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2012.07.06

【ラグビー】 FFRの「うは、夢がひろがりんぐwww」(またはグラン・スタッド建設につきまして)

FFR所有の大ラグビースタジアム(8万2000席)建設の話に大きな進展がありましたよというのが最近のニュースで、つまり、建設地がパリの南、エソンヌ県のエヴリーに決定したという。

幾多の候補地の中から、最終的に2つに絞られたのがこのエヴリーと、ティエ–オルリーでした。
FFRの役員会は全員一致(36票)でエヴリーを選択したそうなのだけど、この決定にはジャーナリスト間でも「マジかよ」的空気が流れたのは事実だと思う。というのは、落選したティエ–オルリーの候補地はパリから6キロしか離れていない郊外で、オルリー空港にも近いのが売り。将来的にTVGの駅も建設されるかもしれない絶好のロケーションだった。


一方、新スタジアム建設地に決定したエヴリーのリ=ゾランジスは、パリからは25キロも離れている。森に面した自然な環境で、協会にとってはこの競馬場跡地の133ヘクタールの広さはことさら魅力的だったらしいのです。
軽い気持ちで航空写真マップを見たら、確かになかなか説得力のあるでかさだった。

だからよく言えば、周辺開発のポテンシャルはある。実際、プロジェクトの責任者ブランコは、当初からスタジアム建設に関して「ラグビーにつながる生活の場を作りたい」という意欲を示していました。
あの方もホテルを持ったりと、この方面ではあながちシロウトではないと思うので、あのスペースを見た瞬間なにか革新的かつ野心的な夢が花開いてしまったとしても…まあ不思議ではないかもしれないです。

懸念されるのは現時点で総工費6億ユーロの出資のめどが具体的になっていないっぽいところ。
完全にプライベートファンドからの出資だという話で、うち2億を協会自体が命名権料やらスポンサー料やらマーケティングやらで捻出する…ということでしょうか。


パリからの距離を考慮してか、カムー会長とブランコは会見で、そのアクセシビリティを強調しました。
高速A6号線とフランシリエンヌ線が交差するポイントであること。RERの2路線。エヴリーとマッシー間の路面電車が連絡する予定で、いずれマッシーTGV駅とスタジアムを結ぶこと。オルリー空港だって遠くない、etc.
ただ、8万人の観客をさばくための交通網の整備にはさらに莫大な予算が必要だということで、なんか10億とか言われてるけど、こちらの方は市町村やイル=ド=フランス、国家の負担になる。完成予想図にもある、A6号線の上に架かる歩道橋のような…

前エヴリー市長で現内相のマニュエル・バルスの後押しに、どの程度の影響力があったのかは分からないけれど。
まあ、このプロジェクトは2017年の完成を待たずに早晩行き詰まるのではないか、という懐疑的見方が出るのももっともだと思うし、そうおっしゃる方の中に「楕円の首都トゥールーズに造ればいいじゃない!」と思っている人がどれだけいるかは知らない。
差し当たっては必要な4億ユーロを集めること。すべてはまだ机上。


チャームナッ…いや失礼。ところでパルク・デ・プランスはマルセイエから便座って呼ばれてんですよ。
さりげに、ちょっと前に流行った周縁ボケのミニチュア写真みたいなこの予想図、周りの施設も全部含めてスタジアムの敷地。

Grandstade

Grandstade2

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