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2011.02.28

【ラグビー】 3ヶ月目の破局

やはりトゥイッケナムで奇跡を起こすことはできなかったフランスですが(17-9)、たとえば南半球勢との対戦後にありがちな再起不能的空気に比べれば、選手スタッフのコメントはむしろ楽観的かもしれない。
後半の初めは高くついたけど、勝つだけの力はあったんじゃないかな、みたいな。どうかな。

リエヴルモンいわく、「モン・アミ、ウィンストン(チャーチル)の言葉を引用しよう。"成功とは、情熱を失うことなく、失敗を重ねながらひた進むことである"」、だそうですわよ。彼のネタ帳は分厚そうだ…

ただ、リエヴルモンからは後味の悪い話もいくつか聞かれた。
「クランシーレフェリーのスクラムとラックのレフェリングはまったく理解できない。イングランドには少なくともイエローカードに相当すると思われるファウルが2つあった」とか、トラン=デュックに対して、イングランドのコールの映像に映っていないアグレッションがあったとか。
実際、膝をひねって交代したトラン=デュックは、試合後すぐに「ラックでイングランドの3番にのしかかられて、それは故意だったような気がする」、と発言している。

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というか、先週末のニュースでいちばん驚いたのは、昨年12月にバイヨンヌの"アドミニストレーター"に就任したばかりのラポルトが、もうクラブとケンカ別れしたってことでした。
同様に、彼に全幅の信頼を寄せていたメインスポンサーのアラン・アフルルも、今季限りでバイヨンヌへの出資を打ち切ると伝えた。

ケラハーやラウアキと合意するなど、非常に野心的なプロジェクトを主導していたラポルトだけれど、会長のサラゴイティはここしばらく、ラポルトのやり方に不信を抱いていたらしい。先週の金曜、両者はついに激しい口論に至った。
その場にいたらしきアフルルも止められなかったものすごい言い合いだったようで、「ラポルト君は信頼できない。一緒にやりたくない」、「クラブに来てくれと言ったのはそっちだろう。もうやっとられんわ」、といった応酬の果てに、両者のスピード離婚成立…ということらしいス。

ミディ・オランピックは、ラポルトとアフルルが去ったのは、サラゴイティがこのコンビに彼のポストを譲ることを拒んだからであろう、とも伝えたのですが、ともかくサラゴイティはこう言っている。
「我々はもう彼を信頼していなかった。そして、バスク地方では信頼は極めて重要だ。ラポルトの提案はクラブの資金を越えていたし、それはもう我々のやり方ではなかった」

しかし、クラブの予算の25%(400万ユーロ)を出資していたアラン・アフルルがスポンサー関係の解消を決めたことは、クラブの今後に暗い影を落としています。
同様にラポルト招聘に動いた1人で、新プロジェクトに期待していただろうバイヨンヌ市長が、市の補助金(現在77万9000ユーロ)を縮小するのではないか…という見方もございます。

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カストルが来季に向けて、6選手の加入と7選手の契約延長を発表。
新加入選手の中には、グラスゴーのマックス・エヴァンスの名前(2年契約)。また、トゥールーズでジョジオンの後継とも期待されていた若手Lameratは、結局ポジションを獲得できずカストルとの2年契約にサインした。長らくフランスラグビーの創造性を支えてきたトゥールーズの育成ですが、昨今起用に余裕がなくなりつつあるらしいのは残念なことだ。

また、フランス代表マルク・アンドリューが契約を2年延長。

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2011.02.26

【ラグビー、サッカー】 動画2つ+α

ルージュリーがアンダーウェアブランドのDimのCMに出たというので、ゲイの皆さんがかまびすしい。
まあ期待するほどのものでは。

Dim présente le spot télévision Dim 3D Flex ! (YouTube)

Aurélien Rougerie pour Rugbynews by DIM (YouTube)

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こちらはレキップ・マガジンのフレンチ・フレアー動画特集。"レ・ブルーの手品"、パスにかけたタイトル。

http://www.lequipemag.fr/EquipeMag/Reportages/les-tours-de-passe-passe-des-bleus-20110215_105540.html

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同じレキップ・マガジンのページでジノラの写真特集があったので、つい。
私はラグビーフランス代表のファンで、PSGのファンだけど、サッカーフランス代表のファンというわけではない。ジダンに特に思い入れはないけれど、代表と国を追われたジノラのことはずっと追いかけて、彼がイングランドフットボールにエレガンスのレッスンをほどこすのを見ていた。

Gino1

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【ラグビー】 誤訳上等駆け込み更新・炎上体質の男

あたしはどっちかというと、渋面のオッサンの会見記事より、ピチピチの若手テノール歌手の記事が読みたいんだけど、しょうがないか。
斜め一気読みです。すっごい雑でスミマセン。

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フランス代表がロンドンに到着して1時間後、デュソトワールを伴って英仏のジャーナリストとの記者会見に臨んだリエヴルモンがピリピリしていたのは、まあ、元はといえば自分の蒔いた種であります。

事の起こりは先週末の会見で、リエヴルモンが「イングランド人は好きじゃない」という…まあ"何を今更"ではあるけど思い切った発言をしたことでした。

「我々は彼らをリスペクトしているが、最も心が通うのは彼らではない。我々は生活の質を共有するイタリア人を大いに認めている。ケルト人と彼らのなごやかさを好ましく思った。そして、我々にはこれらすべてのネイションと1つの大きな共通点がある。それは、我々がイングランド人を好きではないということだ」

「先週末、我々はアイルランド人の激励を受けながらダブリンをあとにした。彼らは我々にこう言った。"どうかあいつらを倒してくださいね!"
同時に、それはイングランド人の力にもなる。彼らとの試合はいつも特別だ。我々はなかなか理解し合えない。我々はとても違っている」

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全般的に一言二言多めなリエヴルモンですが、もちろんこういった極上のネタを火付けのスペシャリストたちが聞き流すはずがないのであり、この発言についてはドーバーのあっちとこっちの新聞で書き立てられた。
AFPは英代表監督にまで突撃したらしいけど、しかしマーティン・ジョンソンは論争を避け、大人の対応をしたらしい。リエヴルモンの発言をよく読めば、彼は我々をチームとしてリスペクトしている、と。

ジョンソンのコメントの内容を知ったリエヴルモンは、彼の言葉を高く評価した。そして、

「我々両国民の間には、しばしば無理解がある。ケルト人がイングランド人をあまり好きではないのは本当だし、我々もそうだ。しかしイングランド人はそれが気に入っているのではないかと私は思っている。それは彼らの民族主義的感情を強化する。
我々は彼らがうらやましくもある。全国民がフランスとイングランド間のこの対決の一環として、彼らの代表チームを応援している。それはこの試合前の味付けだ。しかし、何よりもまず敬意がある」

最後の1行だけ言えばいいのに。

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ロンドンでの会見で、席の約半分を占めるイングランド人ジャーナリストたちは、当然この点をしつこく訊いたらしい。明らかにイラつくリエヴルモンの顔色を、ほとんどびっくり顔でしきりにうかがいながら、横のデュソトワールは会見が始まって10分たってもまだ一言も発言していない。
リエヴルモンは、自分が馬鹿者とみなされるのは好まない。自分の言葉を文字通りに取って、文脈を外れるのはまったく馬鹿げている、と。

そもそもあなたの発言が回りくどくて、誤解を生むようなことばっかり言うから…とは誰もが思うことでしょうが、ともかくリエヴルモンは、英国流のユーモアを拝借しながらこんなコメントをして、それなりにウケを取ったらしい。

「私はウィンストン・チャーチルの伝記を読んでいるところなんだが、それは家に置いてきたよ。彼を通してイングランド人を好きになり始めてしまったのでね!」

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ところで、なにかと物議をかもしているらしきイングランドのアシュトンのトライパフォーマンスのお話です。先日もクレルモンのイタリア代表カナーレが、アシュトンは素晴らしい選手だがあれはいただけない、我々はちょっとサッカーに近づいた…と話していましたが、クレールの意見はこんなふうです。

「僕は別のやり方でトライを分かち合う方がいいな。僕はあんなふうに飛び込んだことはない。ましてレギサモンがダイビングでボールを落としたのを見てからは」

レギ(;´д`)

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2011.02.25

【ラグビー】 前向きな人たち

09年のトゥイッケナムでの敗戦を引きながら、フランスメディアにはことさらに悲観的な空気がただよっていますが、もちろんわざわざロンドンまで負けに行くわけではないので、選手スタッフはイングランドの優位を認めつつも、努めてポジティブな姿勢を保とうとしてます。
火曜の夜にはあのクレイジー・ホースにくり出してショーを満喫、気分転換した代表の皆さん。

「みんなが僕達はイングランドに粉砕されると思ってるようだけど、そうとは限らないだろう。僕達の可能性を信じよう」、と言うのはポさまです。可能性かよ!というのはまあ置いといて。
「大げさなことを言っちゃだめだよ。イングランドは調子の良くないウェールズと、シックスネイションズ最弱のイタリア(キミ、はっきり言い過ぎ…)と対戦したわけだろ。僕達だって去年スタッド・ドゥ・フランスで彼らに勝ったんだからさ」

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フランス代表は、イングランドはかつてほど地域を取ることに基づいてプレーしていない、と見ています。
毎回ワールドカップの前にはきっちり調整してくる、ある意味効率のいいイングランド。シャバルは、「イングランドはチームを模索して、この秋以来それを見つけたと思う」、と言っている。あまり型にとらわれなくなった才能ある若い選手が入って、それは過去イングランド代表に欠けていたものだ…ということかな。

「俺は彼らの試合を継続して見ていたわけじゃないが、イングランドは長いフェイズでとてもよくボールをキープできている。反対に、たくさんのファウルを犯してもいる。この規律の欠如を利用するのは俺たちの番だ」

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悪夢の思い出ばかりでも何なので、チオンが語る05年の勝利の思い出を。

「僕はまだ、友達のジミー・マルルの顔を覚えてるよ。彼はこう言って僕の腕の中に飛び込んできた。"ちくしょう、トゥイッケナムでイングランドに勝っちまった。すげえよ"。彼は試合中に内側靱帯を切っていたんだけどね。
そんな時には、できるだけ長くトゥイッケナムのグラウンドにいようとして、グラウンド一周をゆっくり楽しむものさ。素晴らしい時だ。それからロッカールームで、僕達はジョー・マゾのお歌を聴かされたよ(笑)」

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↓アイルランド戦後のお祭り好きトゥールーザン+元トゥールーザン。かぶり物をためらわない"フランスで最もセクシーなラグビー選手"が素敵だ。
ポさまの分の帽子はたぶんユジェがかぶってる。美意識ゆえか、それとも浮かれる気分じゃなかったのか。ポさまはこの試合、開始直後のポカの時、頭に衝撃をくらってKO。交代後に吐いてしまったほど具合が悪かったらしい。
棄権のメダールに代わってスタメンに戻り、週末は名誉挽回の一戦です。

Toulousain6n

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【ラグビー】 黒い獣、再び

↓この部分、07年3月のエントリから再掲しまっス

【ディミトリ・ヤシュヴィリ、英国キラー伝説】

・04年 フランス×イングランド(24-21)
この年のシックスネイションズの最初の3試合(対アイルランド、イタリア、ウェールズ)ではベンチスタートでしたが、エリサルドの負傷によりスコットランド戦(31-0)からスタメン復帰。
続く最終節、イングランドとの大一番では、フランスの24点のうち19点を挙げ(1トライ、1コンバージョン、4PG)、アリノルドキのファーストトライでも決定的な仕事をするなど全得点にからむ大活躍でグランドスラムに貢献。

・05年 イングランド×フランス(17-18)
2戦目のイングランド戦でミニョーニに代わってスタメンに。
フランスはイングランドのディフェンスを崩せず前半は17-6とリードされますが、ヤシュヴィリが6PGを決めてイングランドのファウルを確実に点に結びつける。

・06年 フランス×イングランド(31-6)
この年も、やはり大会はベンチスタートのヤシュヴィリ。3戦目のイタリア戦で前半終了直前に負傷のエリサルドと交代し、よいパフォーマンスを見せる。
続くイングランド戦で、そのキックとゲームをスピードアップする能力で勝利に大きく貢献。(2コンバージョン、4PG)

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そして07年のシックスネイションズ。4節イングランド戦で、そこまでミニョーニの控えだったヤシュヴィリは、英国キラーの期待を背負ってスタメンに選ばれた。しかしフランスはトゥイッケナムで敗れ、ヤシュヴィリのフランスワールドカップへの夢も、この敗戦と共に終ったのでした。

奇しくもまたワールドカップの年のシックスネイションズで、ヤシュヴィリは再び9番のマイヨを取り戻し、トゥイッケナムの芝を踏むことになります。
ヤシュヴィリ自身も、07年は苦い敗戦だった、と当時を振り返っている。ラポルトは彼にあまり詳しい説明をせず、少しプレッシャーがありすぎたと。
彼は4年前のシナリオを書き換えることができるだろうか?でも今はあまり先のことは考えないつもりらしい。

「僕はこの試合で自分に余計なプレッシャーをかけたくない。唯一のプレッシャーは、結果のそれだ。僕はゲームのプランに集中する。チームは個人のパフォーマンスより重要だ」

Yach6n_2

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【ラグビー】 メダール棄権

負傷のメダール、結局駄目でございました。代表スタッフの発表より先に、イングランド戦の棄権が報じられてます。わーん何を楽しみに観たらいいんじゃあ。

そして最小限のミスも許されない相手であろうイングランドに対し、FBでメダールに代わるのはポさまであろうと伝えられている。いきなり狙い撃ちにされそうだなオイ。頼むよポさま!

追加招集はポリバレントのパリソンですが、FBならトライユもできるし、そこはルージュリーの同僚でもあるマルジューの方がよくない?…と私は思うけども…

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2011.02.23

【ラグビー】 トゥイッケナム悪夢の思ひ出

先週金曜のミディ・オランピックがボクシスとトゥールーズ間の契約を報じた件ですが、ボクシス本人はサイン自体はまだだと言っているらしい。現所属クラブが大変なこともあり、今こういう話題で騒がれたくないのかも。


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ここからは代表のお話。
イングランド戦では、アイルランド戦に交代出場して良いプレーをしたベンチ組、特にスリークォーターを起用することにしたのだとリエヴルモンは言っている。
この試合でちょっと信用を落としたパラに代わって、SHのスタメンは「ただものでない」ヤシュヴィリ。

しかしジャーナリストたちにとっての真のサプライズは、トライユがスタメンを外れたことだったらしい。
リエヴルモンは、「これはトライユへの罰ではなく、むしろジョジオンへの褒美だ」、と説明しておりまして、2試合ベンチに置かれたジョジオンのリアクションに期待しているという。

トライユをFBに置くこともできたけれど、イングランド代表の組織とプレーを見るに、オフェンシブなトリオと両翼にクレール、ユジェを置く布陣を選択した、と。リエヴルモンはユジェのポテンシャルを信じています。

アイルランド戦からの変更点は多くはありませんが、かなり重要な再編成が見られる。
「ヒエラルキーをくつがえすのはいいことだ」、とリエヴルモン。しかし日頃は、「すでにヒエラルキーは確立している」と言って批判に耳を貸さないことも多いっすよね…


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ところでイングランド戦の23選手のうち8人は、フランス代表が05年にシックスネイションズで最後にトゥイッケナムで勝ったときのメンバーであるらしい。(17-18)
トライユ、ボネール、シャバル、チオン、マス、マルコネ、セルヴァにヤシュヴィリ。ヤシュヴィリはこのとき、PGでフランスの全得点を叩き出した。

…しいて言うならばこの8人のうち4人は、その後09年にやはりトゥイッケナムで尻の毛まで抜かれたときのメンバーとかぶっている。
ついでに、ヤシュヴィリは07年の敗戦では戦犯扱いだったということも書き添えておく程度には、あたしも悲観的、いやむしろ現実的な人間でございます。


その4人の1人であり、09年の対戦ではフランカーで起用されて叩かれたシャバルさんですが、今回は8番をつけます。

「トゥイッケナムはいい思い出じゃない。2年前にはひどい目にあった。ラグビーとプラグマティズムの素晴らしいレッスンだったよ。まあ過ぎた話だ。あれからいろんなことがあった。週末の試合が、あれとは違う展開になればいいんだけどな」

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ももの痛みがあったメダールは、検査の結果大事なし。木曜からトレーニングに復帰する見込みです。そのメダールが以前のインタビューで、09年のイングランド戦をふり返ったコメントがこれ。

「あれは僕のキャリア最悪の悪夢だ。あのイングランド戦はグラウンド上の地獄だった。僕はもう気持ちが切れていた。グラウンドでこう思ったよ、僕はここで何をやってるんだ?ハーフタイムに、僕達はもうラグビーをやりたくなかった。ひどかった!」

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【音楽、リヒターbot】 終ったー (Sufjan Stevens)

─芸術は、宗教性、信仰心、そして「神」への憧憬を実現するものである。芸術以外で実現しようとするのは、このきわめて重要な人間の特性の誤用である。そのときこの特性は食いものにされる。つまり、あるイデオロギーに奉仕させられてしまうからだ。芸術もまた、もし無目的という自由を放棄して、なにかメッセージを伝えようとするならば、「応用芸術」になってしまう。というのも、いかなる発言も絶対に拒否することでのみ、芸術は人間的なのだから─
(ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論)

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気が向いたときに少しずつ更新していたスフィアン・スティーヴンスのインタビュー。昨年末には切りよく終らせたかったのだけど時間がなくて、このたびやっと終りましたです(;´д`)ナガカッター
とはいっても一番最初の2問を飛ばしていたことに気づいたので、また時間があるときにやろう…

よくできたインタビューでした。アイデンティティを探し求めてアメリカ合衆国を旅するスフィアンが、もっと年を取って、いつかどこかに根を下ろすことができたらいいね、…そんな言葉でしめくくられる。
ほんとのところ、私はこのエントリを終らせたくないのかもしれない。彼の音楽に対する考え方は大好き。

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【音楽】 スフィアン・スティーヴンスのインタビューを更新するたび上げるエントリ(2)

Sufjan2010"The Age of Adz"のリリースに際して、スフィアンが具体的にどんなことを話したのかは知らないんですが。
↓このインタビューは内容はいくぶん古くなったかもしれないけれど、こんなこと訊かれたり言われたりしてるうちによく分からなくなっちゃったんだろうなあ…というドキュメントとしても読めるんではないかと思います。はい。

でも、"Michigan"もまたごくパーソナルな内容の作品だったけれど、私は"Michigan"の一人称小説的なアプローチも大好き。あの極度にコンセプチュアルな"The BQE"でさえ、言いたいことはつまり結局、"Be the hoop!"ってことなんでしょ?
私がスフィアンの音楽で探していたのは、彼自身の投影です。コンセプトじゃない。だから音楽への彼のアプローチは変われども、私にはどうといったことはない。

今回更新分は一番下。これで完結です。

(1)はこちら。LA BLOGOTHEQUE掲載インタビュー。

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Q: 君は明らかに、君自身の国、アメリカ合衆国に関する大発見をしたがっている。世界の他の国に対してもそうなのかな?

「ああ、休みを取りたいのはそのためでもある。違う世界を自由に見に行けるようにね。
ツアーの話はしないよ。ライブとライブの合間に大したものは見られないから。パリで2、3日気ままに過ごして、あそこがすごく気に入りはしたかもしれないけど。いや、本当の旅の話をするよ。時間もあるし。

ちょっと前のクリスマスに、中国で3週間過ごした。姉の1人が香港に住んでいるんだ。僕の初めてのアジア旅行で、素晴らしい経験だったよ。
北京に何日か滞在したけれど、あそこは不可思議な、まったく違う世界だった。僕にとってはね…。同時にすっかりヨーロッパナイズされた外観の、その精神を失った世界だった。

紫禁城の中にスターバックスがオープンするという噂さえ聞いたよ。もしそれが本当なら、アメリカの領土拡張論を雄弁に物語っているよね。それは今、ブランドやフランチャイズや、最も卑しむべきマーケティングを通じて行われているんだ…

若いアメリカ人で、アジアを旅して、でもその世界は魂をなくしていて、そこにはマクドナルドがある。そんな光景を見るのはかなり奇妙な感じだ。
僕はそういったすべてに対してかなり後ろめたい気持ちになる。受動的に加担しているという罪の意識を感じる。

僕はもっと旅をしたい。でも観光の概念ですら、僕にはちょっと心配なんだ。中国の壮大な城壁を見たとき、僕はイメージやシンボル、ロゴを知り尽くしている人が、現実と向かい合うときにお決まりのあの失望を感じた。
というのは、現実の風景を見るとき、僕達はまた絵はがきやロゴや、現実でさえないものを目にしているような気がするから。少しずつ、観光は場所の持つオリジナルな力を蝕んでいる。写真また写真で」


Q: 君の国の歴史に対するこの情熱はどこから?

「僕の国には、歴史の深さや古くからの指標が欠けている。でもそれは、この国をすごくおもしろくしていることでもある。アメリカは絶えず存在理由を探し求めていて、作られる歴史を解読する必要がある。というのは、アメリカが持っているのはそれだけだからね。

ヨーロッパでは、あなたたちの共有するアイデンティティはもっと明白だ。それは歴史に由来していて、ルーツは揺るぎない。
僕達アメリカ人はみんな移民で、歴史がとても浅いから、自分達が何者なのか、どんな国家を構成しているのかがまだよく分からない。オランダ系のアメリカ人は、イタリア系とはずいぶん違う。

ヨーロッパから見れば、僕達はみんな似たり寄ったりだということは分かってるよ。つまり、ヨーロッパの人が"アメリカ人"というときには、あの消費病、でっかい車なんてのが暗にほのめかされているわけさ。
でも事実は幸いにしてそれより複雑だ。"アメリカンピープル"は確かにいて、彼らはユニティを探し合っている。それがいくつかのブランドマークやハリウッド映画の中からではあっても、彼らがユニティを見つけたとしたら、それは彼らがみんなそっくり同じだという意味じゃない。僕達の混血は複雑だ。たとえ僕達にコンセンサスの集団的な欲求があるとしてもね。

アメリカは、そう、コンセンサスを探し求めている。でも僕はというと、アーティストとして、そういった一致の方向に向かわないような作り話をするのをすごく楽しんでいるんだ。僕は差異や微妙さや余白を歌うのが好きだ」


Q: 君自身に与えられていると感じる"アメリカの価値"とは何?

「難しい質問だな…。うん、やっぱり僕達それぞれに内在するこの考えだよ。もし何かを手に入れたかったら、ここではそれが可能だという考え。
それは何でも簡単だとか、道に障害がないとか、社会や民族の抑制がないというような意味じゃない。でもアメリカでは、自分自身の存在をどちらかに引っ張っていけるような気がするんだ。

僕が言ってるのはもちろん、ニューヨークで暮らしている若い白人のとても恵まれた意見。それでもやっぱり、このコンセプトは絵空ごとじゃないと思うよ」


Q: 『ミシガン』と『イリノイ』には、この2つの州を象徴するものの絵が描かれている。歴史、富、英雄的人物。歌のテーマはどうやって選んだの?たとえばインディアンの歴史を採り上げるかどうか。あるいはシカゴのマフィア、君はその話をしてない。

「それは本当に直感的。僕が興味を持ったもの、探求の途中で発見したことに応じて。
インディアンの場合は、何よりヘビーにしたくなかった。だからそれはただ言及したというだけ。シカゴの悪党については、自分にはそれについて歌うのがしっくりこなかったんだろうね。だから歌わなかった。

テーマそれ自体には興味がないんだ。それぞれのテーマで僕が模索しているのは、それを通して、どうやって自分を少し投影するか。自分がまったくそこにいない歌は欲しくなかった…

最低限の自己批判能力を持ったアメリカ人すべてと同じように、僕はアイデンティティの危機を経験する。その時、僕は知ろうとし、理解しようとする。僕はどこから来て、どこへ行くのか。
それが意味することは、今は、アメリカ人であることだ。これらのディスクは僕にとって、違った意見や物語りのいろんな可能性、アプローチを考え出す1つの方法なんだ。さまざまな視点から、僕の国を語る1つのやり方。もっとよく理解しようとするために」


Q: 君が受けた教育は、アメリカの歴史に関して君にいい指標を与えてくれた?

「いや、僕達が学校や大学で教え込まれることの大部分は、修正された歴史とプロパガンダだ。でも、最小限の疑いをもってああいう歴史書を読まなければならないことが分かっていれば、なんとかなるものさ。
それはアメリカ合衆国についてのこのディスクのプロジェクトで、僕が興味を持っていることでもある。つまりリスナーに、彼ら自身で探求し、地図を広げて、自分の力で見に行き、公式な歴史や伝説やシンボルをよく調べるように喚起すること。

10歳か11歳のころ小学校で、ミシガンについてのありとあらゆることを暗記しなければならなかったのを覚えてる。上院議員や政治家の名前、それに何十もの市、湖や川の名前。もちろん、それは僕に大きな影響を与えたし、今の仕事にもそれは明らかだと思う。
でもそんなことがあったから、僕はこの年の頃から、あらゆる名前の"背後"を見に行きたいとも思うようになったんだ。概念やロゴとして知るにとどめないで、実際に発見しよう、ってね」


Q: 圧力団体や政党やアソシエーションからリアクションはあった?

「うん。メールを何通か受け取った。でももう何だかよく分からないよ…。ホワイトハウスにも招かれた。歴史の理解における文化の役割について、とかいう討論会の日。でも辞退したよ。"抱き込まれ"やしないか、ちょっと心配でね。
自分は情報通の政治家のレーダーの下にいて、ちょっと監視されてるように思う。それが好意的なものなのかどうかは分からないけど。
なんであれ、僕は自分の歌が、何かに使えるというようなものであってほしくない。あれは単にポエティックな作品であって、演説じゃない」


Q: 君は信仰心を持っていて、率直にそう言うよね。君の歌には信仰の影響が聞かれると思う?

「音楽それ自体はかなり宗教的な経験だ。いずれにしても、すごく精神的な。このエモーションに基づく仕事、言葉と音符の融合、意味とハーモニーを探して結びつけること。僕にはそのすべてが霊的なもの、神的でさえあるものとたわむれる仕事に属している気がする。
でも、そんな話をしても役にはたたないんじゃないかな。それはとても個人的で、説明するのはかなり難しい…。それに、頭の中でこんがらがってしまう時もある。

僕の両親はいくつか面白い経験をしていて、いろんな宗教に近づいたりもしていた。僕はスピリチュアルな環境で育ったんだけど、実際、どの神様を信じたらいいのか分からないよ!
たとえば僕のファーストネームは、アジアのスピリチュアリティとヨガに夢中な、両親の友人がつけてくれた。元をたどればペルシャの名前だ」


Q: 今はすべてが完璧に見える。君のディスク、コンサート、君の生き方、明晰さ、冷静を失わない能力…。"スフィアンの国"では何のトラブルもないのかな?

「(笑)…いやいや、もちろんあるさ。表面下ではそんなにパーフェクトじゃないし、そんなに落ち着いてもいないよ。僕の私生活は明らかに、ディスクを通して見えるほどきちんとしちゃいない」


Q: 君はすごく完璧主義に見えるけど…

「自分の仕事の細かいところにはすごくこだわるよ。写真やジャケット、もちろん録音。でもそれは、鏡の前で時間を過ごしすぎないようにする1つの方法でもあるんだ…
僕は自己観察はあまりやりたくない。自分はすごく不完全だと思うから。エゴイストで、時々意気地なしだ…。僕はよく、人間関係で勇気が足りない」


Q: 『シカゴ』の中に、「僕はたくさんの間違いを犯した」というフレーズがあるよね。君自身もそう?

「うん、いろいろと間違った。そして相変わらず、毎日毎日たくさんの間違いを犯してる。このフレーズはあのディスクの中で一番パーソナルな部分の1つだし、それはもちろんのことだと思う。
あの曲の主人公と同じように、僕は逃避しながら時を過ごしている…。それに、僕がこれほど自分の音楽に打ち込んでいるのは、まさにこの種の問題について考えないようにするためだ。逃避だよ、うん、間違いなく」


Q: 音楽の情熱は、人を狂わせるかもしれない。ブライアン・ウィルソンやシド・バレットは、完璧を求めるあまり狂気に陥った。彼らのようになりはしないかと心配じゃない?

「1つ確かなのは、僕は音楽が人をいかれさせる可能性があることを知っているし、理解してるってことさ、うん!
偉大なクリエイターにあれほどまでの破滅が起こりえたことを考えるのは、本当に恐ろしい。彼らの狂気には、たぶんドラッグの経験が決定的だったとしてもね。
僕は幸いドラッグの類には何もひかれないし、自分はまったく健全な人たちに囲まれていると分かってる。僕が奇行のサインを見せ始めたら、友達がすぐに落ち着かせてくれるんじゃないかって気がするよ」


Q: 50歳になった君はどうしているだろう?

「今と大して変わらないさ。曲を書いて、プロジェクトを持っているだろう。僕はただ、自分に家族がいて、子供たちがいて、そのことが僕に身を落ち着けて、何かに定着し根づいているように感じさせてくれればと思うよ。やっとね」

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2011.02.22

【ラグビー】 イングランド戦の23人

パラ、トライユ、ボネールがベンチに回って、ヤシュヴィリ、ジョジオン、シャバルがスタメン。
シャバルは№8でアリノルドキがフランカー。ウィングはクレールが入ってメダールはFBに。メダールはももに痛みがあって検査を受けたらしいんだけど…


Domingo, Servat, Mas - Nallet, Pierre - Dusautoir (Cap.), Chabal, Harinordoquy - Yachvili, Trinh-Duc - Clerc, Jauzion, Rougerie, Huget - Médard

Remplaçants : Guirado, Marconnet, Thion, Bonnaire, Parra, Traille, Poitrenaud. Ducalcon (23e homme)

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【切手、猫】 世界の猫切手 猫と人と

にゃんにゃんにゃんの猫の日ということで、手持ちの猫切手から2枚。

画像上の猫の親子は、1975年発行のデンマークの動物愛護切手。彫刻師の名前が入っていませんが、名匠スラニアの作らしい。

下は1999年の仏領南極切手。図柄は、よく分かりませんが、フランス領ケルゲレン島ポルトーフランセの観測基地による、島の猫の生態調査じゃないかと思う。

猫雑誌のグラビアみたいな、いかにもかわいいポーズの猫切手はいろいろ出ているのですが、この2枚は猫と人間のかかわりが描かれているところが気に入ってます。

Nekonohipn

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2011.02.19

【ラグビー】 Top14今週のいくつか

Beauxis à Toulouse
C'est la fin d'une longue période de rumeur autour de Lionel Beauxis. L'ouvreur du Stade Français a signé à Toulouse avec qui il évoluera pour trois saisons.

ということで、長い長い噂の果てに、ボクシスがトゥールーズと3年契約にサインです。トゥールーズはスクレラに続きスタッド・フランセからSOを引き抜いて、30過ぎたスクレラと若いのを取り替えたことになりますが、しかしよくやるよねえ。

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Top14で今週起きたことといえば、フランス代表に招集された選手たちが週末のクラブの試合に出られないため、アイルランド戦であまりプレーしなかったクレールとジョジオンをビアリッツ戦で使いたかったノヴェっさんがムカムカしている、と。トゥールーズは6選手取られてるからね…

まあ風物詩的な話題ではありますが、昨季までと違うのは、FFRとは反対にイングランド代表がウィルキンソンを自由にしたため、彼はトゥーロンの試合に出られるということであります。Mジョンソンとサンタンドレ間で合意したらしい。

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前のエントリに追記しますと、シャバルろう人形のプレゼンテーションのとき、特筆すべきはベルナール・ラポルトが出席してスピーチをやったことでしょう。
「何年もの間、多くの人間が我々を対立させようとした。まあ、私がここにこうしていることで、我々が実際はアミだということがお分かりいただけたかな」

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2011.02.18

【ラグビー】 どっちが本物

パリのグレヴァンろう人形館デビューのシャバルさんです。製作期間6ヶ月。記録的な量のロウと、植えた髪&体毛(主にヒゲか)50万本を要したらしいス。
本人は「よく似てる」と感激してますが、目元が濃いくて健康的な青ひげみたいね。

動画(YouTube)

Grevin_2

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2011.02.17

【フランス闘牛】 病膏肓

Camarguaise_2新たにカマルグ闘牛にまで興味が拡大しております…
Course camarguaise、闘牛というか牛の角のまわりにつけた飾りを取る競技だそうで、スペイン式と違って牛は死なない。下の動画にも出てくる長髪のラズトゥールだと思うけれど、クリスティアン・ショメルという人のことをちょっと知りたいと思ってる。

http://www.dailymotion.com/video/x22v1g_presentation_sport

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2011.02.16

【猫】 猫と階級社会

英首相官邸に新しいネズミ捕り長官が決まったらしいニョ、という情報がネコのツィッターを駆けめぐっているかどうかは知らないけれど、これ、ハンフリーがブレアに追い出されて以来でしょうかね。

個人的にちょっと気になったのは、その新ネズミ捕り担当ラリー君のつけているのが青い首輪、すなわちブルーカラーであることだった。保守党の色だそうですが。

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【ラグビー】 まあ雑談レベルの話です

ギタウがトゥーロンと3年契約(オフィシャル)だそうで。これは前にフォーラムで拾ったアヤシゲなネタだから読み流していただければいいんだけれど、このうえバスタローとコンテポミのトレードなんてうがった見方もあったりしますな。

いずれにしてもティユス=ボルドゥがベンチとかないだろうね?誰のせいでJIFFなんてのが決まったと思ってんだコラ。

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2011.02.15

【フランス闘牛、南米闘牛】 鎖骨骨折

セバスティアンがメデジンで、剣の後ラス・ベンタス・デル・エスピリトゥ・サントの牛に不意を襲われて、鎖骨を骨折したという。とても心配なニュースだけれど、動脈を持っていかれたりするよりはいい…と思ってしまう。
医務室に行く前に、痛みをこらえて観客に優雅にあいさつをしたのには、さすがに一流の闘牛士だと思った。

ラス・ベンタス・デル・エスピリトゥ・サントの牧場主であるセサル・リンコンが、この日ラジオの解説のために闘牛場にいて、観客からずいぶん野次られたみたいだ…


セバスティアンは先々週末はトレオン、メキシコDF、グアダラハラで3日連続でグランド・ポルトするなど好調だったので、この怪我はとても残念。
復帰までは6週間だそうだけれど、回復力の早さで知られる闘牛士たちのこと。アポデラードのロサノは、セバスティアンは元気で腕も動かし始めており、バレンシアのファジャスに間に合うかも、みたいな話をしているらしい。あまり無理しないで…


Blessure de Castella à Medellin
http://www.feria.tv/video-1681_blessure-de-castella-a-medellin.html

Triomphe de Castella à Guadalajara
http://www.feria.tv/video-1678_triomphe-de-castella-a-guadalajara.html

Mexico. Castella y Ponce a hombros
http://www.feria.tv/video-1677_mexico--castella-y-ponce-a-hombros.html

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2011.02.14

【ラグビー】 シックスネイションズ・アイルランド×フランス 2つの質問

このアイルランド戦の前、マルクシでジャーナリストが選手に集中的に訊いた質問が2つある。うち1つはランズダウン・ロードの新旧スタジアムのことです。
神話的な古いスタジアムへの郷愁。新しいスタジアムにはまだかつての魂はないかもしれないけれど、おそらく欧州で最もモダンで美しいスタジアムだ…


クレルモントワは既にハイネケンカップのレンスター戦のとき、アヴィヴァ・スタジアムでプレーしたことがある。
ルージュリーは初めて足を踏み入れたとき、まずあの小さな郊外列車を探したという。けれど、あまりの様変わりに、彼はちょっと迷子になったような気がしたらしい。

「列車がどっちの観客席側を通っているのか探したんだけど、すっかりだまされたよ!実際には思ったのと違う方にあった。まあ僕がかなりの方向オンチであるにせよ、以前とは目印が違ってしまっているにせよ、ね」

クレルモンのチームメイトであるパラは、5万人のアイリッシュの情熱を心配した。
「すごく美しいスタジアムだよ。クレルモンでプレーしたときには満員じゃなかった(41000人)。でもその時はアイルランド代表じゃなかったから…。アイルランド×フランスはすごい雰囲気になると覚悟してるよ」


リエヴルモンは、アヴィヴァ・スタジアムがスポンサーの名を冠していることには複雑な反応です。「いつかFFRの新スタジアムができたとき、そういった名前がつけられなければいいんだが」

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アイルランド×フランス 22-25

黙祷はコーク空港のクラッシュの犠牲者に捧げるものだとアナウンスされていたと思うけれど、国歌の前の黙祷は珍しいような…そうでもないかな…


ポさま恒例のファンタジーから愛蘭に1トライを奪われ、前半6分までに7点差。壊滅的な出だしでしたが、幸いパラのプレイスキックが安定しており、愛蘭のミスを得点に変えながら、チームはうろたえることなく修正することができた。
「ユジェと僕にはちょっとオートマティスムの心配がある。一緒にプレーするのは初めてだし、それは修正できないことじゃない」
(ポさま)

試合の前日、アヴィヴァ・スタジアムで行われたキャプテン・ラン(どういうわけかリエヴルモンがひかえ選手組に混じって躍動していたらしい)のとき、フランス代表スタッフはキッカーの練習のため30分の時間延長をお願いしたのだけど、愛蘭側に断られた。
そんなこともあり、パラがすでにここでプレーしたことがあるというのは大きかったと思われる。

しかし、次戦の相手イングランド@トゥイッケナムが、愛蘭と同じようにミスを犯すかどうかははなはだ疑問だ。


ところで、先週ジャーナリストがよく選手に尋ねたもう1つの質問は、アイルランドのファイティング・スピリットについてどう思うか、というものでした。それはまだ存在するのか?フランス代表は対抗できるのか?

このアイルランド戦を評したメディアは、、またも3トライを奪われたフランスのパフォーマンスはたいして良くなかったというものの、アウェイのプレッシャーのただ中で彼らが示した精神力については評価した。NZでのワールドカップまで7ヶ月で、それはささいなことではないと。
主将のデュソトワールはこのように答えてます。
「僕達はこの試合をもっとよくコントロールしなければいけなかった。でも連帯は固かった。それもすごくポジティブな点だ。このチームにはメンタリティが必要だったんだ」

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この午後、アヴィヴァ・スタジアムの観客席には珍客がいた。サッカーワールドカップのプレーオフでは愛蘭との間に結構な因縁を生んだ、サッカーフランス代表の前監督レイモン・ドメネクであります。
シャバルと代理人が同じというドメネクは、旅行代理店の招待を受けてダブリンを訪れた。なんでまたこの試合に?と尋ねられて、
「私はフランス代表の全チームのサポーターなのだよ。それから、私はいつもラグビーに注目していた。ハイレベルのスポーツが好きなのでね」

ドメネクはイングランド戦とアイルランド戦のどちらを見ようか迷い、ダブリンの方が雰囲気が良かろうということでこっちの観戦に決めたらしい。例の星占いで?
ドメネクがリエヴルモンのフランス代表に幸運を運んだのかどうかは定かでないけれど、ここで1つ頭をよぎるのは、07年ラグビーワールドカップのとき、ドメネクは「フランスはオールブラックスに勝つが、優勝するとは言わない」というイヤな予言をしたことだ…

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【ラグビー】 やはり期待を裏切らない男

なんかある時はポさまだと思っていました

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2011.02.12

【ラグビー】 コメントを拾おう

スコットランド戦のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたメダール。フランスのメディアは極端なんだよと言うけど、どこもそんなもんよ。

「フランスの問題っていうのはさ、ちょっといい試合をすると"サイコー"なんて言われて、ミスをやらかしたらすぐ逆方向に行っちゃうことなんだ。
僕は、スコットランド戦でいいプレーをしたことに大満足だ、ってことは隠さないよ。メディアは僕達を持ち上げるけど、すぐに落としもする。注意すべきだね」

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そのメダールが以前から、ウェイトコントロールや気分転換を兼ねてボクシングをやっているのはよく知られたところです。今は月に一度か、気分が落ちてきたときにジムに行っている。

「ボクシングを始めて自信がついたし、精神的にも強くなった。フィジカル、メンタルともかなりハードなスポーツだから、ジムから出てくると、調子が良くなってるんだ」

で、それは自分自身の満足感のため?美男子のイメージを壊すためじゃなくて?

「僕には美男のイメージなんかないって。それはクレマン(ポさま)やヴァンサン(クレール)の話だよ…。僕は全然イケメンじゃない。小汚ないヒゲ面でさ…」

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スコットランド戦で3トライを奪われたディフェンスが不安視されていますが、シャバルさんはシンプルだ。

「みんながあの3トライを指摘してるが、俺たちが積極的に行って、相手がとてもいいプレーをしているスコットランドみたいなチームなら、そのくらい取られて当たり前だろ。大事なことは、相手より多くのトライを挙げることだ」

アイルランド戦についてもコメントお願い。

「アイルランドがイタリアでいい試合をしてくれた方がよかったんだけどな。彼らの気質とファイティング・スピリットはよく知っている。彼らはまた奮起するはずだ。もう1つの顔を見せたがっているだろう。
だが、俺達に関していえば、相手のことを考えすぎるのはやめるべきだ。自分達のゲームに集中しなけりゃな」

「ラシンの連中と一緒にレンスターに試合に行ったとき、ちょうどアヴィヴァ・スタジアムの前を通ったんだ。外観はすごく美しく見えたよ。
まあ俺はちょっと古ぼけたスタジアムが大好きなんだが、ランズダウン・ロードはその1つだった。なによりアイルランドの客の情熱はいいよな。アイルランドでは、雰囲気はいつも熱い。サポーターがいつも彼らのチームを後押ししているからな」

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アイルランドの"ファイティング・スピリット"はまだ存在するのでしょうか?

「フレンチ・フレアーみたいなものさ。それは本当に存在したのか?分からないよね!」
(ポワトルノー)

「うん、それがあるのは確かだよ。彼らの奥底には毎試合、ものすごい攻撃性を持ったファイティング・スピリットがある。
やりにくい相手さ。彼らはいつでもファウルすれすれだけど、けっして罰されない。なぜかって?ずるがしこいからね。とてもインテリジェントだ」
(ドミンゴ)

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シーズンの初めにアキレス腱を完全断裂したバルセラ。リエヴルモンはそれでもワールドカップのために彼の復帰を待っていましたが、バルセラ自身はラジオのインタビューで、NZ行きはあきらめた、と話しています。

「とてもやっかいな怪我なんだ。回復までに1年半かかったやつもいるんだよ。俺は幻想を抱いたことはない。クラブに戻って、それから代表に戻らなければならない。
でもその2つの間にはとても大きな隔たりがある。インターナショナルレベルでは、多くを求められるんだ。今のところ、気にかけてるのは自分の健康だよ」

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2011.02.11

【ラグビー】 セキュリティホールとアップデート

ポワトルノーはナルを客体化できる男である。

Q: ところでアイルランドのハイパントは心配ですか?
「アイルランド戦でプレーするたびに、それ絶対訊かれるんだよ。新しいスタジアムだし、ちょっと難しいときもあるかもね、うん」

Q: あなたのキックプレーはよく、激しく非難されますが…
「このセクターは猛烈にトレーニングしたんだ。今はもう欠陥じゃない。ええ適切にキックを使えますよ、僕にはダミアン(トライユ)のパワーはないかもしれないけど。モダンラグビーでは、キックなしですませることはできないからね」

Q: ダブリンでプレーするのは好きですか?
「ああ、気温25℃の乾いたグラウンドでプレーする方がいいとはいってもね。古いランズダウン・ロードはよく知っていた。それからクローク・パーク、今ではアビバ・スタジアム。僕がとりわけ好きだった、あの古いスタジアムと同じ感じだ、と思えればいいよね。
ノスタルジー?そうだね。ランズダウン・ロードは数々の名試合が行われた、歴史に満ちたスタジアムだった。いい感じだったよ。特に、観客席の下に列車が通って。でも、時代と共に生きなきゃならない。現代性とプロフェッショナリズム、さ。新しいスタジアムは、よりモダンラグビーのニーズに合ってるよ」

                        Laceg_2

CamilleEurosport、Femme ActuelleとTélé Loisirsを通し、3万人の投票で決定したらしき2010年の「最もセクシーなフランスのスポーツ選手」は、水泳のカミーユ・ラクールとな。

ノミネートされたスポーツ選手は10人。サッカーのヨアン・グルキュフ、ラリードライバーのセバスティアン・ローブ、ハンドボールのニコラ・カラバティッチ、バスケットのトニー・パーカー、ノルディックのラミ=シャプイらと並んで、ラグビー代表はヴァンサン・クレールでした。

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2011.02.10

【ラグビー】 話しすぎる人たち

誤訳上等、ザツな読みで申し訳ない。

リエヴルモンの会見から、アイルランド戦のスタメンについて。
メルモズの棄権で、トライユFB・ジョジオンセンターも考えられたけれど、リエヴルモンの選択は2人のアスレチックなセンター。トライユは実に、3試合で3つめのポジションをこなすことになります。

リエヴルモンによれば、トライユは今フィジカルもメンタルも11月よりずっといい。彼は安心感を与えてくれる選手だが、スコットランド戦ではカウンターアタックもできるし、キックとパスを交互に使えることも示した。彼はキックプレーでトラン=デュックの負担を軽くするだろう…
FBでは、スコットランド戦でいいプレーをしたポさまを使いたかったらしい。

またリエヴルモンは、負傷のメルモズを、やはり先日アキレス腱の手術をしたディミトリ師匠と同じくワールドカップのために当てにしている、と話した。

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しかしこの会見の最大の山場は、そこではなかったのでした。

月曜のミディ・オランピックの独占インタビューで、日頃無口なバスタローが今の胸中を打ち明けた。
特にこの6ヶ月、自分の生活態度やメンタリティを悪く書き立てている記事にはこれ以上我慢できない。会ったこともないのに知っているようなことを言うジャーナリストが書いた、嘘っぱちだと。
努力が足りないという批判については、自分は全力を傾けることができることをグラウンドで示したと思う、と言います。

ここまではまだよかった。が、バスタローはリエヴルモンからの批判的な発言について訊かれて、正直に話してしまった。
リエヴルモンは公にしゃべるのでなく、自分に言ってほしかった。彼とはもう昨年11月から話していない。リエヴルモンの支持は期待していないけれど、彼が言うように僕に対する情があるなら、せめてちょっとした励ましの態度でもあれば…

「フランス代表はあきらめた。もちろんワールドカップに行きたかった。でもあきらめたよ。僕は最後の車両に乗りそこなったような気がする」


もちろん記者たちは、リエヴルモンにこのインタビューに対するリアクションを求めます。
「本当にその話をしなければいけない?率直に?」、代表監督はまずこう答え、険しい表情で話を続けた。

「私には代表監督の役目がある。まだバスタローのポテンシャルを信じているとしても、私は競争力のある選手、責任感のあるギャルソンを選ぶためにそこにいる。今では、マチューが2つの条件の1つを満たしているか分からない」

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リエヴルモンはさらに勢いで、代表選考委員会の後スタッド・フランセ会長マックス・グアジニから無礼なメールを送られたこと、同コーチのマイケル・チェイカが返事の電話をくれなかったことなどもぶっちゃけた。
しかしチェイカは、これはコミュニケーションの不足ではない、と否定する。

「リエヴルモンは選考委員会の2日前に電話してきた。もし彼が本当に私の意見を求めていたなら、彼はまだチームが選ばれていない2週間前に電話してくるべきだった。私は電話をかけ直さなかった。個人的に、私はフランス代表とは何の関係もない。
彼が我々の話をするのは、今から言い訳を探しているからだ。彼は自分の仕事に集中し、アイルランドに勝ちに行くために最高のチームを作らなければならない。彼は私とのコミュニケーションについて話すべきではない。それは週末の試合とは関係ないのだから」

「批判をするつもりなら、メディアに話すのではなく、直接マックスに電話すればいい」

そう、すべてはそこなんだ…

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リエヴルモンに「言葉に気をつけた方がいい」と忠告したばかりのルージュリーが、この会見のことを聞いてあっちゃーと思ったであろうことは想像に難くない。
リエヴルモンはバスタローが新聞に話したことを快く思っていないようだけれど、結局は両者とも同じことをしている。若い選手や経験の浅い代表監督以上に、ジャーナリストたちは老獪であります。彼らはサッカーワールドカップ南アフリカ大会の騒動を再現したいらしい。

ワールドカップに向けてリハビリ中のディミトリ師匠は、「はっきり言って起きてることが分からない」、と騒ぎの大きさに驚いてます。
「新聞を通して話すのは残念なことだと思う。たいしたことじゃないのに、事が大きくなっている。メディアはマチューに、何かつけこむのに興味深いことを見つけたんだろう。論争が終ってくれればいいんだけどね」

ところで私はどうもバスタローはメディアの罠にかかったような気がするんだけれど、ミディ・オランピックの真の狙いは、

1. 論争を起こしてリエヴルモンを追い込みたい
2. 世論を喚起してバスタローを代表に復帰させたい
3. むしろバスタローに引導を渡し、トゥールーザンをねじこみたい
4. 売れればいい

さあどれ。

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まあバスタロー自身も、今の自分がベストなレベルでないことは自覚している。あのメダールも黙って努力して代表復帰した。やるべきことはあるよね。

さてバスタローはこのインタビューで、トゥーロンが彼に関心を示しているという件についても話した。どうにもトゥーロンの代理人は食わせものっぽいね。
「それについて考えないと言ったら嘘になる。マックスやチェイカと率直な話し合いのテーブルにつくところだ」


トゥーロンの移籍市場については、最近ではすでに何が起きても驚かないという空気ができている。月曜、かねて伝えられていたフランスの3選手の来季加入が発表されましたよ、という、とてもあっさりした扱いのニュース。

カストルからSHティユス=ボルドゥ、ブリーヴからパリソン、ポーからSOとFBのできるJulien Dumora22歳。
しかし買い物が過ぎて、フランス代表をベンチで日干しにするのは勘弁してもらいたいものだ。

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先日、前代表監督のベルナール・ラポルトが、「凡庸な選手が多すぎる。欧州は2部のラグビー」、とフランス代表に批判的な発言をしましたが、それについてエリサルド息子が一言。

「概してベルナールは行き過ぎることがよくあるが、その中には多くの真実がある。でも彼が、我々にはあまりハイレベルな選手がいないと言うなら、それはかならずしも本当じゃない」

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私の中では、「手帳をなくしそうな男」1号。
ハイネケンカップでの危険なタックルと、観客に対する失礼な行為でERCの規律委員会に召喚されたフリッツ。規則上では最長52週間のサスペンションということで、何かと危機感を感じたらしいトゥールーズは、ノヴェっさんも同行してダブリンに赴いた。

最終的に、処分は3週間の出場停止と15,000ユーロの罰金。トゥールーズ側は異議申し立てはしないらしい。まああのファナティックなイングランド人の委員に当たらなければ、それほど心配ないかな。

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今週末はTop14とシックスネイションズの重複です。フランス王者クレルモンをホームに迎えるモンペリエに、もちろんトラン=デュックはいません。しかし同様に、コーチのガルティエも。

Jスポのスコットランド戦中継でもチラッと解説席の姿が映っていたガルティエですが、フランス・テレビジオンとの契約のため、クラブのビッグマッチ(主力抜きとはいえ)は相方のベシュコーチに任せて、シックスネイションズの解説のためドーバーの向こうに飛び立つ予定。フランスゆるゆるだぬ…

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ポさまがせっかくネタを仕込んでるとゆうのに、
      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ <  髪切った?
    ´∀`/    \_____
   __/|Y/\.
 Ё|__ | /  |
     | У..  |

くらい訊きなさいよ記者ども!

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2011.02.09

【サッカー、ラグビー】 バンドロル補足

もう少し横断幕の話をすれば、今季PSGのヨーロッパリーグ・プレーオフの相手がマッカビテルアビブと聞いたときには、「ゴール裏のネオナチが何か出したら終る」、と涙目でしたよ私は…

リヨンとサンテティエンヌのダービーは、イギリス人ジャーナリストが何を書いたのかは知らないけれど、そう単純な労働者とブルジョワの階級的対立ということでもなかろうし、たとえばよりサッカー的文脈では、歴史ある"首都"のサンテティエンヌ(ステファノワの自負するところによれば)と、新興の"バンリュー"であるリヨンの対決ということになりましょうか。
そしてあの横断幕の初出(というか)であるらしい2000年は、低迷する古豪サンテティエンヌに対して、オラスの投資が実を結んだリヨンが7連覇を開始する直前でもあり、そのような陰影があのバンドロルには反映されているのでしょう。

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日頃思うのは、特に欧州のラグビー文化はサッカーを見てないと分からないところがあるんじゃないかな、ということです。サッカーのダービーの観客席映像を見れば、ラグビーが守ろうとしているものは分かる。
サッカーのマスと混沌はいささかスポーツの枠からは逸脱しているけれど、あれはああいうものだと思う。でもサッカーの「自由」は、逆に多くの束縛を生んだ。

「"責任を果たさない自由"を認めろ」、という類の人々はどこにでもいる。私は数年前に、スタジアム入場に身分証明を導入しようとしたPSGが、ウルトラの猛反発を受けて最終的に会長が解任されたときのことを覚えてる。
イングランドのことはよく知らないけれど、80年代後半の大事故の後、現在あそこでは、「どことなくプロフェッショナル的なサッカー・ファン」は案外スタジアム内にはいないんじゃないかと思う。特に高額なチケットによって。

PSGが最近CLに出たシーズン、チェルシーとスタンフォード・ブリッジで対戦したとき、むしろパリジャンのチャントの方が我が物顔にでかくて吹いたことがある。

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【石、スポーツ】 シンクロする自然 石と英国スポーツ編

イングランドのクラブからフランスの南の方に来る選手は、たいていお日様お日様言いますが、その気持ちは分かる。
ところでイングランドには、陽に当てただけで興奮して青く強蛍光する、特産のダークな緑の蛍石がある。

アゲート方面でよく知られているのは、サマセットで産する赤白の石。よくしたものである。
別名potato stoneとも呼ばれる。ちなみにフランスでイギリス風ジャガイモ料理といえば、ゆでただけのジャガイモ。

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【サッカー】 バンドロルの"フォークロア"

(汚い表現が多いですがどうかご了承ください)

シックスネイションズは当ブログ的に最高のお祭り期間なので、買ってきた金井美恵子さんの新刊を読む時間が取れないのですが、とりあえずこの本の中では、ローナルプ・ダービーでオランピック・リヨネのサポがサンテティエンヌサポを侮辱した有名な横断幕のことが触れられているっぽい。

この方言混じりのバンドロルの原文は、
"Les Gones inventaient le cinéma, quand vos pères crevaient dans les mines"、という。
お前らの親父が炭鉱でくたばってる間、俺たちリヨンっ子は映画を発明しちゃったんだぜ…みたいな…リヨンサポによる両市の歴史の講義であります。

リヨン×サンテティエンヌ、ランス×リール、マルセイユ×PSG…
もちろんこの横断幕がとりわけひどいことにかわりはないのだけど、このような"エールの交換"はフランスのサッカースタジアムではおなじみの光景であり、フォークロアの一部なんて言う人もいる。

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それとは別に。
パリにはパリ・フット・ゲイ(PFG)という、同性愛者の皆さんのサッカーチーム兼アンチ・ホモフォビア団体があって、このPFGがオランピック・マルセイユサポのゲイ嫌悪的横断幕に抗議した、というのが今週ニュースになっている。("Bande de tafioles, soyez des hommes")
訴えを受けて、リーグが調査に乗り出すらしい。

これはそもそも先週末のリーグアンで、チームのふがいない戦いぶりに怒ったマルセイエが、自分達の選手を「ホモ野郎ども」とののしったものらしいんだけど、マルセイエのホモフォビア的言説は特別今に始まったことでもない。
「サルコジはホモ、ステファノワ(サンテティエンヌサポ)はホモ集団」、「ペド、サド、ゲイ(PSG)」etc.

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PSG(こっちはパリ・サンジェルマンね)もまた、08年リーグカップ決勝のランス戦で北部差別の横断幕が大問題になるなど、話題には事欠かない。まあランス側が猛抗議したのには、共に残留争い中だったPSGを勝ち点剥奪に追い込みたい意図もなくはなかったんだろうけども…
もっとも、ランソワを「失業者」と侮辱した(ランスも旧炭鉱町)、当のパリのウルトラたちが、ちゃんとした定職に就けているかは定かでないという複雑さがある。


ちなみに「お前らの親父が炭鉱で…」のダービーの数週間後、パルク・デ・プランスにそのリヨンを迎えたPSGのウルトラが掲げた横断幕はこういうものだった。

「お前らの親父が映画を発明してる間、俺たちの親父はおまえらの母ちゃんとヤッてたぜ!」

トラディショナル。

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2011.02.08

【ラグビー】 アイルランド戦スタメン

Domingo, Servat, Mas - Pierre, Nallet - Dusautoir (cap.), Harinordoquy, Bonnaire - Parra, Trinh-Duc - Médard, Traille, Rougerie, Huget - Poitrenaud.

Remplaçants : Guirado, Marconnet, Thion, Chabal, Yachvili, Clerc, Jauzion, Ducalcon (23e homme).

メルモズに代わってセンターにトライユ。FBにポさま。23人目のデュカルコンに代わってマルコネがベンチです。


スコットランド戦でのメルモズの消極的ディフェンスは、見ていても何か変だったけれど、実は前半の時点で肩が外れ、入れ直してプレーは続けたけれど、後半の初めにタックルを受けたときにまた外れてしまった、ということみたいです。
インタビューを読むに、ちょっと癖になってしまっているのかな…。「もううんざりだよ」、と。

手術の可能性が90%、迷ってる場合じゃないということだけど、ちょうどディミトリ師匠が07年2月のこの時期に肩を手術して、ワールドカップに間に合った。いずれにしても、早いご回復を。

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2011.02.07

【ラグビー】 トゥールーザンのお二方

ところで、空気の読めないスタッド・ドゥ・フランスのジャイアントスクリーンは、試合前のアナウンスのとき、よりによってヴァンサン・クレールの名前を間違えた。ジュリアン・クレール、それは歌手。

というか、私はえらく髪とヒゲをサッパリさせて試合に出てきたポさまに、そのへんの心境の変化を聞きたくて会見を待ってんだけどな。

Poitrenaudclerc

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【ラグビー、闘牛】 楕円球と闘牛の夜

Juli2011南西部アキテーヌ地域圏、カプチューで3月18日に開催されるイベント"ラグビーと闘牛の夕べ"。今年のゲストはなんと、スペインのスター闘牛士エル・フリでーす。
楕円球からは、昨年のエリサルド父に続き、息子ジャン=バティストが招待された。フィグラと元ラグビーフランス代表、なかなかゴージャスな顔合わせ。

カプチューでは6月に同名のフェリアがあり、闘牛や7人制ラグビーのトーナメントが開催されます。
フリは現在人気、実力共に最高の闘牛士の1人。カプチューは昨年のフェリアのとき、フリ所有の牧場の牛でノビジャーダを行うなど、つながりがあるらしい。


最近ますますミニ・ノヴェスという感じになりつつあるエリサルド息子である。

Jeanbaptiste

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【ラグビー】 ルージュリーの「助言」

ところでこのスコットランド戦の前、代表チームにはオーストラリア戦の大敗が重くのしかかっていた。

「状況は難しかった。スコットランド戦の朝、オーレリアン・ルージュリーが会いに来て、私は彼と話し合った。彼は私に口調に気をつけるよう勧めた。彼はクレルモンで何度も決勝敗退し、こういう状況の経験がある」
(リエヴルモン談)


会見でリエヴルモンに、「以前は彼のパーソナリティに納得していなかった」、と言われたルージュリー。
08年、クレルモンの2度目のTop14決勝敗退(対トゥールーズ)のとき、涙ぐんでグラウンドに座り込む彼の姿はミディ・オランピックの表紙にもなったほどだけれど、その翌年またもUSAPに敗れたときには、チームメイトたちが打ちひしがれる中、彼は一人疲れた足取りで観客席に歩みより、サポーターに拍手を送った。
主将らしくなったなー、と改めて感じたエピソードでした。そのときの彼のコメントはよく覚えてます。

「喜びも悲しみもある、それがハイレベルのスポーツだ。決勝の敗戦を受け入れるのはいつだって難しいけれど、人生にはもっと大変なことがある。人生は続く、僕達のキャリアも。誰にでも希望は必要だ。僕達はよみがえる、本当だよ」


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【ラグビー】 シックスネイションズ フランス×スコットランド 34-21

すべての試合は個別の試合という観点からいえば、美しいenvie、スタッド・ドゥ・フランスのスタンディングオベイションのうちに終了した良き試合でございました。
しかし昨今、ワールドカップまで7ヶ月という事実はどうしても事をヤヤコシクします。

最も心配されるのは、スコットランドに3トライを奪われたディフェンス。いくつものターンオーバーとタックルミス。
2戦目では3列にラパンドリかウドちゃんを入れてくるかとも思ったけれど、変更はありませんでした。

メルモズとルージュリーのセンターはまったく賛否両論。特にメルモズのディフェンスについては…。しかしメルモズの負傷は思ったより重く、左肩の靱帯を痛めて3ヶ月のアウト。手術の必要があるかもしれず、おそらくシーズン終了です。
メルモズは1年前にも同じところを亜脱臼し、今季調子を戻したばかりだった。こうして、論争は最も不運な形で終結したのです。

ポジティブな点は、スクラム(交代前)の支配や、メダールの好調や、トラン=デュックのひらめきや…
アリノルドキのトライにつながった、トラン=デュックの股の間を通したパスにはちょっと驚いた。ディエゴ・ドミンゲスによれば、「フランスの現時点で最も完璧な10番」
クラブで蹴ってないことを疑問視されたりもするトラン=デュックだけど、この試合では1DGも成功させた。


リエヴルモンは試合が完璧から遠かったことを分かっていますが、この試合で選手たちが示した連帯を喜んでます。
一方、前代表監督。

「重要なのは勝ったこと。しかし試合を見れば、偉大なフランス代表というには凡庸な選手が多すぎるように思われる。真の問題について話そう。欧州は貧者のラグビー。我々が見るのは2部のラグビーだ。我々はスコットランド戦には満足できない」
(ベルナール・ラポルト談)

でもそのテの批判が一番多いのは、あなたのとこの選手スよ…

                        Laceg_2

Jスポの中継でも触れられていた、観客席のバンドが演奏する"Vino Griego"。

本歌は1970年代の中頃にドイツでウド・ユルゲンスが歌った曲で、それからホセ・ベレスがスペイン語バージョンをヒットさせた…ということだと思うのだけど、「オリジナルはポルトガルの曲」という説には、ちょっと、どうかなあと思ってる。(*バスクダービーいまむかし
というのはこの曲は、1970年のサイモン&ガーファンクルのバージョンが有名な『コンドルは飛んでいく』に似すぎているような気がするから。


↓ダックスの闘牛場で、フェリアのオープニングに演奏される"Vino Griego"です。
ただ、闘牛の最中に演奏される曲ではないみたい。

Fetes De Dax 2009: Dernier Jour Dans les Arenes : Vino Griego ! (YouTube)

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最近にわかにハンドボールへの興味が高まっている自分は、始球式に登場したハンドの代表監督にわーいと思ってしまった。

                        Laceg_2

ところで後半の初め頃、PGを蹴る前に、パラがタッチジャッジの目を確認しつつさりげなーくボールの位置を前に動かしてたよーな気がする(・∀・)
彼はいろいろと小技ききすぎ。好きですw

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2011.02.06

【ラグビー】 アイルランド戦の23人

スコットランド戦で肩を痛めたメルモズが棄権、ジョジオンが復帰。他は同じメンバーです。


Avants : Domingo (Clermont), Marconnet (Biarritz), Guirado (Perpignan), Servat (Toulouse), Ducalcon (Castres), Mas (Perpignan), Nallet (Racing-Métro), Thion (Biarritz), Pierre (Clermont), Bonnaire (Clermont), Dusautoir (Toulouse), Chabal (Racing-Métro), Harinordoquy (Biarritz).

Arrières : Parra (Clermont), Yachvili (Biarritz), Traille (Biarritz), Trinh Duc (Montpellier), Jauzion (Toulouse), Rougerie (Clermont), Clerc (Toulouse), Huget (Bayonne), Médard (Toulouse), Poitrenaud (Toulouse), Traille (Biarritz)

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2011.02.05

【ラグビー】 誤訳上等・シックスネイションズかいまく

世界で一番悲観的なのはフランス人、世論調査

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2782117/6652572

                        Laceg_2

デュソトワールは、昨年秋のワラビーズ戦が終了したとき、スタッド・ドゥ・フランスの観客から浴びせられた長いブーイングのことを忘れていまセン。
あのブーイングはチームの選手たちの心に深く刻まれている。そして、あの試合の最後の30分のような困難な時に、チームで抵抗できなければいけない、と彼は言います。

「僕はチームが頑固であってほしいと思う。対戦相手の支配を許してほしくない。僕達は素晴らしい試合をするよう努めなければならない。もしそれができれば、観客と和解できるだろう」


あたしはチャラくて押し込まれるとすぐ崩壊するフランスも好きですが。

                        Laceg_2

フランスでは先日、ハンドボール代表が世界選手権で優勝して国民に感動を与えたばかりですが、ラグビー代表も、彼らの戦いぶりをお手本にしたがっています。

「彼らはもっともっと強くなるために、そして難しい状況下で勝ちにいくために努力した。僕達は彼らに倣って再出発するところだ」
(アリノルドキ談)

                        Laceg_2


リエヴルモンがメダールをFBでなくウィングで起用することの賛否はひとまずおいといて。

スコットランド戦ではスリークォーターのスタメンで唯一人のトゥールーザンになることについて、メダールは、
「メルモズやユジェみたいな元トゥールーザンがいるし、ひとりぼっちって感じはしないよ」
ああ、そうでしたね。

さらに、秋のテストマッチで2戦目以降を外されたことを尋ねられ、
「そりゃあプレーできなければがっかりするさ。でも、チームの利益のために、笑顔でいようと努めてる。腹の中は煮えくりかえってても、外には違うイメージを与えるようにしてるよ。ハンドボールの代表は、そうして世界チャンピオンになった。失望はロッカールームに置いてこないとね」

あいかわらず危なっかしいのォ。

                        Laceg_2

Mmermoz6n_2今回シックスネイションズのフランス代表の注目といえば、やはりBK、特に新機軸のスリークォーターということになりましょうか。
センターはメルモズ(7キャップ)とルージュリー(59、しかしセンターでは2キャップ)の初のコンビ。昨年の同大会では、ジョジオンとバスタローのコンビで勝ったポジションです。

メルモズの血気とダイナミズム、そしてルージュリーの経験と安定。バランスの取れたラインであるとリエヴルモンは言う。
メダールがウィングに入り、FBに経験豊かなトライユ、もう一翼には未知数ながら若いユジェ。リエヴルモンは"パンチャー"で構成されたラインを考えています。今のとこ机上で。


リエヴルモンが長いこと、その復調を待っていたというメルモズ。
ここまで5度のスタメンで、センターの相方は全部違う選手だった。今は共通理解のため、ルージュリーとたくさんコミュニケーションを取ろうとしているらしい。
マルクシでの会見は「ルージュリー先輩さすがっす!すげえっす!」の連発。

「オーレリアンは大型で活発だ。南アフリカのみたいなスリークォーターに負けないためには、彼みたいなセンターが必要だよ。オーレリアンは僕が一緒にプレーしてきたセンターの全員を併せたような感じ。彼の適性が大好きだ。彼がウィングをやってた頃から好きだった」etc.

                        Laceg_2

一方ルージュリー。

「インサイド・センターのマクシム(メルモズ)が大好きだよ。若くて血気盛んな選手だ。彼のプレーはかなり予測不能で、こういう選手の横でプレーするのは楽しい。でも慣れないとね。というのは彼は…予測不能な選手だから。でも彼はすごいことをやってのけるかもしれないよ」

                        Laceg_2

ところでメルモズ、今季クレルモンとUSAPの間には数々のトラブル
Cudmore13
がありましたが、ルージュリーとその話をしましたか?

「彼にちょっとその話をふってみたけど、彼は否定したよ!それはクラブ同士のというより、選手個々の問題であって、グラウンドでは僕はそんなことどうでもいい」

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2011.02.04

【ラグビー】 昨日の移籍市場 スタッド・フランセとトゥールーズ(とバイヨンヌ)

スタッド・フランセはマンスターのポリバレントなオーストラリア人FBポール・ワーウィックと2年のご契約。

正式発表ではないようだけれど、トゥールーズはモンドゥマルサンのフィジアンウィング、Timoci Matanavuと2年のご契約。D2のトライ王也。

                        Laceg_2

レミー・マルタンは3年前、スタッド・フランセを去ってバイヨンヌに加入し主将も務めました。スタッド・フランセのTop14準決勝でベンチに置かれたことで、彼は混乱したという。
また、バイヨンヌのスポンサーであるアラン・アフルル(スタッド・フランセのスポンサーだったこともあったはず)の熱心な誘いもあり、バスク行きを決めた、というような経緯があったと思います。

そのレミーは今シーズン末に契約の満了で、モンペリエと新たに契約を結んだばかり。そのあたりの事情をスュッド・ウエスト紙に打ち明けてます。


─僕は何ヶ月も契約の更新を待っていた。それから、よく覚えているけど、1月19日に僕は代理人と電話で話した。
彼はバイヨンヌのスカウト担当をキャッチしたんだけど、担当者は僕はもうクラブの構想外だと言ったそうなんだ。誰も僕に直接そう言わなかった。クラブのやり方にはがっかりしたよ。

もちろんバイヨンヌに残るつもりだった。あそこでプレーを続けるために、金銭的な努力をする用意だってあった。僕は31歳で、3年前にここに来たときと同じ契約は望めないと分かってた。
でも問題はそれじゃないようだ。バイヨンヌは何の条件提示もしなかった。合意すると信じていたから、あるイングランドのクラブのオファーを断りさえしたのに。
本当のところ、バイヨンヌでキャリアを終えるものと思っていた。この町が大好きなんだ。

バイヨンヌがもう僕を必要としていないと知って、フランスのいくつかのクラブがコンタクトしてきた。トゥーロンもいた。そしてモンペリエ。
ガルティエと再会するという考えにはすぐにひきつけられた。スタッド・フランセを指揮していたとき、僕を進歩させてくれたのは彼だ。今は、パリを出たときの僕自身のレベルに戻りたい。
ハイネケンカップでプレーできるかもしれない。欧州の野心を持った2つのクラブが僕にコンタクトしてきたことが嬉しいよ。─

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【ラグビー】 代表と大人の宿題

ラポルトの時代でも、1列スタッド・フランセ、BKトゥールーザンみたいな試合はあった。
「代表スタッフの考える野心的なゲームをやるには、準備期間が足りない」、というシャバルの言葉を思い出してもいいのだけれど、リエヴルモンはそれぞれのクラブで成熟したオートマティスムを、代表チームで有効活用するつもりはないらしい。結果、実戦的なユース相手の練習試合が増えて、怪我人も増える。


秋のワラビーズ戦大敗の後、代表スタッフと選手の間にはそれなりに真剣で包み隠さぬ話し合いがあったみたいです。
「ものを言い合えることが大事なんだ」、とはパラ。選手たちはスタッフに、より以上の指標を求めた。

彼らの直截な意見を聞き入れたリエヴルモンは、実はこの2ヶ月かけて彼が構想するゲームのマニュアルブックを作っていたらしい。そしてシックスネイションズに招集された選手1人1人に、この手帳を手渡した。
コンビネーション、サーキュレーション、ポジショニング、ディフェンス、アタック…トライユによれば、「全部この中に書いてある」


「僕達の宿題だよ。ちょっと小学校を思い出しちゃうな(笑)」、とはルージュリー。
彼は結構いつも冗談ばっかり言ってる人で、こういうところがリエヴルモンからするとちょっと軽く見えるのかもしれないけど、ともかくルージュリーは真顔に戻って話を続けた。

「でもこれは必要だし役に立つ。もう分かってることでも、こんな風に黒板に書いてあると新鮮だね。僕達には、共通の指標を持つためにまさにこれが必要だったんだ」


パラによれば、テストマッチ以降全員が努力して批判を受け入れ、個人それからチームの問題を見直し、今ではグループから緊張が消え、笑顔が戻ったという。
大敗はフランス代表の新たな出発点になったんだろうか?On verra!

                        Laceg_2

ところでこの手帳、誰かが紛失でもしたらえらい騒ぎになりそうだけど、「代表で手帳をなくしそうな人」といって思いつく何人かの選手たちが、きれいにリストを外れていることに気がついた(・∀・)

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2011.02.03

【ラグビー】 釣り堀ですね

.       ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (;´Д`)< スンマセン、直ぐに片付けます
  -=≡  /    ヽ  \_______
.      /| |   |. |
 -=≡ /. \ヽ/\\_
    /    ヽ⌒)==ヽ_)=  /⌒ヽ
-=   / /⌒\.\ ||  ||  / ´_ゝ`)
  / /    > ) ||   ||  |    /
 / /     / /_||_ || と_)_) 旦_.
 し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.))


またあのゲーム脳が鼻の穴をふくらましてるのかと思うと、ついトゥーロンの話題はスルーしてやりたくなるのですが、私がブジェラルに抱く感情というのは、自重しないオタに対する同族嫌悪、つまり「スポーツの皆さんオタがどうもすみません」、というのに近いのかもしれない。

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【ラグビー】 はい決定

Henson a signé (officiel)
http://www.lequipe.fr/Rugby/breves2011/20110203_111549_henson-a-signe.html


Henson

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【ラグビー】 昨日の移籍市場 ウェールズのスターの場合

ウェールズのギャビン・ヘンソンがメディカルジョーカーとして、トゥーロンとシーズン末までの契約にサインするだろう。─

、というニュースがフランスで「驚くべき契約」として伝えられているのは、ビッグネームの加入であるというよりむしろ、この21ヶ月で4試合しかプレーせず、もうハイレベルのラグビー選手とはみなされていないスターと契約を結ぶ…ということについての「驚き」が大きいようです。
何もなければ、今日明日にもブジェラルはヘンソンとの契約を発表するだろう、と報じられてます。

ヘンソンはもう09年の3月以来、たびたびの怪我やスランプや芸能活動でグラウンドを離れていたいうことでしょうか、昨年11月にサラセンズと契約し、年末にカムバックしてから4試合。
1月15日にハイネケンカップのレンスター戦でまた負傷し3週間のアウト。シックスネイションズの復帰も逃した。


レキップの報道を信じるなら、トゥーロンとの最初のコンタクトは1ヶ月ほど前にさかのぼる。SBW離脱の後インターナショナルレベルのセンターを探していたトゥーロンは、来季からの契約を打診したけれど、この1週間で交渉は一気に進んだ。

トゥーロンの側には、シックスネイションズに招集されたウィルキンソンと、先日のラ・ロシェル戦で怪我をしたコンテポーミの不在により、SOの補強をしたいという事情。(また、ヘンソンに提示された条件は高額でなく、成績次第でボーナスを出すというものらしい)
ヘンソンの側には、何よりウェールズ代表と共にNZワールドカップを戦うために、ガットランド監督を納得させる出場機会が欲しい、という希望。
この「とほうもない賭け」には、このような双方のニーズの一致があったらしい。


サラセンズはすでに、ヘンソンの求めに応じて彼を自由契約にしたと伝えた。
ヘンソンは昨日トゥーロンを訪れサンタンドレと会い、それからブジェラルと食事したという。サインはまだ…というのはメディカルチェックを通っていなかったから。
順調にいけば、彼は11日のブリーヴ戦でデビューするだろうと。まことしやかに報道されているところによれば…

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2011.02.02

【ラグビー】 改めて、スコットランド戦の23人

スクレラの昨年秋のテストマッチをふり返れば、初戦でわずか10数分の交代出場、2戦目以降はリストを外れ、誰もが彼のワールドカップは危うくなったと思っていたところに、今回のシックスネイションズ招集…そして負傷棄権。不幸のデパートのような代表人生であります…

会見で、ヤシュヴィリ&スクレラの完全なひかえハーフ団を当てにできると喜んでいたリエヴルモンでしたが、喜びはほんの数時間しか続かなかったのでした。
スクレラの棄権で、トラン=デュックにまんがいつのことがあった場合には(ヒー)、トライユが10番にコンバート、FBにはメダールがずれるか、ポさまが華麗にスタメン復帰なさると思われる。

                        Laceg_2

そんなわけでクレールは戻りましたが、昨日の発表の時点では、ジョジオンとクレールがベンチにすら入らなかったこと、今季一度もFBでプレーしていないトライユが15番をつけることなど、批判は多かったのです。
メダールが入っただけマシという諦観さえただよった。

もちろんこれはあくまで起用の問題であって、選手を責めるべきことではないのだけれど、リエヴルモンがクレールではなくユジェを信頼していることには疑問の声も多い。
ただ、数字だけで見ると、クレールの今季14試合5トライに対し、ユジェは所属のバイヨンヌで15試合7トライ(Top14の3位)を挙げている。

「クレールが彼のベストなレベルに戻ったとしても、私はユジェに大変満足している」
(リエヴルモン談)
バイヨンヌでFWコーチをやってる弟さんのオススメかな?


BKのスタメンはパラとルージュリーを除いて、皆違うクラブでプレーしている。
会見前には、メダール、ポさま、クレールのトゥールーザン・トライアングルに期待していた人も少なくなかったと思われます。事実、秋のテストでメダールが若干やりにくそうだったことを考えれば当然の期待でしょうが、リエヴルモンは、
「トゥールーズのコピー&ペーストはやりたくない」、と言い切った。
いやそう言う問題じゃなくて、オートマティスムの…

「やれるもんならやってみんさい」
Gn1

                        Laceg_2

会見の間、リエヴルモンの口からしばしば聞かれた言葉は「信頼」「安心感」「経験」…
センターで初めてメルモズとルージュリーのコンビを起用し、FBには本職のポワトルノーでなくトライユを置いた。リエヴルモンはポさまの血気とトライユの安定の間でずいぶん迷ったそうだけど、最終的にトライユの経験に信頼を寄せることにした。

ジョジオンを外すのは簡単な選択ではなかった、とリエヴルモンは言っている。しかし今シーズン完全復調したメルモズとトラン=デュック、ルージュリーの「補完的な」トライアングルが一緒にプレーするのを見たい、と言います。

「3年前、私はオーレリアン(ルージュリー)のパーソナリティに納得していなかった。だが彼は成長した。オーストラリア戦で大敗はしたが、彼は私を完全に満足させた。私の考えでは、彼は現在フランス最高のアウトサイド・センター。BKラインのリオネル・ナレだ」
それはまた微妙な形容(;´д`)

                        Laceg_2

ハーフ団は特にサプライズはなし。
FWに関しては、以前からすでにヒエラルキーははっきりしている。唯一ちょっとしたサプライズとして、3列にはウドラオゴやラパンドリのようなタックラーではなく、「よりコンスタントでよりポリバレントな」ボネールが起用されました。

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リエヴルモンの話の様子だと、今のところ、シックスネイションズ期間内に大きなターンオーバーはなさそうな感じ。少なくとも、1戦目と2戦目の間にほとんど変更はないだろうという。


オルリーで。クレルモントワに混じって、トラン=デュック。

Orly2011

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【ラグビー】 幸薄い人と、昨日の移籍市場

【どこまでもツキのない…】

スコットランド戦でベンチスタートの予定だったスクレラが、火曜のトレーニングでふくらはぎを痛め棄権です。
ベンチに置かれようと出場機会がなかろうと黙ってマルクシとトゥールーズを往復し、たびたびの負傷棄権、さらに昨年夏のテストマッチでは1人だけガストロを悪化させ帰国したこともある。お大事に…としか言いようがない。

スクレラに代わっては、トゥールーズに帰ってマイホームパパモードに入ったばかりであろうクレールが、再び頭を切り換えマルクシに戻ってきます。


【昨日の移籍市場 クレルモン&モンペリエ】

Byrne移籍市場が開いたということで、各クラブ、新加入選手の発表が続いています。

積極的な補強を敢行しているクレルモンは、既に選手本人が契約を認めたトゥールーズのスクレラ(2年+1)、ブリーヴの3列ヴォスルー(3年)の加入を正式に発表。
また、ここ3年レスター、スタッド・フランセ、カストルを渡り歩いている代表HOのケイゼルとも、2015年までの契約を交わしている。彼もちょっとこのへんで落ち着けたらいいんだけれど。

クレルモンはさらにオスプリーズからウェールズ代表FBリー・バーン、スラネスリからNZのセンター・レーガン・キングを獲得している。それぞれ3年契約。元スタッド・フランセのキングは、6年ぶりのTop14再挑戦ということでしょうかね。


Mercatomartin大部分の主力の引き止めに成功したモンペリエは、新たに5選手を補強した。
バイヨンヌからレミー・マルタン(3季)とペイラス(2季)の両仏代表。レミーは元スタッド・フランセコーチのガルティエと再会します。
それからカストルのセンター・オドラン、レスターのアルゼンチン人FBルーカス・アモロシーノ、同じくアルゼンチンのHOクレービがサイン。

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2011.02.01

【ラグビー】 こりゃ終了のお知らせかなあ…

シックスネイションズの23人については、各紙記事が出そろったところで明日まとめようと思うけど、やはりというかこの発表には現地大ブーイングであります。
またコーチ陣3人でなく、リエヴルモン1人で会見してるのが気になる。スタッフ間に亀裂があるんじゃなければいいけど。
しかし長が「信頼」しか口にしなくなったら組織も末期かと思う…

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主将は引き続きデュソトワールが務めます。
秋のオーストラリア戦で大敗した後、主将向きの性格ではないと批判を受けたりもした彼だけど、「フランス代表の主将は僕だということを示さなければならない」

                        Laceg_2

Top14の話題。故郷フィジーに帰国中、パートナーが自動車事故にあったと伝えられ、いまだ連絡が取れないクレルモンのナラガ。
このリーグの中断の間に家族と共にNZに帰ったコッターは、自らナラガを探しにいくつもりらしい。

                        Laceg_2

またかよ、という話なんだけど、ミディ・オランピックが今度は「バスタロー、トゥーロンへ?」みたいな記事を載せたらしい。バスタロー事件の時、マイヨールはおもいっくそ彼にブーイングしなかったっけ?

地元紙の取材に答えたブジェラルは、
「バスタローに興味のない者などいるのかね?しかし契約下(太郎のスタッド・フランセとの契約は2013年まで)にある選手とコンタクトする前に、私はその選手の会長が彼を放出する気があるかどうか知ろうと努めている。とりわけ会長がマックス・グアジニである時にはね。彼は私の尊敬する人物だ。
1年ちょっと前、私はあるスタッド・フランセの選手と会う約束をした。彼はその時、クラブと契約が1年残っていると認めた。私は彼に、私と話す前にまず彼の会長と問題を解決するように言った。我々には契約下にある選手と話す権利はない」

だそうだ。
マックスは、バスタローはパリで契約をまっとうするだろうと言っている。

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【ラグビー】 テストじゃないっぽい

なんかリエヴルモンが、シックスネイションズの間に30人全員使うとは言ってない、的なことしゃべってるみたいなんですけど…

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【ラグビー】 スコットランド戦の23人

Domingo, Servat, Mas - Pierre, Nallet - Dusautoir (Cap.), Harinordoquy, Bonnaire - Parra, Trinh-Duc - Médard, Mermoz, Rougerie, Huget - Traille.

Remplaçants : Guirado, Ducalcon, Thion, Chabal, Yachvili, Skrela, Poitrenaud, Marconnet.


シックスネイションズの代表のトレーニング初日に、マルクシに取材に行ったジャーナリストたちは、ジョジオン-マルティ、メルモズ-ルージュリーのセンター2組と、FBの位置を占めるトライユを見たという。そのとおりのスタメンになってます。

ハーフ団はパラとトラン=デュック。メダールはウィングでの起用、もう方翼はユジェがチョイスされました。

見たところ、BKは非常にポリバレント。ベンチにはジョジオン、クレールといった本職スリークォーターがいません。ターンオーバーがあるとは思うんだけどね…(この期に及んでテストを見るとは思いませなんだが)
体調不良と怪我で調子イマイチらしいシャバルはベンチ。

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