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2012.06.04

【音楽、男の料理】 ミュージシャンのレシピ (Benoît Pioulard )

少し前に読んだ2010年末頃のインタビューでは、奥様の留学の関係でもうすぐ欧州に移住すると言ってたBenoît Pioulard ことトーマス・メルクさんは、話の様子だとその後ほんとに英仏海峡の近くに引っ越されてたみたいだ。
ケントのラムズゲート?、すなわち海峡の英国側、言い換えれば食文化の三途の川の向こう側ですね(・∀・)

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ところでインタビューでごく真面目に音楽を語った最後に、それ以外で一番興味のあるクリエイティブな趣味は?と尋ねられ、おもむろに「どうもスープのいいレシピを見つけられてない気がする」なんて打ち明け話を始めてしまう、トムさんのこだわりは料理にも向かっているらしいのでした。

その時は「週末にマッシュルームと大麦のディッシュで腕試しをする(かなり壮観だと思うよ!)」という話だったので、一体何をお作りになるつもりだったのだろうとは思っていたのですが、先日ミュージシャン32人がお気に入りのレシピを紹介する音楽系サイトの企画に参加してらっしゃいました。
彼の自信作はキノコいっぱいのビーガン・パエリア(草食くんかー)。麦料理じゃないですけどね。

「僕は本当にこのレシピが大好き。かなり贅沢ではあるけど(高級マッシュルームの量を見てみて、これふつう1ポンド20〜25ドルくらいするんだよ)。だから、特別な機会にだけ。君が僕みたいに文無しの時にはね」

…。私は以前、「XTCのCDを購入するということは、WWFに募金するかのようなある種敬虔な思いにとらわれるものだ」と書いたことがありますが、実際ディスクを買う時に半ば援助のような気持ちを抱くことはある。
おいしいもの食べていい音楽を作ってくださいね。


トムさんの場合、宅録上の要請(限界とも言う。マンションの4階で録音とか)やミシガンの厳冬、ポートランドの雨がちな秋冬といった外的要因がここまではむしろ効果的に作用した気もするわけで、英国での住環境は存じませんが、わりと気候環境に左右されやすいらしい彼の音楽に何らかの変化が生じるかは楽しみなところです。

まあ食の探究心が満たされているかどうかは知りません。特に彼が極めたいらしい味付けの分野に関して。
あの国の場合、ああいうことになっているのは食材自体の責任ではないと思うんですが、スキントのアメリカ人であるトムさんでさえウェイトローズを使わざるをえない状況はあるのかもしれない。閉店前の値引きを賢く利用されているとしても…

(英国の食い物に関するステロタイプにはもちろん異論もございましょう。私や家族知人の絶望的経験はたまたまかもしれません。しかしイギリス人が歴史的に民族挙げて渾身の自虐ネタをふっているのに、「意外と食える」といったようなぬるめのマジレスこそ、無粋かつ礼儀を欠く気がしなくもないです。私は)


シャントレルとかロブスターマッシュルームとかが日本で簡単に手に入るのかどうか以前に、我が家にはオーブンがない時点でアウトなので、お味の方は確認してませんのですが。
ともかく、トムさんお気に入りのレシピはこちらでーす。

http://www.pastemagazine.com/blogs/lists/2012/02/musicans-share-their-recipes.html?p=4

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