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2013.01.31

すでに「ベッカム、RCトゥーロンと契約」くらいのニュースにならないと驚かない自分がいる

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2013.01.29

Les 24 pour Italie-France :

Avants (14) : Debaty (Clermont), Forestier (Castres), Szarzewski (Racing-Métro), Kayser (Clermont), Ducalcon (Racing-Métro), Mas (Perpignan), Papé (Stade Français, capitaine), Maestri (Toulouse), Taofifenua (Perpignan), Dusautoir (Toulouse), Nyanga (Toulouse), Picamoles (Toulouse), Ouedraogo (Montpellier), Chouly (Clermont)

Arrières (10) : Machenaud (Racing-Métro), Parra (Clermont), Michalak (Toulon), Trinh-Duc (Montpellier), Mermoz (Toulon), Fritz (Toulouse), Bastareaud (Toulon), Fofana (Clermont),Fall (Racing-Métro),  Huget (Toulouse)

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2013.01.28

【音楽】

Foxes in Fiction+ Benoît Pioulard: "Ground glass"
https://soundcloud.com/frank-5-2/foxes-in-fiction-beno-t

ブノワのニューアルバムのリリースを前に、こちらはトムさんがFoxes in Fictionと組んだ限定シングルの曲がレーベルのSoundCloudで公開されてる。

シュ〜ゲイズです。今これ?という気もしなくはなかったけど2:05であっさり陥落。これもすごくいいね。

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2013.01.24

【ラグビー】 Tous en blanc

いわゆる「精神論」を行使する者が愚かだったからといって、精神的価値そのものを軽んじることもまた愚かしいことだと私は思います。
多くの一流スポーツ選手達が、最後の最後に勝負を分けるのはメンタルだと語るのを聞いてきたし、そんな試合をどれだけ目にしてきたことだろう。

ハイネケンカップのモンペリエ×トゥーロンもまたそういう試合だったと思います。
この試合はまさに、その週に亡くなったエリック・ベシュ元FWコーチに捧げたモンペリエランの最も美しいオマージュであり、またモンペリエがハイネケンカップ参戦2年目にして決勝フェイズ進出を決めた、クラブ史に刻まれる一戦でもありました。

Im

モンペリエの2トライ目を挙げたパイヨーグが指し示していたのは、腕に巻かれた白い喪章。クラブは試合の前、スタジアムに来るサポーターに白を身につけるよう協力を求めていました。ベシュへのオマージュのために。Tシャツでも帽子でもマフラーでも喪章でもいいから。
クラブはベシュを失った悲しみよりもむしろ、彼と出会えた喜びを分かち合おうと呼びかけました。

キックオフを待つロッカールームで、ベシュとは長きにわたる友人でもあったガルティエもまた、悲しい出来事をことさらに強調しようとはしなかった。ガルティエは選手達にただ、「幸せそうな君達、誇らしく胸を張った君達が見たい。私が求めるのはそれだけだ」、と伝えたといいます。
何人かの選手は涙をこらえることができなかった。

「時には話すことがないこともあるし、あえて言葉を探さなくていい時もある。というのは、その必要がないから」、とガルティエ。「木曜、我々はサン=ジロンに行って、彼にお別れを言った。今日はまた試合に戻らなければならない。そんなものだ。ラグビーは人生であり、人生はラグビーの一部だ。しかしすべてを一緒くたにしてはいけない」

Im

感情に流されるな、戦いに行け。それが生前のベシュの哲学。
彼はガルティエのかたわらで、若いチームの父親のような役割をも果たしていたといいます。トラン=デュックによれば、ベシュには教育者としての一面があり、選手達の話を一番よく聞いてくれる存在だった。

2011年の年末にベシュが手術を受けることになった時、メディアは(私が見た限り)重病というだけで正確な病名を伝えなかったし、その必要もありませんでした。むしろ伝えられないことで、彼が闘っている病気がどういうものかは想像できたから。
ベシュはそれでも手術の4ヶ月後、別人のように肉のそげた顔でいったんは現場に復帰し、タッチラインの脇から、シーズンの終盤を戦う選手達に指示を与え励ましていたものでした。

「エリックは僕達に勇気、人生、闘いのレッスンをしてくれた。彼に素晴らしいシーズンの終わりをプレゼントしたいよ」
SHのトマは当時そう話していました。

今季が開幕した時、モンペリエのベンチにベシュの姿はなく、レデスマがFWコーチのポストを引き継いだ。誰もが悲しい知らせを聞く覚悟はしていた…
1月15日、ベシュは膵臓がんの長い闘病の後53歳でこの世を去りました。

Im

モンペリエ×トゥーロン、23ー3。悲しみの果ての歓喜、まさに人生の比喩のような試合でした。内容については、Jスポーツの中継があったからここには特に書かなくていいかな。
相手がスター軍団のトゥーロンだからの放送カードなのだろうけど、この試合を選んでくれて感謝したいし、藤島さんの解説にもお礼を言いたい。戦術分析より大事なものもある…

「僕達の16人目は観客。そして17人目はエリックだった。彼はそこにいて、僕達を励ましてくれた。アクションのたび、タックルのたび」、と1トライ目を挙げたコンブズは話した。
そしてトラン=デュック。「僕達は思うところをほとんど口にしなかったけれど、グラウンドでそれを示したと思う。連帯と友情で」

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2013.01.16

泣いてしまってニュースを読むことができない。今は元モンペリエFWコーチ、エリック・ベシュのご冥福をお祈りする。そしてただ、ありがとうと言いたい。

Adieu Eric.

Bechugalthie

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2013.01.12

ポさまの件ですが、あまりテキトーなことを書いてもいけないので、2005年の時点で客室乗務員の彼女がいたらしいという話までは確認しました。いや、だからその…

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【ラグビー】シックスネイションズの33人 斜め読みすみません

Avants : Vincent Debaty (Clermont), Thomas Domingo (Clermont), Yannick Forestier (Castres Olympique), Benjamain Kayser (Clermont), Guilhem Guirado (Perpignan), Dimitri Szarzewski (Racing-Métro 92), David Attoub (Stade Français), Luc Ducalcon (Racing-Métro 92), Nicolas Mas (Perpignan), Yoann Maestri (Stade Toulousain), Pascal Papé (cap, Stade Français), Jocelino Suta (Toulon), Romain Taofifenua (Perpignan), Damien Chouly (Clermont), Thierry Dusautoir (Stade Toulousain), Wenceslas Lauret (Biarritz Olympique), Yannick Nyanga (Stade Toulousain), Fulgence Ouedrogo (Montpellier), Louis Picamoles (Stade Toulousain).

Arrières : Maxime Machenaud (Racing-Métro 92), Morgan Parra (Clermont), Frédéric Michalak (Toulon), François Trinh-Duc (Montpellier), Mathieu Bastareaud (Toulon), Jean-Marcellin Buttin (Clermont), Vincent Clerc (Stade Toulousain), Brice Dulin (Castres Olympique), Benjamain Fall (Racing-Métro 92), Gaël Fickou (Stade Toulousain), Wesley Fofana (Clermont), Florian Fritz (Stade Toulousain), Yoann Huget (Stade Toulousain), Maxime Mermoz (Toulon).


最大のサプライズと受け取られているのは、バスタローの招集。2010年シックスネイションズのグランドスラム以来になりましょうか。
リエヴルモン時代はとかく努力不足が指摘されもしたバスタローだけれど、サンタンドレは彼がトゥーロンの厳しい競争を生き抜くために続けている努力を評価したのです。

ただし代表のセンターは、フォファナでさえウィングにコンバートされるほどの一大激戦区です(PSAによれば、フォファナはまたウィングをやらされてしまうっぽい。彼はスリークォーターならどこでもできる)。今回センターは5人が招集されている。

日頃から「代表の扉は全選手に開かれている」と言っているPSAは、「バスタローを33人のグループに入れることが重要」、という言い方をしているので、最終的なリストに残るかどうかはまだ分からない。
今回はフィクーが試される番かなという気はするのだけど、もっとも、そのフィクー君もウィングで使われるみたいだ…

Im

主将はほぼ1年ぶりに代表に戻ってきた(休養と怪我で)デュソトワールではなく、テストマッチに引き続いてパペが務める。
実際テストマッチの後、3連勝に貢献したパペのリーダーシップを見て、デュソトワールの主将としての今後に疑問を投げるような論調はなくはなかった。私が記憶する限り、それを予感させたのはすでにNZワールドカップの時。

リエヴルモンとメディアの関係が悪化していた時、ジャーナリスト達に語りかけてチームを支えるよう頼んだのがパペだった。レキップのラグビー欄のデスクRichard Escotは、パペの人間性をたたえるコラムさえ書いた。彼は代表の選手達の良き相談相手でもあったようなのです。
もちろんそれは、パペがある程度自由な立場だったからできたことかもしれない。(自己責任でね)

PSAは詳しい説明を避け、「デュソトワールにプレッシャーをかけたくないし、復調の時間を彼に与えたい。それを待ちながら、パペが主将をやる」と言っている。だからつまり、デュソトワールが主将に復帰する可能性があるということを言っている。
でも今回のシックスネイションズに限定して言えば、PSAの口ぶりでは、コンディションの問題でデュソトワールが28日発表のリストに残るかどうかははっきりしないように思える。

パペかデュソトワールか。「いずれにせよ、それはぜいたくな悩みだ」(サンタンドレ談)

Im

FWは大部分11月を継続。デュカルコンやUSAPのTaofifenuaも戻ってますかね。PSAも前の方はあまりいじりたくないんじゃないかな。

私はもちろんセルヴァは偉大な選手だと思うけれど、彼の復帰の可能性が話題に上るのはちょっとどうだろうと思ってた。セルヴァはトゥールーズに怪我人が続出したためグラウンドに戻ってきたけれど、もう引退しているわけだから。

PSAの目はすでに次のワールドカップを見据えていて、若いフッカーが成長していることにも触れている(トゥーロンのオリオリのような)。ギラドもまた好調。
っていうか師匠はまた代表戦の前にしでかして規律委員会に呼びつけられてるの?


Im

主な不在の中にはメダールがいる。サンタンドレは彼よりクレルモントワのビュタンを選択したのです。
ビュタンはクラブでは最近ウィングの穴を埋めることが多かったのだけど、リー・バーンの怪我でFBに戻っていい試合をしている。

一方トゥールーズではポさま離脱時もユジェがFBをやって、メダールはウィングを務めることが多い。PSAは「メダールを追い続けているが、重傷の後で復調には時間が必要」だと言う。
もう1人招集されたFBはデュラン。テストマッチでの彼のパフォーマンスについては疑いの余地はないと思われる。メダールも頑張れヨ!

そしてルージュリー、ヤシュヴィリ、アリノルドキといったワールドカップのベテラン達の名前もここにはない。
ルージュリーは先日負傷した。ビアリッツの2人も最高のレベルを取り戻していない。「同じレベルだったら33、4歳の選手よりむしろ25、6歳のを選ぶ方がいい」、とPSA。

Im

話は変わるけどそのルージュリー、結局エクセター戦のメンバーには入らなかったみたいなのね。彼が先週末のモンペリエ戦を観に来てるのを見た限りではちょっと無理っぽい感じだったので、なんでまたASMの公式は彼が復帰するかもという意味深なことを書いたのか、という話なんだけど…

その翌日、ルージュリーの負傷の原因を作ったボイエの処分が伝えられた。出場停止10日間。
バイヨンヌ戦でボイエがルージュリーを削ったのは、映像を見れば明らかに故意ではないし、まあボイエはそーいう選手じゃないと思う。あれは彼自身もショックだったんじゃないかな。

彼はルージュリーとは代表で一緒だったこともあるはず。私はどうも、あのASM公式の回復順調アピールは、(おおむねハイネケン用煙幕だろうけど)「まあ穏便に」という意味合いもあったんじゃないかという気がするのね。以前USAPのル・コルヴェクがカドモアへの目つぶしの疑いで召喚された時、カドモアが委員会宛にル・コルヴェクの無実を証明する手紙を書いたみたいに。

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2013.01.11

Benoit Pioulard - Hymnal promotional dispatch
http://www.youtube.com/watch?v=r0jgKoGiG0M

Benoît Pioulard Long player number four: 'Hymnal' krank178
4 March 2013


キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!

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2013.01.08

【ラグビー】 年末の試合をちょっと

http://www.youtube.com/watch?v=jil7aZ0vkuw

クレルモンが6トライを挙げ、48ー3でバイヨンヌに圧勝した前節のハイライト動画。
バイヨンヌはたまのチャンスもパスミスで潰したり、攻め手がなかった。最後の方はちょっと荒れてしまって、まあこういう展開で苛立ちがつのるのは分かるんだけど…

クレルモンは、フォファナの1トライ目はモンペリエ戦のトライとほとんど同じ形ですね。
たしかにフォファナとナラガはすごいんだけど、意外性の男・FBビュタン君、やっぱり面白い。ヒールでボールをコントロールしようとしたり。点差が開いているからできることなのかもしれないけど、大胆不敵な若者です。

まあそんなこんなでルージュリーの怪我も含めて、なんだかサッカーみたいな一戦ではあったのですね。
ルージュリーの回復は、ハイネケンカップのエクセター戦で帰ってくるかもみたいな話も出るほど順調みたい。どうなのかな、彼はモンペリエ戦を観に来ていて、その時はまだ足首に何か当ててたけど。

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昨日の話ですけど。たとえば。熊本県人リヴァース・クオモさん(違う)のウィーザー聴いてた方なら、私のとまどいを分かってくれますよね?

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2013.01.07

【ラグビー】 ポワトルノーのトライアングル

ポさまの右腕の内側、一番最近入れたタトゥーでしょうか。ん、三角?写真ではこころなしか濃いピンクっぽく見えるけど…え??

Triangle

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【ラグビー】 Top14第15節から

Top14第15節 クレルモン×モンペリエ 36ー18
http://www.youtube.com/watch?v=Tyglbu7Pis8

動画、最後の方にトラン=デュック、パラ、ドミンゴがおしゃべりしてるところが入ってます。みんなわかっとるね!

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モンペリエは開始直後、トラン=デュックの鮮やかなキックパス(こういうところの視野は素晴らしいと思うの)からプロップのブストスがトライ。ブストス・モヤノがコンバージョンを成功させて(まぎらわしい)7ポイントを先制。
モンペリエの意欲的な攻撃に、「これはもしかしたらもしかするんじゃないの?」とも思ったけれど、クレルモンがじわじわと地力を発揮する。

クレルモンは13分、目を見張るスピードで後方から走り込んできたフォファナが、ジェームズのパスを受けてど真ん中にトライ。
トラン=デュックは、昨季シックスネイションズの時まさに彼が驚嘆したフォファナの"main-main"を、また目の当たりにすることになったのです。敵味方として。

フォファナは27分にもビュタンのトライを完璧にお膳立て。シックスネイションズに向け、代表スタッフへのアピールには十分かと思われる。


モンペリエは、マルセル=ミシュランで快挙を達成するためには少しファウルが多すぎました。クレルモンが試合のペースを取り戻すにつれてモンペリエの規律のほころびが目立ち始め、前半終了直前にはクレルモンのネイサン・ハインズがシンビンになったのに、数的優位を活かすことができない。それどころか、クレルモンに1PGを与えさえした…

70分を回り、29ー13。クレルモンの目標はもはや3トライ目を挙げること、すなわちオフェンシブ・ボーナスかと思われました。そして71分、今度はFW陣の花道、ペナルティトライ。
この試合ではドミンゴが膝の怪我からスタメンに復帰していたのだけど、この時はもうベンチに下がっていました。彼がFW仲間の踏ん張りに拍手を贈る場面もまた印象的でした。

が、モンペリエも最後に意地を見せる。交代で入った小柄なパイヨーグが、執念のトライでクレルモンからボーナスポイントを奪った。
最終スコア、36ー18。いずれにせよクレルモンはこの勝利で、ホーム53戦不敗?トゥーロンに次いでTop14の2位につけている。

Im

ところでこの試合、モンペリエはウドちゃんがベンチスタートだったので、彼が入るまでゴルゴゼさんが主将を務めていた。ゴルゴゼさんの「俺は柄じゃないよ」といった感じのニヒルな雰囲気が素敵ィ。(少数派でかまいません)
クレルモンも怪我のルージュリーに代わって、ボネールが主将。

ルージュリーは前節のバイヨンヌ戦で、「サッカーのタックル」を受けて負傷した。
ボイエのスパイクの裏がまともに足首に入るひどいものだったけど(ボイエはボールに行こうとしたのが遅れただけで、足を狙ったわけじゃない。彼はちゃんと謝った)、幸い骨折はなく、ただ靭帯の捻挫が重度で2月の初めまでアウトということみたい。調子良さそうだったのにね…

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2013.01.06

【ラグビー】

クレルモン×モンペリエ。もちろん当然、試合終了後のこういう場面もしっかり押さえる、TVカメラとわたくしであります。

Clermontmontpellier

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2013.01.04

Orcasのレビューは、夏頃に上げたエントリの書き直し。そんなペースでございますよ…

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【音楽】 ついでに (Orcas)

トムさんユニットのネーミングについて語る。

「ポートランドに似たような名前のバンドがいるんだけど、僕はそこのシンガーとは折り合いが悪くてね。だから、ラファエルが僕達の名前としてOrcasのアイデアを出した時、それは彼に意地悪するにはいい方法じゃないかと思った」(トムさんww)

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【音楽】 深海へ、天空へ、 (Orcas)

Orcas - Little A Strongly More Grow I
http://www.youtube.com/watch?v=El-E877rDSI

私は年間ベスト的な企画にはそれほど興味が無いんだけれど、昨年聴いた(数少ない)新譜の中では、やっぱりOrcasのアルバムがとても素敵だった。

↑の曲はそのボーナストラック。アルバムの孤高感漂うトーンとはまた少し違った雰囲気です。
オリジナルはGhostlyのオムニバスに収録されていたブノワの曲で、OrcasのバージョンはちょっぴりアレンジがDシルヴィアンと坂本教授のForbidden Coloursっぽい?と思ったのはたぶん正解(´∀`)

Im

そもそもOrcasのネーミングの由来は、トムさんとイリサリがアルバムを制作したアメリカ北西部パシフィック・ノースウェストにぴったりの表象だと考えたかららしい。
秩序ある堂々とした、時にバイオレントにもなる生きもの。彼らはその名前に闇と深淵のイメージを込めると同時に、彼らの拠点"Oregon"(ポートランド)と"Cascadia"(シアトル)の地名を織り込んだのです。


お二方は2009年のデシベル・フェスをきっかけに親しくなって、最初は「The Sight Belowの曲で歌ってみない?」くらいの話だったらしいのだけど、数ヶ月後にイリサリのホームスタジオで一緒にインプロビゼーションを始めて、1年近くの間トムさんが週末シアトルに滞在しながらワークを進めた。
その集成が、昨年春にMorr Musicからリリースされた同名のアルバム。

イリサリはすでにThe Sight Belowのジョイ・ディヴィジョンのカバーでボーカルを入れる試みをしていて、一方、トムさんは録音とマニピュレートに関してはいささかシンプルすぎるほどの技術しか持っていなかった。
その彼らのコラボレーションは相補的に働いて、互いのワークを尊重しながら、双方の個性(いわゆるヘイズ・ポップとミニマル・ポスト=クラシカル?)の単純なミックスにとどまらない音楽を完成させました。

それぞれの長所…イリサリは主に曲のインストゥルメンタル&アトモスフェリックなパートを、トムさんはストラクチュアルなパートとリリカルなパートを分担し、演奏の面ではおおむねフィフティ・フィフティで役割を分けたといいます。


「トムとのワーキングはとてもハーモニアスだった。僕達は美的なものに関して考え方がよく似ているから」、とイリサリは言ってた。
アルバムを聴けば、それはテンポラリーな共作というよりは、1つの独立したユニットというにふさわしいものです。

時にはツイン・ピークスの撮影地に潜入してフィールドレコーディングを行ったりしながら実験的ワークを重ね、そして完成したこのひりひりするように美しいアルバムは、アコースティックとエレクトロニック、アブストラクトとストラクチャーの、幸福な融合のかたち。
意識の奥深くに引き込むかと思えば、また覚醒を促すノイズ(少しへそ曲がりな)。上昇と下降、空間の広がりはディティールに満たされ、ボーカルは、織りなす音響のはざまの絹擦れの音のようにそこに存在しています。ブノワの時よりも幾分、深海の潮流のようにフルイドに、メランコリックに、時に官能的に。

アルバムの中で1曲、雰囲気が違うと感じた"Until Then"は、ブロードキャストのカバーでした。
前年亡くなったボーカリストのトリッシュ・キーナンに捧げられた、美しいオマージュ。わき上がるノイズが痛切です。


itunes.apple.com/jp/album/orcas/id496009494

Bprai

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2013.01.03

あけましておめでとうございます。

ブログもとにかく自分を飽きさせないことが大事で、最近はちょっとルーティンだな…と思うこともあるのだけれど、とりあえず、もう少し続けてみようかというところです。

私がサイトを始めた頃からインターネットもずいぶん変わったけれど、趨勢に合わせようとしたら、自分はまったくブログを書くことを楽しめなくなるだろうな、という気はするのですね。
こんなマイペースでへそ曲がりなブログを読んでくださる方、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

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