« 【フランス闘牛、南米闘牛】 チャオ、セバスティアン | Main | 【日記】 クマ嵐 »

2010.12.12

【ラグビー】 ニュースのその後、いろいろ

欧州カップはイタリアでコケるビアリッツの悪い癖が出ているようだけどそれはさておき、


金曜にFFRの役員会に出席したリエヴルモン。
ワラビーズ戦の後には辞任を求める声さえ上がり、補佐としてたとえばプルースやイバネスが呼ばれるんじゃないかという噂もあったようだけれど、やはり大した変化はありませんでした。というかそのままです。

                        Laceg_2

さて、就任当時は"プレー"志向だったリエヴルモンのフランス代表が、今や攻撃面でほとんどパッとしない件について訊かれたベルナール・ラポルト。リアリスト。

「口で言うのとやるのでは違う…グラウンドで実践しなければならない。私は"プレー"をしたくないという監督にお目にかかったことはないが、グラウンドの現実というものがある。それは政治のようなものだ」

                        Laceg_2

そのラポルトは先日バイヨンヌに12,000ユーロ支払って、正式にクラブの株主になりましたそうです。もう政治のほうはあきらめたのだろうか。

                        Laceg_2

Jackyラシンとトゥールーズ両会長の会見は、大方の予想通り、3月26日の対戦をスタッド・ドゥ・フランスで行うというものでした。

同時にこの一戦に際し、ラシンはトゥールーズと共同で、クーベルタン杯というのを新たに創設したという。
1892年、初のラグビークラブ対抗戦(のちのTop14である)の決勝でスタッド・フランセを破り優勝したときに笛を吹いたのが、ラグビーのレフェリーもなされた五輪の父クーベルタン男爵だった、ということにちなんでるみたいです。

この杯の主要な使命は「伝統的ラグビー復活」とのことでして、SDF方面のパイオニアであるスタッド・フランセのような試合前のスペクタクルはまあ、期待(どんな)できそうにないです。
ラシン会長のジャッキーは、マックス・グアジニのマネなんかしませんよ我々が目指すのは伝統的ラグビーなんですから的なことをゆってます。

何、ラグビー界のアブラモビッチが伝統を説くとな…?
まあそれは少なからずマックスへの当てこすりかと思われます。実はジャッキーはスタッド・フランセとのダービーをSDFでやろうとして、スタッド・フランセに協力を求めたらしいのだけど、マックスはこのちょっと虫のいい求めに力を貸したがらなかった、という経緯があるらしい。

余談になりますが、10月にスタッド・フランセがSDFでトゥーロン戦を開催したとき、イル=ド=フランスのラグビースクール42校の子供たちを招待した。全スクールがこの呼びかけにこたえた中、ラシンのスクールだけが辞退したという。

                        Laceg_2

そんな仲よしのマックス&ジャッキーですが、姓からも分かるように2人ともイタリア系、ついでにたたき上げ。

J:「よくイタリアに行く。ヴェローナ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ。私はテサン(スイス南部、ティチーノ)の小さな村の出身だ。祖父は1910年にイタリアを去った」

M:「私は100%トスカーナ人だ。3年前からイタリアのパスポートを持っている。ただ自分のルーツを祝うためにね。私はイタリア語はペラペラだが君は?」

J:「いや、片言だ」

etc.

                        Laceg_2

もうちょっと南に下ると、こんな話。ブルゴワンはTop14後半戦がスタートする14節(29日)のスタッド・フランセ戦を、予定されたグルノーブルのスタッド・デザルプではなく、いつものピエール=ラジョンで開催することに決めたらしい。

これは、現在リーグ最下位、12位と9ポイント差という厳しい状況下にあるブルゴワンの選手とコーチが、残留のため彼ら自身のスタジアムで全力で戦いたい、とクラブ側に申し出たため。
実際、5日に開催されたブルゴワン×ビアリッツは、雪のためビアリッツのホーム・アギレラに急遽変更され、ブルゴワンは37-20で敗れています。

しかしながら、財政状態もまた非常に苦しいブルゴワンには、より多くのチケットを売る必要があることは選手も納得しているという。今後何試合かの移転が予定され、クラブは20節ラシン戦のスタッド・デザルプ開催は維持することにした。

ブルゴワンの赤字は当初伝えられた額よりはるかに大きいという報道もございます。
10月に就任したばかりのTourtoulou会長は、この金曜に辞任した。彼の再興プランに対し、特に自治体の支援が足りないと感じたらしい。

                        Laceg_2

USAPのカンプノウ試合開催については、どうやら視察を終えたLNRが許可を出したっぽい。
しかし興行には損益分岐点というものがあって…

                        Laceg_2

昨季のスタッド・フランセ戦以来、20節のトゥールーズ戦で2度目のアノエタ開催を実現するバイヨンヌは、この試合でアノエタの主レアル・ソシエダに敬意を表し、ソシエダカラーの青白のマイヨを着用する予定だそうだ。

|

« 【フランス闘牛、南米闘牛】 チャオ、セバスティアン | Main | 【日記】 クマ嵐 »

Comments

だからクーベルタンはスタッド・フランセでしょう?(笑)
レーシング・クラブ・ドゥ・フランスには伝統と歴史があるのだから、できればそこからネタを探していただきたかった。

地元密着なのかと思えばすぐにパリ売りをしたり、なにかとはっきりしなくてもどかしいのです、このチーム。
スタッド・フランセのむこうを張るなら、もっとしっかり戦っていただかないと!

Posted by: machvili | 2010.12.12 at 18:37

クーベルタンはスタッド・フランセにゆかりがあるのですか?そういや近くに名前のついたスタジアムがありますね。
しかしトゥールーズ戦であのカップの主旨というのは、いかんせん無理矢理です。スタッド・フランセ戦用の企画だったのでしょうねぇ。
もしや、既にJPリーヴあたりにカップの発注しちゃってて変更できなかったりとか。

ラシンは歴史ある名門と思いますが、ジャッキーの言う「伝統」は…今のところなんだか皮相な感じがします。単にマイヨの色とか、そういう。

今やショウビズ・ラグビーの先頭ですもんね。
商売で大成功した人は、とかく次に伝統や歴史(古城や名画や爵位や)を欲しがるものだけれど。そういう印象だなあ…私には。
いずれにしてもビジネス方面の手腕はさすが。

Posted by: つき | 2010.12.13 at 10:40

いえいえ、トゥールーズじゃなくてスタッド・フランセでしょう、という意味で。

それにしても、クーベルタン男爵はラグビーに古代オリンピック好きとは、Dieux du stade まっしぐらなんですねぇ。

Posted by: machvili | 2010.12.14 at 09:17

あ、スミマセン勘違い…

しかしクーベルタン男爵がラグビーのレフェリーまでやってらしたとは知らなかったです。とても乱闘なんかできませんなぁ。

>Dieux du stade まっしぐらなんですねぇ

まさに…。SFカレンダーの古代ギリシア志向は、このへんのフランスのスポーツ観にも由来するのかな、と思ってしまいます。

Posted by: つき | 2010.12.14 at 17:24

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91018/50279251

Listed below are links to weblogs that reference 【ラグビー】 ニュースのその後、いろいろ:

« 【フランス闘牛、南米闘牛】 チャオ、セバスティアン | Main | 【日記】 クマ嵐 »