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2011.05.23

【フランス闘牛、スペイン闘牛】 サン・イシドロ11、12日め

Si201111フェリア・デ・サン・イシドロの12日目は騎馬闘牛。寝不足続きだけどディエゴ・ベントゥラを見なくちゃ…と目覚ましをセットして起きた。ベントゥラは小柄な体躯に、憑かれたような目をした情熱的な騎馬闘牛士。私はある種の狂気を持たない表現者はあまり信用しない。
1頭目で耳1枚、2頭目は難しく一度剣をしくじったけど耳が出た。牛と馬と人間…この丸い空間に、人間が知恵と技をもって獲得してきたものの歴史が凝縮されているようだ。

今日はセラフィン・マリンが出る。彼は今もカタルーニャ州旗をまとって入場しているのかな…
でも今日は寝る。さすがに寝る。あさってはトマ・デュフォーのノビジャーダを見よう。

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その前日は、セバスティアン、マンサナレス、タラバンテの期待のカルテルだった。
タラバンテの勇姿を見るべく満を持してセルヒオ・ラモやん登場。観客席にはマリー・サラやフランス大使の顔も見える。ラス・ベンタスはチケット完売…
しかし、出てきたばかりの1頭目に、テンディドは一斉に緑のハンカチを振った。あれ?牛はガルシグランデのはずだけど、パルラデ…?

なにやら妙な雰囲気の中で始まったサン・イシドロの11日目。
よく分からないけれど、この闘牛の前に獣医がガルシグランデの14頭のほとんどに駄目出しをして、急遽パルラデ(1、2、3、6)とファン・ペドロ・ドメク(4、5)の牛に替えられた…ということじゃないかと思う。

アフィシオナードたちはどうやら、この牧場の変更に怒ってる。1頭目はセバスティアンが相手にしたけれど、ノビージョかと思うような小振りな牛だった。これは難しい午後になるよ…
やはり観客はのってこない。セバスティアン自身もどこか集中しきれていないように見える。キテのチクエリナはきれいだったけれど、メディア・ベロニカを決めた直後カポーテを落とした。

2頭目のマンサナレスの牛にも緑のハンカチ。タラバンテも振るわず、今日の闘牛はまったくの期待はずれかと思われた。それでもファン・ペドロ・ドメクの4、5頭目は、セバスティアンとマンサナレスに耳をもたらした。

セバスティアンのベロニカのシークエンスに拍手、観客は期待を取り戻したらしい。牛は時々前のめりに転び、誘っても砂をかいて後ずさりするような牛だったけれど、動き出すとムレタについてきた。あきらめずに粘り強くパセをつないで、剣も確実に決めて耳を1枚。

続くマンサナレス(まだ指にテーピングをしている)は、途中で靴が脱げ、もう片方も脱ぎ捨てて堂々としたファエナを見せた。耳が1枚。だけど、もしかしたらこの午後の主役は、ただ1人耳が取れなかったタラバンテだったのかもしれない。
6頭目はいいファエナができる牛には見えなかった。でも苦しみながらも最後にはよくこの牛をコントロールして、観客の心をつかんだ。
マノレティーナをやろうとして角に衣装を引っかけられ、1回転して叩き落とされるも、彼は勇敢だった。剣は失敗したけれど、アフィシオナードの拍手喝采を受け、まるで勝者のようにブエルタをした。

ところで、カジェホンでそのタラバンテを迎えるセバスティアンの表情がすんごく優しいのね。いつもは角の前の集中した顔や、カメラ嫌いの構えた顔ばかり目にするけれど…ね。

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