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2010.09.05

【ラグビー】 水曜サスペンス

ターンオーバーの影響か否か。7試合中、クレルモンを除く負けた6チームがすべてディフェンシブボーナスを獲得した第4節。
ヒッチコック映画にもたとえられたモンペリエ×トゥールーズの他にも、

・バイヨンヌと1点ビハインドでむかえた77分、ブリーヴのエステバネスの試みた40メートルのDGはポストの左に外れ、
・ラ・ロシェルはインジュリータイムに、トゥーロンのファウルで得た逆転のPGを失敗し、
・前半だけで5トライを挙げ37-17とリードしたスタッド・フランセは、後半カストルの猛追に6点差まで詰められ…

…など、最後までハラハラドキドキのミッドウィークだったのでした。
予算半分以下の昇格チーム相手に2ポイント差で薄氷の勝利を収めたトゥーロンの得点は、すべてウィルキンソンの偉大な足(2PGと…3DG!)。イングランド人はほんとにプロフェッショナルだよね。ちなみにラ・ロシェルのコーチは、ラックのレフェリングについて相当お怒りであります。

                        Laceg_2

インジュリータイムに自らインゴールに飛び込んで1ポイント差にし、しかし"まさか"の逆転コンバージョン失敗で天国から地獄を味わったトゥールーズのキッカー、ニコラ・ベジは、この試合のもう一方の主役でした。(もう1人は主将を任され攻守に大活躍のウドラオゴ)

実はパリの南西フォントネ=オ=ロズの出身で、ラシン、それからスタッド・フランセの下部組織に所属したけれど、両親の引っ越しでトゥールーズに来たらしい。(これはもったいなかったねぇマックス)
パリ近郊の出身のキッカーとなると、サッカーから転向でもしたのかと思ったらさにあらず。大のラグビーファンの家族らしい。

それとは関係ないけどパリジャンとサッカーの話をするとね、夏のテストマッチの前にケサダさんがバスタローにキックの指導をしてたみたいだけれど、いとこがギャラスなんだからもしかすると…いやそういうもんでもないか…
それより何より私はいっぺん、実はパリジャンで自称元サッカー少年のピカモールをとっつかまえて蹴らせてみてえんだけどな。

ちょっとシェーン似

Bezy_2

                        Laceg_2

ホームで17-12でビアリッツを破ったペルピニャン。32分のブローニュの"マリーシア"なトライは、ペナルティの笛でビアリッツの選手が治療したり水飲んだりしてる間にプレーを再開したらしく、スポーツマンシップに反するのではないかという声もあるものの、彼らにはどうしても勝たねばならぬ理由があった。
つまり、FCバルセロナの新会長が試合を観に来ていたのです。

バルサのサンドロ・ロセイ会長とUSAPの牛頭会長はその日、来年カンプノウでTop14の1試合を開催することを伝えました。詳細は何も発表されていませんが(まずはLNRに話を通さないと)、カタランの地元紙L'Indépendantによれば、その対戦相手は当初噂されたトゥールーズではなくてラシンだろうと。

同紙のいう根拠はつまり、スケジュールとピッチ状態らしい。トゥールーズ戦がある4月2日の3日後には、チャンピオンズリーグの準々決勝が予定されている。しかしスクラムその他でボッコボコの"ジャガイモ畑"ではちょっと無理っぽい。対してラシン戦が開催される4月16日の後は、バルサは1週間カンプノウを使わない…
同じ週末、FCバルセロナはマドリードでレアル・マドリーとのエル・クラシコだそうだ。

Barcausap

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ブルゴワン、さりげなく今季初勝利。

                        Laceg_2

この4節、HOでありながら、師匠が今季3トライめを挙げて目下リーグの最多トライ王の1人な件。しかしその後ラインアウトでやらかして1トライを奪われ(;・∀・)差し引きは+2ポイント也。(カストルがコンバージョンを失敗したので)

Sfcastre2010

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