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2013.04.22

【ラグビー】 論争は続く

フランスラグビーのドーピング論争はまだまだ終結しない。私も知りたいことがあるとはいっても、ブログでこんな話をするのは何の得にもならないということは分かってるんだけど…


プロ選手組合は先週水曜、ベネゼクを招いてトゥールーズで会合を開いた。彼のドーピングに関する発言について説明を求めるために。招待に応じたベネゼクは1時間以上にわたり60人ほどの選手と議論したけれど、結局、組合、選手、ベネゼク三者の誰1人納得しなかったらしい。
選手と組合はベネゼクが証拠を挙げるのを期待し、それを受け入れる覚悟をしていたというけれど、ベネゼクから具体的な情報は1つも示されなかったことにフラストレーションを覚えている。一方ベネゼクによれば、選手達が知りたがったのは、彼が現役時代にドーピングしていたかどうかだけのように見えた。

ベネゼクは渦中のル・モンドのインタビュー以降、ミディ・オランピックやフランス3などでもインタビューに答えた。彼はそこで、プロラグビーに求められるパフォーマンスのレベルが薬物の助けを必要としていることは確かだといい、改めてラグビー界の無関心と時代錯誤の考え方を批判した。問題は、フランスラグビーでは成長ホルモンが検査されないことだ、と指摘して…
「ランス・アームストロングはツール・ド・フランス7連覇のタイトルを失ったが、ただの一度も陽性反応は出なかった。だから、陽性の選手がいないからラグビーにドーピングは存在しないというのはもう通用しない」

会合に出席したニヤンガは、やはりベネゼクが確証もなくメディアで広言したことに怒っている。80年代の選手と今の選手でフィジカルが変化したのは確かだけれど、それはプロ化を経てトレーニングに時間をかけ方法も高度になったからだ、とニヤンガは言う。
でも彼ももちろん、すべてが白だと言うことはできなかった。

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ベネゼクと選手達の話が噛み合わないのは当然な気がする。ベネゼクはいたるところに疑惑がある時に事実が明らかにされないことを批判し、選手達は彼に明らかな事実を出せという。
私に読み取れた範囲では、ベネゼクは個々の選手の疑惑を糾弾しているというより、ビジネス・マスト・ゴー・オンのモダンラグビーが、選手が薬物の誘惑に負けかねない状況に向かいつつあるのを、上層部が見逃しているように見えることを警告していた。

選手組合は、ベネゼクを「きっと」名誉毀損で訴えるとさえ言った。選手側の潔白を証明する必要があることを前提にしてのことなら、法廷ではっきりさせるのはいいことかもしれないけれど、名誉毀損の訴訟なら過去にランス・アームストロングも告発者を訴え、それでなにが証明されたわけでもなかった。選手を守るというのはそういうことじゃないんじゃないかな…

組合長のセルジュ・シモンは、フィガロのインタビューでエリ父が発言したことに答えたのだろうかと思う。エリ父はシモンがまだ17歳の若者の頃にアンフェタミンを使ったと話した(らしい)ことについてこう言った。
問題は2つある。自らそれを取るのか?それとも誰かから与えられるのか?前者ならそれは個人の選択だ。後者ならそれはまた違う…


(選手の皆さんは今ちょっと怒っちゃってるみたいなのだけど、フェリペのコンちゃんが元老院の調査委員会でわりと冷静な話をしてるので、後でちょっと訳してみますわ…)

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