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2009.02.17

勝つこと、魅せること

そんな調子で、勝ったにもかかわらずフランス代表の期待はずれなパフォーマンスへの風当たりはきついのですが、「美しいゲームを考える前に勝つことを学ぶべき」と書かれた翌週に「勝った、それだけ」とか書かれたら、100%想定範囲内とはいえ自分の立場だったらキレる気がする。プレスが自国代表に厳しいのは当然といえばそうだけど。

スコットランドのパフォーマンスが良かったのは事実で、彼らはとてもアグレッシブだったし、私はちょっと昨年のシックスネイションズのイングランド戦で、フランスがやはり外のスペースをふさがれてスリークォーターを封じられた時のことを思い出しました。(ということは進歩がないってことなのかな…)
フランスにはアイルランド戦の時にあった、ビジョンのシンプルな共有といったものはそれほど見られなかったように思うけど、そのためにはいささかビジョンに一貫性がない。

勝つことが最優先だ、満足しているという選手もいれば、でも本当のところこんなラグビーは楽しくないんだという選手もいる。試合後のポワトルノーとバビーのコメント。いいかげんな訳ですみません。(フランスラグビーで"プレーする"という言葉のニュアンスは独特のようです)


Poitren_2Q: 試合の序盤、チームは固くなっていたように見えた。どうして?
─結果の重圧、それだけ。僕達はスコットランドをホームに迎えた。シックスネイションズで一番弱いと思われているチームだ。僕達には是が非でも勝たなきゃいけない義務があった。でもプレーしないでいようという気はなかった。
ゲームは実際相手次第だ。時にはキックが唯一の解決策になる。それにラグビーは時には相手のファウルを誘うものでもあるし、僕達はそれをうまくやった。すべてのボールがプレーに適するとは限らないんだよ。僕達はクローク・パークで教訓を得た。たとえちょっと引っ込み思案だったかもしれなくても。

試合の印象?フラストレーションだね。たしかにゲームの面ではもっとうまくやりたかったけど、僕達は勝った。先週は美しく楽しいラグビーをして負けた。スコットランド戦ではまがりなりにも勝ったけれど、それでも批評家は叩くだろう。
先週、僕達は自己批判した。重要なのは、フランス代表のマイヨを着る時には勝つことだ。

ベルナール・ラポルト時代、僕達はほとんどプレーをしなかった。でも試合に勝った時には誰も何も文句をつけなかった。僕達には魅力的なラグビーをやりたいという野心がある。でも、僕達には時間が必要だ。
それにコンペティションの現実というものもある。だから、もし勝つために美しいプレーを脇に置かなければならないとしたら、僕達はそうするし、今日はそれができた、ってことさ。─
(ポワトルノー談)


Bbaby─アイルランドでは美しいプレーをして負けた。今回は勝つために美しいプレーはひかえるべきかもしれないと思った。でも僕達は全然美しいプレーをしなかった。僕達は観客に喜びを与え、自分達も楽しまなければならない。他の選手がどう感じたかはわからないけど、僕はこの試合に勝っても楽しくなかった。─
(バビー談)

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