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2010.04.28

【ラグビー】 プロ化の功罪

Les précédentes rétrogradations administratives(処分の前例)
2000: Nîmes et Toulon, 2004 Bordeaux-Bègles (Refus d'engagement), Colomiers (Dépôt de bilan, 2005: Grenoble (Refus d'engagement), Périgueux, 2007: Gaillac (Dépôt de bilan), 2008: Albi, Blagnac (Dépôt de bilan)


フランスのプロラグビーの歴史はまだ浅く、いまだ試行錯誤の中にある。チームの躍進は一時スポンサーたちをひきつけるでしょうが、どちらか(あるいは両方)が不振に陥れば、基盤の弱いクラブには致命傷になりかねません。
ここまで財政状況などを理由に処分を受けたクラブはいくつもあるけれど、ヨーロッパカップを戦った次のシーズンに破産申し立て・降格というモントーバンのケースは、中でもとりわけ劇的かもしれない。

さてバイヨンヌ戦が終った時点では、モントーバンのヴィアンコ会長は"銀行の出資の合意を取り付けた"と残留に楽観的な発言をしてましたが、結局救済について市から好意的な反応を得られなかったらしく、万策尽きた。
月曜の重役会で破産申し立てが決まった後、会長はAFPの取材に答え、"クラブは火曜に商事裁判所によって会社更生法の適用下におかれた。それによってクラブは活動を続け、ProD2で戦うことができるだろう"、というようなことを語ったらしい。

もっとも同じ日付のスュッド・ウエスト紙は、裁判所が会社更生法の適用か、清算かを決めるのは金曜だと伝えていて、そのあたりははっきりしないのだけれど、会長のコメントのとおりなら、クラブはさしあたって必要な資金調達をする観察期間の間、活動を続けることができる。

もし裁判所による清算の場合には、プロクラブとしての存続の道は断たれる。すなわちアマチュアレベルのFederale3(5部相当)への降格を意味するのであります。
「我々はタルネガロンヌ県におけるプロラグビーを救うためになんでもするつもりだ」、と会長はコミュニケで声明している。

一方モントーバンの選手たちは、「クラブはシーズンの間中僕たちに嘘をついた」、と憤りを隠せない。彼らはこれから新しいクラブを見つけなければならないかもしれない。


ところでD2に目を向けてみると、モントーバンに代って昇格の可能性があるチームの中にリヨンOUがいる(2位)。しかしリヨンの不安定な財政状況はつとに知られたところで、今季の途中にDNACGから呼び出されたりもしているらしい。
もし仮に現状のまま昇格が決まるなら、D2の予算を組むのも苦しいクラブにとってはさらなるカタストロフを招きそうな気がしなくもないのであった…

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