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2014.07.31

移籍市場の話題を横目で見ながら、落ち着かないので来るも来ないも早く決まってくれないものかと思う。カバーニに関しては、昨季リーグアン最終節の優勝トロフィー授与式で「来季も会おうねー」なんて調子のいいことを言っていたわけだし、起用法についてもワールドカップ前にクラブ側と一度話し合ったと言ってたから、相当条件のいいオファーかクラブの事情(お高い選手を獲得するなど)がなければ、差し迫って出て行く理由もなさそうな気はする。会長もその時点では彼を売る気はないと言っていた、けど。

バカンスから戻って来たと思ったら、ウィルスにやられたとかでPSGのチームメイトと一緒にアジアツアーに出発できず、またいろんな憶測を呼び、その後合流した。
それにしても彼の公式ついったの自撮り笑顔(香港行き機内)があざとい。どうなんだ君。彼の場合は笑った顔が意外に少年っぽいその落差がモテポイントなんじゃないかと推測するし、そのあたりが原因で、昨季はシーズン中に離婚調停で帰国して試合を欠場するはめになったのだけど、プレミアに行ったりしたらタブロイドの格好の餌食になりそうだなあ…とは思っている。脇甘そうだし。

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2014.07.29

ワールドカップで話題になった日本代表サポのごみ拾いの話を、私は主にフランスの新聞サイトで読んでいて詳しくは知らないのだけど、あちらの反応は、「模範である」と賞賛しつつも驚いているという感じであった。
難しいのは、正しいファンの前では代表は正しくなければならないという点で、しかしワールドカップのような大会で勝つには多少のえぐいこともできないと…とスタジオ解説の戸田サンを見ながら考えていたのだった。

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2014.07.26

nowplaying

Robyn Hitchcock - Sinister but she was happy
http://www.youtube.com/watch?v=I0cSTtGIyt0

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2014.07.25

闘将と準決勝

(フランス代表でさえ今回はデシャンで形になったんだから、ブラジルはまたドゥンガとかどうだろう、なんてオットと冗談を言っていたら、現実になってしまったので)


1990年ワールドカップ優勝チームの主将ということで、JDDはローター・マテウスのインタビューを取り、ブラジル大会決勝の日曜の紙面に掲載した。ドイツの闘将は、自国の代表にメッシやネイマールほどの天才的な選手はいなくても、1つのチームとしてよく完成されていることを評価し、同時にブラジル代表の心理的な問題を指摘した。

「サッカー選手が泣くというのが分からない。ブラジル人はしょっちゅう泣いていた。国歌が流れたといっては泣き、チリを破ったといっては泣き、ドイツに負けたといっては泣き。彼らは自分達が男であること、強いことを示さなければならない。私はこのチームのボディ・ランゲージほど不吉なものを見たことがない。彼らは恐れていた。それが何だったか、ネイマールのジャージを持つアイデア?フランスはリベリーを失ったが、何も耳にしなかった。ファルカオとコロンビア、ロイスとドイツだって同じことだ。めそめそするかわりに、ブラジル人はネイマールがいなくてもできることを示すべきだったんだ。彼の不在は彼らの準決勝前の唯一の心配だった。ショックだったよ。私が知る限りネイマールは死んでいない。彼は重傷で私はそれが残念だが、チームは一選手より強くなければならない」

…さすがババリアのマッチョ…(反語)と思わされたインタビューだけれども、準決勝の国歌演奏の時、不運な負傷で出場がかなわなかったエースのジャージを掲げるエモーショナルな映像を見ながら、漠然と「このチームは勝てないのでは」と思ったのは本当だった。

自分が見かけるケースの多くで、離脱したチームメイトを想うメッセージはゴールを挙げた時に示された。ジェスチャーや、今は禁止されているジャージの下のアンダーウェアを見せるというような形で。
あのジャージは一選手に向けたものではあっても、マスに向けたメッセージにもなりえていた。団結のシンボル…いや、戦う前から、もしもの敗戦の理由を絶対的エースの不在に求めるかのように。そしてそれは実際、彼に怪我をさせたコロンビア人選手へのさらなる非難をかき立てかねないものだった。

ジャージが象徴すべきものはあくまでも代表のカラーの誇りであり、それは実際しばしば重い。主将チアゴ・シウバが昨季PSGの最後の数試合で精彩を欠き、すでに気持ちがワールドカップに行っているのではないかと言われたあたりから予感はあった。でもそれは極めて人間的な感情だ。いずれにしてもワールドカップは興行としては巨大すぎる。

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2014.07.24

ロバン君自身は小指の腱を痛めていて15針縫ったりしたそうだけど、手術を受ける前にパラが病院に面会に来たとか、それから犯人身元割り出しのために警察に行ったら、ルージュリーと再会して話をしたとか、そんなことも話している。で、結局私はクレルモントワがナイスガイであるという話をしたいだけなのだろうか。

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目撃証言メモ

ケイゼルについては怪我の手術を受けた後で家に帰ったと書いてあるところと、そのままファルゴに行ったと書いてあるところがあって、どちらか分からなかったのだけど、昨日、あたしのピエールと一緒にチームメイトと合流したみたいでほっとする。
以下はクレルモントワと一緒にいて襲撃に巻き込まれた地元の青年ロバン君の証言。RMC。


「僕達はミヨーの元ラグビー選手のバーでたまたま出会ったんだ。すごく気さくなやつらでね。僕は本当に、このクラスの選手達がこれほど気取りがないとは思ってなかった。
0時30分頃、僕達はナイトクラブに行った。僕はモルガン・パラ、フリッツ・リー、ダミアン・シュリーと一緒だった。彼らは店の場所を知らなかったから、僕達が案内したんだ。最高な夜を過ごしたよ!閉店の時、1人の女の子が男友達の1人とちょっともめていた。ある選手が少しなだめようとして仲裁を試みたんだけど、そこで選手達と他の人達の言い争いが起きた。相手はスクーターに乗って立ち去り、僕らも店を出た。僕らを襲ったのは、選手を罵っていたのと同じ連中だと思うよ。

待ち伏せされたのは、クレルモントワを彼らのホテルに送って行く時だった。ホテルはクラブから550mくらいのところにある。店から350mほど行ったところで、2台のスクーターが僕達の前に乗りつけたのが目に入った。刃物を持って。離れて歩いている選手もいて、だからあいつらは先頭のグループを狙った。僕の前にいたバンジャマン・ケイゼルに刃物で襲いかかるのが見えた。彼がやられたので、この上彼がひどい怪我を負わないように間に入って落ち着かせようとしたんだけれど、その時、僕は左手を切りつけられた。
もし手で庇っていなかったら、間違いなくもっと重傷になってたよ。狙われたのは頭だから。あいつらはきっと、今度は僕が加勢に来たと思ったんだね。もう1人選手が駆けつけて、それで彼らは逃げたんだと思う。通行人がみんな走ってくるのが見えたから。消防が到着した時には、襲撃犯はもう消え失せていた。襲われていたのはせいぜい1分半くらいで、僕はもう襲撃犯が顔を出していたかどうかも分からない。本当によく覚えてないんだ、あっという間のことだったからね」

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2014.07.23

nowplaying

Saint Etienne - You're In A Bad Way
http://www.youtube.com/watch?v=OEDAGNYYa1o

ASSE?なんでまたこんなグループ名なんだろ、とはずっと不思議に思ってる。

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日曜の未明に仏南部ミヨー市街で、宿泊ホテルに戻る途中のASMクレルモン・オーヴェルニュの選手達が刃物を持った約10人の男に襲われ、主将とフッカーとワイルド2列の3人が病院へ─
20日、クラブの公式サイトに掲載されたコミュニケは、そんな突拍子もなく物騒な内容だった。ラグビーではめったに聞かないような話であることはもちろん、サッカーのこの種の(選手を標的とした)暴力事件と比較しても、明らかに「武装」がシャレにならない。マシェット?刀?サバイバルナイフ?

まあコミュニケについては、クレルモンのスポーツディレクターが話を盛る傾向にある点を考慮する必要もあり、また何より、事件が起きたのがプレシーズンキャンプ地ファルゴに移動する途上であることから、たとえばサポーターとの確執のような、ラグビーの文脈ではなさそう。
わざわざジャージ姿のガチムチ大男の集団をターゲットに選ぶ強盗もいないだろうし、となると残る可能性は…ありがちな夜のお出かけのトラブルとか…

結論としては果たしてその通り。容疑者はすでにミヨーの警察が確保し、現時点で5人。どうも札付きの若者達らしい。
動機はまだはっきりしていないものの、クレルモントワが立ち寄った2軒目のクラブでのトラブルがきっかけと見られている。店側はいずれも異常があったかどうかには気づかず、選手達はおだやかに楽しく過ごしていたようだったと証言しているのだけど、この夜クレルモントワと一緒に回っていた地元の青年によれば、閉店時にドア付近で険悪な言い争いがあったという。
その場はルージュリーがなだめ、しかし店を出て数百メートル歩いたところで、スクーターに乗り待ち伏せていた件の若者達が襲いかかった。青年自身もケイゼルを庇った時に手に怪我を負った。

地元青年の話と照らし合わせれば、公式サイトのコミュニケはやっぱり人数や武器などを軽ーく盛ったかなという気はする。
警察・司法側のソースでは、選手達が店を出る時、1人の男性客が“知人の”若い女性を荒々しくののしっているところにクレルモントワの1人(ルージュリー)が間に入り、落ち着くように言った。青年の目撃証言はその時のことと思われ、とすると、襲撃者達が動機に関して口をつぐんでいる理由も何となく推測できるような…
付け加えると、選手達は(襲撃者達とは反対に)特に酔ってはいなかったみたいだ。

クレルモンの負傷者はケイゼルが腕に切り傷、ルージュリーが肘をスコップで殴られ、最も重傷だったピエールは腰の縫合手術を受けた後でクレルモン=フェランに帰宅した。
ルージュリーとケイゼルはキャンプに合流したものの、3人とも通常のトレーニングに戻るまで1ヶ月前後はかかりそう。シーズンの準備の大事な時期に、クラブにとってあまりにも想定外の打撃。

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2014.07.16

アルゼンチン代表のW杯敗退は大抵いつも悲壮感が色濃く漂うものだったから、今回の本国の反応は近年かなり異例な印象だった。
誇りと感謝、Oleは「このチームは敗北を越えて国民を感動させた」と書いているみたいだ。

アルゼンチンのサッカー選手では、とりわけディフェンスの選手が好き。頭が良く、小狡く、献身的で、すごく勇敢。小柄な選手が見上げるような相手FWと互角以上に競り合っているのを見ると惚れ惚れとする。
ところで先日、フランスで長くプレーして今は代理人やTVのコメンテーターをしているオマール・ダ・フォンセカ(彼はFW)が、アルゼンチン人はトリシュール(ペテン師)?と訊かれた時の答えがなかなかいい感じだった。
「もちろん!それは我々のDNAに組み込まれてるんだ。からかう、ひやかす、怒らせる。それが俺達さ」

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2014.07.15

W杯におけるジャーナリズムを振り返りまして

まあイングランド人はあくまでも、朝起きて一日が天気を呪うところから始まるような国民性であってほしい。

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ディ・マリアの移籍に関して、PSGとレアル・マドリーの交渉はどうもうまくいってない感じ。というか最近、富豪につられて自分の感覚もちょっとおかしくなりつつある気がするので、1部残留をかけて戦っていた頃を思い出しながら気を引き締めていきたいと思う。

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「監督の決断でハーフタイムに交代した。でもそれはたいしたことじゃない。一番重要なのは、交代がチームにとって良く働くことだった」、とラベッシ。決勝の後で。

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誇り高き敗者の記録

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2014.07.14

そういえばレキップ・マガジンのローラン・ギャロスVIPの写真の中に、PSG会長とレアル・マドリー会長が並んで座る意味深な1枚があったことはあったけど。アンヘリート、ほんとかな。

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2014.07.12

変革を主張する人が、要約すれば単純に、あんたの既得権益をこっちによこせと言ってるだけだったりするのは多々あることだけど…
FFR会長選に出る気満々なラポルトのキャンペーンを支援しているのが、どうやらブジェラルとジャッキー・ロランゼッティらしいというのが何となーくきな臭い。ブジェラルとジャッキーはむしろTop16推進派だったはずなのが、まず引っかかる点。しかしこの件では彼らにもうまみがあるんじゃないか、と見る向きもある。
つまり放映権料(カナルプリュスとの今回の契約は2019年まで)の総額が変わらなければ、チーム数が減った分の取り分が増える…というんだけど、そもそもあれは26試合+決勝フェイズという条件の契約だろうと思うし、というか、LNRに属することがなんでFFR会長選のあたかも公約みたいに語られてるのかがいまいち釈然としない。

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サッカーアルゼンチン代表のいいところは、あれだけの強豪国でありながらどこかしらカウンター的なポジションにいることかな。

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2014.07.11

「シレッセンを責められないよ。PKなんて博打だし、それはファンハールが招いたこと。彼はクルルよりFWを選んだんだから」とGKに擁護的なのは、RMCでコメンテーターをやってるグレゴリー・クペ。
私はまあ選手のパフォーマンスより采配が話題ってどうだろ、と思ってしまう方なんだけど、それはともかく過去PK戦に関して印象に残ってるのは、2004年のフランスカップ準決勝だったかな、PSGのGKレティジが「僕が止めた選手は2人ともたまたまPKのデータを持ってない選手だったんだよね」、と言ったこと。

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2014.07.10

いえ私はスパーズ贔屓ですよ

スパーズと契約延長かー。ロリス君やっぱりドM…いや、今季はポチェッティーノが守備組織をなんとかしてくれる…はず。

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金田さんのアルゼンチン戦解説

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ラベッシ人気はやはりまあSNSからの盛り上がりらしくて、ツィッターには#LavezziSinCamiseta みたいなハッシュタグ(www)もあるみたいですが状況がよく分かりません。

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2014.07.09

ネイマール、それともハメス・ロドリゲス。ワールドカップのいけめん達が日本のメディアをにぎわせていた頃、地球の裏側アルゼンチンでは“セックス・シンボル” ラベッシの女性人気が沸騰していた件。

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ダヴィド・ルイスがなぜモウリーニョと合わなかったのかがうっすら分かってきた私は今猛烈な不安にかられている

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ラポルトが何か言っているので

「(2016年にFFR会長選に出馬する方向で)私の心は決まっている。少なくとも2人の候補がいるように。候補が1人しかいないなら、私にとってそれは旧ソ連であって民主政治ではない。ラグビーはもう20年前のままであってはいけない。危機から目をそらすのはやめよう。フランス代表が負けても、誰一人自分の意見を言わない。それは普通ではないよ!幹部が興味を示すことは1つだけ、自分達のポストなんだ。FFRはデモクラシー以外なら何でもありだ。変えなければならない。協会はもう、他の全員を黙らせて3、4人で運営していてはいけない」

選挙活動開始。ベルナール・ラポルトが最近、レキップやMidolのインタビューで話していること。FFR会長選の立候補を視野に入れた彼は、フランスラグビーの危機的な現状を見ながら関係者を容赦なく批判する。
勝てない代表はこの3年間というものフランスラグビーについてのネガティブなイメージを与えており、子供に夢を与える使命を果たしていない。PSAはトゥーロンを指揮していた当時約15人の外国人選手を採用したが、彼は代表のことなどどうでもよかった。負けるたびに他のせいにするなら代表監督など引き受けるべきでない…等々、このあたりは散々ループしてきた話なのではしょるけれど、実際1年前とまったく同じ議論をしているこの進捗のなさが悲しい。


一方ラポルトはフランスラグビーの過密日程の問題に触れ、国内リーグ再編を構想しているのだけど、Top14からTop12に移行すべきだというだけでなく、決勝フェイズを廃止しろと言ってるのはちょっと、思い切ったなと思った。特にTV局との契約を考えれば。

ラポルトのこの提案はスケジュールの重複の問題とリーグの公平性の問題を解決するためで、そして実際、レキップがサイト利用者を対象としたアンケートでは、彼らの64%が決勝フェイズをなくした方がいいと考えているようだ。主にレギュラーシーズンの結果を尊重すべきという理由で。
プレミアシップに倣って12チーム形式で決勝フェイズは準決勝から、といった折衷的な意見も支持されているようだけれど、結局のところ試合数減にともなう減収の問題をいかに調整するかという点で、どの程度の現実性があるかという…

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2014.07.08

ブラジルが敗退したらエースに怪我させたコロンビア人のせい、みたいなキャンペーンでしょうかネ。

アルゼンチン×ベルギーは…早い段階で頭を切り替えて観た。つまりアルゼンチンが先制してからは、より総合的に、アルゼンチン人が勝つためにやることのすべてを観察しようと。ベルギーのリズムをチルアウトする、洗練されたディティール(南米的な意味で)をですね。
凡庸な試合という評はそのとおりだと思うので、異を唱える気は一切ないです。単に、楽しみは工夫次第という話。

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2014.07.07

私はよく初めから終わりまでアイロニーみたいな文を書くので、文意がちゃんと伝わっていればいいんですが

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オランダ×コスタリカは観ていないので誤認してるかもしれないけど、もし交代策のためにフィールドプレーヤーに負荷がかかったとして、その疲労が残って準決勝にまで影響したと見られる場合、コーチングの評価はどうだろう。

私は2007年楕円W杯でベルナール・ラポルトが言った、「コーチングというものは、勝った時にはいつでもトレ・ビアン、だ」、という言葉がわりと印象に残っているのだけど。

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ワールドカップも準決勝まで進んだこの段階で、レキップは「ブラジルは(判定で)優遇されているのか?」という、実質疑問符はついてないも同然の記事を載せているのだけど、大体ブラジルを優勝させるための大会なんだから、判定に偏りがあろうと驚くようなことでもなんでもなく、敗れたチームにはそれを突き崩せるだけの何かが足りなかったというだけのことだ。そんなものだ。

それだけにブラジル代表の現場にかかる優勝のプレッシャーはなおさらと思われる。エースを失い、フェリポンがこの上主将の出場停止処分に異議を唱える程度には。
仮に「もしも」のことがあっても、その時はまた胸を打つ悲劇の物語が綴られるのだろう。願わくばその物語が悪役を必要としないよう。

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2014.07.06

いやまあ、いらぬ心配とはいえ、ハメス君は若くしてあのイメージでW杯ブレイクしちゃうと、後々なにかと大変じゃないかなあ、と気にはなる。キャラ的な意味で。

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2014.07.05

あなたのジャージを完全ホールド

新パリジャン、ダヴィド・ルイスが試合後えらい勢いでハメスを慰めていたようだけど、私の心にふと「彼は単なる熱烈ジャージコレクターではないのか」という疑問が芽生えたので、今季はじっくり見極めたい。

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灼熱のピッチに次々と選手が倒れていく累々たる屍の山の向こうに、ノイアーが1人屹立している。そんな終末の光景が見えた気がした

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2014.07.04

ミュラーとその醸し出すものを一目見て、「こいつはバヴァロワだな」と確信したのだけど、その通りだった。なんか今回のドイツは話の分かる感じでいいと思う。
ところで主催国ブラジルは、早くも椅子取りゲームというか、もしもの時の戦犯認定をいかに回避するか的なメンタルに傾きかけているような気がするのが気になっている。想像を絶するプレッシャーだとは思うんだけど。私はパリジャンが心配だ。

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RCトゥーロン会長vsベジエ市長のエントリは、ヴァヒドのインタビューの最後の部分から思いついて書いたもの。つまり私はスポーツに政治を持ち込むのは好きじゃない。
もちろんスポーツがいかにプロパガンダやら大衆のガス抜きやらに利用されてきたかに気づかないふりをしているわけではないけど、生きていくのにつかの間の非日常的な夢は必要なものだと思う。

まあサッカースタジアムにはヴァヒドの言うようにストレス発散、自己主張の場として機能する側面もあるけど、最近すっかり行儀よくなった観客席の光景を見ていると、かつての横断幕や発煙筒や爆竹に託されたあの鬱憤はどこへ行ったのだろう?と不思議に思…ああ、SNS?

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2014.07.03

ふとメッシに盛大にぶち抜かれるノイアー(エリア外)を夢想しながら、再度GKに対するおのれのほの暗いサディズムを自覚。当たる可能性は…決勝?

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ブラジルの円球祭りでは、あのフランス代表がいつにないチームワークで勝ち進んでいる。(すごくデシャンのチームです…)
もしドイツがコケていれば準々決勝ではアルジェリアとの対戦もありえたわけだけど、一方、本国の楕円方面はというと、ジャーナリズムもおおむねバカンスモードのこの時期に、RCトゥーロン会長ムラド・ブジェラルvsベジエ新市長ロベール・メナール(国境なき記者団の)という、なかなかの好カードが組まれていた。

今回の発端は7月に予定されていたベジエ×トゥーロンの親善試合らしい。結論から言うと、この試合は中止になった。
3月の地方選で、まさかの極右・国民戦線の支持を受けたメナールがベジエ市長に当選すると、ブジェラルは自分のチームのベジエ行きを取りやめ、それからこの試合をトゥーロン側のホームスタジアムで開催しようと申し出た。低迷して久しい古豪ベジエに収益の全額を贈るという麗しい条件付きで。

気の毒なのは板挟みになったASベジエで、市からはトゥーロン行きを中止するよう圧力をかけられ、こうなると市に補助金を出してもらっているクラブの立場は弱い。
試合中止に満足したメナールは、「ラグビーと政治をごっちゃにしている」とブジェラルを批判する。ちょっと待って北京五輪の聖火リレーは?という疑問はさておき、対するブジェラルは、メナールの例の洗濯物条例(景観保全のため公道から見える建物の窓辺やバルコニーに洗濯物を広げるのはやめましょう)に当てこすって反撃した。
「なんともがっかりだね。せっかくベジエの選手達に試合後気持ちよくマイヨを干してもらおうと思っていたのに。ロベール・メナールは洗濯乾燥機を売っている会社に投資でもしたんじゃないのかな」

双方の出自と政治的姿勢上、バトルは少々ややこしめ。そこからは、ブジェラルがいかに国民戦線の政策に共鳴しないかという話に続いていく。選手獲得に際しては人種や国籍ではなく能力を見るという「多民族チーム」のクラブ会長であるブジェラルは、先日も、PSAら代表スタッフのテストマッチ敗戦の弁における「Top14に外国人選手多すぎ」という指摘にタックルしたばかりだ。
スポーツビジネスのパトロンとしてはいささかポリティカルなブジェラルのスタンスは、こうしてまたも楕円球界を波立たせる。

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2014.07.01

(再掲)ヴァヒド・ハリルホジッチ、ボスニア内戦の体験を語る

結構前に訳してサイトに載せていたヴァヒド・ハリロジッチ(ハリルホジッチ)のインタビューを掘り起こす。2004年、10年前のだねー。ボスニアの戦乱の体験など。
内戦が始まると、彼はまず妻子だけをパリに送り出し、自分はしばらくモスタルに留まってそこで殺戮の様を目の当たりにした。それでも現地の人の言によれば、彼は早い時期に出国したからまだましな方なのだった。

話せば長くなるからしないけど、ヴァヒドがPSGを指揮しての2年目は、一部選手との確執やジャーナリストとの関係悪化もあって、彼は「独裁者」と呼ばれて批判されたりしたものだった。でもインタビューを読むと、彼は自分をそう呼んだ誰よりもファシズムを嫌悪していたのが分かる。まあ、ちょっぴり自意識過剰なところはあったけど、複雑で面白い人だった。

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-あなたは90年代初めの内戦の間、ボスニアにいた。あの戦乱はあなたの性格を強くした?

「もちろんだよ。42年間、私はほとんど非現実的な人生を歩んできた。学校では一番よくできる生徒だったし、フットボーラーとしても、私は母国で一番だった。23歳で初めてプロ契約を結び、代表選手となって、市民は私にカフェ・バーを一軒贈ってくれた。大金を稼いで、すべては順調だった。それからあの戦争だ。
今私は、どうして自分がまだ生きているのか分からない。ファシズムというものがよく分かったよ。人類が第二次世界大戦で体験したこと、私はそれをこの目で見たんだ。私は虐殺を目撃し、人々を助けた。彼らは姓が違うという理由で殺しあっていた。ある日、4人のファシストが友人の母親を殺そうとした。私はカラシニコフの銃口の先に割って入って彼女を助けたんだ。

内戦が終わった時には、私はすべてを失っていた。フランスに戻りはしたが、みんな私のことを忘れていたし、彼らは私のコーチライセンスを認めたがらなかった。つらい体験だったよ。
私は人生で一度、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立のために投票した。そして、その後起こったことを君達は見ただろう!私には高い地位にある友人が大勢いる。右派にも、左派にもだ。まあそれでも、右派にはあまりいないが…。しかし私はもう二度と投票はしないし、決して政党には入らない」


-フランス国内の極右の台頭をどう思う?

「ぞっとするね!しかし、フランスのような国で、人々が物乞いをするのを見るのは正常なことではないよ。世界で起こっていることは、どれも背筋が寒くなることばかりだ。だからこそ私は、スポーツはそういった問題を忘れるのに一番いい手段だと思っている。
スタジアムに来れば、サポーターは大声を上げて騒ぐことができる。時々、嫁さんに思い切って何も言えないような時にはね。彼らはそこでストレスを解消できる。自己表現の場なのさ」

(04年1月10日 ル・パリジャン)

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頭を上げて大門を出る

ヴァヒドおつ。これアルジェリアの新聞だって

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自分の好きなチームが「強いね!」と言われるとなんだか気詰まりなんだけど、「面白いww」と言われると妙に嬉しいのはなぜか。

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