【ラグビー】 Top14第4節 ビアリッツ4連勝と、悩める10番
ビアリッツ×モンペリエ 27ー8
http://www.lnr.fr/video-biarritz-montpellier-27-8-j4-saison-2012-2013,2165.html
(ハイライト)
モンペリエはトマがパイヨーグに代わって今季初スタメンで、モンペリエ育成三羽烏揃い踏み。で、トマがスタメンだということはすなわち、キッカーがトラン=デュックであるということですよね。
一方ビアリッツでは、ここ2試合に抜擢され一躍脚光を浴びた若手SO兼キッカーのバラークが、いよいよプレッシャーが浸みてきたのか、プレイスキック5本中4本を外す乱調。
キック方面に関して、1部にあるまじきレベルの試合であったのは確かであります。
前半終了までで3ー3。キックミスとハンドリングエラー(アナヴァンの数では今季の記録らしい)でグダグダの試合を動かしたのは、実はレフェリングだったかもしれない。悪い意味で。
後半、モンペリエに立て続けに出されたイエローカード(55、58分)は明らかに厳しかった。ビアリッツの3トライは、すべてこの数的優位の時間帯に挙げられてます。(55、64、67分)
何としてもキックがポストの間を通らないトラン=デュックは、前半の終わりにDGを成功させて思わずガッツポーズ!だったんだけれど、気分よく2本目を狙ったらチャージされて大ピンチ…という場面もあったことはあった(;´д`)
ビアリッツに3トライ目を奪われたのも、きっかけは彼のクリアの失敗だったかもしれない。(このトライ自体は、若手SHレスグルグがディフェンスの頭上に蹴り上げ自らキャッチして、1人でトライに持っていった鮮やかなものでした)
しかしモンペリエは78分、そのトラン=デュックがビアリッツのディフェンスの裏にグラウンダーのキックを通してトライにつなげ、ビアリッツからオフェンシブボーナスを奪い、最後にささやかな名誉を保ったのです。
試合終了前の数分間、パイヨーグが交代で入った後、グラウンドにはトマとトラン=デュックがそのまま残っていたようでしたが、トラン=デュックがセンターにずれたのかもしれない。パイヨーグはエスポワール時代はSOだったはず。こういうオプションもあるのかなぁと思ったけれど…
楽団の演奏するFet A Posta(闘牛場でよく聴かれるパソドブレ)が、残暑厳しいバスク海岸地方にフェリアの余韻を呼び起こします。
これで開幕以来4連勝のビアリッツのロッカールームでは、ブランコ御大から選手達にシャンパンがふるまわれたのでした。
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