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2011.04.06

【フランス闘牛】 ラス・ベンタス、07年5月

で、このところ、角の前で命をかける闘牛士だけが、自分の中でリアリティを持ってたかもしれない。Top14の行方とか、もちろん移籍市場の数字などじゃなく。
先週末はカステジョンで、シドさん、セバスティアン、ペレラの期待のカルテルがあった。でもいかんせん牛がアレだったらしくて、全員耳が取れずに終ったと。
カステジョンはそんな感じでしたが、代わりに07年のラス・ベンタスの映像を見ました。ファン・バウティスタとセバスティアンが出ているやつ。

この日も総じて牛は良くなかった。プエルト·デ·サン·ロレンソ(たしか)の牛は足が弱く、最初から交換が続いたけれど、セバスティアンは牛を替えてもらうことができなかった。
4頭目の直前に闘牛場を激しいにわか雨と風が襲い、ファン・バウティスタが豪雨の中でいい闘牛をして、耳を1枚取った。
砂場は田んぼのよう。続く5頭目、セバスティアンとバンデリジェロは、靴を脱いで裸足になった。

5頭目はムレタに惑わされず人を狙う、危険きわまりない牛。とてもまともなファエナができそうな牛じゃない…案の定派手に引っかけられて宙に放り出された。雨ガッパを着たカンプサーノが、いつものように飛んでくる。
濡れたムレタが角にからんで何度も手から落ち、どうなることかと思ったけれど、それでも最後にはパセをつないで、アフィシオナードの心をつかんだ。トレロ!コールがわき起こる。

彼の原点みたいな闘牛でした。ヘトヘトになって、剣は決まったけど3回デスカベジョを使った。観客の求めで耳が1枚、価値ある耳。
彼も最近は観客にオープンになってきたのだろうけれど、この頃は幾分ぶっきらぼうな感じで、まだ内向的な少年の雰囲気を色濃く残してる。まるでこれは牛と自分の間の問題だ、とでもいうように。
07年は大怪我の後の不振のシーズン。この少し後に、彼はカンプサーノと袂を分かつ。ブルラデロで牛を見る表情は、どこか思いつめたようだったな。

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