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2010.11.13

【ラグビー】 メダールの2度目の逆境

代表戦恒例の誤訳上等取って出しでございます。試合まで時間いっぱい、更新できればします。


Relax Mad Maxことマキシム・メダール。ラグビー選手としてはちょっと癖のあるほうだと思うけれど、私はけっこー好きです。全員がこれだったら困るけれども。
印象としては、アーティスト気質でつまりむらっ気。感性が独特で、思ったことをどんどん口に出す。でもまあ、私は彼の「僕にとってラグビーは自由の問題だ」、という言葉が気に入ってます。

ただ、しゃべりすぎることについては、一応ちょっと反省もしているらしい。1年前、彼はトゥールーズで行われたフランス×南アフリカのとき、ベンチに座らされたことに不満を表わしたことがある。
「あのときは、そのことでイライラしてた。家族やトゥールーズのサポーターの前で、すごくプレーしたかったんだ。あ、でもね、僕はリエヴルモンのチョイスはいつでも尊重してたよ。ギ・ノヴェスのチョイスと同じように。だけど僕はしゃべりすぎたし、黙っていなければいけないときもあった」


そのときのテストマッチ以降、彼は1年間代表に呼ばれず、シックスネイションズのグランドスラムを自宅のTVで見ることになったわけなのだけれど…キャリアで2度目の不遇時代(1度目は3年前)を経て、今季絶好調、そして代表復帰。
昨季の不振の間は、調子が上がらない→意欲がわかないという悪いスパイラルにはまりこんでいたらしい。チームの勝利に貢献するどころか、敗因にさえなったことが彼を混乱させたという。
「あんまりトレーニングしたくないときもあった。それだけ」

生活が乱れているんじゃないか、思い上がっているんじゃないか、いろんな批判があったようだけれど、彼自身は断固否定している。とりわけ「太ったんじゃないか」という見方には。
「でも僕はこれでちょうどいいんだ。4キロ落としたら体を壊しちまうよ…。自分がブレイクしたシーズンには89~90キロだったし、90~92キロをキープするようにしている。みんながそのことに執着しているけど、決していいかげんにやってたわけじゃないし、100キロいったことなんか一度もないよ」
(でも実は私も昨季、なんだかシルエットがもっさりしてきたなーと思ってた…)

以下は、身にしみてるんだかどうなんだかイマイチ分からない、彼らしいインタビューです。
ノヴェっさんは、また再発しなけりゃいいんだがね、みたいなことを言ってるけど、私も昨シーズンが彼の最後の不遇時代になるのかどうかは確信がない(;´д`)
だけど創造的な面を持つ選手は、おおむねあんなものだと思ってる…たぶん。そんなに心配しないし、現在の彼とラグビーの甘い生活が長続きすることを祈る。

                        Laceg_2

「昨季、僕はクラブであまりプレーできなかったし、僕よりいい選手がいた。すごく残念だったし、自分のやっていることが前ほど楽しくなかった。僕のパフォーマンスはもう前と同じじゃなかった。

誰しもキャリアの間には、期待はずれのときもある。でも、乗り切ることができないとね。初めはちょっと難しかったけど、僕はだんだんトレーニングや自分に試練を課すことに意欲を取り戻した。
努力を忘れていたわけじゃない。でも、僕は何より楽しむこと、自分をちょっと自由電子みたいに感じることを忘れていた。気に入らないことでもやるように言われていたんだけど、僕はちょっと頑固だからさ…

僕はまだ若い。もうすぐ24歳になる若造でしかない。あれは何より、自分にはまた少し経験になったよ。
プロとして6年目、難しい2シーズンもあった。そのおかげで僕はよく見、よく聞くことができたし、ちょっとラグビーから抜け出して、他の世界を見ることもできた。それが僕に、チームメイトとプレーしトレーニングに行く楽しみを取り戻すのを可能にしたんだ。
今は、自分は自由だという気がしている。

もちろんこのテストマッチには意欲満々だよ。でも、とにかく楽しみたい。クラブのようにやりたい。それ以上でも以下でもない。
僕には野心がある。でも、それは言わない方がいい。フランスでは、それは言っちゃいけない…」

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Comments

今のところ、代表のフルバックはメダールに頼るほかない状況なのですが(他がほら、頼りないから…)、この間までの不調はちょっといただけなかったですね。
心臓が強そうなタイプに見えたけれど、やっぱりいわゆる「トゥールーザン」だったのかなぁと。なにもかも、自信の問題だとは思いますが。

フランス代表の舌禍主義というか、いいコちゃんしか使いたがらない態度は、長い目で見て選手をつぶしているように思えてなりません。
正当な不満があっても、口に出して表明することができないのであれば、結局のところ、本当の意味でいいスポーツマンにはなれないのではないかと。

Posted by: | 2010.11.15 at 09:31

>他がほら、頼りないから

ポさまのレセプシオンと師匠のラインアウトは、代表で最も予測不能の部分ですもんね…
ポリカルが結構本職で計算できる感じだったのが収穫でしょうか。

メダールはやっぱりノらないとダメな…典型的トゥールーザンっぽいすねえ…
思えばノヴェっさんも苦労だけれど、トゥールーズのスタイルだと、自由人が増えるのも仕方ないような気もしますが。

>いいコちゃんしか使いたがらない態度

リエヴルモンは特に、学校の先生みたいなところがありますよね。
地味なくらいに真面目な選手が好きで(自己投影かな)、最初にブルゴワン時代のナレを主将に指名したのもそういうことかもしれませんが、結局ナレはスター軍団をまとめられなかった。

メダールの場合は不満を不用意に表に出しちゃったのがマズかったのかも。内部で健全な議論が行われていればいいのですけどね。
ただ、それならちょっと素行がアレな若手の批判を、スタッフがジャーナリストの前でするのは是か非かというのはありますね。奮起してくれればいいのだけど…

Posted by: つき | 2010.11.15 at 22:22

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