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2010.05.29

【フランス闘牛】 No Hay Billetes

フランスラグビーでは冗談めかして、"ブーイングは南(西)部の文化"なんてことを言う人もいますが(もちろんアイロニー)、ラグビースタジアムや闘牛場が何万人もの観客でいっぱいになろうと、口笛を吹きに来るような客が何人いてもしょうがないのに、という気はする。
観客席の上から見下ろす眺めは、人にいろんなことを勘違いさせるのだと思う。


ペンテコステのフェリア@ニームの最終日は、セバスティアンとフリのマノ・ア・マノ。フリが耳を2枚、セバスティアンが3枚取ったけれど、これは必ずしも内容を反映していない。

フェリアの始まりは期待に満ちていた。空は晴れ渡り、チケットは完売。フリはさっそく1頭目で、この日一番いい牛の耳を2枚取った。
しかし2人が選んだ牧場の牛(フリがサルドゥエンド、セバスティアンがヌニェス・デル・クビジョ)はおしなべて弱く、観客は苛立ちをつのらせた。
セバスティアンの2頭目の牛の時には、観客席は2枚目の耳を求めるハンカチと、それに対する抗議が入り乱れた。セバスティアンは耳を返し、ブエルタはせずあいさつにとどめることにしたらしい。コリーダは結局、拍手と恨みがましい野次の中で終った。

それはお祭りのもう1つの側面…つまりお祭り気分の観客は気まぐれだ。

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