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2011.01.03

【ラグビー、日記】 あけましてロマンチカ

本年もよろしくお願いいたします。

見よう見まねでサイトを始めたのが03年の今日だったから、よく飽きもせず続いているよなあという感じです。ごく私的に日々見聴きしたものの感想を書き留めることはずっとやっていたので、その延長みたいなものでした。過去いっとき文章を書く仕事をしたこともあるけど、プレッシャーが半端ないし、やっぱり好きなことは気ままにやるのがいいな私は…

その間にコンテンツはサッカーからラグビーに移行して、サイトの方はもう閉じました。PSGブログと、アルゼンチンサッカーのブログがまだ残っているけれど、たぶんもう更新することはないと思う…プロスポーツの現実にはいろいろとさびしい思いをしました。

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2010年最後のエントリの補足をいくつか。

ロマンティック(ロマン主義的)、ロマンティシズムといった言葉は、昨年わりと目についた気がする言葉でした。その意味するところは様々だけれど。印象に残っているのは、秋のテストマッチのころフランスの何人かのジャーナリストが、アルゼンチンのラグビーをロマンティックと形容していたことでした。
「敬意と連帯の概念を教え込む、とても気高い育成がある。我々はラグビー選手になる前に、一人前の人間になることを学ぶんだ」、といった感じのケサダさんのコメントを引きながら。

かの国のラグビーは150年ほど前にブリタニックの移民によって移入されて、やはりまず第一に大ブルジョワ階級のエリート(弁護士とかお医者さんとか)のスポーツ、ブエノスアイレスの超一流校に根づいた教育という面が大きい。
彼らの中でもっとも有名であろうエルネスト・チェ・ゲバラのことを、フランス人闘牛士セバスティアン・カステラは「最後のロマンティックな革命家」と言った。

アルゼンチン協会がアマチュアのステイタスで彼らのラグビーを維持することに決めたのを、あるフランスのジャーナリストは「最高にロマンティック」と書いた。それがシニカルな意味合いなのか、それともいくぶんの郷愁が込められているのかは定かでないのだけれど。

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ついでにあのおめでたい画像、あれは昨年秋のクレルモン×スタッド・フランセ@マルセル=ミシュランの1コマであります。
ストリーカーは放置が基本ですが(でもそれはそれで喜びそうなのも多そうなんだよね…)、靴下着用であることと、ランニングフォームが華麗であることにセンスを感じたので。選手陣には思いっきり無視されてますけど。

彼のはいているソックスがピンクなら(赤?)、「スタジアムの神々」のコンセプトを体現したSFサポかもしれませんが、まあ人様の庭で全裸もないだろう。

そういえば。クレルモンサポーターの中には、試合の前後にファンがグラウンドに入る自由を主張する一団が存在して、彼らがパンツいっちょうでキツネの剥製(シンボルらしい)を手に掲げ、グラウンドを駆け抜ける画像を見たことがある…。いや詳しいことは全然知らない。
セキュリティを理由にファンのグラウンド立ち入りを制限したいLNRの方針に反対して、アミティエのスポーツの良き伝統を守るべくデモンストレーションを続けているらしい。フランス人は実にいろんな自由を求めて戦っているのですね。裸で。ロマンティックです。

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ちなみに、私が過去Top14で目撃した闖入者の中で最も寒かったのは、09年1月のブリーヴ×USAPでした(また中央山塊か…)。バレエのチュチュ、頭にかぶった巨大なコ*ドーム。ちょっとメルヘンチックな仕上がりです。
他競技でも、たとえばカラタン絡みの試合などでは政治的な乱入も少なくありません。このコ*ドーム男にも何か真剣なメッセージがあったのかもしれませんが、私などには計り知れないです。

しかしさすがに屈強なラグビー選手は、ヘンタイの1人や2人には動じないものですね。警備員も取り押さえに来てくれず、放置された末、さびしく観客席に去っていく…気温-3℃の夜の出来事でした。

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Comments

本年も、つきさんにとって良い年でありますように!

小生、昨年受けた仏検筆記が、何かの間違いで通過しており、目下面接試験に向けて付け焼き刃中です。
2008年にラジオ講座を聴き始めたのが、フランス語やってみっか、のきっかけだったのですが、その時の講師が清岡智比古氏。師のサイト "LA CLAIRIERE" には、新年早々ラグビーの話題が。フランスラグビーといえば、やはり普通この人が挙がるわけですね。
清岡氏、かの清岡卓行氏のご子息であらせられますが、その講座はおよそNHKらしくない内容で、楽しめました。

Posted by: neuron | 2011.01.04 at 06:49

neuronさんあけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします!

わー、仏検やりましたね!!あとは面接ですか?
頑張ってくださいね、私も陰ながら合格をお祈りしています(*´Д`*)

清岡智比古氏、サイトやってらっしゃったんですね。新春早々あの画像は、一般フランス語好きの皆さんから誤解を受けそうだわ~coldsweats01
それにしても仏文科×哲学科のラグビー…ちょっと、↓モンティパイソンの哲学者サッカーを思い出してしまいました。

www.youtube.com/watch?v=ur5fGSBsfq8

清岡氏サイト、ブックマークしました。Twitterの方でneuronさんがご紹介なさっているフランス語関連の本も面白そうですね。今度探してみます。

Posted by: つき | 2011.01.04 at 16:32

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