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2010.12.14

【ラグビー】 ケラハーと報道の裏

ケラハーがトゥールーズを去るという話は、そもそも本人が最近「クラブを探している」と言ったんだから確かな根拠があるんだけれど、その再就職先についてはいろんな噂が流れています。
最新のバージョンは、ラポルトがアドミニストレーターに就任したバイヨンヌ。ミディ・オランピックの報道らしい。
唯一の問題は、年俸約45万ユーロの高額な要求だと言われている。

その他の候補としては、リヨン(またDNACGに呼ばれるよ)、トゥーロン、そして日本の複数のクラブの名がささやかれているらしい。ケラハー自身は欧州、特にフランスに残りたがっているようで、もっとも、1年だけトゥールーズに残るという可能性もないではない。
ライバルであるスタッド・フランセ行きが噂に上った件については、マックスの否定が本当だとすれば、おそらくは情報戦の一環かと思われる。


ケラハーは07年、トゥールーズに来た1季目には目覚ましい活躍でリーグ優勝に大いに貢献。Top14最優秀選手にも選ばれ、気さくな人柄でファンに愛されましたが、怪我などもありその後ちょっと微妙な2シーズンを送った。
特にプライベートでの乱闘事件。しかしとても強い絆で結ばれるノヴェっさんは彼を見捨てず、2010年はクラブとともに欧州王者のタイトルを獲得しました。

トゥールーズでの4季目となる今年、ケラハーのパフォーマンスはやはりかつてほどではない。南半球のペースに慣れた彼には、北半球の過密日程が厳しいのだという見方もあります。
トゥールーズの幹部には、勝利の文化を理由に30歳を過ぎた選手たちを切ってきた過去がある。34歳になったケラハーは、そのことがよく分かっているらしい。

                        Laceg_2

それとは別に。
ケラハーといえば、08年の飲酒運転・乱闘事件をめぐる報道は、私が目にした中でも最も奇妙なものの1つでした。それはフランスのラグビージャーナリズムの、ある構造をも明らかにしていたように思う。

情報は地元トゥールーズ系のメディア(ラグビー報道には影響力がある)がほぼ独占して、ジャーナリズムはシナリオに沿って彼を"守った"といってよさそうな感じでした。
最後はケラハー自身がエルネスト=ワロンで被害者の「ポルシェのドライバー」と会って謝罪し、和解。笑顔で肩を組む両者の写真をデペシュが大々的に掲載するという、大団円が用意されたのでした。

当初Rugby365が独占取材した「ポルシェのドライバー」の証言と、(主にデペシュをソースとする)他メディアの報道には明らかな食い違いがある。特に、ケラハーの車の同乗者の人数、これに言及するのがタブーに近いふいんきだったことは確か。
まだ事件のさなか、レキップの、「最終的に、ケラハーの事件はたちまち忘れられるだろう…」という"予言"はいくぶん示唆的だったかもしれません。

バスタロー事件の直後だっただけに、コントラストはいっそうくっきりしてました。まあ報道ってそんなもんよ、という話です。

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