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2013.04.12

【ラグビー】 ベネゼク、参戦する

「自転車のことが話題にされているけれど、あらゆるスポーツで、それがハイレベルになった時から、そこにトリシュール(ぺてん師)がいないとは考えにくい」、そう言ったのはシャヴァネルだった。
多くのスポーツファンはすでに、ドーピングに関してはたいていのことには動じないくらい鍛え抜かれているように見える。実際今回の一連のドーピング論争は、合間にエリ父のカミングアウトなどをはさみながら、状況はおおむね冷静に推移していたと思う。
そこに新たに参戦したのが、辛口批評のローラン・ベネゼク。(エリ父のインタビューをフィガロにかっさらわれた)ル・モンドが先週末、彼に分析を求めた。

ベネゼクもまた、ラスンの示した事実そのものには驚いていない。むしろ彼を驚かせたのは、ラグビー界の上層部がドーピングの現状から目をそむけているように見えることらしい。
たとえばTUE。治療目的の薬物使用許可により、パフォーマンス向上に貢献するのが明らかな薬の摂取が医師によって正当化されている、とベネゼクは批判した。
ベネゼクは彼が見かける選手達に、成長ホルモン使用に特徴的ともいわれるあごの肥大が見られると言って危惧している。

今季Top14で、ある若い選手が試合前のウォーミングアップの時に昏睡状態に陥った。ジャーナリスト達が(もちろんそうは書かないまでも)まずドーピングを疑う類いのケース…。ラグビー界の幹部達はこう説明したらしい。それは不運のせい、100キロの屈強な男子の健康状態がたまたま良くなかったせい。
あるいは2015年ワールドカップに向けて試合時間を延長しようという動きに対して、ベネゼクは、それは選手にドーピングを奨励しているとしか思えない、と言う。
「ラグビーはまさに、フェスティナ事件の前の自転車競技と同じ状況だ」

ベネゼクがどの程度の確証をもって話していることなのかは分からない。彼が選手として知り得たことがあるのかどうかも。エリ父の告白にしても、彼自身のドーピング体験の話を除けば、あとはおおむね推測の域だったと思う。あるいは他者を巻き込むことを恐れて、知っていたとしても言わなかっただけなのかもしれないけれど。
そしてベネゼクの告発に何らかのスリルがあったかというと…どうだろう。ワタシタチはこんなにも慣れてしまったのだと思う、悲しいことに。

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