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2012.02.21

【ラグビー】 騒動の後

アリノルドキのパパ乱入の処分も決着し(バイヨンヌが訴えるのでなければ)、ブジェラルは異議申し立てを断念し、ベルビジェはひとまずは職を保証され、Top16は見送られた。ほんとにいろいろあったここ最近だったけれど、何にも起きないにこしたことはないですよ。
ちょっとは落ち着いてブログを書けるといいな…


そうはいっても、騒動の影響はそこここに残っているかもしれない。というのは、先日のユジェの退場も含め、最近どうもレフェリングがおかしかないですか、という話なんですが…
直近では、先週末トゥーロンと対戦したスタッド・フランセのスポーツディレクター、チェイカにとっては、ラックのレフェリングは驚きだった。「きっとトゥーロン会長は、今日(土曜)のレフェリングには文句を言わないだろう」

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さてミディ・オランピックは、来季からのTop16移行を主張していたペルピニャンのゴズ会長に突撃した。私もちょっとそのあたりの事情は聞いてみたかったんだ。
で、会長がおっしゃるには、

リーグは5年前の状況とはすっかり変わって、あらゆる主要都市のクラブが、地方の小都市のクラブに代わってTop14に昇格している。たとえばモン=ドゥ=マルサンやアルビやモントーバンやブルゴワンに代わって、トゥーロン、リヨン、ボルドー、ラシン(パリ)が。
ラグビーの地域的な普及を考えれば、16チーム方式は今ぜひ必要であろう。自分が4年前から取り組んでいる課題であって、今に始まったことじゃない。
─そういうことを言ってるっぽい。


ミディ・オランピックのジャーナリストは、「シーズン末からすぐにと事を急ぐのは、D2降格をまぬがれるための裏工作じゃないか?という見方もですね…」、と鋭利に切り込みます。
ゴズ会長はもちろんきっぱりはっきり否定した。むしろ今季やっときゃよかった的な話でしょうかね。というのは、ワールドカップのせいで、代表に多くの選手を供給したクラブとそうでないクラブの間に、相当の不公平が生じたから。会長は、ワールドカップとリーグが並行する今季のスケジュールに賛成したのは馬鹿だった、と悔やんでいる。ぼつぼつ本音。

「あなたは正直なところ、USAPやビアリッツやバイヨンヌのようなクラブが2部に降格するのが普通だと思うかね?」、と会長は問う。

ええ、もちろん異常だと思う。でもその異常がいつ起こってもおかしくないのがモダンラグビーでございます。ハイリスク、ハイリターンのプロラグビーの世界で。


話はいつしか、「Top16はクラブの地理的配分のために必要」のはずが「クラブにとって"経済的に"必要」ということになり、
さらに、"選手は試合多すぎ"という見方に対し、会長は「代表選手以外はそんなにプレーしていない!」、と断固反論してインタビューは終ってます。

しかし、かつてと同じ方式で2プールにたためばむしろ減収の可能性があり、1プールでやるならさらに補強に金がかかる…という点についてはいかがなのだろう。

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Comments

フランスのラグビーのシステムがよく分かっていないのですが、、、、

まだ、トゥールーザンに英語のサイトがあった十年は経っていない頃、選手紹介に職業欄があって、プロって書いてある人は何人も居なかったと思う。ポワトルノーやミシャラクは学生、ほとんどがサッカーの審判のように、フリーでできるような本職を持っていた。日本の実業団ってなんて恵まれているんだろうって感じた。それが数年で急激にプロ化して、桁違いに報酬も増えたって事なんだろう。そうなると、小都市のクラブの屋台骨が一気に引き抜かれて崩れ落ちたのも分かるような。。。

知人は、声変わり前は聖歌隊に入っていたようなので、お子ちゃまの頃から下部組織に入っていたか不明。大怪我したのと学問の分かれ道の時期が一致して、医学の方に進んだらしい(MSFの医師だった)。実は、本人からラグビーの話を聞いた事は無くって、サッカーファンだと思ってた。彼の不在中、ご実家に泊めてもらった時、お母様にラグビー観戦に連れて行かれるまで知らなかった!!もしかしたらふっ切れていないのかも。

Posted by: | 2012.02.26 at 01:04

↑すんません、、、私です。sweat01

Posted by: みるふぇ | 2012.02.26 at 01:22

今30歳前後の選手にはまだ、大学に行って他に資格を持っている人多いですよね。農業技師だとか。南西部は、いざとなったら農家を継ぐというテもある!

市場の規模はサッカーほどじゃないし、引退後や大怪我や失業のことも考えれば、プロラグビー選手としてやっていくのは現状まだリスクもありそうな気がするのですが。過渡期なんでしょうね。

それでもフランスには一握りのプロのエリートを支える広大なアマチュアの裾野があって、選手組合もちゃんと活動して失業選手を支援したりしているけれど、その点、日本ではいろいろと難しそう…

>小都市のクラブの屋台骨が一気に引き抜かれて崩れ落ちたのも分かるような

サッカーだと、小さなクラブは移籍金という名の違約金を得てまた次の育成をする…というビジネスもできるのでしょうが、ラグビーはまだ契約を全うする習慣があるようで、地方の小クラブはますます厳しいことになりそうですね。
チケットの収益もそうだし、あまり大きなスポンサーもつかないだろうし…

Posted by: つき | 2012.02.27 at 16:53

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