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2011.09.20

【ラグビー】 代表監督とPTSD

この4年間ずっと一番美しいフランス代表が見たかったけど、それはいつもテストでした。フランソワの2試合にはがっかりしたので奮起に期待する、なんてのをやってる時なのかと。今本番なんですけど。

…ともかく書きかけていたものから先にやろう。

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この話をどこから始めようか悩むけど、とりあえずカナダ戦のことから。いやー、本気で負けるかと思った。

ルージュリーとトラン=デュックは試合後の会見で、悪天候の中で序盤に少し余計なパスを回そうとしすぎたし、ミスで流れを見失った、という話をしている。それから彼らは、もっとシンプルなプレーに修正してゲームを立て直した。
パラは、水曜にトンガ戦を戦っていたカナダが終盤きつくなるだろうことは予想していたという。

唯一の満足といえるのはクレールのハット。彼はこれでワールドカップでのフランス代表の最多トライ記録。9トライかな。
トライユも記念すべきワールドカップ仏代表150トライ目を挙げた。

ルージュリーに倣って(?)、リエヴルモンは努めてポジ思考である。
「私は満足だ。ボーナスポイントを取って勝った試合の後はしかめ面はしない。すべてが完璧だったとか、いらいらしない時がなかったという意味ではないが。我々には勝ち点10ポイントがある。自信と落ち着きが必要だ、いずれにしても選手は。我々はこの勝利と次の土曜の試合の準備を、落ち着いてポジティブに考えるつもりだ」

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レキップは、一時はユジェのひかえとしてベンチを温めていたクレールに感謝するタイトル(『メルシー、クレール!』)をつけたこの試合のマッチリポートを、皮肉と当てこすりに満ちたレトリックで伝えている。

「我々はもうこのフランス代表を叩きたくはないのだ。リエヴルモンのPTSDが伝染する恐れのないように、試合の間は寛大に。だから、ちょっとポジティブになろうか。
このワールドカップの2試合の後、フランス代表はクォーターファイナル出場に向け大きく歩を進めた。カナダ戦の勝利で、レ・ブルーはオールブラックスと同じくらいよくやっている。代表監督は彼の選手達にしつこくつきまとうただ1つの事実を忘れるために、この心休まる数学的総括にこだわるかもしれない。ただ1つの事実とは、つまり…」

この後に続くのは、やはりというか、
前半に7つのノックオン、まとまりもなく、戦術はめちゃくちゃ。中3日での試合を強いられた勇敢なカナディアン対し、フランスは動揺した。日本戦のように25分間ではなく、65分間も!フランス代表の安全度はもうお話にならない…といった、痛烈な批判の数々。
「このいつもの悪い癖を説明するのは、マルク・リエヴルモンには難しいだろう」

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さて、ここでレキップの記者がなぜPTSDなどという言葉を使っているのかというと、それは13日の会見にさかのぼる。
リエヴルモンはその席で、メディアの代表批判について言及した。

「世界の果てにフランスの新聞がないのは幸いだ。しかし私はもう慣れた。そういったものは相手にしない。我々はPTSDに陥らないようにするつもりだ。4年前、フランスが初戦を落としクォーターファイナル出場権が危うくなったことを忘れてはいけない。我々はさえないまでも勝った。興味深いアクションもあった」


このリエヴルモンの発言は、明らかにジャーナリスト達の反感を買った。
先週土曜、カナダ戦の前日の会見で、日本戦では選手に慢心があったのか、オールブラックスの大勝をどう考えるか等々何度もくり返された質問を蒸し返すジャーナリストに対し、リエヴルモンは明らかにいらだち、「自分の言っていることがもうよく分からない」とまで答えた。

必要最小限の答えと重苦しい沈黙、ドゥサンの合流の遅れについて、なぜすぐ出発するように要求しなかったのかと尋ねられ(実際、リエヴルモンは一切その種の要求をしなかったことを認めた)、リエヴルモンは質疑応答の17分後、険しい表情で会見の終了を告げホールを去った。

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日曜、カナダ戦の試合後、チームの65分間の混乱について質問されたリエヴルモンは、「分からない。グラウンドにいたわけではないから確認できない」、と終始プレスに非協力的だった。

そして月曜、リエヴルモンは相変わらず不信を抱いている。
「選手の話はしない。先週起った騒ぎを考えれば、あなた達は私に率直さを求めることはできない」

実は日本戦の後、彼がハーフ団とアリノルドキを批判した発言が報じられて論争になっていた。リエヴルモンは、自分の言葉の意図が故意に歪められていると感じ、メディアの"偽善"を告発している。
「毎日、あなた達は選手を探しに行った。"マルクがこんなひどいことを言ってますよ"などと言いながら…」


まあハイレベルの指揮経験不足のリエヴルモンがアレであることは確かだとしても、レキップが昨年のサッカー南アフリカワールドカップの時に何をやったか、ということも考慮に入れながら考えるべきケースではある気がする。

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