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2011.05.10

【フランス闘牛、スペイン闘牛】 5月6日の闘牛

Fda20116日のフェリア・デ・アブリルはセバスティアン、マンサナレス、タラバンテのカルテル。マエストランサはNo Hay Billetes。マンサナレスは数日前にここでインドゥルトしたばかりで、アフィシオナードの期待はいやがうえにも高まる。
入場するセバスティアンは、金の衣装の上に、黒地にベルモンテ写しの金糸刺繍のカポーテ。

しかしハンディージャの牛は総じて足が弱そうで、時に壊れ物でも扱うような闘牛になった。比較的くじ運に恵まれたのはマンサナレスで、彼の2頭目でこの午後唯一の耳を取った。一番ツキがなかったのはタラバンテ。
タラバンテの1頭目はやはりというか、出てきて早々に足を痛めて交換になったけれど、代わりの牛も似たようなものだった。頻繁に前足をつく。この牛は無理…首を振るタラバンテ、そしてピンチャソが3回。


セバスティアンの1頭目は、トリルからとことこと出てくるなりきょとんと立ち尽くし、キテでは地面に角をひっかけてきれいに前転した。それでも素直な牛で、セバスティアンは牛に合わせながら慎重に、丁寧にパセをつないだ。
牛にぎりぎり近づいてパセのシークエンス、最後に牛の額に感謝のキスを置いた瞬間の、まるで哀しみのような陰影は何だろう。(1度目の剣はピンチャソ)
それはマンサナレスの、ダイナミックで力強いファエナで牛を威圧した闘牛とは際立ったコントラストを見せていたように思った。


セバスティアンの2頭目は、1頭目よりさらに厄介だった。チクエリナを数回、セバスティアンはカポーテを手に、この牛をどうしたものか、という顔をしている。
バンデリジェロのアンベルが、カメラのフレームを外れたところで何かやってみせて、観客を笑わせているのかもしれない。そういえばアンベルがブルラデロにいる時に、タラバンテがカジェホンから何か話しかけているのが見えたけれど、そうか同郷なんだね。

闘牛の始まりはパセ・カンビアード・ポル・ラ・エスパルダ、牛は危うくセバスティアンに衝突するところだった。それから間合いを置き、間合いをつめ…牛の視力でも確かめているんだろうか?この牛はまた、パセの瞬間にセバスティアンの片足を角ですくい上げた。
扱いにくい牛を相手にするとき、彼は剣の先でペチッと牛の頭を叩くことがある。学校の先生が聞き分けのない生徒をたしなめているみたいに見える。


ところでブリンディスの時、セバスティアンは投げた帽子が裏返って落ちたのを見て、砂の上の帽子を置き直した。以前はあまりこういうことを気にかけなかったような気がするけれど…家庭を持つってこういうことなのかな、なんて考えてしまった。

「僕は妻のパトリシアや小さな娘と幸せに暮らしている。プロフェッショナルやアフィシオナードは、時々"トレロが家庭を持つのは終わりの始まりだ"、と言うけど、それは違うよ」
最近のインタビューで、そんな話をしていた。
ただ少なくとも、彼はもう、喪服のような漆黒の衣装は着ないだろうな。

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