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2009.09.05

【フランス闘牛】 La vida y la muerte, eso es el toreo

Sébastien Castella - Nîmes - 08/05/2008
http://www.youtube.com/watch?v=7fhwOPKAhdA
Feria de Nîmes 8 Mai 2008
http://www.youtube.com/watch?v=FNWQH41W570
(もう少し近いアングル。Castellaは3人目。どちらの動画もとどめの場面があるので、苦手な方はお避けください)

08年5月8日、ニームの円形闘技場でのペンテコステのフェリア。Sébastien Castellaが牛の耳2枚と尻尾を獲得した闘牛。彼はこの日コンスルの門から肩車で栄誉の退場をした。


美か残酷か、文化か野蛮か、しかしおそらく闘牛の極点ではすべては表裏一体に、渾然としてそこにあるのだろう。牛と闘牛士の関係でさえ。
「いい牛が出てきた時には、牛は僕のパートナーになる。決して敵じゃない。最後に牛を殺さなければならなくても、それは闘いじゃない。僕達は交わっているんだ」

Castellaが「交尾する」という意味の言葉を使っているのには、ちょっと圧倒させられた。上の動画の最後には、馬に引かれていく息絶えた牛に、彼が近づき身をかがめて触れるところが映っている。彼はある時はまた、切り取った牛の耳に熱烈なキスをする。


Castellaは、闘牛は牛と闘牛士による芸術だと言い、それは挑戦であり自由だと言い、「もちろん"生と死"、それが闘牛」と言う。もしそうなら、彼の闘牛の優雅さは、角の前で命がけのぎりぎりの一線に立ったときにしか芸術として成立しえないと、彼は信じているのだろうと思う。
「最高のトレロでありたい。中途半端な闘牛はできない。僕は命をかけるためにそこにいる」

7歳でベジエの闘牛学校に入った頃からそれは変わらないことを、アレーヌのディレクターでCastellaの少年時代のよき指導者であるRobert Margéは証言している。
「私は衝撃を受け、彼と話した。私は彼が夢中になっているのか、闘牛ごっこをして遊んでいる子供なのかを知りたかった。私はその時、彼には確信がある、彼にとって闘牛は生か死かの問題なのだということを理解した」
ただ牛だけが、内向的な子供だった彼の心をとらえた。角に近づけるなら何でもよかった。雌牛に立て続けに10回宙にはね上げられても、闘牛場に戻ってきた。


9月、ニームではヴァンダンジュ(ブドウの収穫期)のフェリアが開催される。古代ローマの円形闘技場で、あたかも農耕の儀礼のように、砂地に新しい血が流される。それが牛のものであれ、時には人間のものであれ。
闘牛士は最高の正装で、猛獣の王たる雄牛を迎えるためにアレーヌに立つ。

「彼が闘牛をする時、観客は一瞬たりとも息をつくことはできない。観客は彼と共に、彼が冒す危険を体験する。彼は自分の演技を儀式化しているような印象を与える」
スペインの劇作家Albert Boadellaが、Castellaの闘牛を評した言葉。

Castella085bgranada
(photo: AFP)

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