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2010.06.21

【ラグビー】 What's The Plaqueur-Plaqué, Lawrence ?

テストマッチ1戦目
南アフリカ 42-17 フランス

(ノ∀`) アチャー

開始直後にカウンターからトライをくらって(よくある負けパターンだ…)、15分間ですでに17-0。あまりにもミス多すぎ、ボールを失いすぎ。

今季のシックスネイションズでフランスのグランドスラムを支えたのは、何といってもles grosことFWたち。が、この試合で、彼らはついにボクスに勝てなかったのでした。
フランスのラインアウトは11投げて通ったのは5。ジャンパーのアリノルドキの不在を挙げるジャーナリストもいるけれど、ボネールもその道ではスペシャリストのはずなんだがなぁ。しかしラインアウトに関しては、師匠のファンタジーなんてのはまあ、想定範囲内です。

それでも最も対抗できていたセクターは、スクラムだったかもしれない。FWたちは前半終了直前に、ボクスのゴールライン手前でスクラム勝負を挑みさえしました。この時、TVの前で試合を見守っていたシャバルは、Twitterにこうツィートしていた。
「ノン、スクラムを続けなきゃいけなかったんだ。このスクラムで連中をボコボコにしなきゃいけない。そうすれば試合の続きはまったく違ったかもしれないのに」

しかし試合後のフランス代表のコメントは、それほど悲観的じゃない。がっかりはしているけれど、落ち込んではいない、と。パラはポジティブな点として、フランスはシックスネイションズの時よりプレーをした、と言っている。
「我々にはいいチームがあり、まだトレーニングの必要がある」(デュソトワール談)

                        Laceg_2

いかに秋に世界王者ボクスに快勝し、シックスネイションズでグランドスラムを勝ち取ったといっても、南アフリカに出発する前のリエヴルモンのコメントは余裕とはほど遠かった。むしろ不安を隠せない様子といってよかった。選手の疲労、コンバット、そしてルール…
「惨敗を予告するつもりはないが、我々はシーズンのこの時期が非常に難しいことはよく知っている。シーズン中のパーレン(丸カッコ)だ。誰もこのテストマッチでは判断されないだろう」

そして試合後。

「試合は15分でかたがついた。すべてがネガティブだったわけではない。興味深いこともあったが、南アフリカがその堅固さで知られているとき、彼らには我々を封じ、我々のミスをことごとく利用するなどたやすいことだった。本音を言えば、観客席から見ていて、私はラックでのレフェリーの解釈もまだ理解できない。ダブルスタンダードだったような気がする」
(リエヴルモン談)

「40ポイント取られたのはすごいフランストレーションだ。僕達は新ルールに適応しようと努力したけど、うまくいかなかった」
(パラ談)

「ラックのレフェリングがまったく分からん。俺たちに厳しいな、このレフェリーは」
(シャバル、Twitterで)

「もうラグビーが分からない。時々、北半球のルールで裁かれていたような気がする」
(デュソトワール談)


このルールの新解釈というのは、plaqueur-plaqué…タックラーとボールキャリアー、15条に関するルールの解釈を指しているんだと思います。私ルールはよく分からないので、以下誤認があったらスミマセン。
上に挙げたように、フランス代表の何人かがローレンス主審の玉虫色のレフェリングに言及する一方、フランスの元インターナショナルレフェリーで、代表にアドバイスもしているジョエル・ジュッジ氏の意見はまた違います。

ジュッジ氏によれば、ルールの新解釈はフランスの直接の敗因ではない。南アフリカがボールを奪取して当たり前なターンオーバーがあった。全体的には、ローレンス主審のレフェリングはショックではない。
しかし個別には、ジュッジ氏は試合の終盤に、明らかにボクス側に新解釈が適用されなかった場面をいくつか例を挙げて説明しています。たとえば67分、ボクスの16番ラレペレは罰せられなければならないはずだった。59分、79分にもぎりぎりの状況があった。
しかし、フランスが大量失点した最初の30分間にかぎって見るならば、ラックのレフェリングに関して言うべきことは何もない。

ローレンス主審が2、3回繰り返してレフェリングに一貫性を欠いたのは、旧ルールについてだった…とジュッジ氏は指摘します。
たとえば75分、ヤシュヴィリのカードの直前にルージュリーが受けたペナルティ。これ自体は当然。しかしその後、南アフリカ側にも同じシチュエーションがあったけれど、レフェリーは笛を吹かなかった。


ジュッジ氏はむしろ、ローレンス氏はスクラムでフランスに厳しかったと見ている。特に後半入ったプクスに対して。
47分にスクラムでペナルティを受けたプクスが不満そうだったのは、もっともなことだった。映像がそれを証明している。崩したのはプクスではなく、苦しんでいたのは明らかにボクスの対面…。試合中何度もそういう場面があった、とジュッジ氏。

スクラムはフランスが強いセクターであることはよく知られています。そして、フランスがスクラムで調子のいいときには、ラックもいい。反対に、スクラムが押せないときはラックでもなかなか存在感を示せない。
それは心理面の問題だ、とジュッジ氏は言います。フランスにとってスクラムはとても重要なベース。でも10連勝するのにスクラムは十分ではないことをフランスは自覚している。フランスは"文化的に"連勝ができない…

                        Laceg_2

「彼らは罰を恐れている。というのは、求められていることが正確に分からないから」、とジュッジ氏は言う。
私はどうも、フランスは試合の前から、南半球のルールの解釈の違いに少しナーバスになりすぎていたんじゃないかという気がします。出発前のリエヴルモンの会見はまさにそんな感じだった。そしてレフェリングによる混乱から立ち直ることができない。
前半にも、ボクスのオフサイドっぽい場面が見逃されている。しかし1年後のワールドカップは、その種の試合ばかり。思い起こせば07年のワールドカップの初戦で、フランスはオフサイドを取らないレフェリングに完全に調子を失った…

「問題がリズムの違いから生じたとは思わない。それはよりメンタルの問題だ」、とデュソトワール。
それはフランスラグビーの特徴的な側面かもしれません。感情…セバスティアンの言い方を借りれば、ロマン主義なのです。そして、そこはフランスラグビーのほとんど致命的な欠点であると同時に、最も魅力的な部分でもあるように思う。マシンや超人ではなく、確かに人間がプレーしていると感じる。

「フランスの選手たちはとてもフィジカルで情熱的だ。彼らは試合の前には、本当に夢中になる。俺たちは彼らがやる気満々でロッカールームから出てくると分かってる。ほとんど気がふれたみたいに…」
(ボクスLOマットフィールド談)

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