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2012.10.17

【ラグビー】 秋のテストマッチの33人

Pgunther夏のテストのメンバーが19人継続。NZワールドカップの「生き残り」は既に…えーと10人だけ? 秋のテストマッチに臨み、今季好調の若手ら8人の初招集を加えて、はっきりと次のワールドカップに向け舵を取ったPSAのフランス代表33選手です。
思い切ったリストではあるけど、現在IRBランキング5位のフランスとしては、ワールドカップの抽選会をにらんでもちろん全力で勝ちに行くらしい。

選手達は来月の2〜5日、マルクシでトレーニングする。なぜ23人ではなく33人を呼んだのかは、手っ取り早く言えばオポジシオンがやりやすいからみたい。
特にオーストラリアとの対戦ではディフェンスが重要な鍵になるので、ボール争奪のトレーニングにFWを2組作れるのは好都合だと…そんな理由なの?


リストを外れた名前の中には、「BKラインのパパ」ルージュリーがいる。サンタンドレの説明は、ルージュリーはオフシーズンに足首を手術してあまり試合に出ていないから、というものです。しかし同時にサンタンドレは、「アルゼンチンでのテストマッチの3人のセンター(フォファナ、フリッツ、メルモズ)には大変満足した」とも言っている…
(ルージュリーに関しては、先日報道のとおりクレルモンとの契約を延長した。彼が日本ではなく契約延長を選択した理由はここでは触れないけど、まあ、事情はよく分かるにしても公に口にすべきではなかった気がするね…)

同じく不在のヤシュヴィリ、アリノルドキ、メダール、パリソン、マルジューらは負傷のため。

Iconf

ポジション別に行きましょう。

【1列】

プロップは左右それぞれ3選手。初招集はEddy Ben Arous(ラシン)と Forestier(カストル)の両左プロップ。 若いBen Arous(22歳)に関しては、ちょっと意外なチョイス。
30歳でより経験のある Forestierは、あれ?初めてだっけ?と思ってしまった。先日のバーバリアンズ戦でもそうだったように、ちょっと怪我が多い。
長期の怪我から帰って来たドミンゴが左のもう1枠、右にはマスが復帰です。

1列の真ん中は、セルヴァのもたらす安定感(物理的にだけでなく)がいかに大きかったかというのを思い知るポジションですよね…
ザルゼウスキ、若手のトロフア、そして3人目はギラドではなくカイゼルが選ばれている。HOとして3人のうちでトータルにバランスが取れているのはカイゼルじゃないかと思う、ポリバレントだし。そしてタックルも吹っ飛ばすトロフアは、ちょっとフェノメノという感じ。

そうなると、カイゼルほどラインアウトが安定せず、フィジカルもピチピチのトロフアほどではなさそうな師匠の立ち位置は若干微妙な気もするけど、経験豊富な彼にとって、イバネスとセルヴァのひかえでベンチを磨き続けた後で最大のチャンスなのであります。


【2列】

パペが副主将を務める。スタッド・フランセでも彼のキャプテンシーは目を引きますね。デュソトワールとはまた違ったタイプの。
初招集は2人。Suta(トゥーロン、29歳)の強みはラインアウト。それからVahaamahina(USAP)は203センチ126キロの強力なフィジカルを持つ…は、はたち。ニューカレドニアの出身で、ハンドボールをやってたみたい。


【3列】

夏のテストでは休養を取った主将デュソトワールが復帰。そして、今季クレルモンに加入して好調のシューリーが戻った。
ここ数週間熱い視線を集めていたのがロン毛のGunther(トゥーロン、画像)。サンタンドレはトゥーロンで彼を指揮してよく知っており、初めて彼を見た時には「プチ・シャバル」だと思ったらしい。おおむね芸風は同じ。軍艦クラブ育成出身の…23歳だったのか(;´д`)


【SH】

パラとマシュノーがポジションを分け合うことになりそうです。今後の代表9番のライバル同士とみなされている2人。マシュノーに関しては、パラよりボール出しが早いというのがもっぱらの評価みたいですよね。
負けず嫌い氏にしてみれば、ヤシュヴィリに挑んでいたはずがいつの間にやら相方トラン=デュックと10番を争っており、やっと所定の位置に戻ったと思ったら今度は同じ歳のライバル出現という…奮起に期待しまッス。


【SO】

トラン=デュックとミシャラク。ミシャラクはトゥーロンではSHもやっているけれど、サンタンドレは今回彼をSOとして呼んだ。
初招集プリソン君21歳(スタッド・フランセ)は、ロンちゃんが去り里心がつき始めたコンちゃんの傍らで今季4試合にスタメン出場し、頭角を現しつつある。キックもなかなか巧みで、ポリバレントな選手。(前に苦しまぎれに3列やらされてた気がするんだけどね…)


【スリークォーター、FB】

センターはその、アルゼンチンでPSAの信頼を得た3人が継続。そして新人Fickou君がいきなり来ました。今季トゥーロンからトゥールーズに移って抜擢され、たちまち注目を集めた18歳。PSAが言うに、招集の決め手は先週末のハイネケンカップ、レスター戦のパフォーマンスだったらしい。(1トライ)

Fickou君は出場機会を求めてトゥーロンを離れる若手の1人だったのだろうけど、一方、そのトゥーロンのスターぞろいのBKラインで、弱冠20歳で今季スタメンを張っているのがウィングのMartin君。
ウィングでは、夏休み組クレールも復帰した。

今回もまたポリバレンスの犠牲になったのがFBのポジションと言えましょうか。Martin君はFBもできるようだけどウィング起用想定だと思うので、本職は…デュランだけスか…
代表はいつもこのポジションで痛い目を見てるような気がしなくもないんだけど。

デュランは15日に発表されたばかりの恒例LNRのla Nuit du rugbyで、昨季の新星に選ばれている。
彼にせよマシュノーにせよ、アジャンでのプレーが認められて代表に招集された選手で、こうした有望な若手を引き留められない現状がアジャンの成績(12位)なのかなとも思うのだけど…セラのアンニュイな顔を見るのはツライよね。


初招集選手達の画像はこちらでご覧くださいね。ふー。ひとまずここまで。見直しは、しない!
http://www.lequipe.fr/Rugby/Diaporama/Les-nouvelles-tetes-en-images/282

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