【ラグビー】 イングランド戦スタメン
変更は2つ。ジャーナリスト達はデュピュイのスタメンは想定範囲内だったみたいだけれど、ボクシスまでは予想してなかったらしい。サンタンドレはデュピュイ1人よりも、スタッド・フランセで2年間コンビを組んだハーフ団を採用することにした。
これは戦術的な調整である、というのがサンタンドレの説明。つまり、イングランドのエリア支配に対抗するために。
フランスはここまでの3試合立ち上がりが悪く、最初の20分間なかなか自陣を出ることができなかった。スタッフはイングランドの"ピンポン"ゲームを妨げるため、ロングキックを有効に使いたい。
「うまく試合に入るために、自陣25メートルか30メートル内でプレーするよりはむしろ、相手にプレッシャーをかける方がいい。これは(パラとトラン=デュックに対する)罰ではない」
だからパラとトラン=デュックは、チームの低調な前半20分間の犠牲になった、というのがジャーナリスト達の見方。
BK陣は変更を免れたけれども、センターについてはスタッフ間でも議論があったという。しかしスタッフは"フォファナとルージュリーは切り離せない"という結論に達した。ハイネケンカップのレスター戦で、トゥイラギをよく抑えたクレルモンのコンビ。
サンタンドレは、アイルランド戦後半のパラとトラン=デュックのパフォーマンスは評価していて、コーチング上、彼らを当てにしている。おそらく後半に交代で入ると見られます。
スタッフはFWを修正するつもりはなかった。唯一議論があったというポジションは№8、つまりピカモール。彼はアイルランド戦で交代出場し、いいプレーをした。
しかし最終的に、アリノルドキとボネールによるラインアウトの安定が選択された。サンタンドレは、それでも試合中ピカモールがアイルランド戦よりずっと早く入ることは確かだ、と言っている。
ここまでまだグラウンドに立ってないメルモズ(とアトゥブ)は、今回もスタメンを外れた。
サンタンドレも、ワールドカップ後USAPで難しいシーズンを送っているメルモズを気遣っている様子で、会見の後で彼と話し合うつもりだ、と打ち明けた。メルモズは排除されているのではない、これは冒険の始まりに過ぎない…
さてデュピュイとボクシスはどっちがキッカーを担当するのかという話なのだけど、今のところ確実なのは、長距離のキックはボクシスが蹴ること。あとは試合の前日決める。
たしか4年前はリエヴルモンがいきなりパラ10代とトラン=デュックを組ませてイングランドの顰蹙を買ったんでしたが、サンタンドレは2006年にセール・シャークスを指揮してプレミアシップ優勝杯を掲げた実績もあるお方(シャバルが衝突しなかった数少ないコーチでもある)。ロジックはある…と思う。
やはり2009年にレスターで優勝経験があるデュピュイは、同年11月以来の代表スタメン復帰になります。
「もちろんイングランドと対戦するのは楽しみだよ。他の選手よりもうちょっと彼らのことを知ってるからね。たとえば"プチ"・トゥイラギ。僕は彼がレスターの育成センターに来たのを見てたんだよ。17歳だった…」
(デュピュイ談)
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