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2010.03.30

【闘牛】 お天気次第、牛次第

カポーテの間、"これはちゃんとしたファエナができそうな牛ではないね"、とみなした観客が牛の交換を求める緑のハンカチを振り出すと、闘牛場内のトリル(牛の囲い場)にスタンバイしてる雌牛たちにカメラが切り替わる。
なんだかブルペンカメラみたいだけど、ブルペンもブル(雄牛)のペン(囲い)なわけだから意味は同じなのね。

「モーしょうがないわね」「ほら帰るわよ」といった感じで迎えに出てくる白と茶のまだら牛たちに囲まれて、照れたように足で砂をかき、頭を垂れてしおらしく退出する牛もいれば、寄るなさわるなと角を振り立てるマッチョな牛もいる。(「キャー何コイツ」「やばーん!」)
どうしてもトリルに帰らない牛に関しては、人間が体をはって誘導する。


実際、闘牛は、気まぐれな牛たちをいかにイメージ通りに動かすかの技術なのだろうなあと思う。天候だって気まぐれだ。風でムレタが水平にあおられるような(つまり、丸腰で立っているのと同じ)危険な状況もあるし、雨が降ればムレタは水を吸い、足元は滑りやすくなる。
闘牛士達はわずかな時間に牛の癖を読み、状況を読み、一瞬一瞬で命がけの判断をする。動かなかったり、逆にめちゃくちゃな動きをしたりする難しい牛を相手に、見事なパセをつなぐ闘牛士には、思わずほぉぉとため息が出る。

サガンの言葉を借りれば、「私が闘牛を好きなのは、バイオレントだからではなくインテリジェントだから」


【ニームのカルテル】

http://www.arenesdenimes.com/cartels.php

5月13日は、セバスティアンのハイチ支援闘牛が行われる昇天祭のフェリア。午前の部のノビジャーダにはパトリック・オリベル、トマシト、トマ・デュフォー。たぶん今フランスで最高のノビジェロ3人だと思う。

19日からはペンテコステのフェリアが始まる。20日にホセ・トマス。最終日24日の午後はフリとセバスティアンのマノ・ア・マノ。

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