フェルナンデス去りし後のメディアにとってはまさしく天恵だったようですが、最近のPSGの好調が少しばかり彼らの興味をそいでいるのは事実らしい。いわく、「人は時間通りに着かない電車のことしか話題にしないものだ」

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2015.03.08

どうせ半放置状態のブログなので、このまま少し、閉鎖したサイトに載せてたヴァヒドPSG監督時代のエピソードでも再掲していこうかと思う。最初に頑張って作ったサイトだったから愛着もあるし…

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2015.03.06

ついでに、先日のワールドカップ中に上げたエントリはここ

(再掲)ヴァヒド・ハリルホジッチ、ボスニア内戦の体験を語る

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カメラの話。どちらかというと装備は必要最小限まで削る方で、標準単つけっぱ主義の沼無縁な私ですが、そんな私が桜撮りを前に、悩みに悩んでようやく1台買い足す決心がついたところ、いきなり2万も値上がっていて今すごく悲しいです。

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2015.03.05

ヴァヒド内定なのかー。あれから10年、またこんな形で気苦労の日々が始まるとは思ってもみませんでした。いい塩梅でやってくれる通訳がついてくれるといいんだけど。(トルシエの時のダバディさんみたいに)

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2015.03.01

インタビュー再掲もう1つ

「たとえ私が毅然とした人間が好きだとしても、まあ、私も丸くなったと思う。気骨のない人間は窓のない家のようなものだ。プライドも根性もなくしては何も勝ち取ることはできない」
ヴァヒド・ハリルホジッチ語録2004。


閉鎖した私のサイトからもう1つ、PSG監督解任の少し前のヴァヒドのインタビューを再掲。

ヴァヒドは批判も受けたけれど、低迷する大赤字のビッグクラブを立て直すためにすべきことをしようとしていたのは分かる(まあPSGは体質がゆるいからネ…)。PSGの監督に就任したシーズン、チームはスタートにつまづき、ヴァヒドは何人かの主力選手のポジションを移動させた。それは実際よく機能して、PSGはリーグ2位の好成績でシーズンを終え国内カップも勝ち取ったのだけど、選手達は起用法に不満を示し、それはロッカールームの火種になった。

ただ、これに関してはあながちヴァヒド1人の責任とは言えない面もあって、つまりヴァヒドの一徹な性格は、いい条件で移籍したい選手の出ていく口実にされた面もなくはなかった。当時はオランピック・マルセイユによるパリの選手のあくどい引き抜きが相次いでもいた。

まあ10年も前のことではあるし、過去の失敗の話を蒸し返すのもどうかと思うけれど、誇り高く個性の強い人なので(彼たしかレジオンドヌールよ)、もし本当にヴァヒドを代表監督として迎えるなら、彼がどういう人物なのかをメディアや日本代表サポがあらかじめ分かっている方がいいのではないかと私は思う。
日本人は彼のようなはっきりした物言いには慣れていないし、特に、お世辞にもレベルが高いとは言えない日本のメディアとの間にいらぬ軋轢を生まないか、私はその点を心配してる。

Im

<04-05シーズンの不振を語る>   04年10月13日 ル・モンド

Q: PSGのこの期待はずれのシーズン序盤をどのように体験しましたか?
「今の時期は私の監督としてのキャリアで最もデリケイトだ。一方で、それは精神を豊かにもした。こういった状況にどう立ち向かうかを体験できる。このデリケイトな状況を破綻なく抜け出せば、PSGはクラブ史上最も重要な戦いの1つに勝つだろう」


Q: この悪い時期をどう分析しますか?
「我々は思いがけない03-04シーズンを体験した。たとえ批判は多かったとしてもだ。スタイルが守備的過ぎるとか…。おかしなものさ、メディアのこのフットボール・ジャコバニズムというものはね。つまり、PSGで起きることはどれもこれも良くないことなんだ。たとえ軋轢などない時でさえ」

「話を今季に戻すと、エクス・レ・バンでのキャンプはすこぶる好調だったのに、ロッカールームは完全に破綻してしまった。新加入選手は、他の選手から歓迎されなかった。嫉妬のためにね。前からいる5、6人の選手は、自分達はエリートだと思い、出世したと思っていたんだ・・・。彼らはすっかり変わってしまっていた。争いを引き起こした者もいた。故意にかもしれんな。フィオレズ事件は多くのことを不安定にした。我々は試合のボーナスや契約の更新について話し合い、メディカルスタッフは自分達の給料に不満を抱いていた。まあ、いろいろある。おそらく気の緩みもあったんだろう。我々は全員、ちょっとばかり思い上がっていたんだ。スタッフ、幹部、そして何より選手たち」


Q: 要するに、チームは仕上がっていなかったと…
「そうだ。チーム作りは簡単なことではない。私は日々の労働で、チームはひとりでに、自然に1つになると思っていた。何も強制しようとはしなかったよ。私はことを起こすべきだったのかもしれない。ロッカールームが良くない時には結果は得られないものだ」


Q: 不振の原因はリーダー、前のシーズンのフレデリク・デウーに課せられた役割の不在ではないのですか?
「問題は、今季は選手全員がリーダーになりたがったことだ。全員がキャプテンになりたがっていた。私は結局、彼らの中で一番謙虚だったピエールファンファンにキャプテンマークを委ねた。そしてペドロ・パウレタをナチュラル・リーダーにした。2人とも私に、他の選手は言うことをきかないと言ったよ!ジェラシーはフランスでもっともよく行われるレジャーのようなものだ。しかし、私はそのことが、チームにあれほどの軋轢を引き起こすとは思わなかった。チェルシー戦の敗戦の後、私は強権を発動し、選手たちに彼らの間で問題を解決するように言った。そして、もし誰かを放出する必要があるのなら、私はそうするだろう、とも」


Q: ニューカマーのジェペス、アルマン、ロテンが本来のレベルに全然達していないのはなぜですか?
「まさに、彼らが同僚から暖かく迎えられなかったからだ。私だってそうだよ。ナントでの選手生活の1年目には冷遇されたものだ。チームメイトは決して私にボールをくれなかった。後になって、彼らは私に、私のサラリーを妬んでいたのだと打ち明けたよ。今の状況も同じようなものだ。ある者は新しく来た選手にこう言った。“どうしてPSGに来たんだい?君のポジションにはもう選手がいる。君よりいい選手がね”。ロテン、ジェペス、アルマンはいい選手だ。しかし、彼らはこの“歓迎”でひどく傷ついた」


Q: この状況に責任を感じていますか?
「監督なら、常に責任がある。このチームをチョイスしたのは私だ。私はチームを信頼していた。しすぎていたんだな、おそらく…。それでも彼らは悪い連中ではないんだ。しかし、これほどの不和が生じるとは思っていなかった。我々が多くの負傷者を抱えていたこと、何人かの合流が遅れたことも付け加えておこう。何も簡単じゃない」


Q: 辞任を考えましたか?
「一度も。決して辞任はしない。4年契約をまっとうするだろう。4,、5年延長だってするかもしれない。当然だろう…」


Q: 解任を心配したことは?
「一切ない。私は全員から支持を受けていた。ジャン=ルネ・フルトゥ(ヴィヴェンディ・ユニヴァーサル・グループ会長)、ベルトラン・メウ(カナルプリュスグループ会長)、そしてもちろんフランシス・グライユ(PSG会長)。私は自分の仕事を疑ったことはないし、そもそも誰も不平を言ってない。君達は選手が私の仕事を悪く言うのを聞いたのかね?」


Q: デウー、ハインツェといった何人かの元選手が、最近あなたのやり方を批判しました。彼らの目には独裁的すぎると。
「監督の仕事に就く者が、毅然たる意志も権威もなくしてPSGのようなクラブを指揮することはできない。ここでは、決めるのはこのヴァヒドだ!我々はシーズンの初めに内部規則を定めた。全員がそれに従わなければならない」


Q: あなたは選手たちに厳しすぎはしませんか?
「厳しいとはどういうことだ?私を最高にうんざりさせるのは、選手たちがいったんクラブを出て行くと、PSGを悪しざまに言うのを聞くことだ。似たようなことをする監督もいる。彼らは恩知らずな言葉を口にする。昨日までの素晴らしかった人間がだ。その気になれば、私はルイス・フェルナンデスとジャン=ミシェル・ラルケに対していろいろと批判するかもしれんな…」


Q: あなたとフランシス・グライユ(会長)の友情は、あなたを守っていますか?
「フランシス・グライユは私に、私の彼に対する借りより多くの借りがある。彼は私という人間が分かっているし、私のやり方も知っている。我々は同じ船に乗り、固い信頼で結ばれている。喧嘩ばかりしていたフェルナンデスとペルペールとは違ってね!」

「ことわっておくが、この7、8年でPSGが赤字なしでシーズンをスタートしたのは今季が初めてだ。ついでに言うと、我々はクラブが選手に貸していた家にあった家具を返してもらった。それこそサンジェルマンアンレ中の家を飾り付けられるほどだったよ!私の仕事部屋のテレビは見ているだろう。あれは家に2、3台テレビを置いていた選手のものだったんだ。ここに来てから、匙一本買わなかった」

「PSGはすっかり変わった。そしてそれを喜ばない者もいる。選手の中には、なぜPSGがもう前ほど豊かではないのか分かっていない者もいる。イビセヴィッチを獲得した時、彼らは私にこう言った。「どうしてモリエンテスを獲らないんですか?」。簡単なことだ。イビセヴィッチの月給は5,000ユーロなんだよ。クラブの安定はそこからだ」


Q: PSGはまだチャンピオンズリーグのトーナメント出場権を獲得することができますか?
「難しいだろうな。スタートが悪かった。我々はまだ問題を脱してはいなかったから。しかし我々は、一刻も早くチームを立て直すために何でもするだろう。私はといえば、より気を引き締めていく。夢のようなチームを手にしたと思っていた。私は間違っていたんだよ」

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