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2014.11.08

(つまらない話なので読み流し推奨)

Top14決勝がバルセロナで開催される件について、ニュースサイトのコメント欄をざっと見た印象では、やはり決勝がフランス国内で行われないことを残念がるトーンが強い感じであった。
日程を数日ずらせばよかったんじゃないかという意見もあるけど、一般にラグビーは芝が荒れるという認識なので、スタジアムの管理側がユーロの開催中にラグビーの試合を入れたくないと考えるなら、それはまあ分かる。私だってPSGの試合の3日前に、パルク・デ・プランスのピッチでスクラムを見るのは心臓に悪い。
ナントのボージョワールとか、空いている(たしか)スタジアムはいくつか思い浮かぶにしても、いずれも収容人数はSDFの半分かそれ以下である。

ブランコの言うように、ラグビーがフランスで人気のある金が動くスポーツだとしても、昨今のヨーロッパの経済状況なども考え合わせれば、国外から各地にそれなりのお金が落ちるであろう欧州のお祭りと、国内のプロリーグを同列に考えるのは難しい。


USAPがバルセロナで試合を開催することには、南北カタルーニャの統一といったクラブ固有の民族的ビジョンが背景にあったのだけれど(それは現在結構デリケートな話題だ)、Top14決勝はフランスのプロラグビーの頂点である。カンプノウがいかに神話的なスタジアムではあるとはいっても、ラグビーマイナー国のサッカースタジアムとなると、まあフエラではないのかなあという気はする。
どこであれ観客のほとんどはフランス人なんだろうから近い方がいい、というのはそうである。そこから98,000人のスタジアムを埋めるにはさらに努力が必要かもしれないけれど、観客記録更新で成功と考えるか、ひとまず回収して成功と考えるか、なんにせよラグビーの普及に貢献しましたよね!をもって成功とするか…FFRがどのへんにハードルを置いているのかは知らない。

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FFRでカムーに代わってブランコの露出が増えているのは、代表の不振と協会批判に対するだけでなく、ラポルトの会長選立候補発言に対する牽制もあったりするのかなあ…なんて考えてしまう、最近のフランスラグビーなのだった。

そのラポルトのトゥーロンは、現在1列にフッカー1人と右プロップ1人しか残っていないらしい。5人が代表に取られ、2人が怪我。この件でゴズに電話したというラポルトは、前節試合後の会見で、代わりに若い選手をプロの試合に投入するにはフィジカル的にリスクがあり、もし何かあった場合LNRが責任を負うと保証してくれないのなら、週末(今日)のカストル戦を棄権しちゃうかもよ〜、と言い放ったそうである。

メディアは当然のごとくこのラポルトの発言を「脅し」と受け取った。
代表戦の招集のために選手が足りなくなるのは(主にガロンヌのほとり方面で)よくあることだけれど、棄権というのはあまり聞かない。1列にはより以上の専門性とフィジカルが求められるとしても、どのクラブもエスポワールを起用してやりくりし、それはしばしば若い選手のチャンスにもなった。
それ以前に、低予算のクラブなどは日頃から育成を当てにするしかないだろうわけで、以前ブジェラルが「今のフランスラグビーのシステムでは、育成は金にならないからやらない」的なことを言っていたトゥーロンの下部組織はどうなっているのだろう、といぶかしんだりするのだけど…

もちろん若手の健康を考慮すべきという意見は正しい。しかし、そもそもクラブに代表クラスの選手を集めて勝つリスクってこういうことだ。
ラポルトも実行はしないだろうし、これは彼がメッセージを通す時によく使う手である。ここで頭をかすめるのは、これは代表戦とリーグ戦の重複に起因する問題で、スケジュールの改善はラポルトがFFR会長選立候補を表明した時に強調していたことだった。つまり「脅し」の標的はLNRだけでなく…

2016年のTop14決勝をフランスで開催するのに必要だったはずなのは、新スタジアムなのか、決勝フェイズの廃止だったのか…という話。
ところでこのニュースを見た時、「今週ギィ・ノヴェスは余計な取材にわずらわされるのだろうな」と違う方向を気にかけてしまったのだけど、やはりラポルトの件について意見を求めて突撃したジャーナリストに対し、彼は「それは現在私の問題ではないのでね」、とノーコメントを貫いたそうである。スタッド・トゥールーザン、現在大不振から復活中。

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