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2009.06.28

苦境のフランスラグビー

まあ、「よかった、病気の子供はいないんだ」じゃすみませんわナ。「バスタロー事件」について、この週の間に伝えられたフランス側の反応も書いておきましょう。

IRBのラパセ会長は、FFRの会長時代、レインボー・ウォリアー事件の後80年代の終わりに創設されたフランスとニュージーランド間の友好のためのアソシエーションの職にも就いていました。ラパセは今回の事件を、「非常に残念。弁解の余地のない行動」と厳しく批判しています。
この出来事が両国間の関係に重大な結果をもたらすだろうか、という質問に対しては、
「両国間では何もない。しかしそれはフランスラグビーのイメージを大きく揺さぶっている。ニュージーランド、ラグビー界、そしてフランス国内でも。フランスラグビーにとっては非常に厳しい時だ。マチューは代表であることの意味を自覚し、責任を引き受ける勇気を持たなければならない。我々はすでにこの世代で、あまりに多くのトラブルを経験した。注意しなければ…」

いずれにせよ、レインボー・ウォリアーの話までが持ち出されてしまうようでは、ニホンジンの私がとやかく言うべきことではないけれど、スポーツが政治的な文脈で語られるような状況は不幸なことですね。


FFR会長やフランス代表団長、マネージャーのジョー・マゾらは皆、バスタローが嘘をついていたことに一様にショックを受け、ニュージーランドの協会と国民に謝罪の意を表明しています。
バスタローには今後それなりの処分が下ることになるでしょうが、マルク・リエヴルモンは、謝罪の意を示しつつも、20歳の若者を気遣ってもいます。

「彼から最初に話を聞き、我々はショックだった。我々は彼を守った。そしてこの2つめの声明の後で再びショックを受けている。何日かよく考え、良心の呵責に苛まれた後で、彼は真実を話すことにした。過ちは償わなければならないし、NZの協会に謝罪しなければならない。首相から公式な謝罪もあったんだ。
我々は誰をも非難したり、罪を負わせたりはしなかった。しかしこのような残念な思い違いをしたことについて、我々は詫びることしかできない。
私はマチューと電話で話したが、彼はパニックだったと言った。自分で怪我をし、襲われたと出まかせを言ったのだと。彼はひどく困惑して、悲しんでいた。しかし私は日曜に彼に同情したのと同じように、今もやはり彼を気の毒に思っている。彼に対してどのような決定が下るにしても、彼を理解しなければならないし、考慮に入れるべきことはある。彼は20歳の少年だ。私はまず何より彼のことを思う。彼は慌てふためいていたんだ」

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Comments

この事件、本当に意味がわかりませんよね。
謝って反省しているのに、「部屋で転んだ」なんていう‘これも嘘でしょ?誰も信じないよ’的な言い訳をしているし。

ニュージーランドが反撃に出たということは、真相が明かされるかもしれませんが、フランス代表内部の信頼関係やコミュニケーションの程度、何よりも、選手管理のできてなさ具合が暴露されたということでしょうね。
ああ、それにしても、仏代表の未来を担うセンターが、フリッツ、メルモス、バスタローとトラブルメーカーぞろいなのは、喜ぶべきか否か…。
まったく目が離せませんねhappy01

Posted by: machvili | 2009.06.29 at 01:26

憶測が乱れ飛んでてわけが分かりません…。噂を総合すると、バスタローはウドラオゴかピカモールに殴られて怪我をして、廊下で泣いてるところをパリソンが見つけてドクターのところへ連れていった…という感じなのでしょうか?
NZの方ではあとの2人も違う名前が報じられてたみたいですよね。
「部屋で転んだ」はツッコミどころありすぎだけど、さすがにかわいそうになってきたので、個人的には正しい処分(公的あるいは内部で)がされればもういいよ、という気もしてます…

リエヴルモンになって若手の起用が増えて、選手の入れ替えも多いし、コントロールが難しくなっているのかもしれませんね。つい最近まではチームにリーダーシップを持ったベテランが何人もいたけれど。この前の夏のテストマッチでボクスに勝った時のようなチームの雰囲気がなくなりましたね。
リエヴルモンは「優しすぎる」と言われているけど、少し選手を信頼しすぎているのかも。

私フリッツのことは今回どこかのフォーラムで初めて知ったんですが、読み違いかもしれないけど(であってほしい)、まさかそんな!
  _, ._
(;゚ Д゚)
メルモスは何をしでかしたのですか…

Posted by: つき | 2009.06.29 at 13:51

噂は、ほとんど噂だと、思います。さすがにお子様は寝ている時間かと。
マックスも「優しく」バスタローの代わりに会見してましたよ。本当に、問題児が多くて…。

フリッツに関しては、そういうことだそうです。今回のパスポート更新し忘れも、いいジョブでしたね。
メルモスは、今のところ、大きなネタはないようですが、こちらも器が大きいらしく、そのせいでギィと喧嘩して放出だったらしく。。注目選手です(笑)。

Posted by: machvili | 2009.07.01 at 05:35

なんか、ル・パリジャンがあることないこと書いたとか?サイトでは有料購読らしくて読めないんですけど…
あいかわらずえぐいですねえ。あそこの新聞のおかげで、PSGの監督や会長のクビが何人分飛んだことか。

>マックスも「優しく」バスタローの代わりに会見してましたよ

マックスが過労で入院してしまいそう。ブランもRMCでバスタローをかばってましたよね。ちょっと、ぐっときてしまいました。私ブラン好きなんです。

>フリッツに関しては、そういうことだそうです

そ、そうなのですか。フリッツそれは警察沙汰…_| ̄|○
しかしメルモスはいろんな意味で楽しみですね!あのギ・ノヴェスと…。今後目が離せません。

Posted by: つき | 2009.07.01 at 23:25

私もブラン、大好きです!
引退はまだのようなので、もうちょっと先輩としてがんばっていただきたいな、と。

バスタローのことは、チームみんなで心配してサポートしているようです。
メルドルはメルドルだし、代表側ははっきり話さないし、どこからともなく首相までしゃしゃりでてくるし。。。
ストレスはそうとう大きいでしょうね。このままつぶされてしまわないといいけれど。

Posted by: machvili | 2009.07.02 at 07:33

>私もブラン、大好きです!

魅力的な人ですよね!情熱的で知的な選手という印象です(違うかな)。引退、心配してました。来季も見られるなら嬉しいです。まだチームにはああいう人が必要ですよね、退場は困るけど。

ブランはMidolの編集長が書いた記事("セックスと嘘とビデオテープ"とかいう)のことで怒ってたみたいです。ほんとにMerdol。バスタローはトゥールーズのファンに嫌われてるから、そんなことも影響してるのかと邪推しちゃうのですが…
しっかりサポートしてあげてほしいです。ある意味、これでチームがまた"ファミリー"を意識してくれれば…

Posted by: つき | 2009.07.03 at 01:55

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