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2009.03.27

フランス人選手とアンチ・ドーピングの話

ドーピング摘発となると、なぜかフランス人らしからぬ勤勉さを発揮するフランス人。もしクリーンな選手が検査に次ぐ検査の負担を強いられているなら、それは問題。でも現状ほかにどんな方法があるのか、となると考えてしまいます。
以下はフランス自転車競技界のスター、シルヴァン・シャヴァネルが昨年(古い記事ですみません)リュマニテ紙の取材でドーピングに言及したコメント。07年のツールの時、モレーニの陽性反応でコフィディスがレースを撤退した時にはものすごくショックを受けた、という話の後で、彼は少しアイロニックにこのように。

「自転車のことが話題にされているけれど、あらゆるスポーツで、それがハイレベルになった時から、そこにトリシュール(ぺてん師)がいないとは考えにくい。反面安心させるのは、アンチドーピングの戦いに費やされるお金のすべてが何らかの役に立っていると思えることだ。何しろ今では検査を受けずにいるなんて難しいから。僕はシーズン末までにどれだけ採血されるか分からない。パリ=ニースではマイヨジョーヌを着た日に血液と尿と髪を検査された。夜の10時にホテルに戻って、次の日にはモン・ヴァントゥーを登った。僕はついていけなかった。それでも従わなければならない」

Chavanelparisnice

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Comments

あ~、あの団体からずるずると引き離されていったレースの影には、そんなことがあったんですね。ニュースで見て、前日がんばりすぎたんじゃないの?と思っていたんですが。かわいそうなシャバネル…。

トゥール・ド・フランスがあるせいか、ドーピング問題にはとても興味津々です。
どのスポーツでもそうですが、フランスチームは割りと金銭的に余裕がないので、あまり組織的なドーピングはなさそうですが、個人レベルでは分かりませんね。取り締まるのにクラブも大変そう…。

Posted by: machvili | 2009.03.29 at 08:57

10年ほど前にあった、フランスのスター選手ヴィランクのドーピング事件以来、他国に比べてかなりクリーンアップされているように思われます。

昨年からか、Tour de Franceなどメジャーな大会に参加するチームには、biological passportとかいう制度が義務づけられ、選手達は頻繁に検査を受けて異常な変化がないか監視されています。

しかし、それをもすり抜けるような手段が、おそらく今後も出てきそうな予感ありです。いたちごっこは今後も続くように思います。

Posted by: neuron | 2009.03.29 at 12:35

machviliさん
日本の自転車ジャーナリズムはドーピングに関してスタンスが曖昧に思えますが、フランスの過激な報道を見るとその温度差に驚いてしまいます。フランスの一般ファンはどう思っているのか、興味深いです。

>団体からずるずると引き離されていったレース

昨年のパリ=ニースの頃はまだ自転車にハマってなくて、そのレースは見ていなかったんですが、シャヴァネルちぎれちゃったんですね つД`)。しかし夜の10時までドーピングチェックじゃ、リカバリーどころじゃありません…

>フランスチームは割りと金銭的に余裕がないので
あ、やっぱりビンボー…。これだけ検査が厳しくなってくると、組織的なドーピングはリスクが大きすぎますよね。でも昨年のツールで1チームが複数のポジティブを出したりとか、個々の選手がドーピングに手を染めやすいチーム内外の環境があるのかも。
コロンビアとか、チーム内の独自チェックでクリーンをアピールするチームもありますが、昨今はその方がスポンサーイメージ的には良さそうです。

Posted by: つき | 2009.03.30 at 12:33

neuronさん

>他国に比べてかなりクリーンアップされているように思われます

そうなんですか。ホッとしました…。でもそのフランスで今回のような検査結果が出るのでは、全体としてはどうなっているんだろうと思ってしまいます。
フランスの選手は(ラグビーも含めて)私生活が一番大事で、「人生や健康を懸けてまで走らないし」みたいな発言をする選手が多いのですが、そういう国民性も影響しているかも。

>それをもすり抜けるような手段が、おそらく今後も出てきそうな予感ありです
昨年のツールでCERAで摘発された選手達も、検査法がそこまで進んでいるとは思わなかったんでしょうね。せめて検査が1つの抑止力になることを願うのみです。

個人的に、サッカー選手の検査結果については「ああやっぱりか」と思いました。残念ですね。あれだけのお金が動く所で、当然の結果といえばそうなんですが。本格的なアンチドーピングの取り組みが始まったらその衝撃は自転車どころではないでしょうが、多分サッカーはアンタッチャブルなままでしょうね…

Posted by: つき | 2009.03.30 at 13:01

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