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2010.04.01

【ラグビー】 金と人事とTop14

ざりざりの花見だったぽ

週末仕切り直すぽ。気を取り直してフランスラグビーの動向でも見てみようではないか…ってまた事件か。うちのブログはワイドショーじゃねーんだ。


【ベルジャリアンたち】

Grandchelem4「ブルゴワンは勝利にふさわしかっただろうに。なんという勇敢さだ。これがTop14の彼らの順位に高くつく負けでなければいいんだが」
(シャバル、Twitterで)

先週末のTop14で、トゥーロンに9-13で破れたブルゴワン。残り3試合で11位、いまだデンジャーゾーンを抜け出すことができません。

本来こんなところで残留レースをしているようなクラブではないはずですが、ここ数シーズン、財政状態の悪化はチームの成績に暗い影を落としています。それでもリーグで、欧州カップで、ブルゴワンの誇り高い戦いぶりについては常々掲載しているとおりです。

フランス代表がシックスネイションズでグランドスラムを達成したときの写真の中に、元ブルゴワンの選手たち勢揃いの1枚がありました。今も古巣を忘れていない選手達の存在は、苦しい状況を闘っているクラブとサポーターへの励ましにもなったはず。実際、シャバルは自分のブランドのCM契約を結ぶことで、ブルゴワンを金銭的に支援している。

そのブルゴワンの最近の財政状況にも関係するニュースが↓でございます。


【DNACG、仕事をする】

LNRのDNACGは火曜、Top14の3クラブ(ブルゴワン、モントーバン、スタッド・フランセ)とProD2の3クラブ(モンドゥマルサン、タルブ、リヨン)を、予備予算の赤字についての説明を求めるために呼び出したそうなんである。

29日付のレキップによれば、スタッド・フランセのグアジニ会長とリーグの代表は、スタッド・フランセの赤字について報道された数字を電話取材で否定した。それは実際、伝えられた250万ユーロより少ないと見られ、予備予算で8%後れを取っているだけであろうと。

LNRは同時に、パリジャンの降格処分の可能性はないと認めたようだけど、補強の停止とか罰金とか、リーグのポイント剥奪とか、そういうのはあるかもしれない。
しかしスタッド・フランセは200万ユーロのストックとスポンサーを持っていて、非常事態ということにはならないんじゃないかな、というのがレキップの見方でした。


より小規模なクラブにとっては状況はさらに深刻ですが、ブルゴワンに関しては、どうやら60万ユーロの赤字を埋めるための解決策を見つけたらしい。
最も心配なのはモントーバンです。モントーバンはまだ170万ユーロを探しており、さらにメインスポンサーが段階的な撤退を決めたらしく、降格処分の危険が増大しています。

火曜の聴取を受けたブルゴワン、モントーバンの会長とスタッド・フランセのGMは、おしなべて楽観的だったそうだ。ともかく、ガンバレみんな。


…と、ここまで書いてレキップのサイトを見たら、モントーバンに2部降格処分が言い渡されたそうだ。クラブは不足の200万ユーロを見つけるという条件で異議申し立てもできる。これで降格とか、ファンもせつなかろう。わーもう、ガンバレ!
(これエイプリルフールとかだったらドツく)


【50万ユーロの男】

スタッド・フランセに関して言えば、あそこはもともとマックス・グアジニがNRJラジオを辞めたときに持ち株を売った金を突っ込んでやってたようなクラブだから、それほどの財政的基盤はないと思う。
リッチなオーナー会長が参入したTop14で、その他が戦力的に対抗するのがいかに困難になりつつあるか、という1つの表れなのかもしれません。

少し前にサラリーキャップについての記事をちょこっと載せたけれど、実際大勢には影響のない数字で、ほとんど話題にもならなかったのでした。それでもサラリーキャップ導入については、ラグビーファンからはポジティブな反応が多かったように思う。


そんな中で、なかなか景気のいい数字が踊っているところもある。同じく降格危機にさらされているバイヨンヌから、代表若手ウィングのファルが来季ラシンに移籍するんじゃないかという話です。
ファルはバイヨンヌと2012年まで契約があり、ラシンが彼を獲得するには50万ユーロと見積もられる移籍金を支払わなければなりません。

しかし交渉を進めているらしいファルの代理人とバイヨンヌ、ラシンは、いずれもファルの移籍を現段階では否定した。ラシンにはバイヨンヌの要求する50万ユーロを支払う用意があるらしい。けれど、両クラブに近い筋によれば、まだバイヨンヌには具体的なオファーは何も届いていないという。


これもリエヴルモンの若手起用の功罪とも言えるのかもしれないけれど、こんな話が出るようでは、アラン・アフルルもバイヨンヌから手を引くつもりなのかな…


【スタッド・フランセ人事情報】

ここで3月19日まで時計の針を戻しますね。
シーズン末までの契約でお試し期間中だったスタッド・フランセのジャック・デルマスコーチは、シーズン終了後クラブを去ることになりました。
現在9位、彼の使命だったプレーオフ出場は無理っぽいということで、しかたのない決断だったのかもしれませんが、もともと前コーチのマッケンジーが解任されたときにデルマスを連れてきたのはクラブのマネージャーで、マックスの意志ではなかった。
一方で、BKコーチのフォジュロンはクラブに残ると見られる

来季から3年間スタッド・フランセのスポーツ・ディレクターを務めることになるのは、現レンスターのコーチ、マイケル・チェイカ。
名前の表記はこれでいいのかな、レバノン出身のオーストラリア人。89年から91年まで№8としてカストルでプレーし、その後91-92シーズンにパリCASGでプレー。フランス語も流暢らしい。

これはメディアにとってはちょっとしたサプライズだった、というのは、大方予想された名前はガルティエ、ピチョット、ドミニシのような、スタッド・フランセの元選手達だったから。
しばしば噂されたガルティエの復帰については、彼は今いろいろ手広くやっていて忙しいのだと。スタッド・フランセはフルタイムで働ける人物を望んだ。しかしガルティエへの扉はいつでも開かれている、というような話です。

チェイカは今後来季の補強にも携わるだろうとのことでしたが、まーこのクラブ状況だとどうでしょうね。
それとこれとは関係ない話ですが、2ヶ月ほど前に、同じパリのPSGの赤字はどうやら今季だけで1500万ユーロに上るらしいよ、というニュースを見て吹いた。さすがスケールが違う。


以上一気読みでした。すげー疲れた。

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