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2009.05.30

Top14準決勝直前・未推敲エントリ

今夜は夕飯にスペアリブの煮込みを作ったんですが、骨から肉をはがしてる時に、パ、パラの怪我を思い出し…(…食べました)
さて準決勝2戦目。正直スタッド・フランセにはあんまり期待してないっス。運良くリーグアン最終節とは放映時間がずれたので、今日はちゃんと見られるだろうか…


というかこの準決勝・決勝ってJスポで中継あるのでしょうかね。昨夜のエントリの「黄色い方が勝つ」というのは、前半20分の時点でなんとなくそんな気がした、というだけで、結果には関係ないし願望でもありません。

まあ結局トゥールーズ×クレルモンはなんだかんだ言いながら最後まで紙芝居を見たんですが、試合の結果に関係ない話をすると、珍しい光景はハーフタイムでした。
両チームがロッカールームに戻らず、そのままグラウンドに残っていた…というのは、ボルドーのスタッド・シャバン=デルマスはグラウンドとロッカールームがかなり離れているからだそうで、120メートル、欧州最長らしいんですけど、あそこは一体どういう構造になってるんだろう。
クレルモンは事前にテントを用意してあったようだけど、トゥールーザンはそのまんま(だったと思う)。

…このへんでそろそろ移動。

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【音楽】 自由の問題 (Stephen Malkmus)

スティーヴンおめでとう…43歳 つД`)
グランジだのロウファイだの、幾多のメディアとマーケティングの狂騒をすり抜けて、スティーヴン・マルクマスは我が道を行く。ただしいオトナ。

動画サイトを探しながら、最近のアコースティック弾き語りがなかなかいいのにちょっと驚いてもいる。彼がペイヴメントのダルなノイズの渦の中を泳いでいた頃には、そんなことは思ってもみなかった。
基本は何も変わっていない。奇妙なチューニング、途方に暮れるコード進行。だけどいい音楽を作っていると思う。どこにも属さない音楽を。

何にでもレッテルを貼りたがる評論家を信じてはイケナイ。カテゴライズは暴力であり知的怠慢に他ならないから。

Smalk

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黄色い方が勝つわ

Top14準決勝トゥールーズ×クレルモン観戦中、前半20分ですが紙芝居でお話にならないww
リーグ・ドゥの最終節にぶつかってるっぽいんですが、金曜でこれじゃ明日は絶望だ…

寝るわ。

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カタランのシーズンなのかしらね

Himne del F.C. Barcelona
http://www.youtube.com/watch?v=8b8cGhxhAsY

ベルナベウでのクラシコの時も、バルセロナは次元の違うサッカーをしていて驚かされたし、彼らには自らのサッカーを誇りにする資格があると感じた…彼らにはリスクを恐れない勇気があるから。
ペップ・グァルディオラは好きだし、またこうしてサッカーに情熱をかたむける彼を見るのは嬉しい。しかしチャビにしてもイニエスタにしても、まだヒヨっ子だった頃に彼らがここまでの選手になるとは正直思ってもみなかったわけで(ただのせんだだとばかり思っていました)、当然のことなんだけれど、何事も成熟には時間が要るのね。


上の動画はおなじみのバルセロナのイムノ、歌詞つき。「我々はブラウグラナ。南から北から、どこから来たのであろうと。我々はひとつ、旗が我々をひとつにする」…そんな感じでしょうか。(違ってたらごめん)

Top14の最終節が終った時、ペルピニャンのロッカールームではこのイムノが流れていました。"si del Sud o del Nord"というのは、世界のどこであれという意味合いだろうけど、ペルピニャンの人々にとっては、それは南北カタルーニャ統一のイメージでもあるのかもしれないな…
しかし準決勝、ペルピニャンはこの盛り上がった勢いで来るのかー。

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U20世界ラグビー選手権2009

私はフランスのラグビーが好きですが、仮に日本とフランスが対戦することになったら(というか2年後に対戦するんだけど)、日本人として観戦するでしょう。まあフランスの場合はいつ日系の選手が代表に選ばれてもおかしくなさそうなふんいきがあって、そこも好きなところなんだけど、それはそれとして、


U20世界ラグビー選手権2009 予選プールC 第3戦
フランス vs. 南アフリカ 
06月13日 (土) 25:00 - 27:00  J sports Plus

フランスのメンバーはこれかな。
http://www.ffr.fr/index.php/ffr/equipes_de_france/france_20/coupe_du_monde_2009

一番下のリンクから顔写真も見られる。注目選手はスタッド・フランセのカマラ(ウィング、今季11試合出場3トライ)、バイヨンヌのFall(ウィング、11試合2トライ)、主将を務めるクレルモンのLapandry(3列、14試合1トライ)…あたりでしょうか。
マネージャーはフィリップ・セラがやってます。

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2009.05.29

夢の終り

チャレンジカップ決勝で、ハイパー・アグレッシブなノーサンプトンに対してなすすべなく敗れたブルゴワン。
現地フォーラムのラグビーファンの多くは、ノーサンプトンの勝利は当然だと認めながらも、またしてもイングランド側のファウルとアグレッションを見逃したレフェリー(クランシー氏)と、何人かの相手選手の悪しきメンタリティに対して怒ってもいました。
「もうフランスのクラブは欧州カップをボイコットするべき」、そんな声まで。

もしブルゴワンが優勝していたら、来季ハイネケンカップの出場権を失っていたはずのブリーヴのパリソンが、この決勝の結果に安堵のコメントをしたのは、彼の立場としては当然です。
しかし彼の、「(ブリーヴの出場権獲得については)そんなに心配してなかった。アイルランドのレフェリーだったからね。フランスのクラブとイングランドのクラブは、密集では同じように裁かれない。僕達はそれを分かってる」、というコメントは、結果的に欧州カップのレフェリングに対するアイロニーになっています。


ブルゴワンの2人のコーチのうちEric Catinotは、取材に対し「我々は選手達の安全を保障しなかったレフェリーを腹立たしく思っている」とコメント。
しかしもう1人のコーチ Xavier Péméja は、「あなたはERCにだまし取られたと感じているか?」「決勝の会場がイングランドでなかったら判定は違ったと思う?」という質問に対しては、きっぱりと否定しました。ブルゴワンが負けたのは、ノーサンプトンが自分達より良かったからだと。
それでもPéméjaはこの決勝がフランスで行われなかったこと、そして何より、フランス人であるERCの会長がこの決勝に来なかったことをとても残念に思っています。

「フランスのクラブが出場するというのに、ムッシュ・リュクスが決勝を欠席したのは奇妙なことだ。それはショックだがブルゴワンは小さなクラブだ。敵に裏切られるのはかまわない。しかし友人が助けてくれなかったら…。私はムッシュ・リュクスにそばにいてほしかった。彼がブルゴワンの会長の横に座っているのを見るのは嬉しかっただろう。そして彼が欧州カップの決勝でフランスのクラブを見るのを誇らしく思ってくれたなら…」


火曜、ERCの規律委員会はブルゴワンの主将Frierを召喚し、ノーサンプトンの選手を殴った件で事情を聞くことを伝えました。しかし予想されていたノーサンプトンのLawes(パラが負傷したタックルの件で)に関しては今のところERCからは何も伝えられておらず、レキップは「議論を巻き起こすに違いない決定」、と。


http://www.youtube.com/watch?v=JhB31tI-qlg
(確認してないけどたぶんパラが怪我したところの動画)
地面に倒れて立ち上がれない間、優勝カップが運び込まれ、数分後にはほぼ間違いなく自分達が手にするだろうカップにイングランドの観客が満面の笑顔で拍手する…なんてコントラスト。
パラは最終的に手術をしないで怪我を治すことに決めたようです。

Parrace

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2009.05.27

旅人ミシャラクさん

シャバルは出ないけどイーストウッドの次の映画は楽しみな話ですが、これを機に「ハスミン、ラグビー批評に本格参戦」なんてことになったら、それは正直なんかビミョーだ…


閑話休題。サイトやっててプレスの移籍報道にいちいち反応なんかしてらんないよ、というのは本当ですが、たまに「ちょっと釣られとこうかな」という記事もございます。というのは、Midolがまた「ミシャラク移籍?」なんて記事を掲載したらしいんですね。
ミシャラクにはトゥールーズとまだ2年の契約がありますが、彼にはウェスタンフォース、バイヨンヌ、レンスターからコンタクトがあったんじゃないかと。トゥールーズに彼を放出する用意があるようには見えないけれど、Top14の準決勝・決勝の後で進展があるかも…そんな内容。今のとこベタ記事扱い。

再びテストマッチのリストから外れたミシャラク。リエヴルモンの目には、彼より好調なSHは他にいる。リエヴルモンはミシャラクがトゥールーズであまり試合に出られていないことも問題にしているようで、根拠のない移籍話ではないけれど…

Micha5

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2009.05.26

ジロ・デ・イタリアいまさら日記 第13ステージ

トゥールーズのバラ色、フィレンツェの黄色。伝統的な町並みの色は様々です。13ステージのゴール地点フィレンツェの建物の黄色みがかった壁は、ピエトラ・フォルテと呼ばれる地元産の砂岩の色で、朱色の屋根とのコントラストがきれいです。
私が欧州のスポーツを見たり、風景を見るのが好きなのは、つまりは日本では近年失われてしまった景観や精神的価値へのノスタルジーなのかもしれないな、と思うことはあります。たぶん私はものすごく日本人なんでしょう。

そんなわけで私は自転車ロードレースのチームスポーツ的側面が好きです。その点チームコロンビアはカヴェンディッシュという高速エーススプリンター(なんだよね?)を擁しながらも、チームで勝つという透徹な哲学を感じて好ましい。しかもういういしい。
ういういしいボアッソンが第7ステージで勝った時、カヴだったと思うけど、そのすぐ後をガッツポーズしながらゴールに入ってきたのが印象的でした。ここのチームが勝った時の、「みんなアシストありがとー!!」タイムはいいよね。

カヴについて感心するのは、その学習能力の高さ。いやシャンパンの開け方のことじゃなく(これは確実に進歩した)、このステージのスプリントでも第2ステージと同じミスは犯さなかった。
で、取るものを取ったらツールに備えてフィレンツェ近郊の自宅に直帰したそうですね。相変わらずサッパリしてる…

Cav531b

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追記

朝見たらパラの怪我の続報が出てました。Dauphiné Libéréが伝えたところによれば、月曜の検査の結果、怪我は重度3。つまり手術の必要があるかもしれません。
代表とクレルモンのメディカルスタッフの意見を聞いて決めるとのことですが、手術を受ければ何ヶ月もの離脱が予想されます…

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棄権続々

チャレンジカップ決勝で左肩を負傷したパラは、最終的に6月のテストマッチを棄権、ヤシュヴィリが代わって招集されました。
パラの怪我はune disjonction accromio-claviculaire de stade 2、よく分からないけど肩鎖関節損傷の重度2、ということでしょうか。肩鎖靱帯が断裂してずれた鎖骨をかろうじて烏口鎖骨靭帯がつないでいる亜脱臼の状態、で正しい? 当初重度3(烏口鎖骨靭帯も断裂)かも、とも言われていたから、思ったよりは軽かった…

しかし代表スタッフの打撃はこれだけではなかった。パラの棄権の後、スタッフは新たに主将ナレとアルノルドキの棄権を伝えました。2人はTop14のシーズン終盤の激闘で負傷(肋軟骨と肩)していましたが、やはり代表の医師からストップがかかったようです。

追加招集されたのは、ペルピニャンのシューリーと、バイヨンヌのレミー・マルタン。ここでフツーの反応は、「ちょっと待て2人とも3列じゃん」、というものでしょう。シューリーは先に発表された控えのリストに入っておらず、A代表としてルーマニアに行くはずでした。
リザーブリストには2列のジャケもいるわけですが、それについてはまた改めてリエヴルモンから説明があるでしょう。シューリーはおそらくポリバレンスを買っての招集だと思うけど、とりあえず、スタッフはレミー・マルタンを2列で起用する気満々のようです。

レミーの招集は07年ワールドカップ以来初めてです。2列はスタッド・フランセにいた頃時々プレーしていたポジション(そうだっけ?)。つまりこの夏のテストマッチは、まだ代表歴の浅いミロ=シュルスキ、怪我がちなパペ、本職№8のシャバル、本職フランカーのレミー・マルタンという2列で戦います。それって。

ナレに代わってはデュソトワールが主将を務めます。とにかくリーグの準決勝、決勝が何事もなく終りますように…

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2009.05.25

アレクサンドラのブログジャック

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ボンジュー。ブログ作成者が勝負事に疲れたそうなので、今日は私、アレクサンドラ・ローゼンフェルドが皆さまに愛をお送りするわね。


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どうかしら?これは私とセルジオが表紙の、イタリアのガゼッタの付録誌。イタリアらしい官能的なセンスよね。"Rugby mon amour"…そう、ラグビーはボールとの恋愛なのよ。


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昨年7月、ジョジオンの結婚式の写真よ。花嫁のバルバラさんは、フランスワールドカップの直前に亡くなったジョジオンの親友の妹さん。親友の死はワールドカップ序盤のジョジオンの不調の原因と言われたほど、彼にはショックなことだったの。
結婚式はAudresseinという小さな村(人口100人ほど)の小さな教会で、住民の方々の温かい祝福のもとで行われたそうよ。


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これはシャバルと奥様ね。奥様のアニックさんは小柄な方で、シャバルがブルゴワンにいた頃、彼と出会った時にはすでに一児の母だったの。シャバルにとって、彼を愛する誰かを見つけることは夢だったのよ。

Rma4_2

シャバルといえば少し前に、『グラン・トリノ』が公開されたばかりのクリント・イーストウッドの次の映画への出演オファーがあったらしいわね。『ヒューマン・ファクター』、ネルソン・マンデラの大統領就任と95年南アフリカラグビーワールドカップを通して、アパルトヘイトの終わりを描く映画だそうよ。
シャバルは2月にパリのフーケッツでイーストウッドのパルムドール授賞式が行われた時、すでにイーストウッドに会っているのね。制作チームはこの映画に出演するラグビー選手を探していて、シャバルに南アフリカで2ヶ月間撮影に参加できないかどうか聞いてきたの。でもシャバルは「時間がない」という理由で断ったそうよ。もったいない話だけれど、彼にとって一番重要なのは未来、2011年のワールドカップなのよね。


最後に、フランススポーツの三美神をご紹介するわね。女子サッカー代表よ。

Rma5

楽しんでいただけたかしら?

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2009.05.24

7年前の出来事

Rou1_2オドリスコル様おめ!

チャレンジカップ決勝、ブルゴワンの骨はまた後日改めて拾おうと思う。パラの怪我は肩鎖関節の…脱臼でしょうか、今日精密検査を受けたはず。ブルゴワンはパラにレイトタックルをかけたノーサンプトンのLawesの召喚を決めたようだけど、こういう展開になるとブルゴワンは不屈だわヨー。

昨日更新した時には、私はちょっとエモーショナルだったかもしれないけど、それはもちろんパラの涙と、それから直前にレキップ・マガジンのサイトでルージュリーの写真を見ていたせいもあるんじゃないかと思います。以前表紙になった写真ですが、あたりまえなんだけど傷だらけですね。「神の肉体」などではない、生身の人間の体です。
パラがタックルを受けて倒れるゾッとするようなリプレイを見ながら、その写真のせいで、一瞬ルージュリーの7年前の大怪我のことを思い出したのです。

ルージュリーの首筋から鎖骨のあたりまで走る大きな傷跡は、02年の8月、クレルモンとワスプスの親善試合の時、対戦相手のフィル・グリーニングのラフプレーで喉に重傷を負った時の手術痕。私はその頃はまだラグビーを見ていなかったから詳しいことは知らないけれど、ルージュリーは12週間の入院を強いられて、3度気管の手術を受けた。グラウンドに復帰したのは4ヶ月後。
今季の初めに彼が頸部のヘルニアで手術を受けることになった時、まず心配だったのは、その時の後遺症じゃないかということでした。

その後ルージュリーは損害賠償訴訟を起こし、グリーニング側はフェアなチャージだったと主張した。クレルモン=フェランの大審裁判所は07年11月、グリーニングとワスプスに、ルージュリーに対して40,500ユーロを支払うよう命じる判決を下しました。
グリーニング側は控訴を取り下げたけれど、損害賠償の支払いは拒否したので、ルージュリーの弁護士はまた長い司法上の手続きを始めることになりました。その後の続報は目にしていないけれど、だから、彼にとって7年前の事件はおそらくまだ終わっていません。

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2009.05.23

最後のciel et grenat

Challengefinale

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チャレンジカップ決勝

ノーサンプトン×ブルゴワン 15-3

先ほど終りましたが、残念ながらあまり後味のいい試合ではありませんでした。
終了の5分くらい前にパラがレイトタックルを受けて、のたうち回って痛がり、泣きながらグラウンドを後に。スタッフの人がなんだか不穏なことを言ってます。試合はずいぶん荒れてしまいました。
パラはかなり重傷の様子、下手をすると鎖骨を痛めているかもしれません。それでもスタッフに抱きかかえられながら、最後までベンチで試合を見届けていたのには涙出た。彼のブルゴワンでの最後の試合です。テストマッチは、無理に見えた…

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ラグビーの美しき男たち

チャレンジカップ決勝観戦中。今乱闘。パラがシンビンになっちゃいましたよ…

…レキップ・マガジン(http://www.lequipemag.fr/)のサッカー界の美男子特集の次は、ラグビー界の美男子です。まあまあ正統派チョイス。クマハイマセン。エリサルドは今までオモロイおっさんカテだと思ってたけど、こっちだったのか…。でもこれ入ってなくて内心ムカついてる人いそうよね、フランス人の場合。
↓今頃はノーサンプトンのサポになってると思われるパリソン。

Alexismag

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2009.05.22

WEAR RUGBY

シャバルさんのブランドですよー

http://www.ruckfield.com/

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錦を飾る

Jdupuy_2FFR会長から、「このテストマッチでは勝利を期待する」と、改めて"お試し期間は終りましたよ"宣告をされてしまったフランス代表なのであります。路線は継続、唯一の初招集は期待されたデュピュイ。
その一方で、何人かの元主力選手も復帰しています。怪我に苦しんでいたクレールやパペ、ここしばらく遠ざけられているようにも見えたスクレラやルージュリー。

SHではティユス=ボルドゥが怪我、エリサルドにもまだ不安があり、代表スタッフはヤシュヴィリとデュピュイの間で悩んだようです。ヤシュヴィリはすっかり復調し、経験もある。しかしスタッフは、レスターで目覚ましく活躍しているデュピュイを見たかった。
リエヴルモンは03~05年にビアリッツのエスポワールをコーチしていた時から、デュピュイのことはよく知っているらしい。リエヴルモンは彼をちょっとばかり引っ込み思案で冒険心に欠けノンシャランだと思っていたそうだけど、それでもデュピュイは控えに甘んじることなく、自らの価値を証明するために国を離れる勇気があった。「彼はチャンスを得るに値する」、とリエヴルモン。

メディアにとってサプライズがあったとすれば、それはむしろスクレラの復帰の方だったようです。今季は怪我が多くシックスネイションズのリストからも外れ、間にはこんなこともあり、今回の招集はスクレラ本人も意外だった様子。「とても嬉しいけど、驚いてもいる」。
スクレラはシックスネイションズの時は怪我で3ヶ月に1試合しかプレーしていないような状況でしたが、リエヴルモンは現在の好調を評価。「我々は彼を当てにしている」。昨年秋のワラビーズ戦で大崩れした経緯があるだけに、今回は奮起を期待したいですお願い。

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2009.05.21

おらが銀河系

ウイイレ脳に金を持たせると怖いということをつくづく実感させられるトゥーロンですが、バンドデシネ出版社社長のブジェラルがファンタジーを売った金でファンタジーを実現するというのは、理にかなっていると言えばかなっている…のかな。育成にもちゃんとお金をかけてるかは、人ごとながらチト心配。まあ、来季はサンタンドレがきっちり手綱を締めるハズ。

さてジョニー・ウィルキンソンのトゥーロン行きが決まりました。2年契約、年俸約80万ユーロ。Midolは100万とか書いたらしいけど、そのあたりはよく分かんないです。
ブジェラルは月曜夜の会見で満を持して09-10シーズンの新加入選手、実に16人を発表。全体的に年齢が高めな気はしますが、補強だけで1チーム組めます。情報だだ漏れで事前にたびたび報道されていたこともあり、メディアは「ノーマークだったのはライオンズのセネカルくらいかなー」という、ちょっとつれない反応でありました。この方元クリケット選手らしいですね。
その16人↓

Sébastien Bruno, Laurent Emmanuelli, Pierre Mignoni, Tonga Lea'aetoa, Tim Ryan, Kris Chesney, Juan Martin Fernandez-Lobbe, Joe El Abd, Jonny Wilkinson, Felipe Contepomi, James Peter Robinson, Tom May, Rory Lamont, Clément Marienval, Christian Loamanu, Dewald Meyer Senekal

トゥーロンの育成出身でクレルモンのチームメイトであるミニョーニ、エマニュエリ。サンタンドレと共にセールからやって来るブリュノ、ファン・マルティン・フェルナンデス・ロベ、ローリー・ラモント。カーディフのジェイミー・ロビンソン、ブリストルのエルアブド…
先に3年契約にサインしたFコンテポーミは、ハイネケンカップ準決勝で十字靱帯断裂の重傷を負って離脱中ですが、クラブは彼の年内の合流を期待しています。来季は、何事もなければワールドクラスにもほどがあるSO陣を擁することになりますナ。
そんな中、現在選手兼マネージャーのウマガは、Midolの取材に「来季も現役を続行したい」と話したらしい。

この会見の後にブリーヴのフッカー、Jawad Djoudiとの交渉がまとまっており、彼が17人目の補強。またrugbyramaは記事の最後でロアマヌ選手に触れ、ブジェラルの大博打、と。


来る人もいれば去る人も。ジェリー・コリンズは既にオスプリーズと2年契約を交わしたと報じられました。リーダーとして期待されながらもファン・ニーケルクにその役割を譲ることになり、わずか1年でTop14を去ります。

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2009.05.20

Top14第26節

08-09レギュラーシーズン最終順位  http://www.lequipe.fr/Rugby/CLA_ELIT1.html
準決勝は29日にボルドーのスタッド・シャバン=デルマスでトゥールーズ×クレルモン、
30日にリヨンのスタッド・ジェルランでペルピニャン×スタッド・フランセ、です。
共に降格チームが相手とはいえ、75-3(11トライ)でダックスを破ったクレルモンと、60-8(10トライ)でモン=ドゥ=マルサンを下したトゥールーズの対戦は恐ろしい。しかも昨季の決勝カード。それにしても降格チームのさよなら1部思い出試合に、なんて容赦のない方々…

ビアリッツは難しいシーズンを5位で終って来季のハイネケンカップ出場権を獲得。
ブルゴワンとひやひやのドローゲームを演じたブリーヴは6位で終了。ただしハイネケンカップに出られるかどうかは、今週末のチャレンジカップ決勝ブルゴワン×ノーサンプトンの結果待ち。

そのブルゴワン。終盤の踏ん張りにはもちろん、財政難のクラブのためにスポンサーを見つけなきゃならないという差し迫った動機もあったはず。おかげで新スポンサーも見つかったようで、来季は少なくとも900万ユーロの予算を確保できそうな感じらしい。今季の赤字に関しても、クラブ側は「なんとかなります!」と断言してるみたいです。これまでに寄付の呼びかけで集まった額は5万ユーロ。目標達成まであと5万ユーロ。

まだ準決勝があるけれど、Top14の皆さん1シーズン楽しませてくれてありがとうございました。


【最終節の中継で気になったこと】
・フランスラグビーではスキンヘッドの選手が引退する時に、みんなでハゲヅラをかぶる習慣があるようだ。

・クラブ史上初の首位でレギュラーシーズンを終えたペルピニャンのロッカールームから聞こえてきたのは、なぜかFCバルセロナの歌。ラグビーでサッカーで、カタラン大盛り上がりの週末。

・試合中のお尻ポロリが大好きなフランスのTV局は、ハイライト番組でもセクシーショットは見逃さない。今週の犠牲者はガスニエ(かな?)。オーストラリアじゃどうなのか知らないけど。


↓ヤシュヴィリ、ハゲヅラで笑顔。ビアリッツのダヴィド・クージネは膝のトラブルのため今季で現役を引退、今後はビアリッツのスタッフに入ります。

Dcouzin_2


↓ハゲヅラ証拠映像。2006年、スタッド・フランセのモニ選手引退試合。実はこういうのは得意そうなドミニシ(あまりシャレにならない)はともかく、あのナルなルックスで普通にヅラいっちゃうミルコ・ベルガマスコに感服。さすがイタリア人ノリがいい。
http://videos.stade.fr/video/iLyROoaftfc7.html

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2009.05.19

リザーブリストの10人

とりあえずブジェラルは放置して、テストマッチのリザーブの10人。おー、ヤシュヴィリとレミー!
フォール、ケイゼル、ボクシス、バビー、ポワトルノー、マルジューらはこちらの方に。

Faure (Sale/ANG), Kayser (Leicester/ANG), Jacquet (Clermont), Martin (Bayonne), Yachvilli (Biarritz), Beauxis (Stade Français), Baby (Clermont), Poitrenaud (Toulouse), Malzieu (Clermont), Floch (Clermont).

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夏のテストマッチの30人

たった今発表された夏のテストマッチの招集リストです。今回は1軍をそろえましたですよ、という。
レスターのSHデュピュイが初招集。スタッド・フランセとの移籍交渉はどうなったものやら、また市場価格が…。他はスクレラの復帰。パペ、ルージュリー、クレールも。

Avants : Domingo (Clermont), Barcella (Biarritz), Mas (Perpignan) Szarzewski (Stade Français), Guirado (Perpignan), Marconnet (Stade Français), Servat (Stade Toulousain), Nallet (Castres), Millo-Chluski (Stade Toulousain), Papé (Stade Français), Chabal (Sale/ANG), Harinordoquy (Biarritz), Dusautoir (Stade Toulousain), Bonnaire (Clermont), Ouedraogo (Montpellier), Picamoles (Montpellier)

Arrières : Parra (Bourgoin), Dupuy (Leicester/ANG), Trinh-Duc (Montpellier), Skrela (Stade Toulousain), Jauzion (Stade Toulousain), Fritz (Stade Toulousain), Mermoz (Perpignan), Traille (Biarritz), Bastareaud (Stade Français), Clerc (Stade Toulousain), Heymans (Stade Toulousain), Rougerie (Clermont), Médard (Stade Toulousain), Palisson (Brive).


「昨日せっかく大ネタ振ってやったんだからワシの話をせんかい!!」

Toulon0905


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2009.05.13

週末のパリソン

Brivemonpellier_2


      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ <  髪切った?
    ´∀`/    \_____
   __/|Y/\.
 Ё|__ | /  |
     | У..  |


(ブリーヴ公式サイトCAB TVより)

「えーなんでー?トライじゃないのー?」の顔。
ノッコンです。

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ビッグクラブの底力

バイヨンヌ、ブリーヴといったクラブが終盤失速する一方、ビアリッツ、クレルモンはなんだかんだで目覚ましく復調しています。

スタッド・フランセ対ビアリッツは、来季のヨーロッパカップ出場権獲得に燃えるビアリッツと、既にリーグ準決勝進出の決まったスタッド・フランセの、まあまあ予想通りの展開でした。(12-16)
以下眠かったのであまりよく覚えてないんですが、ヤシュヴィリいいですね。前半にエルナンデスがDGを決めてから2分もたたないうちに、今度は自分が40メートルのDGを通してみせる。この試合唯一のトライユのトライ(くどいな)に貢献したのも彼。疾走するヤシュ!

負傷からスタメンに復帰したエルナンデスは、キックをチャージされまくってうち1本をトライに持って行かれる等ビミョーな出来でした。余裕で蹴り出したキックが、レフェリーに22メートル外のダイレクトタッチと判定された(んだと思う)時の驚愕の顔には結構萌えた。
まあこの夜の敗戦は連帯責任です。絶好の位置のラインアウトがディミトリ師匠のピザスローで思いっきり戻されるのはせつない。SHがなあ、オールシッグはキックは正確なんだけど肝心なパスがなあ…というのはクレルモン対モン=ドゥ=マルサンのミニョーニと見比べて思ったことだった。準決勝、非常に心配。


シーズン前半戦は不安定なパフォーマンスが続いたクレルモン。前節はペルピニャンに僅差で敗れたものの、ブリーヴ戦の大勝に続き、モン=ドゥ=マルサンに対し圧倒的な力の差を見せつけて勝っています(66-3)。ナラガのハットトリック、ルージュリーの2トライなど計10トライをマーク。強い時のクレルモンはまったく止められる気がしません。ドハデなトライ・ショーは公式のASM Liveでどうぞ。
http://www.asm-rugby.com/

パツキンのお兄さんこと主将のルージュリーは、「決勝ラウンドの対戦はこんなじゃない。集中を欠かないようにしないと」、と慎重です。
この試合で素晴らしいトライを挙げたルージュリーも、代表には久しく招集されていません。代表スタッフの目にはルージュリーは創造性の面でやや劣る、という理由らしいですが…好調なんだけどなぁ。

↓はブリーヴ戦でパリソンを仕留めた瞬間。「若造、10年早いねん!」とか、そういうんじゃないでしょうけど、まあ。

Clermontbrive

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2009.05.12

Top14第25節

早いもので今季のレギュラーシーズンもあと1試合です。週末のTop14第25節の結果、ブルゴワンがカストルに勝って残留を確定。同時にダックスのD2降格が決まりました。
今季はよく健闘したダックスでしたが、コーチのトマ・リエヴルモンが言うように経済的現実には勝てませんでした。先に降格したモン=ドゥ=マルサンの予算はリーグで14番目、ダックスは13番目だとか。まさにクラブの財力が反映された結果でした。

それと、とりあえずスタッド・フランセの来季のマイヨはこれ。

Neon_3

慣れって怖いですね。全然フツーに見えます。あとはもうスタッド・フランセのマイヨに期待するのはシースルーしかないよな、と思っていたら、公式サイトのフォーラムに、「あと2枚のマイヨのうち1枚は"半透明"になるらしいとラジオで言ってたよ」、という真偽不明の情報が寄せられてました。単なるチームコロンビアだったら悶死する。


さて来季のTop14について、先週木曜に開かれたリーグの総会で、ルヴォルLNR会長の提案した3~6位のチームによるプレーオフ開催案が可決されたようです。

もちろん、現行の「狂気のスケジュール」にさらに試合を追加するこの案が、すべてのクラブに支持されたわけではありません。LNRはFFRとの取り決めで、6月に入る前にリーグの決勝戦を終えなければならない。来季の開幕は8月15日に繰り上がることになりますが、スケジュールには3試合分のTop14と代表戦の重複があるようです。

しかし実際、選手獲得の規制と試合数の増加を同時に進めるのは矛盾があるような気はするわけで、リーグではスペクタクルどころか普通に凡戦が増えそうな気はします。
ジャン=ブアンでスタッド・フランセ対ビアリッツを視察していたマルク・リエヴルモンは、レギュラーシーズンの26試合を戦った後で、リーグのほぼ半分のチームが決勝ラウンドに出場するのかね、とチクリ。

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2009.05.11

ジロ・デ・イタリア開催中

初日カヴ

Cavgiro1

2日めカヴ

Cavgiro2

第2ステージのラストスプリントでペタッキに敗れたカヴェンディッシュのこの仏頂面。自分がふがいねえ。そんなとこが好きだ。彼の走りには同じ音楽が聞こえる気がする。
カヴにピンクは思ったより変じゃなかった。わりとかわいかったりもする。しかしいつも写真を検索してて思うんだけど、カヴの顔は顔面に見えないことがある。膝とか、肘とか。(わーごめん)

ランス・アームストロングと。

Cavgiro3

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美は乱調にあり

Maxime奔放な個性(フランス代表では抑えてるそうです)とプロフェッショナリズムがスリリングにせめぎ合うフランスラグビーの若き才能、マキシム・メダール君。
レキップマガジンに掲載された彼のインタビューは、フランスのスポーツに通底する美意識の点でなかなか興味深い内容でした。つまりそれは、カッコよくいえば自由の希求、レジスタンスじゃないかってことですね。フレンチ・フレアーにせよ、シルヴァン・シャヴァネルのアタックにせよ。


「あちこちの美術館を観に行って、学び、知り、たくさんのことを受け入れるように心がけている。モダンアートでも、もっとクラシックなアートでも。僕は1つの考えだけに凝り固まりたくない。自分の想像の世界を働かせようと努めてるよ…」

彫刻家に転身したジャン=ピエール・リーヴの例もあるけれど、メダールもまたクリエイティブな活動全般に関心の高い選手のようです。将来インテリアの設計士になるためにデザインの勉強もしているそうで、それは「楽しみ以上に、スポーツの面で自分に何かをもたらしてもいるかもしれない」、と彼は言います。
デザインでもグラウンドでも、常に創造的であるように努力している。実際、創造性の重視はトゥールーズのラグビースクールの育成方針でもあります。


何事も枠にはまらないスタイルを好むメダールは(ディヴィッド・ラシャペルの世界が大好きらしい)、自分にとってラグビーは「自由の問題」と言い切ります。

「ラグビーには美的な一面がある。僕達はアーティストじゃないけど、ちょっとアクター的かもしれない。スタジアムに来る人々は、スペクタクルを見るためにも金を払っている。僕達は彼らにそれを与えたい。
僕達の試合でスタジアムが満員なのは、それなりの理由があってのことだ。他のチームにいたら、僕はうんざりしてしまうだろう。というのは、僕達はこうして大金を稼いでいるのに、今でもラグビーは僕にとっては自由の問題のままだから」

「子供の頃、僕はラグビーで嫌な日常から逃れることができた。生活の問題、両親の離婚。そんな時トレーニングに行くと、周りのことはすっかり頭から消え去った。そこがよかったんだ。
今でもそれは同じ。僕はいつでも自らの混乱の中で生きることができるように戦っていた。全部があらかじめ決められているような制約を与えられたら、自分が土壇場ですべてを変えるだろうってことは分かってる。僕にはそんな状況から自分を救い出す何かが見えるだろうから。プレーでと同じように、何か行動を起こす時、自分がしようとしていることは自分でも分かっていない」


本人いわく、「自分はむしろ本能的・直感的な選手」。まさしく。しかし実際チームスポーツにおいて自由を求めることは、しばしば独りよがりな自慰行為と紙一重です。しかしメダールは、今ではプロフェッショナルとして求められることを自覚している、と言います。
プロ選手としての彼に大きな影響を与えたものの1つは、ボクシングの経験。

「20歳の頃は試合中に消えることもあった。美しいアクションをして、それから20分間はもうボールに触らないという調子だった。いい評価が残るようにね!今では僕はコンスタントでいられる。それを教えてくれたのは、特にボクシングだ。
それはほとんどスタメンに入れなかった時期のことだった。人々はスタッドが僕と契約したのは間違いだったと言い始めていた。頭が変になりそうだったよ。07年の夏の間、僕はボクシングを始めようと決めた。ブラニャックでマヤル・モンシプールのコーチと何週間かジムでトレーニングしたんだけど、それは大いにためになったよ。まず7キロ落とした。でも何より謙虚であること、自分自身と他者を尊重することを学んだ…
ボクシングではヤツらは相手をぶちのめすけど、ヤツらは相手をリスペクトしている。僕はトレーニングを好きになることも学んだよ」


↓このグラビアには「なんでボクシング?」と思ったけど、なるほど経験者だったのね。
http://www.cpierrestyle.com/images/maxime-medard.jpg

余談ですが、このレキップ・マガジンの記事にはギャラリーで美術鑑賞中のメダールの写真が載っていて、彼の後ろには田中敦子の作品が掛かってます。
おのれの語学力(含日本語)の貧困さを痛感するエントリですた_| ̄|◯

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2009.05.08

Mèriter!

Csbjecチャレンジカップ準決勝
ブルゴワン×ウスター 22-11

昨季、ブルゴワンとスタッド・フランセが試合中のラフプレーをめぐってクラブ間で散々もめた時にもしみじみ感じたことですが、ブルゴワンは戦うクラブです。

土曜に帰宅してPCを立ち上げたら、ブルゴワンがその時点で22-6でリードしてるではないですか!焦りからかパスミスを繰り返すウスターに対し、ものすごい集中で守りきるブルゴワン。終了直前に1トライを許すものの、ここで笛。観客の歓喜と、MOMのパラのニッコニコのインタビュー…
FWのスクラムでの頑張りと、ウスターのファウルを100%の成功率で点に結びつけたパラのキック。チャレンジカップ決勝のチケットを手にしたのはブルゴワンでした。

「僕達はこの試合に勝って、みんなが待ち望んだ決勝の出場権を手にした。僕達のシーズンは少しばかり幸せになったよ。僕は決勝で、空色とガーネットのマイヨを着て最後の試合を戦うことになるだろう。何より残留できればと思う」(パラ談)


ブルゴワンは現在リーグ12位で、いまだ残留は確定せず。またクラブの財政危機のため、先日は支援委員会を介してサポーターに寄付を呼びかけるなど、苦しい状況が続いています。(200万ユーロの赤字のうち、とりあえず120万は集まったらしい)
パラのようにシーズン後にクラブを去る選手達は、最後にクラブとファンに1部残留と優勝をプレゼントしたいという思いも強いはず。

決勝は5月22日、ブルゴワンとノーサンプトン との間で戦われますが、会場の選定をめぐっては、ブルゴワン&LNRとERCの間で結構もめたっぽい。というのはERCは当初ノーサンプトンから150㎞も離れていないグロスターで決勝を開催することを予定していたからですが、フランス側の猛抗議に、ERCは結局ロンドン郊外のトゥイッケナム・ストゥープ・スタジアムに会場を移すことを決めたようです。ブルゴワンのサポーターが最もアクセスしやすいイングランドの都市だ、ということらしい。

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2009.05.07

光る稲妻

Ddsariasスタッド・フランセのスポンサーメーカーとして、マイヨのデザインの限界に挑み続ける(やりたい放題とも言う)アディダスですが、日曜の夜のスタッド・フランセ対ビアリッツで、一足早く来季のマイヨをお披露目することを発表した模様です。なんでもブルーの地に蛍光加工の稲妻らしいです。ナイトマッチに映えそう。

稲妻のモチーフは、スタッド・フランセのシンボルの見直し。この3本の稲妻の由来は知らないんですが、とりあえず三叉(あるいは二叉)の雷電といえばギリシア神話の主神ユピテルの持物です。
話は外れますが、「原点回帰」といわれた08年のカレンダーには、彫刻的なポージングや、神話を想起させるディティール(ユピテル、アクタイオン、プロメテウス、ナルキッソス、ヘラクレス…)といった、古代ギリシア的要素があちこちに見られました。
撮影が、古代ギリシア・ローマの復興運動であるフランス新古典主義の代表的建築で行われたのも、そういう文脈かもしれません。「スタジアムの神々」であります。

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2009.05.06

キニナル絵画 連想リレー(1)

ごく最近ふとしたことで、ニューヨーク在住の画家、エイプリル・ゴーニック(1953年、オハイオ州クリーブランド出身)のサイトを見つけました。(http://www.aprilgornik.com/
彼女の作品を知ったのは、ずいぶん前の『美術手帖』誌で。形式としてはすでに「終った」と思われていた風景画の復興を紹介する特集でした。
嵐の直前の不安な空や、洪水で水没した並木道。気になって、当時洋書店で画集を探したけれど見つからず、ナ○ィッフの店員さんも彼女の名前を知らなかった。それきり忘れていた画家。

『美術手帖』の記事では、ドイツ・ロマン主義絵画のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒを引き合いに出して語られていたように記憶しているけれど、私が思い出したのはむしろ現代の、リチャード・ミズラックといった写真家の作品や、何より(ロマン主義絵画をある面で継承してもいる)ゲルハルト・リヒターの風景画のシリーズ*でした。

ゴーニックはほぼ伝統的な風景画の手法で、ドラマティックな大気の現象としての風景を、しかし現実には存在しないイメージとして描く。彼女の作品は明らかに、視覚的現実はすべて仮象であるという認識のもとに現代を通過しています。
そこには新表現主義のマチズムや、リヒターの厳しいストイシズムは見いだせません。ゴーニックにとって風景画という形式は、彼女自身が知覚する「世界」にかたちを与えるために選択された、1つの私的な手段なのです。


(* ゲルハルト・リヒターは、写真を元に忠実に描き写した、しかしソフトフォーカスな風景を、彼のアブストラクトな作品群と併置しながら「絵画表現とは何か」という問いを浮き彫りにします)

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2009.05.02

時の流れを誰が知る

Who knows where the time goes - Fairport Convention
http://www.youtube.com/watch?v=n2xODjbfYw8

78年の4月21日に階段から転落して亡くなったサンディ・デニー。一番好きな女性ボーカリスト。

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2009.05.01

選手達の出ブリテン記

Nalletchabalとりあえずマスクと消毒ジェルを買いましたよ。何かと慌ただしい週で、なんかこう落ち着いて更新という気分にもならないんですが、とりあえず移籍市場は来季に向けて活発に動いてます。本日は、その時ドーバー海峡は割れるか、というお話。

【シャバルとナレの場合】
1部昇格の決まったラシンが水曜の夜、噂されていたシャバル&ナレとの契約を発表しました。共に3年契約。サラリーの額は公表されていませんが、会長のロランゼッティはシャバルのサラリーに関して、「報道された年俸120万ユーロからは遠い」、と断言したようです。しかし彼らの年齢を考えれば、いずれにしてもかなりの好条件でしょう。また、ステインとの交渉は最後のツメの段階らしい。

来季の予算は1500~1600万ユーロと見られるラシン。ナレとシャバルの他にも、モントーバンのSOFabien Fortassin、モンペリエのプロップClément Baïocco、ビアリッツのフッカーBenjamin Noirotと南アフリカ人3列Jacques Cronje、あるいはロヴィーゴ(伊)のアルゼンチン人プロップJuan Pablo Orlandiらをすでに補強している。


Dupuy【デュピュイの場合】
現在レスターでいいシーズンを送っているSHジュリアン・デュピュイが、「プライベートな理由」でフランスに帰りたいそうです。しかし彼とレスターの間にはまだ1年契約が残っていて、現在フリーにしてもらえるようクラブと交渉中らしい。

「レスターは僕を引き留めたがっているけど、僕には望みが十分ある。ラグビーの面ではとてもうまくいってる。でもホームシックなんだ。僕にはフランスが足りない。本当のところ、レスターでは冬がつらい。午後の4時には日が暮れるんだ(笑)。でも僕がここを出るのはそれが理由じゃない」(デュピュイ談)

デュピュイはTop14のクラブとコンタクトしていることも認めたそうですが、しばしば噂に上っているのはスタッド・フランセとペルピニャン。
レスターのチームメイトのケイゼルは、イングランドとパリの生活スタイルの違いを主な理由に、一足先にスタッド・フランセ復帰を決めています。


Southwell【スタッド・フランセの場合】
ハスケル、パーマーに続き、スタッド・フランセは3人目のブリティッシュ、エディンバラのスコットランド代表FBヒューゴ・サウスウェルと2年契約。
ハスケルの件は一時はRFUの警告でお流れかと思われましたが、ハスケルの代理人が「彼はパリに行く」と言っている、というような記事を少し前に見かけた記憶が。


Wilk【ウィルキンソンの場合】
今週にもトゥーロンと契約と見られていたジョニー・ウィルキンソンですが、ブジェラルはその前に1部残留を確定したいらしく、来週末の25節ダックス戦の前には契約は成立しないだろう、というのがレキップの見方です。
仮にブジェラルがウィルキンソンに年俸80万~100万ユーロを支払う用意があるとしても、ブジェラルはここ数年怪我を繰り返しているウィルキンソンのフィジカルコンディションについて保証が欲しい。徹底的なメディカルチェックが予定されているようです。

来季トゥーロンを指揮するサンタンドレは、ウィルキンソンはブジェラルが自分の権限で獲得できる2選手のうちの1人、つまり会長の選択である…というような(たぶん)、微妙なニュアンスの(?)話をしています。

来季は敵味方

Chabalsaintandre

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