« 【闘牛】 フェリア・デ・サン・ミゲルだし | Main | »

2011.09.23

【ラグビー】 NZ戦前いろいろ

週末は更新の時間があるかどうか分からないから、まとめて浚っとこう。

Trinhducauckland_2【10番はスランプ】

どこまでも元U-21監督。リエヴルモン談。

「選手にはもちろん刺激が必要だ。最も重要なコンペティションを悔やむことになるかもしれなくても。フランソワも当然弱ることがある。
私は彼に万事順調か、父親になったことで問題はないかと尋ねた。そうではない。もし彼が息子がいなくてさびしいだけなら、それは他の選手もみんな同じだ。監督だってね(笑)」

「フランソワにははっきりした問題はない。要するに、彼自身も自分の不調を説明できない。彼は自分の期待はずれのパフォーマンスをなかなか受け入れられない。それはチャンピオンのあかしだ」


【競争と友情】

カナダ戦後にキャッキャ喜び合うモルガンとフランソワがあまりにかわいかったので、これ拾っとく。

「他の誰にでもなく、自分自身に対して腹が立っている。でもワールドカップはこれで終りじゃないんだ、と考えなければね。
(Q: SOパラは正しい選択でしょうか?)
「僕が決めたことじゃないから。いずれにせよ選択を尊重する。僕はモルガンのそばにいて、彼の1番目のサポーターになるよ。彼が僕を必要とすれば、喜んでそこにいくだろう」

(トラン=デュック談)


【漂流パドルボード教室】

そのトラン=デュック。日本戦の後に代表がタカプナビーチでパドルボードを使ったトレーニングをやった際、パドルを壊しボードを沖に流され、ここでも散々な目にあっていたらしい。
ボードは沿岸警備艇が回収。本人は無事。そりゃそうか。


【フランス代表と英語力】

(今後名前打つのがめんどくなって、瀧と書いてたらピカモールのことです)

もしピカモールが今後もMOMに選ばれ続けるなら、彼は英語を復習しないとね、というお話。カナダ戦の後に英語でインタビューを受けたピカモール。
「あんまり笑われないようにしようと頑張った。自分の英語がダメだってことはよく分かった。でもみんなは僕の言ってることがちゃんと分かったと請け合ってくれたよ。それが一番大事」

これを伝えたジャーナリストによれば、
「我々は彼が"ベリー・ハッピー"だということはよく分かった」


英語というと、セルヴァが日本のジャーナリストに英語で答えた時の話を見かけたけれど、どこの新聞じゃろう。


【ウルヴァリンは甘党】

先日のレキップ季刊誌 "SPORT & STYLE "には、メダールとユジェに彼らの"七つの大罪"を告白してもらう企画がある。
このワールドカップを利用して減量に成功したものの、一時は腹筋の行方が分からなくなっていたらしいメダール。着るなら膨張色の白マイヨより黒の方がいいなー、なんてことを言ってる彼に、まずは大食の罪を打ち明けてもらいます。

「ミルフィーユ。昼夜何時でも食べちゃうかも、ってくらい。それは僕が子供の頃、日曜に祖父母の家に昼食を食べに行った時の記憶から来てるんじゃないかな。
メニューには馬肉のステーキとミルフィーユがあった。僕の祖母は馬肉を食べるともっと早く走れるようになると信じていたんだ」


【パパが来る】

メダールがパパっ子であることはわりと知られてるけど、おばあちゃん子でもあるのだろうか。ご両親離婚したものね…

さてNZ戦前の今週、この機会にオークランドには選手達の家族がフランスから続々到着している。メダールの場合はそのパパがやって来る。元ブラニャックの3列である彼の父は、常に息子のパフォーマンスに厳しくチェックを入れており、メダールのインタビューでは大抵いつもパパの話が出るほど。

メダールは真顔でこう話したそうだ。

「地球の反対側まで親父に足を運ばせたからには、期待を裏切りたくない。そうでなければ、親父のために難しい1週間を送ることになるのは分かってる。これはもう1つのプレッシャーの形だよ。正直ブラックスのプレッシャーよりずーっと強い」

↓マッド・マックスモードじゃなく、リラックス・マックスモードのメダール。
体重キープしような!

Medardauckland


【家族と旧友】

ルージュリー家にとっては、それはちょっとした家族旅行。奥様は4歳半の双子と14ヶ月の末っ子を連れ、彼女の両親と一緒にやって来た。

「4歳半なら、この旅はあの子達の思い出になると思うよ。14ヶ月だともうちょっと難しいかな。地球の裏側まで往復できるなんて、僕達は幸運だよ」
(ルージュリー談)

またルージュリーは今週、長きにわたる元クレルモンと代表のチームメイト、トニー・マーシュと昼食を取りつつ再会のひとときを楽しんだらしい。
たわいもない会話、そしてブラックスとの週末の試合よりむしろ、彼らの共通の思い出話を…


【スルー・スキル】

HeraldnzNZヘラルドが、オールブラックス戦のフランス代表のコンポジションはNZをリスペクトしていない、と大々的に批判したということで、記者達はイソイソと選手達の反応を訊いて回った。
選手達はというと、この種のメディアの仕掛ける罠にはかからないつもりらしい。賢明な反応である。

「ぼかぁそのBチームに入りたいよ!彼らがBチームの話をするのは、僕がひかえだからなんだろ。彼ら優しいよな」、とジョークを飛ばすのは、ベンチスタートのアリノルドキ。「スタメンを見れば、僕達がこの試合を投げたとはまったく思わないけどなあ」

「僕にとってはプールの1試合なのに、まるで決勝、いやそれ以上の話をしてるみたいだ」、とはクレール。


なぜピエールではないのか的なことを書かれたらしきパペは、既に07年夏のテストマッチで、「Bチームを送るとは失礼」という非難にさらされた時の代表の主将。
パペは一瞬の笑顔の後にこう答えた。

「プレスがこの試合に揺さぶりをかけるのは、パラが10番をやるからじゃない。ジャーナリストは論争を起こそうとするけれど、きっと売り上げの問題があるんだろう。
僕は彼らが僕をリスペクトしてない気がする。少しいらいらする時もある。でもそれはモチベーションを与えてくれるちょっとした要素みたいなものだ。最良の答えはグラウンドで、だよ」


ちなみにですが、
スタッド・フランセ×トゥールーズのクラシコで、例年トゥールーズが「悪いけどウチにとっちゃ他の試合と同じだし、ハイネケンとかで忙しいんでねー」、と8万人のスタッド・ドゥ・フランスに自称Bチームを送ってくる時の、スタッド・フランセ側の模範解答を書き添えとく。

「どのような相手であれ、全力を尽くして戦うことが敬意だ」


【2番の決意】

もっとも、"メディア対応"的な文脈を離れたところでは、開幕以来初のスタメンとなるディミトリ師匠がこのようにNZ戦に向ける意気込みを率直に語っている。

(Q: オールブラックス戦は他とは違う試合?)

「もちろん。このプールでブラックスと当たるなんて運がいい。誰もが彼らと対戦できるわけじゃないから。僕達にはそのチャンスがあるし、それを台無しにするわけにはいかない。
2位で終る方が有利かもしれないという話もよく耳にするけど、僕達のメンタリティはまったくそうじゃない。僕達は本当にすべての試合に勝ちたいし、それはブラックスにとっても同じだろう。僕達はラグビーの1試合をプレーするんじゃない。勝つために、何より世界最高のチームと戦うんだ」

(Q: リエヴルモンのチョイスであなたが驚いたことはあった?)

「いや。あなたはきっと、モルガンがSOを務めることについて話したいんでしょう。彼はトレーニングで少しこのポジションもやっていた。だから僕達はそれはありうる策だと思った。ドゥサンの合流の遅れで、それはいい解決策だと思う。
開幕以来リエヴルモンの言うことが何か変わったかって?いや、たいして。同じだよ」


今週は、元乗馬選手の美しい奥様がムチを入れに来ているのであろうか。

Dimitriauckland


【"主将でない時"のルージュリー】

フランスのジャーナリストの目には、フランス代表は何かを恐れている時には昇華(ここでは逃避の意味でこの言葉を使っている気がする)しようとする傾向があるように見えた。
彼らがルージュリーに、ブラックスと対戦する前もそうなのかどうか尋ねた時、ルージュリーはこう答えたそうだ。

「僕もう怖くて死にそう。おうちに帰ってママンに会いたいよう」

ジャーナリスト達は、この答えを「ノン」の意と解釈した。

Roroauckland


【ジョジオン、ワールドカップで一番の思い出】

「07年のクォーターファイナルの前、オールブラックスのハカの時のあの強烈なひととき。
すべてはデュソトワールのママンから始まったと僕は思う。彼女はデュソトワールに何か計画を練るように言ったんだ。それからリーダー達で集まって、青、白、赤のマイヨを着て彼らの前に並ぶというプランを考えついた」

「彼らは僕達に驚いていたようだった。そして、人はそれを信じる時にはうまくいくものだ、ということが分かる。それは敬意を欠いたんじゃなく、僕達にとっては、この試合に勝ちに来たことを彼らに示すやり方だった」

|

« 【闘牛】 フェリア・デ・サン・ミゲルだし | Main | »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91018/52789125

Listed below are links to weblogs that reference 【ラグビー】 NZ戦前いろいろ:

« 【闘牛】 フェリア・デ・サン・ミゲルだし | Main | »