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2010.12.31

【ラグビー、日記】 よいお年を

最後に今年をまとめてみようなどとも思ったことは思ったのですが、当然ながらそんな時間はありませんでした。
私がフランスラグビーを好きなのは、ロマンティックなところ。
グラウンドで生まれたままの姿(でも靴下は必須)になる自由を求めて戦うこのバカを晒し上げて1年をしめくくりたいと思います。
よいお年を。

Clersf

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【ラグビー】 カドモアと男の喧嘩道

今回の召喚について、カドモア本人は「ぶっちゃけこの試合はルール内でプレーしたと思う」、と胸を張っていますが(それは俺ルールじゃろう)、ルージュリー主将でさえ試合後のインタでは懐疑的だったらしい。
カナルプリュスの映像ではまあ反論の余地がないようで、現地の方によれば、しっかり殴ってたそうです。

実はこのカドモアとル・コルヴェクは、ここしばらく試合中にバトルをくり返している仲で、すでにこのカードの名物、お約束になっているらしい。あちらで膝蹴り、こちらでパンチ。
しかもこの男同士の果たし合いに、LNRはすっこんでろLNRの介入を望まないカドモアは、昨季ル・コルヴェクから目つぶしを受けた際、相手の無罪を証明するために、規律委員会あてに手紙を書きさえしたのでした。

まあそういうことならほっとけばいいんじゃない、という気がしなくもないけど、一応これは格闘技ではなくラグビーの試合なので、カドモアは有罪の場合、一瞬の残像だけを残してまた1ヶ月ほど出場停止処分を頂戴する可能性がある。
まあどう考えても、こんな試合でモチベーションマックスのカドモアを復帰させたクレルモンが悪いね。

YouTubeより、両者の戦いの歴史、らしいス。カドモアは4番。

Cudmore - Le Corvec round 1
Cudmore - Le Corvec, round 2
Cudmore - Le Corvec, round 3
Coup de genou de lecorvec sur cudmore

                        Laceg_2

しかし実際、事件は始まったばかりかもしれない。
クレルモンのスポーツマネージャー、ジャン=マルク・レルメは、カドモアの狼藉と召喚自体は認めているものの、USAP側のもっと危険と思われる行為が見逃されていることに納得できない。
つまり、トゥイラギのハンドオフの一撃で、ルージュリーが喉にダメージを負い病院で一夜を過ごしたという件です。レルメによれば、ルージュリーは10日ほどプレーできないという。

ルージュリーの喉は、すでに02年のワスプス戦で重傷を負ったところです。
レルメはトゥイラギの行為は明らかに故意の攻撃だと言い、トゥイラギが腕に巻いた包帯の下のプロテクター(画像)はすね当てである可能性を示唆しているらしい。

Laprotection

(photo: L'equipe)

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【ラグビー】 復帰の人たち

Cudmore12【虎を野に放つ】

短いクリスマス休暇の後、Top14は後半戦に突入。これから10日間で3試合の厳しい日程が待っています。
さて水曜の14節、リーグからちょっと遅めのボクシング・デイのプレゼントは、なんといっても昨季の決勝カード、クレルモン対USAP。始まる前から熱いバトルが予想されたこの一戦、激しい試合を制したのは王者クレルモンでした。(22-16)

特筆すべきは、10週間ぶりでサスペンションが明けた格闘家カドモアの復帰であります。よりによってこんな試合で。
転んでもただでは起きないカドモアは、出場停止期間を利用してヘルニアの手術なども受け、「チームを助ける用意はできてるぜ」。"カドモアとはいえ"、彼が試合に出られない間、休むこともできなかった同僚たちを見るのはつらかったらしい。

その間よく考えた?と尋ねられた大将でしたが、
「当たり前だろ。10週間は考えるには本当に長い。長すぎでさえある。まあ俺個人は5分か10分しかかからなかったけどな!(笑)」

(;´д`)
ところでそのカドモア。試合の48分にUSAPのル・コルヴェクが流血して交代したのは、どうもカドモアに殴られたからではないかというウワサがある。ちなみにこの2人、昨季の対戦ではル・コルヴェクの方がカドモアに目つぶしをくれて40日の出場停止を受けたこともある間柄です。
これがほんとのボクシング・デ…って、今見たら規律委員会に召喚されてますがな。


【かくも長き不在】

ラ・ロシェルのトデラスクが欧州カップでグロスターのアトウッドに顔面を蹴られた件ですが、幸い、心配された骨折はありませんでした。深い切り傷と、歯が1本。
ラ・ロシェル側はことさらに事態を荒立てるつもりはないらしい。まあまだ試合があるから…

報道も、現時点ではおおむね静観の模様です(まあ規律委員会の後に荒れる可能性はある)。こういうところはイングランドの新聞よりマシ。
例のレキップの情報の出どころは知らないけれど、同紙が目の被害を強調したのは、若干ミスリード気味だったかもしれない…つまり、昨季欧州カップで、フランスの選手が目つぶしで異例の長期出場停止をくらったことを想起させる方向に。


ちょうど1年前、ハイネケンカップでアルスターのフェリスに目つぶしをしたとして、たった1枚の不明瞭な写真によってERCから70週間(その後CNOSFの調停で52週間)のサスペンションを科された、スタッド・フランセのアトゥブ。
水曜のブルゴワン戦の後半、グラウンドに戻ってきました。(16-26、アウェイのSFが勝利)

あの騒動の頃、彼の奥さんが妊娠初期だったので、私はえらく心配だったのだけど、その赤ちゃんもこの夏に誕生。一時は引退も考えたというアトゥブにとって、お子さんの誕生は心の支えだったらしい。クラブの会長やチームメイトの助けもまた大きかったと。

いずれにしても、アトウッドのスパイクがほんの数センチずれていたら、トデラスクはほぼ失明だったと思われる。アトゥブの目つぶしの被害者とされるフェリスは、大事なく試合の最後までプレーした。選手のキャリアにとって、1年はあまりに長い。

Attoub_2

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2010.12.30

【フランス闘牛】 ご出産おめでとうございます

セバスティアン、パパか~。おめでとう!

どうでもいい話ですがよりにもよって、

5曲目 愛のメモリー
    客席にカップルを見つけてそいつらの肩に手を置きながら熱唱するポンセ。
    顔は「いつまでもお幸せに。」というような表情。カップルは迷惑そう。

、という光景が鮮やかに脳裏に走った。

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2010.12.27

【ラグビー】 年末進行ななめ読み 先週分(1)

レキップのラグビー記者はきっちりクリスマス休暇を取ってるようで、正しい姿勢だと思う。
ミディ・オランピックのサイト、リュグビラマでは、この時期は今年&半季のまとめ。作り置き冷凍クリスマスケーキみたいなものですね。
↓これはミディ・オランピックの半季の選手採点を合計したランキングだと思うけれど、つまりランキングの性格としては、もっともコンスタントにハイレベルだった選手ということになりましょうか。

Le XV des étoiles Midi Olympique

15. Romain Teulet (Castres, 15 étoiles)
14. Yoann Huget (Bayonne, 18 étoiles)
13. Seru Rabeni (La Rochelle, 14 étoiles)
12. Yannick Jauzion (Toulouse, 18 étoiles)
11. Maxime Médard (Toulouse, 16 étoiles)
10. Jonny Wilkinson (Toulon, 25 étoiles)
9. Dimitri Yachvili (Biarritz, 20 étoiles)
8.- Chris Masoe (Castres, 18 étoiles)
7. Mamuka Gorgodze (Montpellier, 21 étoiles)
6. Gerhard Vosloo (Brive, 24 étoiles)
5. Pascal Papé (Stade français, 15 étoiles)
4. Erik Lund (Biarritz, 12 étoiles)
3. Cencus Johnston (Toulouse, 14 étoiles)
2. William Servat (Toulouse, 12 étoiles)
1. Andrea Lo Cicero (Racing-Metro, 10 étoiles)

昨年のこの企画は、まったくノーマークの当時ブルゴワンの若手シルヴァン・ニコラがトップを獲得するというサプライズを招いてしまった反省を踏まえてか、今年はトップ10ではなくポジション別の1位になってます。
リュグビラマは「トーゼン首位のトゥールーズが多数を占めている(4選手)」、と正当化しますが、トゥールーズが首位に立ったの自体はついこの間。でも結果はいたって妥当だと思う。

FBはキック成功率約85%を誇り、今季すでに11試合に出場しているロボコップ先生。ウィングは新星ユジェと絶好調メダール。センターはおなじみジョジオンとラ・ロシェルのフィジアン、ラベニ。ハーフ団は今季無双のウィルキンソンとヤシュヴィリ。

3列はマソエ、ゴルゴゼ、ヴォスルー。モンペリエの好調を牽引したグルジア人のゴルゴゼは、もうじきトゥーロンにかっさわられる予定。
クラーセンと共にブリーヴの屋台骨を支えるヴォスルーの献身が光っていますが、そのブリーヴは財政難から最近選手に10%のサラリーカットを受け入れるよう求め、選手たちが選手組合と話し合うという事態に至っているらしい。モントーバン、ブルゴワン、ブリーヴ…プロ化も当然いいことばかりではなく、光が強ければ影もまた深い。

2列。兄━━━━(゚∀゚)━━━━!!
リュグビラマはすっかりルンド兄のカリスマの虜な模様だ。「オフシーズンに彼がバスクの海岸地方に到着して以来、我々は彼しか目に入らない。スキンヘッドにひげもじゃの異形のルックスのためばかりではない。エリック・ルンドはグラウンドでも評判だ」
もう一方はパリジャンのパペ。怪我がちな彼ですが、今季は頑張っている。

1列はラシンのロ・チチェロ、トゥールーズのセルヴァという遅咲き2人、そしてフェノメノ・センサス・ジョンストン。

不安定なシーズン前半を送ったクレルモンとUSAPの選手の名前が見あたらないけれど、クレルモンに関しては、昨季もトップ30に1人も入らなかったにもかかわらず優勝した"実績"がある。

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2010.12.25

【フランス闘牛】 5年前、そして10年後

Em05セバスティアンのクアドリージャで銛打ちを務めていた名バンデリジェロのクーロ・モリーナが、引退を表明したらしい。5月に外転筋の手術をして以来、ずっと闘牛場を離れていた。
アルテルナティブ10周年、私生活では家庭を持ち、セバスティアンにとっても大きな節目の1年が暮れようとしている。そういえば最近、彼の闘牛が少ーし変わったような気がする。


まだ少年の顔をしたセバスティアンが、ラス・ベンタスに出たときの映像を見たことがある。あのアップルグリーンの衣装は、たぶん05年。カメラはしきりにカジェホンで指示を飛ばすカンプサーノの表情を抜くのだけれど、それはまるで、カンプサーノのお人形とでも言いたいかのようだった。
だけど、この"フランス人形"は2度牛の角にひっかけられ、あわてて助けに飛んできたカンプサーノを突き飛ばすようにして牛に向かっていった。ある意味、その後を暗示するかのような場面。


それから5年、セバスティアンは相変わらず危険を恐れぬスタイルを貫いているけれど、最近は経験が彼を助けている。
「10年後もまだ闘牛士をやっていると思う?だとしたら、なぜ続けるの?」という質問に、彼はこう答えた。

「5年前、僕は自分のキャリアは短いだろうと言った。僕の闘牛はとてもリスキーで、大変な努力が求められた。それからテクニックの進歩が安全をもたらしてくれた。牛をもっと遠くに導けば、ポジションを変えるのにそれほど苦労しなくてすむ。
それより前にはもっと骨が折れたし、闘牛が終るたびくたくただった。だから、僕のキャリアは長続きすると思うよ。
僕を一番幸せにしてくれるのは闘牛だ。自分の闘牛を絶えず模索していて、それに夢中なんだ。もし君にもっと上を目指したいという野心があって、すでに現状に満足していなければ、進歩すべきことはいつでも見つかる。
5年後、10年後、それとも20年後?わからないな。決めるのは牛だ」

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2010.12.22

【ラグビー】 欧州カップでの出来事(2)

前のエントリの動画は、日曜に行われたチャレンジカップ、グロスター×ラ・ロシェル(18-24)の前半15分、グロスターのイングランド人2列Attwoodが、ラ・ロシェルのルーマニア人プロップToderascの顔面を蹴った場面です。
Toderascはこの負傷で交代。レキップは顔面の骨折、目に大きな血腫があり、頬に深い切り傷を負っていると伝えてます。同紙は彼はまだ心配な健康状態だといい、失明の恐れにまで言及していますが、クラブ側は今のところ頬の傷にしか言及していないみたい。あと歯が2本折れたと。

レキップの取材に答えたラ・ロシェルの2人のコーチの片方Darricarrèreによれば、ERCの委員は試合後映像を見直して、Attwoodを召喚するつもりだと言ったという。ウェールズ人のレフェリーも、Attwoodの行為を見ていなかったとラ・ロシェル側に弁解したらしい。

現時点で、レキップ以外の報道はやや慎重な感じです。私も少し経過を見たい。
今見たらAttwoodの召喚が決まったみたいだけれど、故意の行為かどうかが争点になるかと思われます。23歳と若いので、たぶん前科はないと思う。そしていずれにせよ、Toderascが1日も早くグラウンドに復帰できることを祈る。

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2010.12.21

【ラグビー】 まずはこれ

先入観抜きで。

Toderasc se fait marcher sur la gueule par Attwood

どうでしょうね。目視はしてないけど、そこに相手選手がいることは分かってるんじゃないかな…

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【ラグビー】 年末進行ななめ読み 欧州カップでの出来事(1)

フランスの他クラブの選手たちはクリスマス休暇に入っているだろうこの火曜の夜、トゥールーザンは何が悲しゅうてかハイネケンカップのグラスゴー戦を戦います。

そもそも土曜に予定されていたこの試合がのびのびになったのは、実は欧州の悪天候のせいではなかった。グラスゴーの選手たちが試合で着用するジャージその他の入った荷物が、トゥールーズに移動中に行方不明になったらしいのです。
予定通りに開催したいトゥールーズは、必要なものはすべてそろえてお貸ししますよ、と提案した。しかしグラスゴー側は選手個々に合わせたたとえばコンタクトレンズとかシューズなしでプレーするのはハンディキャップであるということにかこつけて(と書いてある)、トゥールーズの申し出を断ったらしい。

そんなこんなで試合はいったん日曜に延期、しかし荷物は依然届かない。結局これも中止され再度火曜に延期となりましたが、月曜の時点で、荷物はまだロンドンでブロックされているという…


ノヴェっさんのすごいところは、広報を通さずに(たぶん)どんどん電話取材に答えちゃうところだと思うんだけれど、ともかくノヴェっさんは、この試合を楽しみにしていた約2万人の観客のことを思うと憤慨に堪えない、とピキピキしてます。私の選手たちはシューズくらい自分で持ち運ぶわい、と。
「サッカーのチャンピオンズリーグなら、試合は延期になったかな?考えられない。こんなことがあるのは我々のスポーツくらいじゃないかね。たまげたよ(#^ω^)」


もちろん話はこれにとどまらない。この延期で、チケット払い戻し経費人件費もろもろあわせて、トゥールーズ側の損害額は現時点ですでに10万ユーロと見積もられている。
ERCは試合の延期について、トゥールーズ側に一度も連絡しなかった。「我々はコミュニケを通して、プレスと同時に延期を知ったんだ」、とトゥールーズのブスカテル会長。

ブスカテル会長自身は論争を起こすのは望まないとしながらも、スコットランドのラグビーはフランスのレベルにないことを再確認した、と言っている。
トゥールーズでは、試合は観客2500人の前半戦とは違う。それはイベントでありエコノミーだ…そのように、会長はグラスゴー側と、それからERCの"アマチュアリズム"を嘆いてます。さて今夜。

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2010.12.16

【スペイン闘牛】 エンリケ・ポンセ ディナーショー

MATERIA PRIMA - TUS BESOS (CON ENRIQUE PONCE)

これが噂のwwww

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【フランス闘牛、メキシコ闘牛】 インドゥルトの後

Mex101213http://www.mundotoro.tv/#videoId=30145690

日曜にテオフィロ・ゴメス牧場の牛をインドゥルトしたセバスティアンは、翌日モヌメンタル闘牛場の囲い場に足を運んで、そのGuadalupano号と再会(↑動画)。Guadalupano号は今後種牛として、カンポでのびのびと草をはんで生きます。

闘牛士は、牛が嫌いでできるような仕事でないことは分かる。彼らは距離的にも精神的にも、牛ととても近いところで生きている。闘牛は複雑。いや実はごくシンプルなのかもしれないけれど。

セバスティアンの年内の予定はこれで終わり。月末にはアテネアちゃんが誕生します。

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2010.12.15

【ラグビー、芸術】 ラグビー選手とアート

選手が現役引退後にたとえば彫刻家になったり、映画を撮ったりというのが他国のラグビー界でもよくあることなのかは知らないけれど、そこにはちょっと、フランスラグビーの審美的な一面が表われている気もいたします。


さて代表のオフェンスがアレな一方、ワラビーズ戦を干されたことでむしろフランスの期待を集めつつあるメダールの話です。
その創造的なプレースタイルからもうかがえるように、アート好きで芸術作品のコレクターでもある彼は、24歳にして早くも将来のことを考えている。コーチになる気はさらさらないようでして(だろうなー)、好きな建築、内装設計の道に進みたいらしい。今は実際に製図の講義を受けているそうです。

アートに関して、ポジな意味合いでもネガな意味合いでも、「高尚なご趣味」的文脈で語りたがる向きにはいつもウンザリさせられるのだけど、あれは多様な精神の遊びであり解放であり、それなくしては人は窒息してしまう。
その点で、メダールにとってはアートもまた「自由」に他ならないのだろうし、つまり芸術もラグビーも彼にとっては本質的に変わりないのだろうと思う。

もちろん建築の勉強は将来を見据えてでもあるけれど、やはりラグビー以外の情熱が欲しかったんだ、とメダール。内面のバランスをとること。すべてを忘れて紙の上に集中して、すっきり気分転換ができる…

「自分が前より強くなったという気はしないけど、前より幸せだよ。今は自由でいたい。ただしゲームプラン内でね」

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2010.12.14

【ラグビー】 ソシエダ色のマイヨ

こんな感じ。サン・セバスチャン市長と、バイヨンヌ会長と、"ラ・レアル"ソシエダの副会長。

しかしそもそも最初にアノエタで試合を開催し始めたビアリッツの心境はいかがかとも思いますが、バイヨンヌでは毎年「ここはパンプローナか」と見まごうようなフェリアが行われているにもかかわらず、今年の牛追い祭開幕のセレモニーに招待されたのはビアリッツのアリノルドキだったりして、両クラブのバスクのアイデンティティをかけたライバル関係はまだまだ続くのかもしれない。

Absociedad


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【フランス闘牛、メキシコ闘牛】 テンポラーダ・グランデ 6日目

La maestria de Castella indulto a guadalupano (YouTube)

セバスティアンが日曜、メキシコのモヌメンタル闘牛場で、テオフィロ・ゴメスの牛"Guadalupano"をインドゥルトした。
ほとんどトレロに選択肢を与えない最初の2頭を相手にし、剣の失敗で耳を失った後、セバスティアンはソブレロ(予備の牛)を求め、すごい闘牛をしたらしい。

「牛の命の赦しを得るために闘牛をするトレロにとって、これほど素晴らしいことはない」

彼のキャリア最高のファエナの1つ、とも伝えられているけれど、残念ながら、今のところちゃんとした映像が見つかりません。
上の動画で見る限り、インドゥルトされるほどの牛ではないようにも見えるけれど、長いファエナだったらしいので、疲れが出たころなのかも。
ともかく、メキシコのアフィシオナードは物語に美しい結末を望んだ。まだファエナが続いているのに、白いハンカチを振りグランド・ポルトを求める観客の熱狂がすごい。帰国した(と思われる)ジャコビ氏はくやしがっているだろうなあ…

Mex101212

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【ラグビー】 ケラハーと報道の裏

ケラハーがトゥールーズを去るという話は、そもそも本人が最近「クラブを探している」と言ったんだから確かな根拠があるんだけれど、その再就職先についてはいろんな噂が流れています。
最新のバージョンは、ラポルトがアドミニストレーターに就任したバイヨンヌ。ミディ・オランピックの報道らしい。
唯一の問題は、年俸約45万ユーロの高額な要求だと言われている。

その他の候補としては、リヨン(またDNACGに呼ばれるよ)、トゥーロン、そして日本の複数のクラブの名がささやかれているらしい。ケラハー自身は欧州、特にフランスに残りたがっているようで、もっとも、1年だけトゥールーズに残るという可能性もないではない。
ライバルであるスタッド・フランセ行きが噂に上った件については、マックスの否定が本当だとすれば、おそらくは情報戦の一環かと思われる。


ケラハーは07年、トゥールーズに来た1季目には目覚ましい活躍でリーグ優勝に大いに貢献。Top14最優秀選手にも選ばれ、気さくな人柄でファンに愛されましたが、怪我などもありその後ちょっと微妙な2シーズンを送った。
特にプライベートでの乱闘事件。しかしとても強い絆で結ばれるノヴェっさんは彼を見捨てず、2010年はクラブとともに欧州王者のタイトルを獲得しました。

トゥールーズでの4季目となる今年、ケラハーのパフォーマンスはやはりかつてほどではない。南半球のペースに慣れた彼には、北半球の過密日程が厳しいのだという見方もあります。
トゥールーズの幹部には、勝利の文化を理由に30歳を過ぎた選手たちを切ってきた過去がある。34歳になったケラハーは、そのことがよく分かっているらしい。

                        Laceg_2

それとは別に。
ケラハーといえば、08年の飲酒運転・乱闘事件をめぐる報道は、私が目にした中でも最も奇妙なものの1つでした。それはフランスのラグビージャーナリズムの、ある構造をも明らかにしていたように思う。

情報は地元トゥールーズ系のメディア(ラグビー報道には影響力がある)がほぼ独占して、ジャーナリズムはシナリオに沿って彼を"守った"といってよさそうな感じでした。
最後はケラハー自身がエルネスト=ワロンで被害者の「ポルシェのドライバー」と会って謝罪し、和解。笑顔で肩を組む両者の写真をデペシュが大々的に掲載するという、大団円が用意されたのでした。

当初Rugby365が独占取材した「ポルシェのドライバー」の証言と、(主にデペシュをソースとする)他メディアの報道には明らかな食い違いがある。特に、ケラハーの車の同乗者の人数、これに言及するのがタブーに近いふいんきだったことは確か。
まだ事件のさなか、レキップの、「最終的に、ケラハーの事件はたちまち忘れられるだろう…」という"予言"はいくぶん示唆的だったかもしれません。

バスタロー事件の直後だっただけに、コントラストはいっそうくっきりしてました。まあ報道ってそんなもんよ、という話です。

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2010.12.13

【日記】 クマ嵐

少し前に親戚からきたメールによれば、職場の周辺でススメバチの次はクマ出没、という僻地フルセットをくらっていたそうだ。

我々山国育ちにとって、クマはクマさんどころではなく今そこにある脅威である。いやーもう寝たでしょJK、と本人は余裕を見せているものの、昨今の暖冬で、イマドキのモダンなクマがきっちり冬眠しているのかどうかが疑わしい。

考えに入れるべきは、人が食べてウマイものはクマにもウマイということです。そりゃあ下りてきますとも。おまえは木の実でも食っとれというのは、むしろクマに失礼ではないかと思う。

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2010.12.12

【ラグビー】 ニュースのその後、いろいろ

欧州カップはイタリアでコケるビアリッツの悪い癖が出ているようだけどそれはさておき、


金曜にFFRの役員会に出席したリエヴルモン。
ワラビーズ戦の後には辞任を求める声さえ上がり、補佐としてたとえばプルースやイバネスが呼ばれるんじゃないかという噂もあったようだけれど、やはり大した変化はありませんでした。というかそのままです。

                        Laceg_2

さて、就任当時は"プレー"志向だったリエヴルモンのフランス代表が、今や攻撃面でほとんどパッとしない件について訊かれたベルナール・ラポルト。リアリスト。

「口で言うのとやるのでは違う…グラウンドで実践しなければならない。私は"プレー"をしたくないという監督にお目にかかったことはないが、グラウンドの現実というものがある。それは政治のようなものだ」

                        Laceg_2

そのラポルトは先日バイヨンヌに12,000ユーロ支払って、正式にクラブの株主になりましたそうです。もう政治のほうはあきらめたのだろうか。

                        Laceg_2

Jackyラシンとトゥールーズ両会長の会見は、大方の予想通り、3月26日の対戦をスタッド・ドゥ・フランスで行うというものでした。

同時にこの一戦に際し、ラシンはトゥールーズと共同で、クーベルタン杯というのを新たに創設したという。
1892年、初のラグビークラブ対抗戦(のちのTop14である)の決勝でスタッド・フランセを破り優勝したときに笛を吹いたのが、ラグビーのレフェリーもなされた五輪の父クーベルタン男爵だった、ということにちなんでるみたいです。

この杯の主要な使命は「伝統的ラグビー復活」とのことでして、SDF方面のパイオニアであるスタッド・フランセのような試合前のスペクタクルはまあ、期待(どんな)できそうにないです。
ラシン会長のジャッキーは、マックス・グアジニのマネなんかしませんよ我々が目指すのは伝統的ラグビーなんですから的なことをゆってます。

何、ラグビー界のアブラモビッチが伝統を説くとな…?
まあそれは少なからずマックスへの当てこすりかと思われます。実はジャッキーはスタッド・フランセとのダービーをSDFでやろうとして、スタッド・フランセに協力を求めたらしいのだけど、マックスはこのちょっと虫のいい求めに力を貸したがらなかった、という経緯があるらしい。

余談になりますが、10月にスタッド・フランセがSDFでトゥーロン戦を開催したとき、イル=ド=フランスのラグビースクール42校の子供たちを招待した。全スクールがこの呼びかけにこたえた中、ラシンのスクールだけが辞退したという。

                        Laceg_2

そんな仲よしのマックス&ジャッキーですが、姓からも分かるように2人ともイタリア系、ついでにたたき上げ。

J:「よくイタリアに行く。ヴェローナ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ。私はテサン(スイス南部、ティチーノ)の小さな村の出身だ。祖父は1910年にイタリアを去った」

M:「私は100%トスカーナ人だ。3年前からイタリアのパスポートを持っている。ただ自分のルーツを祝うためにね。私はイタリア語はペラペラだが君は?」

J:「いや、片言だ」

etc.

                        Laceg_2

もうちょっと南に下ると、こんな話。ブルゴワンはTop14後半戦がスタートする14節(29日)のスタッド・フランセ戦を、予定されたグルノーブルのスタッド・デザルプではなく、いつものピエール=ラジョンで開催することに決めたらしい。

これは、現在リーグ最下位、12位と9ポイント差という厳しい状況下にあるブルゴワンの選手とコーチが、残留のため彼ら自身のスタジアムで全力で戦いたい、とクラブ側に申し出たため。
実際、5日に開催されたブルゴワン×ビアリッツは、雪のためビアリッツのホーム・アギレラに急遽変更され、ブルゴワンは37-20で敗れています。

しかしながら、財政状態もまた非常に苦しいブルゴワンには、より多くのチケットを売る必要があることは選手も納得しているという。今後何試合かの移転が予定され、クラブは20節ラシン戦のスタッド・デザルプ開催は維持することにした。

ブルゴワンの赤字は当初伝えられた額よりはるかに大きいという報道もございます。
10月に就任したばかりのTourtoulou会長は、この金曜に辞任した。彼の再興プランに対し、特に自治体の支援が足りないと感じたらしい。

                        Laceg_2

USAPのカンプノウ試合開催については、どうやら視察を終えたLNRが許可を出したっぽい。
しかし興行には損益分岐点というものがあって…

                        Laceg_2

昨季のスタッド・フランセ戦以来、20節のトゥールーズ戦で2度目のアノエタ開催を実現するバイヨンヌは、この試合でアノエタの主レアル・ソシエダに敬意を表し、ソシエダカラーの青白のマイヨを着用する予定だそうだ。

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2010.12.09

【フランス闘牛、南米闘牛】 チャオ、セバスティアン

Fandisebastienferia.tvからキトのフェリアの動画をみっつ。12月4日。

http://www.feria.tv/video-1629_extraordinaire-corrida-a-quito.html

2日、フェスティバル。ポンさんが耳2枚。セバスティアンはフェスティバルではいつも平服だけれど、短い上着が好きじゃないから、と以前ブルラデロかムンドトロでファンの質問に答えてた。

http://www.feria.tv/video-1627_susto-au-festival-de-quito.html

11月29日。

http://www.feria.tv/video-1623_voltereta-et-oreille-de-poids-pour-cas.html

                        Laceg_2

4日、キトのフェリア7日目のチケットは完売。牛はウアグラウアシの4頭、トリアナの2頭(4、6番目)。特に地元エクアドルのギジェルモ・アルバンが4頭目をインドゥルトした。5頭目と6頭目もいい牛だったみたいだ。
セバスティアンとエル・ファンディはそれぞれ耳3枚(1頭目で1、2頭目で2)を切り、3人のトレロ全員と牧場主が肩車で退場した。


ところでSignes du Toroのジャーナリスト、ジャコビ氏は、あっという間に過ぎた3週間の中南米滞在を終え、この日の取材を最後に帰国する予定だった。しかしスペインの航空管制官のストで空の便が乱れ、キトに足止めをくったらしい。
ジャコビ氏は連載の最後をこんなふうに結んでいます。

「セバスティアンは本当に優しい。彼は私が彼に幸運を運んでいるという。彼は、あと何日かリマとメキシコに同行するよう私にしきりに頼んだ。それは無理だ。帰らなければならなかった。
結果、私はここで無為に時を過ごしている。そして、リマのコリーダが上々で、彼が耳を1枚切り、フリがまたしてもすごかったと聞いて、くやしくてしかたがない!
私は帰らなかった。早く出発したいよ」

(photo: sebastiancastella.net)

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2010.12.08

【音楽】 12月ですから (Chris Stamey)

CHRIS STAMEY GROUP : CHRISTMAS TIME (YouTube)

dB'sも参加のクリスマス・ミニアルバムからの曲。デモみたいな音なんだけどね。
クリス・ステイミーの独特のポップ・センスと声が好き。アップしてくれた人ありがと、コレ持ってるけどアナログ盤なんだ…

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【ラグビー】 それぞれの事情

【リエヴルモンと代表スタッフの場合】

特に呼びつけられたとかではないようですが、リエヴルモンは金曜のFFRの役員会に出席し、テストマッチの反省会と今後についての話などをするらしい。
たいしたことは変わらないだろうと思う。BKコーチのヌタマックは、ワラビーズ戦の大敗の後でも辞任を考えたことはないと言っている。

思えば現スタッフが就任したとき、そこには明らかにフランスラグビー、フレンチフレアーの復権の意志がありました。それから3年、シックスネイションズではイングランド以上にイングランドらしいラグビーをして勝ち、それから夏と秋のテストマッチで三度40失点以上の大敗をした。
秋のテストの3試合で挙げたトライは4つだけ、うち2つがペナルティトライ。

ヴィズネスキを大いに気に入っているというリエヴルモンのコメントを読んで、ああやっぱりねと思ったのはホント。で、どんなラグビーがやりたいんでしょう。ラシンみたいなラグビー?キックとFW戦?

ベルナール・ラポルトは最近、リエヴルモンら代表スタッフが就任したとき、彼らはナイーブだったのだ、とコメントした。インターナショナルレベルというものが分かっていなかったのだろう、と。
それはフランスラグビーが過去何度も経験したことをくり返しているにすぎない。長い回り道だ…。ただラポルトとリエヴルモンの違っているところは、ラポルトは何を批判されようが迷わなかったってことじゃないかな。


【代表主将の場合】

ワラビーズ戦以来口の固かった主将のディソトワールは、レキップの取材に対し、試合の翌日にスタッフに「選手たちは求められていることがよく分からない」、と発言したかどうかについては肯定も否定もしたがらなかった。それは代表の内部にとどめおくべきことだと。
同時に敗戦の責任はコーチ陣だけのものではないとして、彼らを擁護したらしい。

デュソトワールは早くグラスゴーと対戦する自分のクラブに戻りたがった。
「トゥールーズでは、プレッシャーは代表ほどじゃない」


Mola【ブリーヴの場合】

月曜の時点ではウゴ・モラコーチの続投は確定と見られたブリーヴ。しかし情報は(非公開のため)錯綜していて、それがかえって事態の深刻さを際立たせる結果になっています。

おそらく選手の真意を知りたがったモラの求めで、選手一同の挙手による採決が行われた。結果、大多数がテクニカルスタッフへの不信の意を示した。
しかし、クラブの幹部はこの選手側の意志を考慮しなかった。モラは引き続き指揮をとる。これで事態は終結?いや…


【ラシンの場合】

ここしばらく、移籍市場の噂はラシンの周りを駆けめぐっていました。特に3人のトゥールーザン…デュソトワール、センサス、アルバセテ。
ところが先週、ラシンは公式に噂を断固否定した。「現時点では一度もコンタクトしていない」「彼らは来季のプランに入っていない」

ラシンは今回に限っては、クラブは選手-代理人-ジャーナリストのトリオによる企ての犠牲になったと考えているらしい。ただしジャーナリストはマユツバ。というのは、参考までに、エルナンデスのケースではラシンは最後の最後まで否定していたから。
…と、ここまでが先週の時点のお話。

なぜこの時期に公式否定?というのは、たぶんこの件がらみじゃないかなあ、と思うのが昨日の報道。
ラシン会長のジャッキーとトゥールーズ会長のブスカテルは、今日明日にも共同で会見を開くという。内容は明らかにされていないけれど、おそらく、3月の22節ラシン×トゥールーズのスタッド・ドゥ・フランス(かパルク・デ・プランス)開催についてではないかと見られている。


【バスクの場合】

一方バイヨンヌもTop14の20節、トゥールーズ戦をアノエタで開催したいらしい。トゥールーザンもてもてだぬ。

ところでそのアノエタの主、レアル・ソシエダ。今季歓喜の一部復帰、先週末は4年ぶりのバスクダービーでビルバオを下し6位浮上とな。
フランスのあのあたりは他地方と違ってそれなりの規模のサッカースタジアムが少ないというのが大きいのだろうけれど、それにしてもソシエダはラグビーにスタジアムを貸してる場合なんだろうか。狙うでしょう欧州カップ。


【ペルピニャンの場合】

そういえばカンプノウの話はどうなったんだろう(正直、誰か止めたほうがいいと思う)。週末にカストルに敗れたUSAP、厳しいカードが続いたとはいえ10月2日のラ・ロシェル戦以来勝ちがなく、現在Top14の10位に沈んでいます。

そのUSAP、地元紙の伝えるところによればですが、金曜、ダン・カーターのワールドカップ後の復帰を説得するため会長がパリにおもむいたらしいという。
パリ滞在中のカーター自身からは、フランスに戻ってくるかは分からない、牛頭会長と会う予定は入っていない、というつれなめのコメントが伝えられていたけれど、会長はオルリーのホテルで彼と話し合って、どうやら色よい返事をもらったらしい…?

ただし、カーターにはトゥールーズ、トゥーロン、ラシン、そしてイングランドのクラブも興味を持っているといわれる。

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2010.12.07

【ラグビー】 Top14第13節 帰ってきたあいつら

Asmtoulouse2010トゥーロン 29-13 モンペリエ
ラシン=メトロ 15-13 スタッド・フランセ
カストル 23-13 ペルピニャン
バイヨンヌ 23-14 ラ・ロシェル
ブリーヴ 12-30 アジャン
クレルモン 32-25 トゥールーズ
ビアリッツ 37-20 ブルゴワン

1. Toulouse
2. Montpellier
3. Racing-Métro
4. Biarritz
5. Toulon
6. Castres
7. Clermont
8. Bayonne
9. Stade Français
10. Perpignan
11. Agen
12. La Rochelle
13. Brive
14. Bourgoin


Top14再開の先週末は、負傷明けサスペンション明け今季初出場など、何選手かの復帰に彩られた節でもありました。

フランス王者と欧州王者、クレルモンとトゥールーズのビッグマッチは、期待にたがわぬ見応えのある試合だったらしい。クレルモンはやはりホームでは強かった。
後半69分、前十字靱帯損傷で長らく離脱していたミシャラクが、スクレラと交代で出場。まだ本来のレベルではないということだけど、1PGを決めている。
そしてLe gros Caucauことザウザウがトゥールーザンとして公式戦初登場。しかし彼はついにクレルモンのディフェンスに穴を見つけることができなかった。加えてマルジューにお高めのタックルを入れてしまいシンビン。ちょっとしょっぱめのデビュウでございました。

試合ハイライト (dailymotion)。トゥールーズ15番ポさま、華麗にやらかされる。しかしトライを挙げたこのメダールとマルジューが代表を干されている事実。

                        Laceg_2

さて首都では、メディアが書くところの"プチ・デルビー"がつつましくも開催されていたのでした。
雪で延期も懸念された試合でしたが、寒さに加えて冷たい雨。グラウンドの状態は言うまでもなく、こうなるとラシン得意のFW戦でございます。40分には電車道モールで押しまくり、たまらずファウルを犯したSFのパーマーがシンビンに。

この試合唯一のトライは、SFのオリー・フィリップス。58分、デュピュイのPGがバーを叩いたはね返りが、オリーの腕の中にすっぽり、あれよあれよのインゴール。このテのネタくさいトライはオリーに決まっとりますがな。
試合は15-13でラシンがダービーを僅差で制しました。

ハイライト。ラシン公式
http://www.racing-metro92.com/Web_TV-63.html


で、目つぶし容疑(たまたまらしいけどねぇ)で80日間のサスペンションをくらったレギっちが、この試合で帰ってきました。負傷から復帰して65分に交代出場したエルナンデスも含め、とってもアルヘンな一戦でもありました。

オリーがイングランドの"宿敵"を激写。きっとレギが好きになる1枚。
http://plixi.com/p/45564366

こっちはハスケルと太郎とアルヘンの仲間たち。グルちゃかわいいな。ティエシ参加しろよっていう。
http://www.mobypicture.com/user/jameshaskell/view/7908920

                        Laceg_2

そのほかの試合では、ホームでアジャンに大敗したブリーヴがいよいよヤバイという話なんですが、試合後ウゴ・モラBKコーチは辞任を申し出、しかしクラブ側はこれを認めなかったらしい。
月曜には選手一同と長い話し合いが行われ、最終的に選手たちは彼の辞任を望まなかった。

ビアリッツとブルゴワンの試合はたしかブルゴワンホームで土曜の予定だったと思うのだけれど、どうやら雪のため翌日ホーム・アウェイを入れ替えて開催されたらしい。
これだもの

Neige

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【芸術】 連想リレー(3) 乳と蜜の流れる時間

Wolfgangpnゴーニックからリヒター、リヒターからフェルメール…
前回は1年以上前だった。間あきすぎだろっていう。


フェルメールの絵については、難しいことを言おうと思えばいくらでも言えるかもしれないけれど(そういう"余白"の多い絵だ)、ゲイジュツ方面にはさほど興味のないオットが、(いくらかの郷愁を込めて)あーいいね、あの台所の女の人の…と返してくるような、一種普遍的な時間が流れているところがいいと思う。

そう、台所の女の人の。
『牛乳を注ぐ女』は、パン籠やミルクといったディティールにいくぶんのキリスト教的な暗示を読み取ることも可能かもしれないけれど、日常の無意識に繰り返される行為が、ふと儀式のような象徴性をたたえる瞬間とも言えるかもしれない。

                        Laceg_2

花粉や蜜ろうを使った作品や、純白の大理石板の上に牛乳を満たしたインスタレーションでよく知られる、ヴォルフガング・ライプというドイツのアーティストがいる。

作品はごくミニマル、しかし床に四角形に蒔かれた花粉の輪郭はあいまいに広がり、光は粒子の上で柔らかく散乱する。
ミルクは時間と共に変質し、もし指先でなぞってみれば、その滑らかな石の表面と見えたものはたちまちさざ波立って形を変えるだろう。繊細で複雑な単純なのだ。

同時にそこには、南ドイツの草原で花々をはたきながら花粉を集める芸術家自身のイメージ、あるいは展覧会期中、大理石に毎日新鮮なミルクを注ぎ、少しずつ指先で伸ばしながら、硬質な表面を豊かな生命の白で満たしていく…神に供物を捧げる儀式のような行為のイメージが内在している。


私は特定の宗教を持ってはいないし、あまり宗教的な人間でもないけれど、それでも私は何かを捧げるという行為、美しく厳かな祈りのイメージが好きだ。

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【ラグビー】 普及推進委員会ときめき報告

Viktor当ブログをうっかり検索で引っかけてしまったウカツな方のために説明するなら、普及推進委員会とは、正式名称ムチムチ系普及推進委員会、ひらったく言えば1列ファンクラブです。(なのでエントリタイトルに「委員会」が入ってるときは覚悟して読んでください)

現在ルンド兄への愛により、軸が2列にぶれつつあるのは本当ですが、そういえば1列と2列の愛の架け橋、グルジア代表の豊満LO(実質タッパのあるプロップと思っていい)ディデブリゼさんはどうしているだろう、と懐かしく思い出したのでした。
思い起こせばフランスワールドカップでは、グルジア代表のにくにくしたスクラムから湯気が立ち上る様に魅了されたものです。

ディデブリゼさんはまだ、パリ郊外のマッシー・エソンヌにいました。FWコーチなどを務めているようです。現スタッド・フランセBKコーチのフォジュロンと組んでいたこともあったのね…。マッシーは定評のある育成クラブ。あたしのディデブリゼさんが、次代のフランス代表FWを育て上げるかもしれない。

マッシーの公式サイトでは、選手スタッフのプロフィールにちょっとした自己紹介が添えられていましたが、ディデブリゼさんはこういうのはめんどくさいタイプらしい。ツッコミどころは多々あるけど、「好きな映画; レオン」がなかなか味わい深い。

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2010.12.06

【日記】 年末自分用メモ

年の瀬らしくなってまいりました。イチョウの葉は先日の暴風雨でほとんど落ちた。なぜそんなにも急ぐのだろう、あんな日の徐行中の電車に飛び込む人もいるのだ…

とりあえず年賀状は3パターン作った。お歳暮手配がもう一件。忘れるな!

                        Laceg_2

関係ないけど兄かわいいなー。今年のサンタは兄がいい。

Lbrothers

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2010.12.04

【ラグビー、スポーツ】 ミスはスポーツマンがお好き

Les miss aiment les sportifs
http://www.lequipemag.fr/EquipeMag/Reportages/PORTFOLIO_les-miss-aiment-les-sportifs.html


本日の2011年ミス・フランス発表にちなんで、タイトル通りの特集です。
スポーツ選手との恋の噂も多い歴代ミス・フランス。ラグビー、サッカー、水泳(おっカミーユ・ラクールすか)、スケート、陸上…。もうお別れしたカップルも多いみたいですが。

06年ミスのアレクサンドラ・ローゼンフェルドさんは、先日パリセとの間に女の子をもうけたばかり。
で、2010年のミス、マリカちゃんにも個人的にヒソカにちょっと"期待"しているんですが、彼女はサッカー選手がお好みっぽい。もっともセダンのGKブノワ・コスティル選手とはコレージュからの同級生で、彼女がミス・フランスに選ばれる前にお別れしたらしい。


パリセとアレクサンドラさん。娘さんのお名前はAvaちゃんだそうっす

06missfrance


マリカちゃん。ツール・ド・フランスの時ですねー

10missfrance

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【ラグビー】 スタッド・フランセとオールブラックスのお話

今週の初めにミディ・オランピックが報じたニュースは、トゥールーズサポにはいささかショッキングだったかもしれない。契約の満了を迎えるケラハーが、今季の終わりにトゥールーズを去り、あまつさえスタッド・フランセに行くかもしれないという。

レキップなども伝えているけれど、トゥールーズ幹部との関係が悪化しているらしくて、今季が彼のトゥールーズでの最後のシーズンになりそうだと。
キャリアの最後にちょっと日本で稼いで…なんて噂もあるとしても、ケラハー自身はフランスに残りたがっているのではないかと見られていて、そこでまあ、首都のクラブに向かうんじゃないかというような話です。


さてそのパリでは、水曜のアディダスのプロモーションの際に、マックス・グアジニはリッチー・マコウからこの話を振られたらしい。マックスは驚いて、きっぱりと否定した。

ベテラン外国人スター選手のスタッド・フランセ行きの噂は、まあ、「またか」という類の話題です。その都度マックスは「それはクラブの方針ではない」ということで否定してまして、実際噂が実現したことはここまでは一度もない。
代理人が交渉の条件つり上げのために噂を流すこともよくあって、こういう話はよく分からないよね。

                        Laceg_2

そしてパリの夜を知り尽くしたイングランド人とオールブラックスの皆さんです。あんたがた週末ダービーよ。

http://plixi.com/p/60450034
http://plixi.com/p/60453183

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2010.12.03

【ラグビー】 オスカーの夜

Oscar2010b←金、銀、ブロンズのお三方
ミディ・オランピックのオスカー授賞式も58回目(らしい)。今週月曜、パリのPavillon Gabrielで200人以上が出席して行われたセレモニーの様子をちょっと。

まず、世界最優秀選手に選ばれたダン・カーターでしたが、アディダス販促のため欠席。喜びのコメントを録画したビデオと、お詫びのサイン入りジャージが寄せられた。
欧州最優秀選手はジョジオン。それからTop14最優秀外国人選手賞に輝いたウィルキンソンには、元フランス代表のフランク・メスネルがトロフィーを手渡しましたが、ウィルキンソンの大ファンだというメスネルがむしろ感激していた模様。

                        Laceg_2

さてコーチ賞の方では、読者の投票では欧州王者トゥールーズのノヴェスコーチと、フランス王者クレルモンのコッターコーチのどちらか1人を選ぶことができなかったため、2人そろって受賞ということになりました。
ノヴェっさんは映画"Le Fils à Jo"の主演俳優ジェラール・ランヴァンからオスカーを贈られた。

一方コッターにトロフィーを渡したのは、昨季準決勝でクレルモンに敗れたトゥーロンのサンタンドレコーチだったという。どういう演出なんだろう。
もっともサンタンドレコーチは、クレルモンは勝利にふさわしかったと、その栄誉をたたえました。

そして、週末はマルセル=ミシュランでクレルモンと激突する予定のノヴェっさんもまた、コッターを持ち上げる。
「私は彼(コッター)に言いたい。彼はいいやつ、なごやかな時を共に分かち合う真の男だと。我々の友情が今まさに生まれようとしている」
ノヴェっさんが"キツネ"と呼ばれるゆえんである。
このエントリもあわせてお読みになられるとなおいっそう趣が深いかと思われまス)

                        Laceg_2

それからセレモニーはTop14の年間最優秀選手の表彰へ。ブロンズのアリノルドキは、この機会を"心のクラブ"ビアリッツへの愛を伝えるために役立てた。
銀のセルヴァのプレゼンターは元サッカー代表GKファビアン・バルテズ。そして、栄えある金のオスカーは、オランジュのデルフィーヌ・エルノットの手からパラに。

                        Laceg_2

この夜特筆すべきは、ラグビーのレジェンドへのオマージュ。会場には、世界の偉大な10番たちが招かれました。
フランスのピエール・アルバラデジョ、フランク・メスネル、ジャン・ガシャサン、ジャン=ピエール・ロムーとジャン=パトリック・レスカルブラ。アルゼンチンのウーゴ·ポルタ。ウェールズのニール・ジェンキンスとフィル・ベネット。南アフリカのナース・ボタ。スコットランドのジョン・ラザフォード。そしてイタロ=アルゼンチンのディエゴ・ドミンゲス。

かつての名選手たちは、ミシャラク、トラン=デュック、スクレラの現役SOたちから賞を受けとった。

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(photo: La Depeche, rugbyrama)

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2010.12.02

【ラグビー】 今週のいろいろ

ギタウ、ミッチェル、アシュリー=クーパー、Jオコナー、ゴルゴゼ、ボタ、パリソン、シェリダン、SBW…
例年のごとくトゥーロンの移籍市場の噂を挙げていけばきりがないけれど、仮に噂にすべて信憑性があるとすれば、来季はまた余裕で1チーム組める補強になると思われる。

ブジェラルは「代表選手と強力な選手しかいらない」、と言い放ってるらしいけど、ヨーロッパカップのマンスター戦の敗戦をかなり根に持ってるみたいだ。
しかしブジェラルはなぜマンスターに負けたのかを考えてみたのだろうか。マンスターはプロビンスの代表で、その多くは愛蘭代表、ずっと一緒にプレーしている。そこにはアイデンティティとスピリットがある…

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トゥールーズの熱視線を浴びていると言われていたパラですが、このほど2014年までクレルモンとの契約を延長することに決めたらしい。
「クレルモンで経験すべきことはまだたくさんある」

                        Laceg_2

昨季契約を延長したアリノルドキは、ビアリッツでキャリアを終えたいと言っている。
「あそこは僕の心のクラブだ」

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昨季、一時的にスタッド・フランセでカウンセラーをしていたベルナール・ラポルトは、バイヨンヌの"アドミニストレーター"に就任することがほぼ決定。主なお仕事はクラブのインフラの推進。そしてその経験から、会長への助言などもこなすと思われる。

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Oscar2010恒例、ミディ・オランピックの年間ベスト。2010年の金のオスカー(最優秀フランス人選手)はパラ君です。
銀のオスカーがセルヴァ、ブロンズのオスカーがアリノルドキ。
最優秀コーチングスタッフはトゥールーズとクレルモン。世界最優秀選手にダン・カーター、Top14最優秀外国人選手にウィルキンソン。

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先週木曜にUSAP×ラシンのカンプノウ開催の発表がある、という一部メディア(そのMidolだけど)の報道はやはり飛ばしで、その翌日、牛頭会長は公式サイトで、バルセロナでの試合については(その時点で)2週間のうちには発表すると伝えた。
LNR、FFR、カナルプリュスが現地調査をしている段階だったらしい。

ところでアディダス販促のお仕事でパリに滞在しているオールブラックスのダン・カーターは、ワールドカップ後にフランスやペルピニャンに戻ってくるかについては確信がない、とコメントした。

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そのオールブラックスのカーター、ムリアイナ、Cスミス、マコウ、ホワイトロックの皆さんは水曜、パリ郊外のサン=クルー公園で、コレージュの少年たちのラグビートーナメントに参加した。

スタッド・フランセからはザルゼウスキ、バスタロー、ハスケル。「とりわけ子供たちには忘れられないひとときだね」、と師匠。
トーナメントの上位2チームは、選手たちと試合もできた。ハスケル・スミス・ホワイトロックチームとカーター・ムリアイナ・マコウチームに分かれ、試合は3-0でハスケル・スミス・ホワイトロック組の勝ち。

そういえばNZでのテストマッチ事件の後、バスタローはトゥーロン戦でマイヨールのトゥーロンサポからひどいブーイングを受けたんだけれど、アフターマッチ・ファンクションのときトゥーロンの選手たちはバスタローを温かい拍手で迎えた、ということがあった。ラグビーってそういうスポーツじゃないかと思うよね。

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(photo: http://www.stade.fr/)

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【ラグビー】 ピンクとブラック

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http://www.stade.fr/

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2010.12.01

【フランス闘牛、南米闘牛】 キト、11月29日

Quito20101129↓29日、キトの闘牛の動画(主にセバスティアンの1頭目)
http://www.mundotoro.tv/#videoId=29835999

↓フランスの哲学者フランシス・ウォルフのスピーチから始まる、こちらはそれぞれの表情が中心。セバスティアンのコヒーダや、カジェタノのエクアドルでのアルテルナティブ承認の場面など。画質よし、男前な動画っス。
http://www.burladero.com/festejos/corridasdetoros/015225/quito/noviembre


エクアドルの首都のテンポラーダ開幕を飾るコリーダは、ちょっと残念な内容。ビスタエルモサの牛は総じて弱く、唯一セバスティアンが2頭目の耳を1枚切った。
ムレタにだまされない危ない牛。したたかコヒーダされるけれど無事だったらしい。

カジェタノと地元エクアドルのアルバロ・ サンペルは耳なし。サンペルはエル・ファンディに代わったようだけれど、ファンディは前日にリマで角にひっかけられて怪我をしていたから、そのためかと思う。

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Quito2010ところでフランス3のSignes du Toroのスタッフは今メキシコとエクアドルに行っていて、セバスティアンの取材をしています。
サイトでは"Lettres d’Amérique"という取材記が連載されていて、おもしろい映像がたくさんあります。クーロ・モリーナの代役を務めているバンデリジェロ、ハビエル・アンベルがノリがいいんだ。バダホスの人らしいけれど。

これはキトの2頭目の闘牛の映像。(Silverlightが入ってないと見られないです)


↑本文には、Signes du Toroのジョエル・ジャコビ氏が、その日の闘牛の後でセバスティアンやクアドリージャと食事をしたときの様子が記されています。
ちょうどその時、ホテルの豪華レストランのスクリーンではバルセロナとレアル・マドリーのエル・クラシコが中継されていて(5-0)、一同の大部分はそれに釘付け。
剣係のペドロはセビージャファンだけれどカタランが大嫌いで、試合の内容にはがっかり。一方アポデラードのルイス・マヌエル・ロサノはむしろ喜んでいる。彼はアトレチコのファンで、レアル・マドリーの落胆がうれしくてしょうがない。スペインのビストロならどこでも繰り広げられていそうな光景。

ジャコビ氏は、さっき牛の角にひっかけられたばかりのセバスティアンに尋ねた。「痛む?セバスティアン?」「うん背中がね」セバスティアンは穏やかで無邪気な笑顔を浮かべる。
「コヒーダされたときに痛めたの?それとも倒れたとき?」「さっぱり分からないな。どうして分かってないといけないの?」そういって、セバスティアンはさらに笑顔になる。

ジャコビ氏には分からない。どうして一日中彼にあれこれ気を配っているこの人たちが、誰もかれも無関心そうに見えるのか。そしてセバスティアンの笑顔が意味するものも。

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