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2010.10.31

【フランス闘牛】 トレロはアメリカへ

欧州のテンポラーダを切って1ヶ月、セバスティアンのアメリカ大陸のキャンペーンはメキシコのグアダラハラから。来月はフリキージャでマシアスとのマノ・ア・マノもある。アメリカのテンポラーダが始まる…


9月、ロンダのゴジェスカで。袖の刺繍の線が後ろの柵と一致していて、全体がコラージュのように見える不思議な写真。
天に牛を捧げる。誰に?

Brindis

(photo: sebastiancastella.net/)

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2010.10.29

【ラグビー】 テストマッチ招集あの人この人

Schuster_mas初招集1人め。USAPのプロップ、シュステール(25歳)。マスたんのいとこなんだそうですね。左も右もできるのが強み。

招集については、「びっくりだよ。ポリカルから聞いたんだ。彼は家でテレビで発表を見ていて、僕の名前を見てメールを送ってきたんだよ」
書き忘れてましたが、メルモズは怪我。

                        Laceg_2

Yhugetab初招集2人め。バイヨンヌのユジェ(23歳)は、今季前半の新星の1人。開幕戦のトゥーロン戦でダブル、あのマイヨールでの勝利に貢献して一躍注目を集めました。トゥールーズの育成出身で、今季アジャンから、ファルが離脱したバイヨンヌに加入。

写真はどれも熊男のようですが、実物はそうでもないように思う。つまり、Têtu誌の"最もセクシーな選手"ベスト10に選ばれそうな…リサンドロ・ロペスとかと同カテゴリーで。

                        Laceg_2

Ariassfなぜかあんまり話題にならないけど、アリアスは安定してトライを挙げ、あるいはポイントにからんでいる。スタッド・フランセのフォジュロンBKコーチによれば、努力家でとっても真面目な選手なんだそうだ。招集は当然だよ、とフォジュロン。
しかし、だいすけ君(犬)の相方の松本君に似ている。

アリアスで感心するのは、Jスポで中継があったハイネケンカップのとき、タッチの外でパンツを下げてほぼ3分の2ケツくらいの状態で治療を受けてるのが大写しにされたことがあったけれど、お尻まで肌のお手入れが行き届いててピカピカだったことですね。
年に一度のカレンダー、そしてもし試合中にお尻がボンジュールするようなことがあっても、ラグビーファンにパーフェクトを提供しようというプロ意識。さすがすぎる。

そのとき実況谷口氏(たしか)が、「ぶはっ…このようなセクシーショットを挟みながらですねえ!」、とその場を切り抜けてらっしゃいましたが、いろんな不測の事態に対応してプロだなあ、と思いました。
ちなみに以前ブンデスリーガの中継で、尻どころではない放送事故(厳密には事故ではない。別角度でリプレイまでされたので)があったとき、実況倉敷氏の完全沈黙がただ気まずく重かった記憶がある。なんか言ってほしい。

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代表に復帰したメダール。1年も呼ばれてなかったからすっごいうれしい、ほんとにうれしい、もう幸せ、そんなコメントです。
開幕以来全試合に出場して、トゥールーズのスタッフとチームメイトから信頼されていると感じている。僕はただ、代表スタッフを納得させるようないいパフォーマンスがしたいよ、次も呼んでもらえるように…ちょっと成長しましたかな。
太郎にしても、リエヴルモンがああいう言い方をするときは期待しているということだから、頑張ってほしいね。

さてメダールは呼ばれたけど、トゥールーザンはクレールとポワトルノーだけでなく、ピカモール、スクレラ、フリッツ、エマンスといったところもリストを外れている。
これまで常に代表に最も選手を供給しているクラブであったトゥールーズですが、今回の5人はこの5年で最も少ない数字。クラブとリーグの最多トライが、(メダールと並んで)HOのセルヴァだということが、いろんなことを象徴している気がする。
代表戦のたびにブーたれていても、こうなればなったで、またフクザツなノヴェっさんなのである。

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というか、同じくリーグ最多トライ(5)のマルジューが不選出であることに、メディアはもう少し触れてあげてほしい。

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【ラグビー】 ラグビーとBD

7万人を集めた今季最初のお祭りの勝利にあわせ、スタッド・フランセ公式サイト(http://www.stade.fr/)では、スタッド・ドゥ・フランスの試合のポスターを紹介してキャンペーンの成功を喜んでいます。
師匠のトゥーロン戦のポスターがすでに話題になりましたが、今後は来年1月8日に対トゥールーズ(デュピュイかこれは…)、4月16日に対クレルモン。

Sfaffiche

今季の一連のキャンペーンは、バンドデシネにインスパイアされたもの。(昨季は刺青マイヨや大首絵マイヨでジャポニスムでしょう)
別にバンドネシネ通の気を引くためじゃありませんよ、なんてわざわざことわるのはモチロン、ちょっと前にトゥーロン会長ムラド・ブジェラル(本業バンドデシネ出版社長)に「子供の描いた絵みたい、要するに素人」なんて小憎い口を叩かれたからかと思われる。


トゥーロン戦の試合後、"あなたの選手たちはこの勝利であなたに素晴らしい贈り物をしましたね"、と尋ねられたマックスはこうコメントしたらしい。

「私のことはそう大したことではない。重要なのは観客とクラブだ。それに、私は大勢の元選手がいたのに気づいている。エルナンデスさえそこにいた(ニック・マレット、ジュイエ、ドミニシも)。トゥーロンに勝って嬉しいよ。偉大な選手と4人の元スタッド・フランセのいる素晴らしいチームだ。彼らに我々のポスターをくさす、よろしからぬ趣味があったとしても。はっきり申し上げよう、あの作者はアングレーム国際漫画祭の受賞者だとね!」


同フェスティバルのオルタナティブ・バンドデシネ賞を取ったこともある、ComQuestという広告製作会社(かな)の若いクリエイターの企画らしいス。
フランスと、あとベルギーは漫画好きよね。切手も漫画切手がいっぱい出てます。

                        Laceg_2

パリのグラフィックは結構好きで、特に学生の頃、"バズーカ"のキキ・ピカソ、ルル・ピカソ、オリヴィア・クラベル…特にルルが大好きでした。かなーり過激な作風のグラフィックアート集団だった。
キキはアインシュタインの著名人切手の原画を描いてるし、ルルはアニエス・ベーとの仕事が知られてるかもしれない。スタッド・フランセがルルのモノトーンのイラストレーションを全面プリントしたマイヨを出したら絶対買うけど、そういったものは作らないだろうなーあそこは。

ルルの作品
http://picasaweb.google.com/Bazookaproduction/LoulouPicasso#

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2010.10.28

【ラグビー】 秋のテストマッチの31人(と、普及推進委員会)

─オッパイはラグビー界における愛の標章なのだ─

とりあえずジャン・ジュネと澁澤龍彦の前で腹をかっさばいてから言いますと、
"すべての映画は恋愛映画"的文脈で言うならば、私にとってのフランスラグビーは楕円のボールとの恋愛であります。胸筋といったマッスル言語はひとまずおいて、大きな声で「オッパイ」と言ってみましょう。それはラグビーの愛と敬意。(マックスはよく分かってるよな)


ところでオッパイといえばザルゼウスキ師匠をサスペンションで欠くかもしれない秋のテストマッチですが、まずその話をしますと、
リエヴルモンは30選手の招集枠を1人増やし、31人目として師匠をリストに入れた。

「ディミトリはクリーンで良識ある選手だ。代表選手は非の打ち所のない行動をしなければならないとしてもね。私は規律委員会の前に、彼を厳しく罰したくない。ピエール・カムー(FFR会長)は30選手に1人を追加するために、ルヴォルLNR会長に要求をしなければならない」
(リエヴルモン談)

そのときカムーがルヴォルとついでに何を話し合うかですナ。師匠の聴取は当初より2日早まって来月8日。これは?

                        Laceg_2

さて本題。メディアがこれだけ事前の招集リスト予想を外すのも最近あまりなかった気がするけど、まあそれはメディア側の問題というよりは、ワールドカップまで1年を切って、"実験"はいまだ続いているということです。
最近ブランコ御大にさりげなくピエロ扱いされてしまったリエヴルモンですが、いつにもまして説明が回りくどいんだぜ。


水曜に発表されたリストの中で目につくところでは、USAPのプロップ、シュステールとバイヨンヌのウィング、ユジェの初招集。マスたんの同僚であるシュステールは、負傷のバルセラに代わってスクラムの左を担う。
それから招集自体は2回目(キャップなし)となるブリーヴのエステバネズ。またスタッド・フランセのウィング、アリアスがサプライズな再度招集です。(でも彼いろいろできるのよ)

代わってポワトルノーとクレールがリストから外れていますが、リエヴルモンによれば、ポワトルノーは悪い試合をしているわけではないが、アリアスの決定的なパフォーマンスを評価したと。ユジェについてもそれは同じ。
一方クレールに関しては、彼が今季開幕以来コンディションを取り戻すのに苦労しているため。しかしいずれにしても、ウィングとFBは今回スタッフが最も議論したセクターだと言います。

ポリバレントなエステバネズは、今回はセンターでの招集。同じポジションにはジョジオン、マルティ、そして…ルージュリーがいる。ルージュリーはセンターで呼ばれるのは初めて。
トゥールーザンでは、メダールが念願の復帰を果たしてしてます。


しかし最も注目されたのは、バスタローが31人を外れたことかもしれません。フィジカルコンディションなりディフェンスなり、ワールドカップを望むにはまだ日々の努力が足りないよ、というようなことでしょうか。
スタッフとバスタローは話し合って、ヌタマックは「マチューは我々が彼に期待することをよく分かっている」、という。代表が進歩させたいムーブメントのプレー、80分間走る上で、バスタローには努力すべきことがある。
今回のリスト落ちがどの程度の意味を持つのかはわかりませんが、代表スタッフがこの種の理由で選手を干すのは初めてではなかったりする。フリッツ、ピカモール、メダール…トゥールーザンだな…

                        Laceg_2

ハーフ団は、パラともう1人SHは、今季ビアリッツで君臨するヤシュヴィリが選ばれた。SOはトラン=デュックと、トライユ。トライユは長期離脱から復帰後わずか2週間での招集ですが、ヤシュヴィリとのコンビネーションは問題ない。
誰もが当確と思ったラシンのSOウィズネスキは、結局初招集の中に入りませんでした。スタッフもそうとう迷ったようだけど、やはり少しばかりブレイクが遅すぎた、ということらしい。
「非常に興味深いポテンシャルを秘めた選手だが、我々はSOのポジションにフランソワとダミアンを据えることにした。(呼んだとしても)彼にはきっとあまりプレー時間を与えられなかっただろう」、とリエヴルモン。クラブで頑張ってこの調子で進み続けるよう彼を励ましているらしい。


FWの方ではBKほどの動きはないですが、シャバルが№8に再コンバートされて、3列にパワーを注入いたします。
7人制代表の招集を諸事情によりブッチしたため、夏の南半球テストを干されたウドラオゴは、お許しが出て当然復帰。(パリソンも)


La sélection du XV de France

Avants (17) :
Domingo (Clermont), Servat (Toulouse), Szarzewski (Stade Français), Guirado (Perpignan), Schuster (Perpignan), Mas (Perpignan), Ducalcon (Castres), Nallet (Racing-Métro 92), Pierre (Clermont), Papé (Stade Français), Millo-Chluski (Toulouse), Dusautoir (Toulouse, cap.), Harinordoquy (Biarritz), Bonnaire (Clermont), Ouedraogo (Montpellier), Chabal (Racing-Métro), Lapandry (Clermont).

Arrières (14) :
Parra (Clermont), Yachvili (Biarritz), Trinh-Duc (Montpellier), Traille (Biarritz), Estebanez (Brive), Jauzion (Toulouse), Marty (Perpignan), Rougerie (Clermont), Andreu (Castres), Huget (Bayonne), Arias (Stade Français), Médard (Toulouse), Palisson (Brive), Porical (Perpignan)

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2010.10.26

【ラグビー】 さてお祭りのもようですが

Sdfsftou

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【ラグビー】 楕円のジダン、楕円のマテラッツィ

フランスラグビーとサッカーの関係は奇妙なものだと思う。ラグビーは「我々はサッカーではない」、と言いながら、絶えずサッカーの位置を確かめることで自らのアイデンティティを確認しているように見えます。

                        Laceg_2

所用でネット落ちしていて週末のTop14は1試合も見られませんでしたが、なんでもザルゼウスキ師匠がトゥーロン戦(22-15、パリジャンの勝ち)で相手選手に頭突きをくらわし、11月10日にLNRの規律委員会に召喚されたという…
この種のケースでは通常、30日から2年のサスペンションが科せられる。フィジー戦のわずか3日前で、リエヴルモンは秋のテストマッチに師匠を奪われる可能性が濃厚です。

平素の師匠はむしろ模範的ですが、若手時代はカッとなったら手のつけられない荒ぶる魂、東欧の火薬庫でございました。中堅と言われる年になって、最近はずいぶん落ち着いたよなあ(私の見てる範囲では)、と思ってた矢先のこのニュース。見出しを見たとき、これはもしやあのジュヌヴォワが試合に出たのでは…と直感したのでした。
おおビンゴ。

これがまあその事件の現場ですね。(YouTube)
スクラムの後、トゥーロンの控えフッカー、ジュヌヴォワが師匠に近づいていって何か言葉を交わし、それから師匠がジュヌヴォワに頭突きを入れ、ジュヌヴォワがグラウンドに倒れる。

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この2人には、2年前からの浅からぬ因縁がある。
08年5月、スタッド・フランセと当時ジュヌヴォワが在籍していたブルゴワンの対戦のとき、ラックから立ち上がろうとした師匠に、ジュヌヴォワが突っ込んできて頭突きを見舞った。
師匠は眼窩底を骨折してシーズン終了、ガルティエが「頑丈な首をしていなかったら一生障害を負ったかも」、というほどのすんごい頭突きでしたが、この件はその後両クラブ間で、やったやられたでずいぶんもめた。

その時のジュヌヴォワの処分は70日の出場停止。いずれにしても私の記憶では、師匠はその後ブルゴワン戦のたびに温存されたりして、ここまで両者は同じグラウンドに立ったことがなかったはず。

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もちろん暴力はいけません。それは前提。しかし今回の師匠の頭突きでは、ジュヌヴォワは怪我はしてない…というか普通に立ち上がってピンピンしとります。マーク・リーガンかキミは。"ボンジュール"みたいな軽い頭突きじゃないか、とラグビーファンは言っている。
私はもちろん頭突き方面の経験はないので分かりませんが、1列仲間ってハイタッチがわりにがんがん頭をぶつけ合ったりしてるので、あれは彼らの意思伝達の一手段なのかと思ってた…

報道はやはりというか、ジュヌヴォワのシミュレーションをほのめかしている。倒れるほどではない、ちょっと大げさだ、大根役者、サッカー選手のようetc…
ラグビーファンの中でも、トゥーロネを除けば、シミュレーションやラグビーのサッカー化を嘆く声がほとんどだったように思う。フランスラグビーでは、この種のサッカーのような演技は恥だとされて、非常に嫌われます。

RMCラジオのコンサルタントは、公然と師匠を擁護さえしました。
「ディミトリ・ザルゼウスキはJPジュヌヴォワに頭突きをしたとして召喚されたが、私はそれには賛成しない。ジュヌヴォワはザルゼウスキを挑発し、大げさに地面に倒れた。その頭突きはバイオレントではなかった。提案しよう。トゥーロンのフッカーも挑発とシミュレーションで召喚されるべきだ。ザルゼウスキはああいったリアクションをしてはいけなかった。しかし彼の相手は、ペナルティエリアでダイブするサッカー選手のように振る舞った。規律委員会が彼に寛大であってくれればと思う」


ガウゼールレフェリーは、そのとき背を向けていて現場を見ていなかった。もし見ていたら師匠に赤、ジュヌヴォワに黄紙を出していただろう、と彼は言う。でも双方に握手を命じた判断は、結果的にはうまくおさめていたのかもしれません。
私自身は、ジュヌヴォワは遠からずフランス代表に呼ばれるだろう期待の若手HOだと思ってた。でも今回これだけ騒ぎが大きくなったことで、若いジュヌヴォワには今後"フットボーラー"という評価がつきまとうことになるかもしれないし、それを振り払うには相応の努力が要るだろうと思う。
トゥーロンは師匠に抗議の意を表明、規律委員会に召喚するための手は尽くす、と言っていたらしいけど、ムッシュ・ブジェラル、なぜあなたのクラブが嫌われるのか分かる?

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余談になりますが、フォーラムで「じゃあグルチャガのシミュレーションはどうなんだ!」とお怒りのトゥーロネもいたけれど、あれはまた違う(かなり)文化圏のヒトなので、これと一緒に論議するには若干文脈が違う。まあグルチャガは、フランスでプレーするならもっとフランスの文化を学ぶ必要があるのはホント。

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2010.10.23

【ラグビー】 パリのクラブいろいろと、トゥールーズと、代表

Panther←トゥーロン戦@SDFでスタッド・フランセの皆さんが着用する新作ピンクパンサーです。毎度頭が下がるね。ヒョウ柄と聞いて想起した(オカンな)よりモードっぽい。師匠はすごい気に入ってるらしいス。

スタッド・フランセのマイヨ(に限らないが)は基本こういう調子っぱずれ、ちょっとキャンプに近い感覚だけど、この種の悪趣味はわりと好き。諧謔と倒錯ね。それはある意味、スポーツのマチズムに対するアンチテーゼにもなる。
まあスポーツにユーモアは必要だと思う。それは単に嘲笑ではなくて、笑って流そうという優しさですわね。マッチョの問題は著しくユーモアのセンスを欠くところだとは常々感じていることなんだけど、それは当然で、つまりユーモアはまず自分を嗤うことだから。
(マッチョというのはもちろん体型的なことを言ってるんじゃないです)


恒例の試合前のアトラクションは、アルゼンチン観光省の協力で、独立200周年を迎えたアルゼンチンに敬意を表する内容になるらしい。

それからこれも恒例となった、パリ地域圏のラグビースクールの子供たち1500人によるパレードがあります。
招待されたスクールを持つ41クラブの中で、パリの南の郊外にあるRCマッシー・エソンヌ(フェデラル1)は、その育成のポリシーでよく知られたクラブです。現代表ではバスタロー、ミロ=シュルスキ、ランボレイがここの出身。(だから、宿敵と言いつつ選手レベルでは、トゥールーズのトップチームには近郊含めてけっこうパリジャンがいる)

また、このイベントにあわせて、スタッド・フランセは今後ソシオ制を採用しますよ、という発表がされてます。


ところでPSGのGKはピンクのシマウマなんだぜ

Edel

俺は虎だぁ~。クペ(右)の話題はこの次。

Coupetpsg

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Michabar今号のレキップ・マガジンは、"あなたは円派?それとも楕円派?"といった特集で、表紙はミシャラクと、トゥールーズFCのユース育ちでスタッド・トゥールーザンの選手とも親しい元サッカー代表GKファビアン・バルテズです。
長期離脱のミシャラクは、もうチームのトレーニングに合流してる。

お二方の対談の他、パリからの特集もある。円代表PSGのGKグレゴリー・クペ(上の虎)と、楕円代表ラシンのキッカー・ウィズネスキが、午後のひとときそれぞれのボールを交換してチャレンジ…という趣向↓

http://www.lequipemag.fr/EquipeMag/Reportages/coupet-defie-wizniewski-20101020_170605.html
(メイキング動画もあるよ)

Coupetwiz実はウィズネスキは彼の大おじが1958年のサッカーワールドカップでプレーしたことがあるらしく、キックの才は血筋とみえる。
リエヴルモンは彼のプレーが気に入っているそうで、「4、5のサプライズがある」という秋のテストマッチのリストのうち、1枠はほぼ間違いなく彼でしょう。ゴールマウスではしゃいでると突き指すんよ!

一方クペはリーグアンきってのラグビー好きサッカー選手でありまして、07年W杯のときは応援Tシャツを作ったり、チャンピオンズリーグでマンチェスターに行ったとき、当時セール・シャークスのシャバルとジャージを交換したこともある。リヨンやアトレチコにいる頃より、ラグビーファンライフはさらにハッピーであろうかと思う。
というか、まあいいけど、キミ、そこはラシン・クラブのラグビー部。

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代表の話をすると、このところちょっとリエヴルモンの迷走気味の発言が続いてました。そして先日NZW杯の後も監督を続けるかについて微妙な発言をしたところ、セルジュ・ブランコ御大方面から「今からトップが泣き言を言っていてどうするのだ!我々はサッカーではないのだ!」的叱責がありまして、ちょっとニュースになった。

もちろんリエヴルモンは現役時代ビアリッツでプレーしたこともあるけれど、彼が代表監督に指名されたとき、FFRの独断に当時LNR会長だったブランコが不満をあらわにするなど、過去にはそんなこともあったご両人。

リエヴルモンは木曜にブランコに電話して説明したそうで、ブランコ自身も「この件は終った」、と言ってるのでまあイッカと。彼の代表愛の炸裂であろう。
でも御大は和解の前すでに、南半球批判まで含めてミディ・オランピックにいろいろぶっちゃけちゃったらしいので、なんかまたひと揉めありそうな気もする…

                        Laceg_2

レキップマガシンのその他の特集。
Top14重量級ベスト10。センサスの上がいたとは。
http://www.lequipemag.fr/EquipeMag/Reportages/PORTFOLIO_le-top-10-des-poids-lourds-du-top-14.html

メイド・イン・トゥールーズ。バルテズとミシャラクの写真特集。9年前、ういういしいですのぉ。
関係ない話なんだけど、サッカーのトゥールーズFCというクラブはどんなに不調でもPSG戦になると異様に復活するクラブで、それがかねがね不思議だったんですが、ラグビーを見るようになってその理由が分かりましたです。先週末トゥールーズホームで対戦がありまして、ええ、勝たさしていただきましたとも。
http://www.lequipemag.fr/EquipeMag/Avant_hier/PORTFOLIO_barthez-et-michalak-a-toulouse.html

Toulousain2001

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2010.10.21

【ラグビー】 まとめて落ち穂を拾うね

Bastabox【ピンク・パンサー】

週末のトゥーロン戦@SDFで、スタッド・フランセの新マイヨがお披露目されまッす。試合のバンドデシネなポスターで師匠が着ていた、ピンクのヒョウ柄。ナンバー入り限定、99ユーロでちょっとお高めのコレクター向け。


【ベルドスと英国ラグビー】

ベルビジェ舌禍事件のもう一方の当事者、クリストフ・ベルドスレフェリーに、今度はドーバーの向こうで新しいお友達ができましたよ、と言う話。ハイネケンカップのサラセンズ×レンスターでレンスター側のファウルを取らなかったとして、サラセンズのヴェンターコーチが怒ってるらしい。
欧州カップの開幕前に、レフェリングについての会合を開くよう求めていたというヴェンダーコーチは、今はリーグでそれぞれ個別のラグビーをやらなければならない、とお嘆きです。

「もし我々が何もしなかったら、観客はもう試合を見に来なくなるだろう」、と危惧してらっしゃるけど、大丈夫!そんなことならフランスの観客席はとっくに人っ子一人いなくなってるはずだから!


【学んだらしい】

あれでけっこう感動体質のトゥーロン会長ブジェラルが、ソーモンド・パークの雰囲気にまたカルチャーショックを受けて帰ってきた模様。

相手キッカーのプレイスキック時、スタジアムが大聖堂の静寂に包まれることで知られるマンスターのホーム。元レンスターであり、Oブラザーズ(オカラハンとオコンネル)の不倶戴天の敵でもあるコンテポーミのキックにもかかわらず、スタジアムは水を打ったようだったという。
観客の敬意は実に印象的だったというブジェラル。「マイヨールではこの例に習わなければならないだろう」
いやー…


【直訴でござる】

そのマンスター戦で、大事なウィルキンソンが何者かから顎に一撃を受けたという件で、トゥーロンはERCに「調査しろ」と訴えるつもりらしい。ERCの場合、むしろ無礼討ちが心配。


【Top14、D2飛行機二題】

数日前、リュグビラマにほぼ並べられるようにして掲載された2本の短信。

・選手の体力回復のため、トゥーロンはプライベート機をチャーターしてパリに遠征することにした。つまり日帰りできるということである。

・D2のタルブは、11月末のリヨン戦のため飛行機をチャーターしての遠征を企画し、サポーターに「選手と一緒に旅をしませんか」と提案している。ピレネーからアルプス方面への空の旅。120ユーロを払って参加したサポーターには、クラブから試合のチケットがプレゼントされます。


Saiyuupn【ピエールのジャングルブック】

フランス代表のクレルモン2列、ジュリアン・ピエールが西遊妖猿伝の沙悟浄(流沙河時)に見えてしかたがない…というのはおいといて、

最近のレキップ紙で、彼のワイルドな子供時代が明らかにされている。大西洋沿いのサーブル=ドロンヌで両親が動物園を管理しており、彼はここで2歳から13歳まで、40種200頭の動物と共に育った。園内のスナックの上の階が彼の部屋で、「朝はライオンや猿の吠え声で起こされたものさ」、とピエール。
昼間は隠れ場でインディ・ジョーンズごっこをしたり、観光客相手にガイドのふりをして小遣いをかせいだり…という子供時代を送ったそうだ。

昨季序盤の3ヶ月をマラリアで離脱したピエールですが、どこで何をしていたかは何となく想像がつこうというものである。


【代表とホテル】

失望と数々の論争のうちに、早々に幕を閉じたサッカーフランス代表のワールドカップ南アフリカ大会でしたが、宿泊ホテルが豪華すぎる(一泊589ユーロ5ツ星)ということで、スポーツ閣外相ラマ・ヤドらの批判を招いたことも記憶に新しい。
2011年ラグビーワールドカップのフランス代表の場合は、この種の論争は起こらないだろう…というのは、ジョー・マゾがNZ現地で見つけてきたホテルは、一泊220ユーロの4ツ星ホテルだったから。

このスペンサー・オン・バイロンホテルはオークランドの中心から10キロほど、何よりフランスのトレーニング場から5分のところにある。簡素だが効率的である、とマゾ。
選手スタッフ計46人の代表団は、ワールドカップ時26日間このホテルの3階に拠点を構える予定。


【交渉上手】

トゥーロンの施設を訪問しているところを目撃されたパリソンだけれども、契約が満了する来季については「まだ決めてない」。ブリーヴも延長を望んでいるし、あちこち見てから決めるのは当然でしょ的なことを言っているらしい。


【スペインラグビーざざっと】

どうやら残留争いが脳裏にチラつき始めているらしいそのブリーヴ(11位)は、この週末は当面の敵であろうラ・ロシェル(12位)とアウェイで対戦。
先週末はチャレンジカップで圧勝して帰ってきた彼らですが、スペインのチームとの対戦は「あまり経験にならなかった」、とパリソン。まあそう言うなや。

クラブの確認ついでにスペインのリーグの構成を見たけど、2部の方も(8チームずつ2プール)マドリードやバスクのチームが多くて、あとはカタルーニャ、アストゥリアス 、ガリシア、バレンシア、マジョルカにいっこ、アンダルシアに2つ・・・やはり全体的に首都と北寄りな感じに見える。バルサのラグビー部もここ。
ラグビーはブルジョワのスポーツ、というのもいくぶん反映されているのだろうかと思う。イタリアでも強いチームは大体北部だった気がする。

創立もここ50年くらいの比較的新しいクラブがほとんどで、マドリードにはフランスのリセの学生グループが創設したクラブなんてのもあるみたいだ。
その下のたぶん3部が4プール計28チーム…かな。フランスは3部に当たる(アマチュア1部)フェデラル1が計48チーム、その下フェデラル2が96チームで予選フェイズからスタートすることを考えれば、やはり基盤は違う。


【TVとフランスラグビー】

落ち穂ですます話じゃないかもしれないけど、11月にはフランスプロラグビーの重大案件が待っている。カナルプリュスとの2011-2015シーズンの放映権交渉であります。

LNRは毎年2900万ユーロを受け取っているそうだけど、会長のルヴォルはさらなる放映権料の増額を目指している。タフな交渉になると思われる。何より、サッカーリーグに試合を土曜の午後にシフトする動きがあるらしく、放映枠を取り戻したがっているから。


【ちびっこ同士はやはり仲がいい】

Inigo2↓ロボコップ先生ってばちっちゃいけどいい体!という話じゃなくて、その手前。カーディフ戦でアンドリューと共に1トライを挙げたウィング/センターのヴァンサン・イニゴがクローズアップされていたので。
今季バイヨンヌから来た選手で、シーズン序盤は怪我と厳しい競争に苦しんだ。174センチ82キロと、きょうびやっぱり小柄。小兵コレクターなのだろうかカストルは。27歳にしてはアイドル顔の選手であります。

ちなみにこれはレキップ・ビデオのトゥレ特集動画
ここ数シーズン85%の成功率を誇る先生のキックを見るべし。

Inigo1

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2010.10.20

【小説】 『野火』のこと

『野火』はこれまで読んだ中で最も時間がかかった小説の1つだけれど、難解だったという意味じゃなくて、途中2回ほど具合が悪くなってリタイヤしたので。その2カ所がどことどこかは、お読みになった方はお分かりじゃないかな。つまり、人間にタブーは存在する…
ちなみに前のエントリの元の文はコレです。あーほんとに恐れ多いことを…

「恐らく彼等は私が比島の山中で遇ったような目に遇うほかはあるまい。その時彼等は思い知るであろう。戦争を知らない人間は、半分は子供である。」


大岡昇平の技巧は精緻で、錯乱というにはあまりに透徹な語り手の心理に踏み込みすぎると足下をすくわれるかもしれない。私みたいに。
その後TVで市川崑の映画化を最初の15分ほど見たけれど、興味を惹かれるようなものではなかったな。市川崑は映像化にあたって、『野火』を"純然たる"反戦映画として解釈したようだった。どうなんだろうね、たぶん映画では省かれていると思うけど、あの小説はたとえば、「野の百合」の幻視じゃない?

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【日記、スポーツ】 誰にも等しく朝は来る

張り切って早起きしたオット(ミランファン)は意気消沈して仕事に行ったけれども、「まあそんな日もあるよね」という思考のできる人なので、気は合っている。あったりまえじゃない勝負事なんて勝つ日も負ける日もありますがな。
というかむしろ、私はスポーツなんてのは人生で負け方を学ぶものだと思っているし、そこに機微といったものがあるんだと思う。

世界ではワールドカップで負けたといって女房をぶん殴るDV男が社会問題になるようなケースも聞くけれども、はっきり言ってそんなのは競技への愛じゃなく、ゆがんだ自己愛の投影にすぎない。
大岡昇平の『野火』の一文を恐れ多くもお借りしていうならば、

降格争いを知らないスポーツファンは、半分は子供である。

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2010.10.19

【ラグビー】 ハイネケンカップ・ラウンド2(2)、とチャレンジカップ

プール4
ビアリッツ×アルスター 35-15
アイロニ×バース 6-22

向かい風の中で前半大変苦しんだビアリッツは(3-3)、後半、"プレーする"意欲をもってロッカールームから戻ってきた。ングウェニャの2トライを含む4トライでボーナスポイントも獲得し、2連勝。
ルンド兄は負傷で棄権でしたが、弟マグヌスが兄の分まで頑張った。ディフェンスはもちろん、パスや判断の正確さでも。


プール5
ペルピニャン×トレヴィーゾ 35-14
レスター×スラネスリ 46-10

こちらも同様に、ほぼ60分間苦しいゲームを強いられたUSAP。昨季初戦で不覚を取った相手トレヴィーゾは、マグナーズリーグ参戦で順調に進化中。
前半10分にポリカルのトライで先制するも、HTに7-7。なんか後半の始めには一時トレヴィーゾにリードされてたような気がしますが、そこから4トライを追加してボーナスポイントを取り勝利。プールの2位に着け勝ち抜けに希望をつないでいます。
「我々は死んでいない、生きている。だから我々はそれを信じることができる」、とブリュネルコーチ。


プール6
ニューポート×トゥールーズ 19-40
ワスプス×グラスゴー 38-26

ノヴェっさんはファウルの多さや前半のパフォーマンスには不満もあるようだけど、まあ、危なげなく2勝目。トゥールーズのトライは後半にデュソトワール、メダール、ピカモール。語呂がいい。ボーナスポイントが取れなかったのが悔やまれる点か。
FBをやったメダールは、たまに先輩譲りの華麗なキャッチミスをやらかす時もあるんだけど、この試合はほぼパーフェクト。秋のテストマッチ、どうかな?


この段階で順位の話をしてもしょうがない気もしますが、2節終了で2勝のビアリッツとトゥールーズがプール首位、USAPとカストルとクレルモン2位、ラシン3位で、トゥーロンはロンドン・アイリッシュと同ポイントで最下位ということになってる。

                        Laceg_2

一方チャレンジカップはというと、

プール1 コナハト×バイヨンヌ(3位) 16-13
プール2 バジャドリー×ブリーヴ(1位) 3-116
プール3 モンペリエ(1位)×ニューカッスル 32-8
      ブルゴワン(4位)×エクセター 19-34
プール4 リーズ×スタッド・フランセ(1位) 13-22
プール5 ラ・ロシェル(1位)×アジャン(3位) 30-23


パリジャンの相手は目下プレミアシップ最下位のリーズとはいえ、イングランドでのアウェイ戦は難しい。序盤にリーズの2トライで先制されるも、グルチャガのキック(17ポイント)とブセスのトライで勝利。グルチャガは50メートル以上あるDGを通したらしいね。


ところでバジャドリーという表記はあんまり正確でなかった…というのはスペイン1部にもういっこ同じ町のチームがあるからですが、ともかくそのバジャドリーことセトランサ・エル・サルバドールは、今年50周年のお祝い中らしい。それなのにまったく空気を読まなかったブリーヴ。17トライだそうでございます。
1トライを挙げたパリソンは、足首を痛めたようで心配。

レベルの方は推して知るべしだけれども、スペインはどうも、ディビシオン・デ・オノールが1部になるみたいだ。
南西部にはセビージャに1つチームがあるけれど、大体中心から北~東寄りな分布地図、かな。マドリードに1つ、カスティーリャ・イ・レオンに2つ、カタルーニャに1つ、バレンシアに2つ、そしてやっぱりバスクに3つ。

ブリーヴと対戦したそのエル・サルバドールは、よく似た白黒の横縞マイヨで一瞬迷う。というか、同じバジャドリーのVRACというチームがちょっと気に入った。エンブレムが闘牛の牛なんすよ。

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【ラグビー】 カレンダーのメイキング

この間一度削除されちゃった、スタッド・フランセ公式サイトのカレンダーメイキング映像がフッカツしてましたので載せときますね。カマルグ馬~。

http://videos.stade.fr/video/iLyROoafZIqX.html

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【ラグビー】 10-11ハイネケンカップ ラウンド2(1)

プール1
カストル×カーディフ 27-20
エディンバラ×ノーサンプトン 27-31

始まってみればけっこう拮抗していたプール1。むしろ期待を抱かせるノーサンプトン戦の敗戦の後、カストルは最初のスクラムからゲームを支配し、トゥレのキックで得点を重ね、2トライを挙げる。
HT直前のアンドリューのトライは、ロボコップ先生のキックパスから。ハイライトでチラッと見ただけだけど、ディフェンスをかいくぐる小兵ならではのトライだった気がする。というか、この試合の2トライは、いずれもキックパスからだったらしい…カストル。

しかし後半に入って、カーディフの反撃にカストルは手も足も出ず。最後の79分にイエローカードを受けて、そこからカーディフのトライを許し、ディフェンシブ・ボーナスをプレゼントしてしまった。ちょっと悔いの残る試合。
足首をひねって交代したアンドリューが心配。

                        Laceg_2

プール2
ラシン=メトロ×クレルモン 16-9
サラセンズ×レンスター 23-25

クレルモンのスタッフは、このアウェイ戦で思い切ったターンオーバーを行った。サラセンズ戦から11の変更。前節のマン・オブ・ザ・マッチのボネール、守備で大活躍したラパンドリ、主将のルージュリー、Bジェームスはベンチにも入らず。また、レデスマ兄は木曜に膝を手術した。
クレルモンのハーフ団のスタメンはセニオとラベア。そしてピエールが怪我から復帰して主将を務めました。

前節レンスターに敗れて背水の陣のラシンには、ステインはいないがSOのウィズネスキが復帰。ラシンは強力なプレッシングで試合の序盤を支配しますが、その優位な時間帯に、1PGしか得点に結びつけることができない。
前半の途中から降りだしたにわか雨は、クレルモンの仕切り直しに役立った。30分頃、ラウアキのトライは有効かと思われましたがはっきりせず、ビデオレフで認められなかった。
反対に、ラシンはHTの直前にこの試合唯一のトライを挙げて、13-6で折り返し。

後半は雨の影響でハンドリングエラーの連続。クレルモンはパラ、トミンゴといったベンチの主力を次々に投入し、それはそれなりに効果的だった。クレルモンは実際71分にスクラムに勝ってPGを獲得、ディフェンシブボーナスをもぎとった。
ラシンの固いディフェンスを前に、トライは難しいと見たかどうか。このスクラムはラシンのゴールラインから5メートルの位置でしたが、クレルモントワはPGを選択した。コッターによれば長い目で見てのチョイスで、このボーナスポイントには満足しているという。


ところで、この試合でビデオレフェリーを務めていたのはウェールズのDerek Bevan。ベルビジェにとっては昔なじみ…というのは、彼は95年ワールドカップの準決勝で、ボクスの有効でないトライを認め、フランスのトライを2つ取り消した(と、フランス人は考えている)レフェリーだから。
当時代表監督だったベルビジェは、今でもこの試合の出来事を消化していない

そのベルビジェは昨季クレルモン戦のレフェリングを批判してサスペンション中ですが、この試合の後クレルモンサポの反応はというと、「ベルビジェはラウアキの認められなかったトライについてなんて言うのかな?」
やっぱし?

                        Laceg_2

プール3
マンスター×トゥーロン 45-18
オスプリーズ×ロンドン・アイリッシュ 27-16

この死のプールの顔ぶれを見て、最初に私の頭をよぎったのは、トゥーロンのディシプリン大崩壊の図というやつでした。その後、いやあそこはドーバーの向こうでの経験がある選手も多いし、マネージャーはセール・シャークスで優勝経験もあるサンタンドレ、ブリタニックの流儀には慣れているはずだ…と思い直したのでした。
そしてかのシャムロックの地で、フランスの初出場チームは、ラシンに続いてアイルランドのチームからこっぴどいレッスンを受けることになったのです。
マンスター、計6トライを挙げてホームで圧勝。

トゥーロンは開始の笛の直後、最初の攻撃で1トライを挙げてマンスターの不意を突き(2分)、出だしは完璧かに見えました。しかしレッド・アーミーの反応は早かった。強力なプレッシャーでトゥーロンにファウルを強い、7分にはトゥーロンのスミスがシンビンに。
この数的有利の時間帯に、マンスターは確実に1トライを挙げる。ソーモンド・パークのお祭りの始まりであります。熱烈な声援の下、マンスターは前半さらに2トライを追加する。

トゥーロンには明らかに、ここ数試合の好調を(ほぼ1人で)引っ張ったウィルキンソンが足りなかった。後半に入ってすぐ、トゥーロンのスタッフはベンチのウィルキンソンを投入、彼は期待に応え早々に1DGを挙げる。(49分)
しかし57分には、コンテポーミがアンチプレーでチーム2枚目のイエロカード。これが結果的にマンスターにオフェンシブ・ボーナスを与える4トライめを許すことになった(29-13)。そして残り時間の数的不利を考えれば、トゥーロンにとって、これはほぼディフェンシブ・ボーナスの希望の火を吹き消すトライでもありました。

ここでの試合は地獄のようだ、とはサンタンドレ。マンスターはホームでフランスのチームに負けたことがないそうで、これはソーモンド・パークでのフランスのクラブの19敗目になるらしい。


余談になりますが、
私はこの試合は見ていないので確認はしてないけど、試合の前から、トゥーロンサポがあのソーモンド・パークで例の"マルセイユ風応援"を繰り広げるのだろうか、と考えるだけで気が重かった。いや正直。
「この午後のアイルランド人に倣って、トゥーロンの観客が相手のキッカーに敬意をはらうようになれば、あそこは偉大なチームになるだろう」、とはラグビーファンの声である。


このAllez allez Les bleus et blancs なマイヨがサポから評判が悪いようなんでして。OMじゃないんだからね。

Munstertoulon

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2010.10.16

【ラグビー】 カドモアは10週間

CudmoreTop14きっての武闘派でありカード収集家でもあるクレルモンのカドモアが、またサラセンズ戦でしでかしたということでERCの規律委員会に呼びつけられた件ですが、結局10週間のサスペンションという沙汰が出た。
嫌疑をかけられたスタンピングについては、試合の映像ではよく分かりませんで、その後でサラセンズの選手の顔にパンチ、というか突き飛ばしてるところが主に映ってる。クレルモンは異議申し立てはしないことにしたらしい。

カドモアは08年のマンスター戦でオコンネルと派手に殴り合いを演じてレッドカードをくらい、5週間の出場停止を命じられたことがある…つまり再犯になる。処分はその点などを考慮に入れて10週間、ということらしいです。
クレルモン側は8~20週間の処分を覚悟していたというから、今回の処分はいい方だったといえるかもしれない。

最近ウェールズで重大な負傷事故があったという背景や、彼の日頃の武勇伝を考えれば妥当だと言う人もいれば、またダブルスタンダードだと言う人もいる。たとえばマンスター戦での、明白かつ危険なフラナリーのスタンピング(ボネールの頭を踏んだ)が、8週間→異議申し立てで4週間になった件を、ファンは忘れてない。
今回カドモアと共に召喚されたマンスターのTuitupouは3週間(危険なタックル)、カーディフのMウィリアムスが2週間(クリス・パターソンの頭に膝を入れたらしい)ってどういうことなの、という声もまあ、なくはないっス。いつもの話題。

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【ラグビー】 アンドリューの恩返し

Marcandreu1今週末は、よりによってラシン×クレルモン担当のアラン・ローランドレフェリーが怪我をして、よりによってナイジェル・オーウェンレフェリーが代わって笛を吹くらしいよ…といったようなきな臭い話はさておいてですね、

こちらの動画は先日のLNRの『ラグビーの夜』受賞式の模様。
もちろん主役は最優秀選手のパラですが、おまえそれ普段着やろ、という感じのくだけきったコーディネートでリエヴルモンから盾を渡されるアンドリューにも注目。
アンドリューの受賞を横でほほえましげに見守るのが、カストルのFBロボコップことトゥレであります。この2人はいい感じのちびコンビで、最近ちょっとお気に入り。


金曜のカーディフ戦では、前節温存されたトゥレがスタメンに戻ります。アンドリューによれば、
「相手の陣内でペナルティがあれば、確実にトゥトゥ(トゥレの愛称らしい)は全部通せちゃうからね。保険みたいなものさ。その後で、彼の責任を軽くするために、僕達にもトライを挙げる義務がある。彼が一息つけるように。重い責任だろうからね。トゥトゥはすげえ選手だよ。偉大なキッカーというだけじゃなく、ハイボールの処理だっていつも完璧なんだ」

そのアンドリュー、先日カストルとの契約を2012年まで延長しました。出場機会を求めてトゥーロンを出てから1年で、昨季の新星として今回の受賞。
「1年前には、僕はあやうくクラブなしの身になるところだった。(カストルの)2人のコーチが拾ってくれて、おかげで代表に選ばれた。これは彼らへの感謝を示すやり方だよ。だって彼らが一番僕を信頼してくれたんだから。僕は彼らと冒険を続けたかったんだ」


ちびっこ同士はなぜか仲がいい

Andreupalisson

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2010.10.14

【自転車】 サドルの形状を考えてみよう

カヴがデイヴィッド・ミラーのバイクのサドルの先に「俺はグレイテスト」みたいな落書きをした画像、というのを見まして、開く前からアレに違いないと思っていたんだけども…アソコのサイズとかけたジョークだよな多分…

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2010.10.13

【ラグビー】 ひっそりチャレンジカップ

まったく常識じゃん、ということでしたらスミマセンのですが、Top14のオフェンシブ・ボーナスは、4トライ以上挙げたチームではなくて、相手チームより3トライ以上挙げたチームが獲得します。


チャレンジカップのフランス勢。いちおう載せとくよ、頑張ってねみんな!

バイヨンヌ×ハリクインズ 16-12
ブリーヴ×パドヴァ 32-6
ニューカッスル×ブルゴワン 22-16
エクセター×モンペリエ 13-20
スタッド・フランセ×パルマ 57-6
アジャン×グロスター 26-19
ロヴィゴ×ラ・ロシェル 3-38


Poule 1 : Harlequins (ANG), Connacht (IRL), Bayonne (FRA), RC Prato (ITA)
Poule 2 : Sale (ANG), Brive (FRA), Padoue (ITA), Valladolid (ESP)
Poule 3 : Bourgoin (FRA), Montpellier (FRA), Newcastle (ANG), Exeter (ANG)
Poule 4 : Stade Français (FRA), Parme (ITA), Leeds (ANG), Bucarest (ROU)
Poule 5 : Gloucester (ANG), Agen (FRA), Rovigo (ITA), La Rochelle (FRA)


私は経営難が伝えられるブリーヴの来季が心配で心配で仕様がないのだけど、月曜のMidolに、トゥーロンがパリソンとエステバネズをセットでお買い上げかも、なんて記事が出たようで、もうブジェラルと会ったとか?
寝ぼけてんじゃねーよマンガ屋。君は行くなら親父さんからノヴェっさんに話つけてもらってトゥールーズに行きなさい。ウィングはエマンスのパフォーマンスが落ちてきてるらしいし(彼も元ブリヴィストだ)、あそこのFBはみんな守備が面白すぎるから…

ったくアンドリューに土下座して帰ってきてもらえばよかったのに。この間カストルと延長しちゃったけど。
まあセットはちょっとそそられなくもないな…

Estebanezpalisson1

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【ラグビー】 ザウザウの新天地と若手の試練

サッカーでの幾多の苦い経験から、まあ私は移籍のニュースには必要以上に懐疑的かもしれない。
今回のザウザウの話も、なんだか終始ミョーな感じだと思った。ラグビーファンも、最初は彼は国外か南半球に帰るものと思っていたようだった。
その後、移籍金ナシならほしいよ、というクラブが続々と噂に上ったれど、気にかかったのは、今後、裏取引でわざと騒ぎを起こして解雇になろうとするような選手が出てきやしないかということでしたナ。ええかつてそんなことがありましたよPSGで…。アジャンは後できっちり移籍金を請求したけれども。


そのザウザウの行き先は、最終的にトゥールーズでした。3月まで長期離脱中のダヴィド君のジョーカーです。
メディアの注目の下、月曜から始まった彼のトレーニングは非公開で行われた。いくぶんナーバスな雰囲気。ザウザウの代理人は、彼は1人でトレーニングしてすでに10㎏は落とした、と四捨五入的なことを言っている。

トゥールーズのスリークォーターラインには、すでにフィジアンのデラサウがいる。フランスで何年もプレーしているザウザウをあえてノヴェっさんがチョイスしたのは、シーズン中に南半球の選手を呼ぶよりは適応のリスクが少ないということもあるのかも。
しかしいずれにしても、まだコンディションの整わないザウザウと契約するのは「大博打」とノヴェっさんは言う。BKコーチのエリサルドは、ザウザウをウィングかセンターで起用するかについては明言しなかった。
「今のところ、私には他にしなければならないもっと大事なことがある。まあ1ヶ月後には分かるさ…」


Remitoulouseもちろんこれは新規の獲得ではなくジョーカーだ、という前提での話だけれど、
ラグビーファンの間では、下部組織出身の期待の若手センター、Rémi Lameratが使われなくなるかもしれないのを残念がる人も多かった。20歳。彼はウィズネスキやメルモズのように、出場機会を求めて出て行くのではないかと心配するファンもいる。
ミシャラクやポワトルノーといった育成の黄金世代のイメージが強いけれど、トゥールーズはここ2シーズンだけでもピカモール、ダヴィド、シルヴァン・ニコラといった、すでに他のクラブで活躍したフランス若手を補強しています。

クレルモン、トゥールーズ…優秀な育成組織を持つクラブはあれど、育った選手の多くをトップチームに上げているという点ではモンペリエやUSAPかもしれない。
育成や地元選手の起用は、スタッド・トゥールーザンの美しい価値だった。競争の激化でただちに結果が求められる現在のTop14で、それが強豪ならなおさら、若手を育てる余裕がなくなりつつあるのかもしれません。

マルク・リエヴルモンは代表監督の立場から、
Top14は攻撃的な選手を優遇しないので、いいセンターを見る機会がなかなかない。ザウザウが並外れた選手であることに変わりはないし、彼を見るのはかまわないが、私はこのポジションにフランスの選手を上げる方がよかったし、Lameratの方を見たかったのだが…といった話をしている。

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2010.10.12

【ラグビー】 ハイネケンカップ ラウンド1

刺激的なトークで人気の(嘘)ノヴェっさんの発言が、最近こころなしかフツーでさびしい思いをしておりましたところ、ハイネケンカップ開幕を前に、96年にワスプスのホームで77-17で大敗したのをいまだに根に持っていることをぶっちゃけて、その道のご健在ぶりをお示しになったのであります。
今回5度目の対戦で、そこまで2勝1敗1分でワスプスリード。04年の決勝では、ポワトルノーがやらかして(;´Д`)ワスプスが勝ったみたいだ。

そんなノヴェっさんにとってハイネケンカップとは、

「しかし6つのファイナルを戦いながら、このコンペティションが我々に大変な喜びをもたらしてきたのも本当だ。もちろん多少の苦しみもある。しかし、フランスや外国の素晴らしいチームを前にしてプレーする喜び。我々はリーグのプレッシャーを感じずに、コンペティションを戦っている気がする。
我々は我を忘れてプレーする。繰り返すが、Top14では結果を守らなければならない。ヨーロッパカップでは、結果を出すために"プレー"しなければならない。たとえばだな、"プレーする"欲求は我々のトレーニングにつながっている。その大部分、我々のトレーニングの90%はムーブメントのプレーに基づいている。ラックやキックに頼るよりはむしろ、ボールを持つこと、パスを交換すること」

プレーするという言葉は、フランスラグビーではかように違った意味合いを持つ。そしてハイネケンカップが開幕した…

                        Laceg_2

…フランスのクラブの開幕戦は、おしなべてプラグマティズムという評でございました。

プール6
トゥールーズ×ワスプス 18-16
グラスゴー×ニューポート 21-13

強力なスクラム(センサスがすさまじかったらしい)とスクレラの足(6PG)。こういう展開が降りしきる雨のせいだったのかどうかは分かりませんが、トゥールーズは苦しみながら、73分のスクレラのPGで、2ポイント差で苦手のワスプスを下す。
ワスプスは79分、センサスのファウルで最後に逆転勝利のチャンスをつかみましたが、このPGを失敗。

先日のバスクダービーでは上々の評価だったクランシーレフェリーは、ワスプスのレミーのトライが有効だったにもかかわらずゲームをそのまま続行し、あわてて中断してビデオレフに持ち込みトライを認めるというよーな珍レフェリングもあったらしい。
もしトゥールーズが負けていたら、大騒ぎになっていたことは間違いない。


プール1
ノーサンプトン×カストル 18-14
カーディフ×エディンバラ 18-17

現在プレミアシップ2位のノーサンプトンのホームで勝つのはさすがに難しかろうと思われたけれど、カストルは敗れはしたもののディフェンシブボーナスを獲得。というか双方ともキッカーがとぼけた出来で、ひょっとしてトゥレが出てたら勝ってたんと違う?


プール2
クレルモン×サラセンズ 25-10
レンスター×ラシン=メトロ 38-22

クレルモンについて言えば、とにかくすげぇディフェンスでした。
前半サラセンズのポゼッションが74%に達したにもかかわらず、計20分間の数的不利(つまり黄紙2枚。うち1枚は、そう、カドモア)にもかかわらず、121タックル、96%の成功率でしのぎきり、なおかつ合間に3トライ挙げて勝つリアリズム。ラパンドリが25タックル成功という数字が残ってます。

カードをくらったカドモアは、サラセンズの選手を踏んだとか蹴ったとかの疑いで、ERCに召喚された。規律委員がイングランド人でないことを祈るよ。


さてアイルランドでは、ラシンのディフェンスは30分までは持ちこたえた。しかし前半の終わりの10分間、09年欧州王者は、元伊代表監督のチームのカテナチオをこじ開けるのに成功し、2トライを奪う。
レンスターはさらに後半の数的有利の時間帯に1トライを挙げる。ラシンも56分に1トライを返してボーナスポイントへの望みをつなぎますが、レンスターはさらに2トライを追加して完勝。
経験の不足とエルナンデス、ウィズネスキの不在。17のターンオーバー。この難しいプールで、レンスターにボーナスポイントを与えたことが今後どう影響するかである。


プール3
トゥーロン×オスプリーズ 19-14
ロンドン・アイリッシュ×マンスター 23-17

60分にSウィリアムスがトライを挙げたときのブジェラルの心情やいかばかりかでありましたが、トゥーロンは最後の78分に、サッキーが逆転の決勝トライを挙げて批判に答えた。トライをアシストしたウィルキンソンは1コンバージョン4PG。とってもブリティッシュであります。


プール4
バース×ビアリッツ 11-12
アルスター×アイロニ 30-6

試合内容は正直パッとせず、しかしビアリッツは1点差で、フランスのクラブで唯一アウェイの貴重な勝利を挙げた。空中戦とパワフルなスクラムとキック。ヤシュヴィリさまさまだぬ。
後半にトライユが久々復帰、まだ本調子ではない様子。最後の鬼キープはマンスターかと思ったぜ。


プール5
スラネスリ×ペルピニャン 43-34
トレヴィーゾ×レスター 29-34

アウェイとはいえ、昨季同様初戦を落としたUSAP。(しかしその相手トレヴィーゾが、きょうびまったくあなどれないことはレスター戦の結果が示している)

9点差の敗戦。しかし打ちひしがれて手ぶらで帰ってきたわけではない。5トライを挙げてオフェンシブボーナスをもぎ取ってきたのです。ポリカルが最後のPGに成功していれば、ディフェンシブボーナスまで取れていたかもしれなかったらしい。
この試合、両チームあわせて9トライ。私は欧州の舞台でこういうバカ試合をやらかす連中が大好きだ。

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【音楽】 スフィアンが待ちきれない

あえて↓のインタビューを採り上げてみたのは、単純に私がフランス語のテキストを読むのが好きだということもあるけれど、何よりこのインタビューの面白いところは、聞き手がフランス人という他者だということじゃないかな。
スフィアンはだから、時に自問しながら、自分のアメリカ人としてのアイデンティティを説明しなければならないんだけれど、それが彼のクリエイションのキモに触れることになる。

ニューアルバムを買いに行かなければ!Asthmatic Kittyのサイトで1曲試聴した。かなり期待してる!

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2010.10.09

【ラグビー】 バイキングの兄弟

Rugby - Top 14 : La Viking attitude (動画ですよ)

わたくし不覚にもルンド兄弟にハートに火をつけられてしまったようである。

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【スポーツ】 そうさなぁ

確かに、批評など読まない方がよほど純粋に楽しめるんじゃなかろうか、とは常々思ってる。私にとってはスポーツであれ闘牛であれ、それはアフィシオンの問題でありとても個人的なものだ。批判のための批判も、武装のための知識もいらない。

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【ラグビー、フランス闘牛】 スクラムハーフの闘牛愛

Chevaザルゼウスキ師匠のご両親は、師匠が生まれる前に北部の暮らしを抜け出してナルボンヌに来たという。彼の家庭の場合はどうか分からないけれど、北の炭鉱や工業地帯で働いていた移民の中には、政府の政策の転換などもあり南部に移動した人々も多かったのかもしれない。


ProD2のナルボンヌにBrice ChevtchenkoというSHがいまして、ほーシェフチェンコさんがいるのかと思っていたんだけれども(サッカーのアンドリー・シェフチェンコもフランスだとこっちの綴り)、そのシェヴチェンコ選手が大の闘牛ファンらしいんだ、という2年前の記事(ちょっと古いか)を最近読んだ。
(画像の右。左は同じ年でやっぱり闘牛大好きのSOグリフール選手)

それもそのはずシェヴチェンコ選手はベジエの出まれ。でも闘牛にハマったのは20歳の頃らしい。彼は地元出身で旧東欧系のセバスティアンの闘牛が大好き。
「2年前(記事当時)に初めて闘牛場に行って、たちまち闘牛のファンになったよ。音楽と雰囲気が好きだ。セバスティアン・カステラは世界一の闘牛士。背後でパセする時の彼の勇気はすごいと思う。身震いしちゃうよ。ベジエの闘牛場が大好きだけど、マドリードでカステラを見たいな。あれは頂点だから」

「3つの場で、僕は最後の時を待つ。それはマタドールにとって真実の瞬間だ。感動的だよ、トレロは猛獣の前で一人きりなんだ。彼は一瞬一瞬命を懸けている」


この取材では彼自身は言及しなかったみたいですが、実は彼のお兄さんシモンが、当時ヴァンドル(ベジエのちょっと南)の闘牛場で、マタドールの昇進を通ったばかりだったらしい。
愛称"El Siphono"(いかれたヤツってことかい?)…今季ヴァンドルのラグビークラブからASベジエに行った、ウィングのシモン・シェヴチェンコ選手のことかな。若い闘牛士がカポーテでよくやる、トリル(囲い場)の出口で両膝をついて、砂場に走り出る牛を待つやつ…あれをやったりしたそうだ。
アマチュアのリーグではあるけど、ラグビー選手兼闘牛士というのもなんだかスゴイね。

                        Laceg_2

セバスティアンはもう先週コロンビアで結婚したらしいよ、という記事も見かけたけど、そうなの?おめでとう!
今テンポラーダの彼はちょっと、ミノタウロスではなく人間だったかもしれないけれど、事情が事情なんだからしょうがない。彼は、生い立ちが複雑だった人に時々あるように、家庭にあまり感心がないタイプかと思っていたら逆だった。それでも今季は何度か、闘牛士の本能に突き動かされるような闘牛を見た。

実際、批評なんて不要なのかもしれないな、と思うときがある。闘牛の出来不出来はトレロ自身が一番よく分かっているだろうし、彼らの表情を見ていればいい。会心のファエナの時は、ちょっと目がイッてしまっているから。
(フランスのジャーナリストが書いたように)素晴らしい牛を避けるなんてことがあるわけないじゃない、それは運命の相手みたいなものだろうと思う。

上の画像のグリフール君によれば、
「僕はマタドールにはなれなかっただろうな。ちょっとクレイジーになって、危険を忘れなきゃならないからね」


ベジエの闘牛場でロベール・マルジェの種牛をテストする。

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2010.10.08

【ラグビー、ちょっとサッカー】 ハイネケンとかチャレンジカップ

Gurrucha1(このエントリはてきとうですよ)

「チャンピオンズリーグとか古いね。時代はヨーロッパリーグ」、とゆるぎなく主張して、オットにスルーされましたとも。
ヨーロッパリーグの魅力は、なんたって遠征がわけわかんない。選手も自分がどこにいるのかよく分かってないと思う。それで予選プレーオフから始めてようよう勝ち残ったと思ったら、今度はチャンピオンズリーグでプール敗退した連中が下りてくるというね。ふざけんなと言いたい。おとなしく敗退しとけと。
そんな私の琴線にふれるチャレンジカップ。わははブカレストまで行くんですかいなスタッド・フランセ。ロマ問題でもめてるのになぁ。

昨日の試合はスタッド・フランセが順当にパルマに勝ち(57-6)、ブルゴワンが順当にホームのニューカッスルに負ける。(22-16)
スタッド・フランセのサード(画像)、悪くないじゃん、と思い始めている自分がいる。

                        Laceg_2

ハイネケンカップについては、本音を言えばTop14ほどの興味はない。毎年判定でもめて、ファンが「もー撤退するべ!」などと騒いでいても、まあそれもありかなと…いやいや…。コンペティションの性格上、どうしても固い試合が多くなる傾向はございましょう。


個人的注目は、クレルモン(プール2)のくじ運のついてなさが一体いつまで続くのかを見届けることであります。なんでまたこんな組に入ってるんでしょうか。昨季準々決勝で敗退した時の相手レンスターに、あまつさえ昨季Top14プレーオフの遺恨試合(レフェリング的に)の相手ラシンが同組。
そのラシン、現在Top14の首位ですが、初出場のハイネケンカップで経験の不足がどう出るのかは分かりません。というか、たとえばラシンとかカストルとかのあのスタイルが、ブリタニックのガチリアリズムの前でいかに機能するかは興味深いところかもしれない。

プール1のカストルの、より現実的な目標は2位通過かもしれない。エディンバラ戦でとれだけ点取って勝てるかがポイントかと思われる。

プール3は…あらまートゥーロンひどい組。目下リーグ4連勝で復調中ではあり、プレミアシップで優勝経験もあるサンタンドレの采配が注目される。
08年欧州王者に、プレミアシップの目下首位。この夏Sウィリアムスをお買い上げしたかったブジェラルが、サンタンドレの説得で獲得したサッキーが不振でして、オスプリーズとの対戦はブジェラルにはややフクザツなひとときになるかもしれない。

それに比べればまあ、プール4のビアリッツは昨季に続いてマシな組かもしれません。チームも好調、でも欧州カップはふたを開けるまで分からない。たとえば…

プール5のUSAPは、昨季いきなり初戦で不覚を取ったトレヴィーゾとまた同組。あの負けが後々響いたんだよね…

プール6、欧州王者トゥールーズの目標は、できるだけ早く勝ち抜けを決め、クォーターファイナルのホーム開催を確実にすることでしょうか。


プール1: カーディフ、カストル、エディンバラ、ノーサンプトン
プール2: クレルモン、レンスター、ラシン=メトロ、サラセンズ
プール3: ロンドン・アイリッシュ、マンスター、オスプリーズ、トゥーロン
プール4: アイロニ、バース、ビアリッツ、アルスター
プール5: トレヴィーゾ、レスター、ペルピニャン、スラネスリ
プール6: グラスゴー、ワスプス、ニューポート、トゥールーズ

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2010.10.07

【ラグビー、自転車】 くそガキたちの気持ち

Parrapierreカヴェンディッシュという自転車選手は、あれで結構男気のあるタイプなんではないかなと思ってる。少なくとも仲間たちに対しては。あのヒンカピーに"The one we all love and respect"と言わせるヤツだ。批判もされるけど、彼はまあ良くも悪しくも一本気だし、競技に対して純粋だよ…
でなければ、いかにチームメイトがプロフェッショナルだとはいっても、ツールであのシステムは成功しなさそうな気がする。

                        Laceg_2

強気な性格で、チームメイトのお兄さんたちからは「くそガキ」とも呼ばれているらしいモルガン・パラだけれども、もちろん百戦錬磨のFWたちが21歳の小僧に操縦されるのを受け入れるには、それなりの理由があるに違いない。

ブルゴワンの先輩で、今もクレルモンのチームメイトであるピエール(上画像右。好きだー)は、「多くの批判を浴びていたとき、モルガンは頭を上げることができた。ミニョーニの後にクレルモンに来るのは本当にとても難しいことだった」と、パラの昨季を思いやり、それから彼のシーズン最優秀選手受賞を喜んだ。
「長々とずいぶん2人で話をしたもんだよ。こいつは時々夜遅く電話してきてね(笑)。だから、そのすべてにおめでとうを言うよ!」

パラもカヴと同様、受賞の席で、くどいほどにチームへの感謝を口にした。また先輩たちから「調子のいいこと言いやがって、後で罰金だ」、なんて言われるのかもしれないけど、まあ、嘘じゃないと思うよ。

                        Laceg_2

「実際すごく驚いてるよ。噂はあったかもしれないけど、リストの他の候補者を見るに、受賞は全然予期してなかった。Top14にはまだ他に偉大な選手が大勢いると思う。でもトップに立つのはいいものだよね。ものすごく嬉しいよ。
チームメイトに感謝している。彼らは僕がクレルモンに来たとき、ちょっと穴から抜け出すのを助けてくれた。それから、僕がグラウンドで夢中でやれるように、最高の環境を作ってくれた。本当に大部分は彼らのおかげだ。

(Q: この個人賞は何の表れ?)
いろんなことの。何より大変な努力。でもチームの努力だ。だってチームなしでは僕はこのタイトルを望めなかっただろうから。
その多くはクレルモンのおかげだし、僕を育てたブルゴワンのおかげでもある。17、8歳でデビューして、初めてTop14を経験できた。それからクラブはフランス代表の門を開いてくれた。
その後で、僕は選択をしなければならなかった。そして僕に決勝フェイズを経験させラグビーの世界で成長させてくれたのは、このクレルモンだ。

期待されているのは、別にこの最優秀選手のタイトルじゃない。チームはどの試合でもすごく期待されている。僕達は今とても難しいシーズン前半を送っていて、再起できればと思っている。最大の間違いは、1人の選手だけに注目することだ。チーム全体の話をしなければね」

Parraitv

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【落書き】 untitled

2010107pn

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【ラグビー】 ありゃ

公式サイトのカレンダーメイキングDVD動画は削除されちゃったみたいなんですな…フライングだろうか。きれいだったのに。
カレンダーの方は分からないけど、映像の方はミルコはちゃんと出てた。その他、馬とのからみはなかなかエロティックでございました。

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2010.10.06

【ラグビー】 Top14第9節

MidolocついにMidolの表紙に!今季獲得選手のお買い得お買い損みたいな特集らしいけれど、成功例としてルンド兄、ウジェ、ボイエらが挙げられている。失敗例は気の毒だから書かない。

でもまあ夜中のコンビニ帰りのルンド兄もコワイけど、ビアリッツの海岸を散歩中、いきなり波間から海パン姿のルンド兄がずばぁーっと浮上してきたらまず絶叫するだろう。

シャバルマニアはもう古い、剃り上げろ!

Basque4

                        Laceg_2

トゥーロン×カストル 22-15
ペルピニャン×ラ・ロシェル 21-16
ブルゴワン×ブリーヴ 18-3
スタッド・フランセ×モンペリエ 30-13
クレルモン×アジャン 45-19
トゥールーズ×ラシン=メトロ 28-23

9節の他の試合は結果としてはそれほどの波乱はなさそうだけど、

実は結構苦しんだトゥールーズが、最後の10分間にかなり距離のあるのを含むステインの3PGで詰められ、タッチ際のエリサルドが「アニマル」と毒づいたらしいとか、
USAPの最後20分間はサモアンのトゥイラギの退場(危険なタックル。これに比べれば前節のラベニのなんか撫でたようなもんですよ、だそうだ)などなどでカタストロフだったらしいとか、
ブルゴワンはようやく今季2勝目を挙げたけど、対するブリーヴは成績以上に実は財政がヤバイらしいとか、

ともかく結果首位はラシンと、そういうことになっている。

                        Laceg_2

スタッド・フランセと首位モンペリエの試合は、終始画面の右側で展開していたような気がする…というのはつまり前半はパリジャンが、後半はモンペリエランが押していたということですが、モンペリエは前半まったく「らしさ」がなかった。若いチームに首位は重圧だったのか否か、序盤のアクシデントやシンビンなど試合の入り方も悪かったみたいだ。

パリジャンはHTまでに3トライを挙げて27ー3で折り返し、しかしそこはなぜか最後に崩れるスタッド・フランセなのでありまして、ホームで20ポイント以上リードしているにもかかわらず、どこかスリリングなきもち。
案の定というか後半にモンペリエが2トライを挙げて迫りますが、反撃はチト遅かった。

今季末の去就が注目されるボクシスが、ここへきて好調です。彼ってこんなこともできたんだな…と思う最近。チェイカは、また代表に呼ばれればいいじゃないかな的なことを言っている。
あと、太郎がサッカー選手ばりのボレーキックをやってたような気がする。

終了の笛が鳴り、ガルティエは立ち上がってシャルレティの観客席の階段を下りていった。マックスと笑顔で抱擁していたらしい。マックスの横で、ピンクのマフラーを肩にかけ観戦していたドラノエ市長さんも、再会を楽しみにしてらっしゃったんじゃないだろうか。


私はやっぱりガルティエが好きなんだなあ、と思った週末。

Fabiengalthie

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【ラグビー】 さてハイネケンカップ

欧州の舞台でも民族の誇りを示すど!という濃いエリアが画像の左に。ビアリッツのイクリニャはともかく、USAPのカップ戦マイヨがセニエーラの色とブラウ・グラナを大変大胆にあしらったデザインである件。
各色を白でセパレートする苦肉のデザインのようだけれども、白(メレンゲ)は使わない方がよさそうな気もするんだけどな…

Heineken2010

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【ラグビー】 第7回 ラグビーの夜

Parralnr_2LNRが昨季の最優秀選手・スタッフを表彰する"La Nuit du rugby"も、今年で7回目。
選手組合Provaleとコーチ・教育者のグループTechXVとの共催で、リーグの選手・コーチらの投票で選出されます。
前回のナラガに続いて09-10シーズンのTop14最優秀選手に選ばれたのは、クレルモンのチームメイト、パラ。マソエ、JMフェルナンデス=ロベを抑えての受賞。おめ!っていうかフランス人(ポルトガル系だけど)の受賞って、5年前のジョジオン以来だよね…


Top14最優秀選手
モルガン・パラ(クレルモン)

ProD2最優秀選手
バンジャマン・フェルー (ラ・ロシェル)

Top14最優秀コーチングスタッフ
クレルモン

ProD2最優秀コーチングスタッフ
ラ・ロシェル

最優秀レフェリー
クリストフ・ベルドス


ムッシュ・ベルドス3年連続受賞。ベルビジェにとってはなかなか挑発的な結果になっていますが、みんなの投票だからね。他ガウゼールさん(1月に大雪の中2日連続で笛を吹くはめになったあの方)とレイナルさんがノミネートされていまして、このあたりが今フランスで評価の高いレフェリーみたいです。

また、昨季の新星としてはカストルのマルク・アンドリュー(他、ファルとシルヴァン・ニコラがノミネートされた)。また、最高の観客として、スタッド・フランセのサポーターが選ばれてます。あそこのスタジアムはいい雰囲気ですよなぁ。相手の脅威にはならないが…


09-10ベストフィフティーン

1 ドミンゴ (クレルモン)
2 セルヴァ (トゥールーズ)
3 マス (ペルピニャン)
4 ナレ (ラシン=メトロ)
5 アルバセテ (トゥールーズ)
6 デュソトワール (トゥールーズ)
7 マソエ (カストル)
8 JMフェルナンデス=ロベ (トゥーロン)
9 パラ (クレルモン)
10 ウィルキンソン (トゥーロン)
11 アンドリュー (カストル)
12 ジョジオン (トゥールーズ)
13 SBW (当時トゥーロン)
14 クレール (トゥールーズ)
15 ポワトルノー (トゥールーズ)

                        Laceg_2

ところでProvaleといえば、先日元スタッド・フランセのフッカー、マチュー・ブランが新会長に選ばれた。だろうなー。副会長はクレルモントワのボネールっす。
今季はTVで試合の解説もやってるブラン。

Blin10

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2010.10.05

【日記】 今朝がた

ビルの上階から下を眺めると、ガラス張りの巨大な球体の植物園のまわりで、手足の生えたガラス器たちがお祭りをしていて、走り疲れて腰をかがめた赤いキャップの醤油さしの中身が口からだばだばこぼれてるのを見て大笑いしている…という、間の抜けたヒエロニムス・ボッシュ(むしろ諸星か)みたいな夢を見た。

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【ラグビー】 バスクダービーいまむかし (3)

Basque2バスクダービーに1週間先だって、両チームのエスポワールの対戦がありまして、こちらはバイヨンヌが勝った。
バイヨンヌユースのパスカル君とビアリッツユースのピエール君。パスカル君は土曜の大人チームのダービーで負けた方は、月曜から1週間勝ったライバルのマイヨを着る、という賭けをしたらしい。「金じゃなく名誉をかけて」
さて彼らの今週は…

                        Laceg_2

試合のチケット17,000席は、週の初めに完売した。
「これは"超"重要な試合だ」、とはビアリッツのいい男チオン。「嘘は言わない、僕達はラシン戦が終った直後からこの試合のことを考えていた。僕達はシーズンの初めからこの日付に印をつけていたし、バイヨネだってそうだろう。あそこでいいプレーをするために全力を尽くすよ」

もちろんバイヨンヌの側でもモチベーションは同じ。「ここに来た最初のシーズンには、これほどの熱狂は予想してなかった」、とは元パリジャンのレミー・マルタン。
「本当に、これは特別な試合。クラブにとって、市にとって、僕達みんなにとって大事な試合だ。ダービーは勝たなければならない」


ビアリッツのロドリゲズマネージャーの言葉を信用するならばだけれど、しかし、両クラブのライバル関係はかつてほどではないという。

「ダービーのことを話しているのは、何より幹部やサポーターといった周囲の人々だ。我々は他の試合と同じように準備している。勝たなければならない、それは難しいだろう。私はよくこう言っている。この試合の敗者は、次の試合の勝者だろう、と」


Basque51970~80年代にビアリッツで、それからバイヨンヌでプレーした元選手のピエール・デスタンドは、今は両クラブのスタジアムのアボネ。「どちらもホームで試合がある時?それはカード次第だね」、という彼も、この日ばかりはどっちのスタジアムに行くか決める必要がない。

ビアリッツの幹部と不和になり起用されず、バイヨンヌに行った当初はやはりいろんなことを言われたり、ブーイングされたりしたそうだけれど、当時は試合の始まる前に両チームの選手が一緒に昼食を取ったり、コーヒーを飲みに行ったりしたという、今ではちょっと考えにくいエピソードも披露している。
「ビアリッツはスノッブ、バイヨンヌは労働者などと言われていたかもしれないが、この2つのクラブには同じ価値、同じ情熱がある」


現在バイヨンヌのベンチには、7シーズンビアリッツでプレーしたトマ・リエヴルモンがいて、ビアリッツのベンチには、バイヨンヌ出身で両方のマイヨを着たゴンゾがいる。
ダービーは本当に他と同じ試合になったのだろうか?ビアリッツは週の初めから練習を非公開にし、木曜からアンダイエでキャンプをした。思いっきり本気やん。バイヨンヌはといえば、見たところはいつもどおり、何も変わらない。そして迎えた土曜…

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YachbderbyTop14第9節
バイヨンヌ×ビアリッツ 19-22

観客席には元ビアリッツのマルク・リエヴルモン。両チーム同点で迎えた終了5分前、ヤシュヴィリのPGで、アウェイのビアリッツがダービーを制す。
前半は完全にホームのバイヨンヌのペース。しかし試合のシナリオを書き換えたのは、やはりヤシュヴィリでした。後半チームを導き、1トライとミスなしの6本のキックでビアリッツの全得点を挙げた。
スタッド・フランセ戦でも驚いたけど、絶好調時のヤシュヴィリは正確でおそろしく視野が広い。

バイヨンヌで悔やまれるのは、キックの失敗。DG3本にPG2本。それでもプレイスキックはほぼパーフェクトに決めていたボイエが、後半57分にングウェニャにタックルに行って衝突し、KOで交代したのも痛かった。

愛蘭のクランシーレフェリーは、「とてもいい思い出が残るでしょう。選手たちは大変規律正しかった。特にスクラムの私の4つの号令で。はっきり言って、今日は全員がとてもプロでした」
、と試合を裁いての感想を述べる。実際この節、7人の外国人レフェリーには、何らのカードやペナルティの行き過ぎもなかったという。


試合の結果、23ポイントで並んでビアリッツが7位、バイヨンヌが9位。そしてパスカル君にとっては、"1年で最悪の"1週間が始まったのでした。

Basque3

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2010.10.04

【ラグビー】 バスクダービーいまむかし (2)

Clancyさて、今回のレフェリー交換でバスクの熱き対決を担当した愛蘭のジョージ・クランシーレフェリーですが、リムリックのご出身ということで、この種のダービーには慣れてらっしゃるらしい。以下、試合前の電話インタビュー。

                        Laceg_2

「私が初めて欧州のコンペティションで笛を吹いたのは、バイヨンヌでだったんですよ!同じ年に、マドリード戦でまたあそこを訪れました。ビアリッツの試合でも、何度も審判しています。

バスクダービーは情熱に満ちている。それがものすごい雰囲気だということは知っています。きっとアイルランドのマンスター×レンスターに似ているんじゃないでしょうか。
私はリムリックの出身でしょ?私のオフィスはソーモンド・パークの真っ正面なんです。

昨季すでに、Top14とのレフェリー交換に参加して、ペルピニャン×スタッド・フランセを担当しました。私のシーズン最高の時の1つでしたよ。
なぜかって?ゲームと雰囲気のせいです。フランス人には彼ら特有のスタイルがあり、ラグビーをする独特のやり方、"フレアー"がある。とても興味深いですし、裁くのは難しいですね。私は毎回フランスでレフェリングするのが大好きでした。

世界的なレフェリングの調和のために、レフェリーの交換は重要です。今でもいくらか食い違いはある。時に今季は、スクラムの号令のリズムで。

フランス語ですか?ええ少しね。私のレベルはフランス語で試合をすべて指揮するには十分ではないのですが。
でも問題はない。フランスリーグの選手の大多数は、英語の指示が分かります。それに、もっと説明すべきことがあれば、各チームにいつでも少なくとも1人は英語圏の選手がいる。彼らが私の言うことをチームメイトに通訳してくれます。

フランス語の向上?おっしゃるとおり、そのつもりですよ!レフェリングのためだけでなく。
私の妹がフランスのメスに住んでいて、フランス人と結婚しているんですが、最近子供が生まれましてね。かわいい姪っ子とコミュニケーションしたかったら、フランス語がうまくならないとね!」

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【日記、猫】 絶句する時

知人と電話中、いきなりの沈黙と絶叫の後で電話が切れたので何事かと思ったら、要求を無視されて怒った飼い猫が足の上にたっぷりとオシッコをしたらしい。
(-人-)

以前実家にいた外猫2匹(オス)のうち1匹がちょっと天然の子だったのだけど、塀にお尻を向けてスプレーをしようとして、何を思ったか思いっきり本気のオシッコを大量噴射した。
結果、そこにははね返ったオシッコでしぶきまみれの私が残されたのでしたが、確かにあの時は声も出なかった。

外履きサンダルの土踏まずにオシッコがなみなみとたまっているのに気づかず足を突っ込んだときも、やはり声は出なかった。

Sotonyankopn

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2010.10.03

【ラグビー】 バスクダービーいまむかし(1)

ななめ読みまことにすまそ。


わずか6キロを隔て、バスク地方の覇権を懸けて戦われるバスクダービー。04年にバイヨンヌが1部に復帰して以来、今回で13回目を数えます。


伝統的にこのダービーについて言われるのが、"庶民のバイヨンヌと金持ちのビアリッツの対決"。バイヨンヌのサラゴイティ会長によれば、「バイヨンヌはより市民的、ビアリッツはよりブルジョワ的。今日ではもうそのような対立の話はされないかもしれないが、アイデンティは残っている」
そしてバイヨネにはなんといっても、フランス・バスクの中心都市はバイヨンヌなんだもんねという自負があるらしい。

ビアリッツの会長ブランコは、こういった根強い紋切り型には反論します。
「我々はブルジョワジーという点ではウマが合っているかもしれない。バイヨンヌには庶民的な面がある。しかし人々がビアリッツに来れば、市とクラブについて我々が彼らに与えていたイメージはたちまち壊れるだろう。とても和やかな雰囲気だから」

                        Laceg_2

フランスラグビー史をさかのぼれば、バスク地方の最初の強豪はバイヨンヌ。バイヨンヌは1913年に初のフランスチャンピオンのタイトルを勝ち取り、それから1934年に2度目の優勝を果たした…決勝でビアリッツを破って。
しかしビアリッツはこのタイトルを逃した翌年に初のブクリエを獲得し、1939年に2度目のタイトルを祝った。

この時代以来現在に至るまで、バイヨンヌは1943年にブクリエを掲げたきり。
一方ビアリッツは近年、2002、2005、2006年に3度のリーグ優勝を果たし、欧州カップの決勝も戦っている。

ビアリッツはその間に一度、1994年に2部降格が決定したことがある。実はこの時アギレラで勝ってビアリッツに引導を渡したのがバイヨンヌだったようで、バイヨネたちはビアリッツのグラウンドで踊ったという…。いまだにそのことを忘れていないビアリッツサポもいるらしい。
しかし不屈のビアリッツは1シーズンで1部に復帰した。入れ替わりに落ちたのがバイヨンヌで、以後約10年間の下部リーグ暮らしが待っていたらしいのである。

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もちろん両クラブのライバル関係は、バスクのアイデンティティの面でも存在する。たとえば、ビアリッツのサポーターにとっては、バイヨンヌのイムン、"Vino griego "(ア~レアレ~、っていうあれ。最近は代表戦でも聞かれる)はバスクの歌ではない。
1970年代にドイツ(墺のウド・ユルゲンス)やスペインでヒットした曲で、今ではパンプローナやバスク、ランド県一帯のフェリアで演奏されているのを、バイヨンヌサポが歌詞を変えて彼らの歌にした。

諸説あるようだけれども、オリジナルはポルトガルの曲と見られ、ドイツ人観光客が本国に伝え、それをまたドイツに短期滞在していたバスク人がこの地方に持ち帰った…?というようなややこしい経緯があるらしい。ビアリッツサポに言わせれば、ありゃドイツの歌だよ、ってことになるんだそーだ。


一方、バイヨネはビアリッツがクラブ名にバスクの名を冠しているのが気に入らない。かくして2006年4月、ビアリッツホームのダービーのとき、バイヨネたちは夜のうちにこっそり、スタジアム正面の"Biarritz Olympique Pays Basque "の"y"を1つ消し去った。残った文字は" Biarritz Olympique Pas Basque"。(ビアリッツはバスクじゃない)
ビアリッツのある幹部が、"Y盗難"について、被疑者不詳(contre X)のまま告訴したとかなんとか、というネタ話。
                        Laceg_2

そのような過去の因縁もありつつ、現在は両クラブとも有力なスポンサーを見つけて、財政的規模でも伯仲している。ビアリッツのスポンサーはCapgeminiの会長セルジュ・カンプ、バイヨンヌはアラン・アフルル。
バイヨンヌは88の株主と1万人のソシオを誇り、ビアリッツには7000人のアボネと465のパルトネールがいる。今季の予算はバイヨンヌが15,75 M、ビアリッツが15,39 MでTop14の6番目と7番目。

そしてスポーツの面でも、今季はわずか3ポイント差の5位と9位でバイヨンヌホームのダービーを迎えたのでした。(続)


↓なんだかんだでこんな光景が見られるのがこのダービーのいいところだと思うの

Basque

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2010.10.02

【ラグビー】 再会の物語

ふぃー家事終ったど。話題が多くて書ききれないことも多々あった9節だけど、スタッド・フランセ×モンペリエ戦のことをちょっと。


「見かけによらず、ファビアン・ガルティエはとてもエモーショナルなギャルソンだ。豊かな感受性を持っている」、とはスタッド・フランセ会長のマックス。
スタッド・フランセで選手として1度、コーチとして1度フランス王者のタイトルを勝ち取った後、パリのコーチを辞すときに、ガルティエは、ある目標のために組織を率いる者には非情にならなければならないときがある、という現実に少し傷ついているかのように見えました。
私はそのとき、この人はコーチというより元選手だったのではないかと思った。

それからテレビのお仕事などでちょっと違った(軽妙な)顔を見せ、しばしの"バカンス"の後、パッションが彼をラグビーの現場につれ戻した。
今日のTop14第9節で、08年以来初めて、現在首位のモンペリエのコーチとしてパリのクラブと再会します。

「嬉しいよ。胸がいっぱいになってしまうだろうから。パリでは素晴らしい7年間を過ごした。私はあそこに自分の一部を置いてきた。私のハート、力、パーソナリティの一かけらを、あのクラブとあのマイヨの中にね。そして私の中には、スタッド・フランセのかけらがある」
(ガルティエ談)

Galthiemax

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2010.10.01

【ラグビー】 スタッド・フランセのカレンダーが発売されたわけだが

中はこんな感じみたいよ。

http://www.purepeople.com/article/decouvrez-un-avant-gout-sensuel-du-calendrier-des-dieux-du-stade-2011_a64829/1

パリソンとカラバティッチとウドちゃん。

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【自転車】 忘れられない出来事

彼みたいな選手にこんな話が出るとは驚いたし残念だ、でもそんなものさ…とシャヴァネルがコメントした記事で、私はツールのマイヨジョーヌのドーピングスキャンダルを知ったのですが、もっとも、真相はまだ何も分からない。


かなり前に、シャヴァネルが、モレーニの陽性反応でコフィディスが07年のツールを撤退した時のことを話している記事を読んだことがある。

「あの時はショックだった。ああ、ものすごいショックだったさ。しらみつぶしの捜索で、ホテルの部屋のドアというドアに憲兵が来た。僕達は憲兵隊の車両の中で彼らとまた顔を合わせた。それは記憶に刻まれていまだに忘れられない。それから僕は家に帰った。レンタカーに乗って、ラジオを聞いた。起きたことの経過を追うために」

自転車や人生についての考え方からしても、まあこう言っては何だが走りからしても、私はシャヴァネルはクリーンであろうという気がするし、そうであってほしい。
シャヴァネルはパリ~ニースの時に、マンドの頂上で件のマイヨジョーヌのような選手に勝つなんて自分にはほとんど無理だ、と言っていた。今はいろんな思いがあるだろうと思う。

でもいずれにしても、渦中のマイヨジョーヌが無実であることを祈る。彼のためにも、自転車界のためにも。

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【ラグビー】 レフェリング論争と交換レフェリー

昨季プレーオフのレフェリングで遺恨のあったベルドスが、ラシン×ラ・ロシェル戦のレフェリーに指名されたのを、"挑発的だと思う"などとおっしゃり物議をかもしていたベルビジェ。
結局LNRの規律委員会から、ラグビーの最優先の利益を損なったとして、60日のベンチ&審判室立ち入り禁止を命じられました。

今季、コーチに対して科された罰としては最も重い。しかしまあ、最初にプレーオフでLNRのルヴォル会長を偽善者よばわりした時は、私も「よくお咎めなしですんだよなぁ」と思ったわけなのでして、軽く執行猶予中だったんだろうね…

                        Laceg_2

ベルビジェの件は昨季のトラブルの継続だとしても、今季の開幕以来、レフェリングに対し行きすぎた抗議をしたコーチたちの処分が相次いでいます。
バイヨンヌのガジャンとラ・ロシェルのミラスが40日のサスペンション。トゥーロンのユベールとカストルのラビが10日間。そしてさらにバイヨンヌのリエヴルモン弟とUSAPのマナスが聴取待ち、という状況でございます。

実際、特にラック周りやスクラムの判定に対し、今季はコーチたちの不平と論争が絶えない。
シーズンの初め以来、Top14のレフェリーは、南半球ではすでに適応しているplaqueur-plaqué * のルールを厳密に適用する方針でやっています。しかし選手たちはもちろん、レフェリー側にも混乱はある。

「我々はもうこの2ヶ月Top14にいると思っていたが、今夜はProD2のレフェリーに裁かれた。実際、私は彼がアマチュア界から来たかとさえ思ったよ。plaqueur-plaqué のルールは、10年前と同じようにレフェリングされていた」
(処罰されたミラスコーチの問題発言の一部)

* タックラーはまずボールキャリアーを放して立ち上がらなければならない…でいいのかな?フランスはすでに代表チームが6月のテストマッチで大混乱した)

                        Laceg_2

しかしフランスの場合、国内の解釈の混乱は、ダイレクトに欧州カップ(や、代表)にはね返る恐れがある。そうでなくともフランスのクラブは、ハイネケンカップやチャレンジカップの"ブリタニックな"笛で、過去さんざん苦められてきた経緯がございます。


おりしも今週末の第9節は、Top14の全7試合を外国人レフェリーが審判するという画期的な試みがなされます。
伝えられるところによれば、トゥーロン×カストルをAndrew Small(イングランド)、トゥールーズ×ラシンをPeter Fitzgibbon(アイルランド)、バイヨンヌ×ビアリッツをGeorge Clancy(アイルランド)、ブルゴワン×ブリーヴを John Lacey(アイルランド)、クレルモン×アジャンをJames Jones(ウェールズ)、スタッド・フランセ×モンペリエをPeter Allan(スコットランド)、ペルピニャン×ラ・ロシェルをCarlo Damasco(イタリア)が担当する。

一方フランスからは、ガルセスとポワットがそれぞれプレミアシップのサラセンズ×レスター、ケルティックリーグのレンスター×マンスターで笛を吹くらしい。


ここ2シーズン、1節2名程度のブリタニックとのレフェリー交換を行ってきた後で、ルヴォル会長は、今回のLNRの試みは「この3シーズン練り上げたプロジェクトだ」、と言います。しかしこれはIRBの指示ではなく、以前から欧州のレフェリングに一貫性を持たせたいという意志はあったと。
「ヨーロッパカップのためにはとてもいいことだ。ヨーロッパカップではレフェリングはずっと口やかましいことを我々は知っている」

フランスのレフェリーにとってもチームにとっても、今回のレフェリー総取っ替えプロジェクトは歓迎されている様子。それは欧州カップの直前に、フランスのチームが他の解釈に適応するのに役立つだろうと。

「plaqueur-plaquéやスクラムと同じくらい難しいフェイズに、ブリタニックのレフェリーがどう対処しているのかを見るチャンスだ。分析はその後にする」
(ビアリッツ、ロドリゲズマネージャー)

USAP主将マスたんは、「少なくとも、公平なレフェリングにはなるだろう。ちょっとは変わるさ…」、と笑っている。あなたのとこはイタリア人レフェリーらしいんですけれども…


しかしサポーターがこれを喜んで受け入れるかは定かでない、という声もある。
昨季3月のアルビ×ブルゴワン(7-17)では、ウェールズのオーウェンレフェリーが笛を吹きましたが、アルビジョワにとってはファウルは取られるわカードは出されるわペナルティトライは取られるわ、挙げ句に降格が決まるという、かける言葉の見つからない悲惨な一戦でありました。
LNRは、ベルビジェが週末お客様に失礼をはたらく危険性はひとまず回避に成功した。しかしアルビ×ブルゴワンのような試合をはたしてあのバスクダービーが受け入れるかな…?という話なんだね。

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