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2009.07.16

革命記念日・フランス人孤軍奮闘す

暑いですね。どーにもアタマが稼働しません。ものすごくありふれた単語の意味が、一瞬頭に浮かばなかったりします。今日の更新分の内容はマユツバでなにとぞお願い。誤訳あったら後で申告する…


もうちょっとツール・ド・フランスの無線禁止の話をしましょう。私はもちろんニワカなので、無線の是非については何も分かりません。ただ、この種の議論は定期的に必要なものじゃないかとは思います。むしろこのように、競技の外の世界がめまぐるしく変わりつつある時にこそ。
競技の文化において、変わるべきもの、しかし守るべきものは何か。私はラグビーワールドカップの時もそんなことを考えていたような気がします。
とはいっても今回の論争で、なんらか発展的な議論が機能したかどうかは知らない。


さて昨日のエントリで触れたSud Ouest紙は、ボルドーを拠点とするフランス南西部の大地方紙です。そのSud Ouestに新たに、7月14日の"パレード走行"(まあサボタージュですわナ)の舞台裏にフランス人選手達が言及した記事が掲載されてます。
「僕は情報の収集に行って、(無線禁止に抗議した)14チームが、その日の逃げを全部つぶすために合意していることを知った。今日アタックしても何にもならないことが分かったよ」(ヴォクレール談)

第10ステージで最後まで逃げた4人のうち3人は、無線禁止に反対しなかったチームのフランス人でした。彼らがアタックした時、プロトンの一部からはブーイングがとんだ。
逃げのあと1人はカチューシャのイグナチェフ。しかし彼らは、イグナチェフは彼のスポーツディレクターから逃げの協力を邪魔するよう指示を受けていた、と考えています。

「アタックするためにツールに来たイグナチェフが、結局スポーツディレクターのただの命令で、フェアなレースをしようとしないのを見るのは悲しい。この態度は、他の大多数の選手の態度と同じように、観客に対してまったくもって失礼だ。観客はスポーツの努力を見に来たんであって、政治的な復讐劇を見に来たんじゃない」、とはドゥムラン。

だからドゥムランは、あと2人のフランス人の連れと同様に、一日中先頭集団でねばることに決めた。その努力が実を結ぶことはないことを知りながら。
「せめてツール・ド・フランスが通るのを見に来た人達みんなが、フランス人選手がレースの先頭で奮闘するのを見て喜んでくれていたらいいんだけどね」

このステージでの逃げを諦めたヴォクレールは、「本当に意見を訊かれれば、僕は無線には反対だ。でもね、僕はみんなを敵に回したくないんだよ…」、ともコメントしています。自転車競技は、やはり独特な世界なのかしらね…


・レキップは、プロ自転車連盟(CPA)がメンバー865選手を対象に3月に行ったアンケートで、選手の52%が無線なしで走るのに賛成だったというCPA会長セドリック・ヴァスールのコメントを掲載しています。
「その頃は選手達はツールでこれが試験されるとは知らなかった。しかし、選手達が自分の考えを述べなかったとは言えない」
金曜のステージで無線をどうするかのUCIの決定は今日出るはず。

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