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2010.07.02

【ラグビー、サッカー】 誤審と一線

先日闘牛待ちの間にTVをつけたら、ワールドカップの独英戦のまっ最中でした。ドイツの攻撃を見ながら、私の頭には突如白鳥の騎士が降臨したのでしたが、後半の途中からだったので、例の"誤審"はごく短いニュース動画で見ただけです。こういうの前にプレミアの試合で見たよ…

↑これでリーグにビデオレフが導入されていたら、GKキャロルの名は英国サッカー史上に残ったはず。スタジアムの誰一人まさかファンブルするとは思わず、主審線審は、ラインを割ったかどうか判断できる位置にいなかったと弁明した。そうでしょうとも。
独英戦の誤審の時、シュートまでの流れや、審判たちがどこにいたのかは知らない。ただそれとは別に、一般的な話として、判定で真に問題にされるべきは偶発的なミスよりむしろ、試合を通した一貫性じゃないかナとも思うのだけど違うかな…

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さて昨季ラグビーTop14のプレーオフと準決勝を彩ったのは、まさにそうした判定論争でした。特に、プレーオフでクレルモンに敗れたラシンのスポーツディレクター、ベルビジェは、断固として事態を"誤審はゲームの一部"でおさめようとはしなかった。

「私はもう二度とムッシュ・ベルドス(現在フランス№1レフェリー)を尊敬できない」
「あの偽善的な笑顔を見るために、ムッシュ・ルヴォル(LNR会長)に会う必要はない」etc.

ベルビジェのこの激しい言葉は、やはり相応の波紋を呼んだのでした。名指しされたルヴォルも反応して、
「フランスラグビーの名において、こんな侮辱は受け入れられない。ラグビーにおいては、たとえ難しい時を経験しようと、越えてはいけない一線がある。ベルビジェのパラノは、ラグビー界では多くの人が知っていることだ」

当事者以外からの最も厳しい批判はおそらく、元代表主将であり、かつてラシンでプレーしたこともあるジャン=ピエール・リーヴからのものでした。
「どうしてラグビーとラシンにこのようなイメージを与えるのだろう?どちらにとっても非常な損害だ。ベルビジェの言葉は失礼だし、率直に言ってなさけないとさえ思う。彼がしたように、誰かを侮辱する権利は我々にはない。ラグビーはこれほどの辛辣さにはふさわしくない」


先日、大部分は穏やかな動きのうちに閉まった移籍市場を指して、「(ここ数シーズンの)狂気の時は過ぎた」と書いたジャーナリストがいたけれど、それはまだどうだか分からない。激化する競争の果てに、いつかフランスラグビーでレフェリーが死の脅迫を受けるような日が来なければいいのだけれど。

「もしクレルモンの選手が同じことをしたら、私はすぐさま同じことをしたでしょう。カードについては議論があるかもしれない。論争にはいろいろな意見があります。私は我々の間で話し合う方がよかった。それなのに、このようなメディアを使ったメッセージ…これがラグビーの明日?私には分からない」
(クリストフ・ベルドスレフェリー)

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