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2009.04.07

フランスラグビーどこへ行く

先週木曜に開かれたLNRの理事会で可決されたのは以下のことでしたが、これらの提案が5月の初めの総会で認められれば、フランスラグビーの様相は大きく変わります。
(私にはややこしい話で、いろいろと誤読してる気がする)


1. フランスの育成の推進
各クラブが自国フランスの育成コース出身の選手をトップチームに登録する最小限の人数を定めるもので、段階的に、2010-2011シーズンには全体の50%、2011-2012シーズンからは70%に。
代表チームの強化と、プロクラブ、プロリーグのアイデンティティを守ることが目的ですが、これはつまり、逆に言えば外国人選手(外国で育成された選手という意味で)との契約の制限です。
5年前と比較して、リーグの外国人選手の人数はほぼ倍増しているようですが、この急激な増加はここしばらく議論の主要なテーマの1つでした。1月のレキップに掲載されたスポーツ閣外相サマのインタビュー*も記憶に新しいところです。

2. プレーオフの開催
シーズンを通してリーグへの関心を喚起するため、レギュラーシーズンの3位と6位、4位と5位の間で準決勝進出を懸けたプレーオフを行う。上位2チームはストレートインなので、プレーオフが行われる週を休養に充てられるというアドバンテージがある。
スケジュールの重複を避けるために、LNRはシーズンの開幕を早めることを提案していました。結局来季は8月15日に開幕の見込みですが、代表選手には満足な休暇が与えられないことになり、選手組合は反対している模様。

3. サラリーキャップの導入
2010-2011シーズンから。その上限は前2シーズンの各ディビジョンの、サラリー総額の最高額3つの平均をもとにして定められるらしい。
ブランコはこの制度を「偽善的」と言っていましたが、肖像権(09年12月追記:今にして思えばDICのことですね)など抜け道はいくらでもあることを指摘する声も多いです。


つまりリーグが主として放映権の収入のために14チームのリーグを維持し、さらなるエインタテイメントと競争を求める一方で、多すぎる試合数を戦い抜く必要がある特にビッグクラブは、しかしサラリーの支払いに上限を設けられ、ならば国内の選手に比べてサラリーが安くしかも即戦力になる外国人選手を獲得しようとしても、これも制限がある・・・ということでしょうか。
もちろん今回の提案については、「フランスのクラブがヨーロッパのシーンでハンディを負うことにならないか」という不安の声があります、が…


(*. 「私がトゥーロンのこのチームを見る時、フランス人選手は3人。12人の外国人選手が1つのアイデンティティ、1つの文化、マイヨを愛するサポーターを代表しているとは言いがたい。スタッド・マイヨールに試合に行く前には、我々は恐れたものだ。というのはチームと観客が一体になっていたから。今ではもうそれは存在しない。私はトゥーロンはフランス人選手と外国人選手のバランスが極端すぎると思う。それはトゥーロンで起きたが、他でも起こるかもしれない。今に始まったことではない。Top14の最近の節では、フランス人選手のスターティングメンバーは55%だった。06年には75%。13人制はそのためにすたれた。EUは自由な流通を口にするが、我々は文化と精神に特権を与えるために、スポーツには例外を求める。すべてのものを守らなければならない。ナショナルチーム、育成、若手、精神」─ベルナール・ラポルト談)

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