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2009.02.28

ウェールズ戦直前エントリ・その1

『郊外育ち』のエントリの中で、「団地」と訳したのがやはりあまり正確でない気がしたので、「シテ」とそのままの表記に直しました。主に移民の低所得層が住む郊外の集合住宅です。バンリューはフランスのスポーツの1つのテーマでもあります。

ヘンソンってちょっとレアル・マドリーのセルヒオ・ラモやんに似てる気がするんだ(画像左)

Ramosan

すっごい逆三角ですなー

Ghenson09

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一級釣り師

怪我人やサスペンション、ちぐはぐなスケジュール。まあスタッフの言い分もちょっとは分かる…んだけど…
さて今から試合までにどれだけ更新できるかな。

ウェールズ戦のスタメン発表の後、レキップなどいくつかのサイトに、英国プレスがリエヴルモンの選手起用を批判したという記事が載りました。イングランドの新聞が失礼なのなんて今に始まったことじゃないのに、なんでフランスメディアは今回のに限って採り上げて記事にしたのか…の方が幾分興味深いような気もするんですが。

例に挙がったBBCとかガーディアンとかの元記事を見てみたけど、リエヴルモンも「勝てば官軍、負ければ賊軍」みたいな挑発的な物言いをしてたら"a major gamble"なんて書かれるのもしょうがなさそうな。
"another example of the Gallic flair for barmy selections "とはデイリー・メール紙お約束のフランス叩きですが、これまた英国タブロイドらしいおゲヒンさであります。(ここの真っ赤な捏造記事には、過去いろいろと大変迷惑した)

レキップの閲覧者の反応は、「こればっかりはイギリス人におおむね同意」といった感じです。「どうしてフランスでは協会がスポーツを駄目にするんだ?」とお嘆きの方もいます。まあサッカーもアレだから…
また「イングランドはフランスにウェールズのグランドスラムを阻止してほしかったから、リエヴルモンを批判してるんだよー」みたいな冗談めかしたコメントもあるけど、「イングランドは国が落ち込んでるから、フランスを叩いて士気を上げようとしてるんじゃないかな」、という意見にはいくぶん耳を傾ける価値がありそう…というのは、ハスケルやパーマー達のTop14のクラブとの合意が報じられて以来、シックスネイションズの対戦を前に、英国プレスは対フランス的空気を新たに煽ろうとしている気配があるから。

実際、マーティン・ジョンソン監督がイングランドの選手に対し、「国外のクラブに行くなら代表での将来は保証しない」といった旨の警告をしたというのには、代表の多くが国外リーグで(もちろんプレミアも含めて)プレーしているフランスやアルゼンチンのサッカーになじんだ身としてはちょっとびっくりでした。今は2009年なのに!? それはとても大英帝国的なリアクションだと思う。
同時に、最近自転車の世界でイギリス人選手だけのプロチームが作られるらしい、というニュースを読んだことを思い出したりもしたんだけれど、それは実際私のプロスポーツ、クラブスポーツについての考え方とは違っています。

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2009.02.26

恒例・リエヴルモンの弁明

現状でできる最良のチーム、最良のハーフということらしい。ちょっと言い訳聞いてみましょう。

「バビーはこの5、6試合我々の第2SOであるし、トラン=デュックは月曜に合流したばかりだ。バビーはクラブで10番としてほとんどプレーしていないが、彼はこのポジションでプレーするためのクオリティをすべて備えていると我々は思う。パラはキッカーを務める。しかしバビーは彼を助けることができるだろう。この状況についてはそれぞれの判断にお任せする。しかし現状ではこの選択を取らざるをえなかった。もし勝てば我々が正しい*。負ければ我々は無能、馬鹿者とみなされるだろう」
(リエヴルモン談)

*"on aura raison"とするソースと、"on sera des génies"(天才)とするソースがある

クレルモンでほとんどSOをやったことのないバビーと、ブルゴワンでほとんどキッカーをやったことのないパラ(あそこのキッカーはボワイエとLaloo)による初組み合わせのハーフ団で、大会の大本命ウェールズに立ち向かいます。
スクレラを呼ぶという手もあったが彼は復帰後2、3試合しかプレーしていないから、ということらしい。どちらがよりリスキーなのかはよく分かんないです。

代表にキックを指導しているケサダは、本職のキッカーが1人もいない件について、スタメン発表の前にコメントしました。彼にとってフランス最高のキッカーはボクシス、ヤシュヴィリ、エリサルド、スクレラ。ヤシュヴィリは週末のブリーヴ戦で、5本のPGをすべて決めています。
「私は自分の考えを言うが、リエヴルモンとはいつも意見が一致しない。ウェールズのディフェンスはシックスネイションズ最高だ。多くのトライを期待してはいけない。クラブの本職のキッカーと、ハイレベルの試合に慣れたキッカーなしですませるのはささいなことではない。金曜にはコーチ陣が間違いを犯したのかどうかが分かるだろう」

しかしケサダは、パラは自分が代表で指導した中で一番上達した選手だ、と彼を励ましてもいます。20歳の若者にとっては重責です。
その他、ポワトルノーがベンチでFBにはメダール。ウィングにマルジュー。センターでジョジオンと組むのはバスタロー。そして2列にはシャバルが戻る。今回は幾分パワー重視という感じ。1列にはマルコネが戻ってきました。

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2009.02.25

ウェールズ戦スタメン

なんだそりゃあ。ちょっと言い訳読んでくるわ

Médard - Malzieu, Bastareaud, Jauzion, Heymans - (o) Baby, (m) Parra - Harinordoquy, Ouedraogo, Dusautoir - Chabal, Nallet (cap) - Marconnet, Szarzewski, Barcella

Remplaçants : Domingo, Kayser, Millo-Chluski, Picamoles, Tillous-Borde, Trinh-Duc, Poitrenaud

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郊外育ち

「2つの大きな夢がかなったよ。1つめは僕のアイドル(タナ・ウマガ)と対戦したこと。2つめはフランス代表入りしたこと。でもまた月並みな言い方になるけど、肝心なのは代表に残ることだ」
とはマチュー・バスタロー君。フランス期待のムチムチ系若手センターです。金曜はウェールズに"Basta!(もうたくさん)"と言わせることができるかどうか?

バスタローはパリ南東の都市クレテイユの下町生まれ。小さい頃に両親が離婚して、彼はカンシー=スー=セナール(クレテイユのさらに南)のシテVieilletsに住む母親のもとで暮らし、週末は父親に会いに帰る生活を送っていたそうです。彼はパリジャン紙の取材に、
「僕が住んでいた頃、あそこには何もなかった。団地の前で友達とサッカーをして遊んでた。女の子をナンパしにショッピングセンターに繰り出すと、警官がパトロールに来て僕達を調べたものさ。彼らは何もないと分かるとがっかりしているようだった」

バスタローはバンリューのいわゆる野生児達の生活とは離れたところにいたらしい。
「Vieilletsでは(近郊の)エピネ=スー=セナールのシテと決まって喧嘩が起きる。僕の頃はそれは水曜の放課後。僕自身はラグビーのトレーニングに行ってた。決してあの中には加わりたくなかった。なんで喧嘩するのかって?その裏にはヤクのディーラー達の争いがあるんだ」

子供の頃から体格の良かったバスタローは、ラグビーを始めてたちまち頭角を表わしますが、彼のここまでの道のりには10歳年上のいとこ、アーセナルのウィリアム・ギャラスの存在も影響しているかもしれません。バスタローとギャラスはよく電話で話し、ギャラスは彼にアドバイスもしているらしいけど、実際に会えるのはグアドループでのバカンスの時ぐらいだそう。
昨年11月、ギャラスはラジオでこんな話を。

「いとこがラグビーを始めてから、僕はこのスポーツに興味を持った。本当のところ、それまでこんなディシプリンは全然知らなかった。でもラグビーは好きなスポーツだ。僕はコンバットが好きだからね。残念ながら、いとこに会う機会はあまりない。2人ともスケジュールがぎっしりなんだ。でも彼が名を上げて夢をかなえたのを見て、とても嬉しいよ」
(ギャラス)

「いつかウィリアムがPSGでキャリアを終えに来れば、それはもっと簡単だろうね(笑)」
(バスタロー)


バスタローがトライを挙げたトゥーロン戦の動画。3つ前のエントリに書いたシーンもちゃんと入ってますヨ。
http://videos.stade.fr/video/iLyROoafJdRv.html

Bastaumaga

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2009.02.24

勝てるきがしないw

ボクシスとメルモス、負傷でウェールズ戦を棄権
 /(^o^)\

ボクシスやっぱり無理でした。トゥーロン戦で、1分間のうちに連続で足(痛めてるとこ)と腰に打撃をくらってしばらく立ち上がれず(スペになんてことするの!)、映像では重傷すら予想される感じでありました。もしリエヴルモンがTVで中継を見ていたとしたら、テム・レイ状態になっていたことは間違いない。
一方メルモスは足を痛めて週末の試合は欠場していましたが、検査の結果は予想より重く、大腿四頭筋の肉離れ。2人ともお大事に。

両選手の棄権を受けてスタッフが招集したのは、経験のあるスクレラでもなくトライユでもなく、トラン=デュックとバスタローの若手2名。つまり、ウェールズ戦のメンバーには本職のキッカーがいないという事態なんですが、もうこのくらいのことでは驚かない。

トラン=デュックも蹴れるんだけど、それはあくまで「蹴れる」ということであって、先週末のモントーバン戦では3本PG蹴って全部外したなんて話も伝わってきてますが、それで2トライ挙げて9ポイント分のミスをチャラにしているという、好調なんだか不調なんだか分からないトラン=デュックであります。もっともその9ポイントがあったらモンペリエは勝ててたわけなんだけど。

というわけでキックはバビーかパラに託すほかない。パラ起用の場合、彼はSOも務められるのでどんな感じで使ってくるかは分かりませんが、トラン=デュックとコンビを組む場合は、昨年のイングランド戦(13-24で負け)からこのハーフ団がどれだけ成長しているかが鍵ですなァ。

バスタローは既に07年の夏のテストマッチに呼ばれたことがありますが、招集直後に負傷で棄権。今回が代表デビューになりそうです。20歳。トゥーロン戦では持ち前のパワーでトライを挙げたばかりです。
「トゥールーザンは僕達が大嫌い、僕達もトゥールーザンが大嫌い」なんて言っちゃう、まだやんちゃなパリジャンですが、代表では仲良くやらないと。

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イバネス引退

ワスプス所属の前代表主将イバネスが、先週、度重なる怪我を理由に現役引退を表明しました。
「私のミッションはできる限り続けることだった。しかし、今度ばかりは私の周りの専門医達の言うことを聞き入れなければならない」

しかし彼のこと、まもなくラグビーの世界に戻ってきてくれそうな気もしますね。ハスケルがフランスでの冒険を決めたのには、'Raf'の影響もあったかも。ありがとう、お疲れ様でした。

Ibanez

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Top14第17節

Sfumagaさて週末のTop14、リエヴルモンが汗ばんだ手でケータイを握りしめながら各試合の経過を追っていたであろうことは想像に難くないのですが、幸い代表には重傷者もなく第17節が終了しました。
ただ、トゥールーズとクレルモンのビッグマッチ(20-13)がウェールズ戦と中5日の日曜開催だったため、疲労の不安も残ります。また負傷で代表戦を棄権したトゥールーズのプロップ、ルクールが、この試合でスタメン出場したばかりかペナルティトライまでもぎとる絶好調だったことが論争を招いたりしてるようなんですが、まあそれはともかく。

最も心配されるのはボクシスのコンディションです。彼は週の初めに足を痛めてトゥーロン戦は欠場の予定でしたが、エルナンデスが熱を出したため土壇場でスタメンに。しかし50分、2度立て続けに打撃を受けて倒れ、足を引きずりながらグラウンドを後にしました。幸い大事はなかったようだけど…
「代表には申し訳なく思う。ボクシスはプレーしないはずだったが、我々にはもう10番がいなかった」、とドミニシ。


スタッド・フランセ対トゥーロン(22-12)はタナ・ウマガの現役復帰、パペの長期の怪我からの復帰といった、いくつかの帰還に彩られた一戦でしたが、内容はいささか凡庸。やはりまあ順位の差を反映した内容で、パリジャンはペルピニャン戦のドローから3週間の後で、落ち着いて勝利を収めました。
トゥーロンはウマガの復帰その他でロッカールームの士気は上がっていたんですが、ミスやファウルが多く、また気合いの入り過ぎかしばしば小競り合いも。プレイスキックはちょっと脱力ものです。しかしトゥーロンは終盤の2トライなど興味深い攻撃も見せ、ブジェラルは今後残留に向けた手応えも感じたようです。

印象に残っているのは、終了の笛の後で笑顔で言葉を交わすガスニエとSBW。そして試合の後半、ブジェラルがマックス・グアジニの座っている脇の通路の階段に腰掛け、交代で(というかシンビンで)下がったスタッド・フランセのマチュー・ブランとなにやら楽しげに談笑している場面でした。
イングランド代表帰りのブリーヴのグード先生は乱調でござる。

Guazziniboudjellal

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2009.02.23

蜂の巣を出る

ギネス・プレミアシップのことはよく(というかまったく)知らないから言及はひかえるけれど、ともかく、ハスケル自身の公式サイトに今回のことについてのインタビューが掲載されてました。
イングランドのプレス(たぶん元はタブロイドのザ・サンだと思うんだけどなァ…)は、ハスケルがスタッド・フランセと約75万ユーロの高額な契約を結ぶと伝えたようなんだけど、ハスケルによれば、サラリーについての噂は大きく誇張されているとのこと。

彼が言うに、自分が育ったクラブの居心地のいい環境から、あえて飛び出してチャレンジしてみたいんだ、と。国内のクラブ(ワスプスを含む)からも、パリに負けないくらい条件のいいオファーはたくさんあった。でもこの決断は自分が選手としてどれだけ成長できるかが問題で、その点でスタッド・フランセはとてもポジティブだと思った。いくら金を積まれたかには何の関係もないし、大体お金に興味があるならラグビー選手にはなってないよ…そんなことを言ってる。いずれにせよイングランドラグビーはかようにして他者と向き合っていくわけね。

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2009.02.20

本日の普及推進委員会

これはいいモン・ヴァントゥーですね。
スタッド・フランセのマイヨの唯一の問題は、デザインがゴチャゴチャしていてバストラインが見えにくいことである。

Szarmarconnet

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ドーバーの向こうから

Haskel「巴里のイギリス人」といった感じの昨日の音楽エントリは、実は今日の話の前フリ。スタッド・フランセは来季に向けて、ロンドン・ワスプスのイングランド代表、3列のジェームス・ハスケルと2列のトム・パーマーを獲得。3年契約だそうです。

意外と経営は堅実なスタッド・フランセなので、「2列はともかく3列は補強の最優先じゃないと思うけど…」とちょっといぶかしく思っていたんですが、なんでもハスケルは実は数年来のスタッド・フランセのファンで、何度か試合を見に来たこともあるらしい。
また、パリのユース育ちの仏代表HOケイゼルが、レスターでの2シーズンを経てスタッド・フランセに復帰するとのことで、スタッド・フランセの来季の補強はとってもブリティッシュ、ということになります。
っていうかどう考えても補強ポイントはSHなんだよな…トマ来るのかな…


南半球から来たケラハーにしてもダン・カーターにしても、「お金が目的ならフランスじゃなくイングランドに行っていた」と言ってたくらいだから、ほんのつい最近までイングランドのクラブは選手に高待遇を保証できていたんだろうけれど、もっとも、金融立国イングランドの経済がここまで深刻化する少し前からブリタニークのドーバー越えは始まっていて、それが単にお金の問題といった外的要因のためなのか、若手を中心にイングランドの選手の意識が変わってきているのかは知らない。

イングランドからはRiki Fluteyもブリーヴへ行くとのことで、最近立て続いた一連の流れに対しイングランドでは代表弱体化も懸念されるなど、ナーバスな論調にはかの国の混乱が表れているようです。
まあでもたしかに、Top14にすっかりフィットしたグード先生が代表でシンビンをくらったなんて聞くにつけても、フランスでかの有名なディシプリン欠乏症にかかってくる恐れはあるかも…

リュグビラマのTop14移籍情報ページ
http://www.rugbyrama.fr/rugby/top-14/2009-2010/teamtransfert.shtml

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2009.02.19

ホラーは世につれ (Basement Jaxx, Aphex Twin)

JaxxWhere's your head at- Basement Jaxx
http://jp.youtube.com/watch?v=a4hFwJm41h4

たとえばエイフェックス・ツインの"Come to daddy"は、TVの中のデモン、凶暴化する子供達(リチャード・D・ジェイムスに「魂を食われる」のだ*)といったホラーの定型を圧縮したような映像でしたが、2009年の今見ると、恐怖の装置としてのTVがリアリティを失いつつあることに気づいたりもしますね。つまりホラーは共有される潜在的不安なんだろうという話。
(*「おまえのsoulを食ってやるよ、さあパパのところにおいで」っていう、あれでも一応児童虐待反対の曲)

このマッド・サイエンスのパロディのようなベースメント・ジャックスのクリップの退屈さ、そして同時にいくらかの生理的不快感は、既に現代科学に「架空の恐怖」など存在しないのではないか(現実はより恐ろしい…)ということを逆に感じさせます。
というか、昨今ホラーは痙攣した笑いとしてしか存在し得ないんじゃない?

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【音楽】 パルプ・フィクション (Pulp)

PulpjarvisPulp - Razzmatazz
http://www.youtube.com/watch?v=6-MHoq9N2co

夜のムーラン・ルージュのネオンの前で、ドラマティックかつナルシスティックに歌い踊る怪しい痩身の男。英シェフィールド出身のポップバンド、パルプのフロントマンだったミスター・ジャーヴィス・コッカーです。

彼らを最初に見たのはこの曲の頃。当時のシーンはグランジ全盛、まず「何こいつら?」とあ然くらったのは普通の反応だと思います。ぎんぎらなビジュアルイメージと音はさながらフレンチ歌謡ショー。でもぎりぎりのところでむしろ洒脱な。
ジャーヴィスの書くキッチンシンクな歌詞は、ワーキングクラスのグダグダな日常と性を苦めのユーモアでくるんで、あさはかなポップ・ソングに仕立ててしまいます。

私はこの時期のパルプ、つまり3rdアルバム"Separations"から4th アルバム"His 'n' Hers"の間くらいの情感が好きでした。
それからブリット・ポップ・ムーブメントに乗って大ヒットになった5枚目"Different Class"では、もはや誰にも到達できない華麗なるポップ・ワールドを展開していたけれど、実際それはちょっとトゥー・マッチだと感じたし、ジャーヴィスがある種クラス、ジェネレーションの代弁者みたいな位置に置かれてしまったのは残念でした。やはりグズグズした恋愛ばかり撮っていたトリュフォーの映画みたいな彼らの音楽が好みだったから。

ソロになったジャーヴィスは、今はフランス人スティリストと結婚してパリに住んでいるらしい。ところでずいぶん前のエントリの話になるけれど、エイフェックス・ツインの"On"(http://jp.youtube.com/watch?v=toS-QvUtbfY)のクリップを撮ったアートスクール映像製作科出身のミュージシャン、というのはこのジャーヴィスです。彼のヒーローはフェリーニらしいけど、それは納得ね。

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ウェールズ戦の23人

Retourたとえスタッフがスコットランド戦のパフォーマンスに満足していないとしても、27日のウェールズ戦の大一番で、スタッフはこのチームを信頼し続けることに決めたようです。変更はたったひとつ。マスとルクールが負傷中につき、マルコネたんが重傷から2年ぶりの代表復帰です。
リエヴルモンはマルコネはトップフォームに戻ったと言い、彼がその経験をもたらしてくれることを期待しています。マルコネと再会できるのは本当に嬉しい、と。スタッド・フランセと代表の元チームメイトですね。
またスタッフは1列で、Boyoudよりもポリバレントで機動力のあるドミンゴを選択しました。

もっともスタッフがこのチームを信頼するのはウェールズ戦が最後らしく、試合結果のいかんにかかわらず、最後の2節(イングランド、イタリア戦)では変更の可能性があるらしい。だから何人かの選手にとっては、これが最後のチャンスになるかもしれない。しかし修正すべきはむしろ…

Avants :
Fabien Barcella (Biarritz), Lionel Faure (Sale), Thomas Domingo (Clermont), Sylvain Marconnet (Stade Français), Benjamin Kayser (Leicester), Dimitri Szarzewski (Stade Français), Sébastien Chabal (Sale), Romain Millo-Chluski (Toulouse), Lionel Nallet (Castres), Thierry Dusautoir (Toulouse), Imanol Harinordoquy (Biarritz), Fulgence Ouedraogo (Montpellier), Louis Picamoles (Montpellier)
Arrières :
Morgan Parra (Bourgoin), Sébastien Tillous-Borde (Castres), Lionel Beauxis (Stade Français), Benoît Baby (Clermont), Yannick Jauzion (Toulouse), Maxime Mermoz (Perpignan), Cédric Heymans (Toulouse), Julien Malzieu (Clermont), Maxime Médard (Toulouse), Clément Poitrenaud (Toulouse)

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2009.02.17

ノヴェスの意見

Noves3最近はほとんど当ブログの常連となりつつあるギ・ノヴェスコーチですが、サイト運営的にはキャラの立った人は大事にしないといけません。で、シックスネイションズの前には合宿への招集をめぐってリエヴルモンと一戦交えたばかりのギ・ノヴェスが、代表のスコットランド戦のパフォーマンスに言及しています。典型的ノヴェス節。

「初めになされたこと、この冬になされたこと、そして今現在行われていることの間にあまり関連性が見いだせない。選手がこのゲームのシステムにおいて、なかなか道を見いだせないかもしれないのは確実だ。しかしこの1年半言われているように、彼らには時間を与えなければならない。今から4、5年後くらいまでには、彼らがいい手がかりを見つけていてくれればと思う」

ワールドカップ終わってますがな。

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勝つこと、魅せること

そんな調子で、勝ったにもかかわらずフランス代表の期待はずれなパフォーマンスへの風当たりはきついのですが、「美しいゲームを考える前に勝つことを学ぶべき」と書かれた翌週に「勝った、それだけ」とか書かれたら、100%想定範囲内とはいえ自分の立場だったらキレる気がする。プレスが自国代表に厳しいのは当然といえばそうだけど。

スコットランドのパフォーマンスが良かったのは事実で、彼らはとてもアグレッシブだったし、私はちょっと昨年のシックスネイションズのイングランド戦で、フランスがやはり外のスペースをふさがれてスリークォーターを封じられた時のことを思い出しました。(ということは進歩がないってことなのかな…)
フランスにはアイルランド戦の時にあった、ビジョンのシンプルな共有といったものはそれほど見られなかったように思うけど、そのためにはいささかビジョンに一貫性がない。

勝つことが最優先だ、満足しているという選手もいれば、でも本当のところこんなラグビーは楽しくないんだという選手もいる。試合後のポワトルノーとバビーのコメント。いいかげんな訳ですみません。(フランスラグビーで"プレーする"という言葉のニュアンスは独特のようです)


Poitren_2Q: 試合の序盤、チームは固くなっていたように見えた。どうして?
─結果の重圧、それだけ。僕達はスコットランドをホームに迎えた。シックスネイションズで一番弱いと思われているチームだ。僕達には是が非でも勝たなきゃいけない義務があった。でもプレーしないでいようという気はなかった。
ゲームは実際相手次第だ。時にはキックが唯一の解決策になる。それにラグビーは時には相手のファウルを誘うものでもあるし、僕達はそれをうまくやった。すべてのボールがプレーに適するとは限らないんだよ。僕達はクローク・パークで教訓を得た。たとえちょっと引っ込み思案だったかもしれなくても。

試合の印象?フラストレーションだね。たしかにゲームの面ではもっとうまくやりたかったけど、僕達は勝った。先週は美しく楽しいラグビーをして負けた。スコットランド戦ではまがりなりにも勝ったけれど、それでも批評家は叩くだろう。
先週、僕達は自己批判した。重要なのは、フランス代表のマイヨを着る時には勝つことだ。

ベルナール・ラポルト時代、僕達はほとんどプレーをしなかった。でも試合に勝った時には誰も何も文句をつけなかった。僕達には魅力的なラグビーをやりたいという野心がある。でも、僕達には時間が必要だ。
それにコンペティションの現実というものもある。だから、もし勝つために美しいプレーを脇に置かなければならないとしたら、僕達はそうするし、今日はそれができた、ってことさ。─
(ポワトルノー談)


Bbaby─アイルランドでは美しいプレーをして負けた。今回は勝つために美しいプレーはひかえるべきかもしれないと思った。でも僕達は全然美しいプレーをしなかった。僕達は観客に喜びを与え、自分達も楽しまなければならない。他の選手がどう感じたかはわからないけど、僕はこの試合に勝っても楽しくなかった。─
(バビー談)

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2009.02.16

理想は高く現実は厳しく

サッカーのフランス対アルゼンチンの話ですが、自国代表のふがいないパフォーマンスに、ベロドロームの観客は終盤アルゼンチンのパス回しに「オーレ!」、フランスがボールを持つとブーイング、という有様でした。(フランスではよくあること)
土曜のシックスネイションズで、フランスはスコットランドに勝ちはしたけれど、スタッド・ドゥ・フランスの観客席からはブーイングも聞こえ、そんなふうに先週のフランスはスポーツ的に何かとフラストレーションがたまる1週間だったわけです。

最近は週明けのレキップの見出しを予想するのが趣味の1つになりつつありますが、的中しましたですよ。La victoire et c'est tout(勝った、それだけ)。テンプレコピペみたいな記事で今さら訳す気にもなんないです。
記者は、まあたしかに我々は美しいゲームの前に勝利を求めはしたけれど、彼らは理想とするラグビーをするための武器を持っているのだろうか?と問い、「フランスラグビーは進歩していない、それを認める時かもしれない」と嘆くのだけど、ジャーナリストはかれこれ何年そう言い続けているのだろう。


Chabal6nhttp://sport.france2.fr/rugby/tournoi-six-nations/
フランス2のシックスネイションズ特集ページ。映像もいろいろ見られる。←こんな
どうやらシャバルはナレと一緒にラシンと合意したみたいね。

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2009.02.14

外出許可の使いかた

Maxim木曜の午後、フランス代表の大半はマルクシのトレーニングセンターにこもりっぱなしだったと伝えられていましたが、地元パリジャン紙の取材によると、貴重な外出許可を気分転換に役立てた選手もそこそこいたようです。

先週土曜のアイルランド戦で、メダールは実はハイパントがよく見えていなかった。「目に髪が入った。カットしに行かなきゃ」。というわけで、本日の試合の彼のヘアスタイルは、パリ1区のサロンの美容師さんが担当しました。

「誰か僕を車でコロンブに連れてってくれないかな?」と訊くのはメルモ。ママと妹さんに会いに行きたいみたい。ケイゼルはマウスガードの型取りに。
パラは16区のレストラン Les Princes で友達とデジュネを楽しみ、そこでPSGのジェローム・ロテンとすれ違ったりしたようです。

パリジャンは家族のところに帰るんだろうな、と思ってましたが、やっぱりスザルゼウスキは午後を奥さんと2人の子供達と過ごすために、マルクシを抜け出してブローニュ=ビヤンクールへ。自宅があるんでしょうかね。
ポワトルノー、ジョジオン、バビーの現・元トゥールーザントリオは、パリ市内をぶらつくか映画に行くかで迷っていた模様。「ソフィー・マルソーの "LOL" 、悪くなさそうじゃない?」、とバビー。

マルクシ居残り組はめいめい昼寝をしたり、ビデオを観たり。ゴルフ好きで知られるエマンスも、スコットランド戦の先発をひかえて、この日は珍しくトレーニングセンターに近いゴルフ場に行かず、休養を選んだそうな。


そろそろ試合が始まります。リエヴルモンは、スコットランドはペナルティが少なくラックが強く、スクラムはよく組織されインテリジェント…だからバランスの完璧なチームであると言い、もしフランスがアイルランド戦同様にディシプリンを欠いていたら結果は失望どころではすまないだろう、と言ってます。愛蘭にcombatで敗れたFW陣の奮起はあるか?さて。

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ベンチの理由

今週はアップしたいことがいっぱいあったんだけど、やりきれなかったー。今夜はできるだけ更新します。やっつけ仕事になりますが、誤訳ご容赦。


シャバルがスコットランド戦のスタメンを外れたことについてもう少し。シャバルの名誉のために補足的なことを書くと、私が読んだ限りでは、リエヴルモンは彼をベンチに回した理由が、メディアが言うようにラックの仕事を怠ったからだとは言っていなかったように思います。

「シャバルは罰せられたのではない。我々はチームに責任感を持たせることに決め、ターンオーバーはほとんど行わないことにした。11月にそうだったように、変更は何よりFWで行われる。シャバル、ナレ、ミロ=シュルスキはまったく違った適性を持ち、それぞれが多くをもたらしている。我々はチームを前進させるセバスチャンの爆発的なクオリティをよく知っている。これは敗戦後のリアクションではない」

「我々にはセバスティアンをとがめるべきことはたいしてない。彼がしたことすべてで、彼はとてもよくやっていた。たとえ彼がそれほどラックの中にいなかったとしても」


シャバル本人のコメントをもうちょっと載せときましょう。

「それはフロントファイブで行われるターンオーバーの当然の成り行きだ。もうこの秋にもあったことだ。俺はこの決断をすぐに理解した。たいして驚くような事じゃない。マルクは2列の3人を呼んで、彼は見たところは俺達全員のパフォーマンスに満足していた。俺達のスタイルはそれぞれ違うが、補い合っているんだ。俺個人は自分のパフォーマンスには十分満足している」

「(Q: あなたはセールで一緒にプレーしているスコットランドのジェイソン・ホワイトのようですね?) ああ、俺達は2人ともちょっと似てる。ジェイソンは2列でも3列でもプレーできる。だからといってスコットランドでは必ずしも論争になっちゃいないけどな!」

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2009.02.13

シックスネイションズ落ち穂拾い その1

サッカーのフランス対アルゼンチンはアルゼンチンが2-0で勝ったんですが、国歌斉唱で、いつにもまして走るベロドロームのラ・マルセイエーズには笑った。あそこの国民にディシプリンとか絶対無理。

Noves【あとで職員室に来なさい】
どこかのフォーラムで、トゥールーズのギ・ノヴェスコーチを「爵位のないアレックス・ファーガソン」と形容した書き込みを見かけたことがあるんだけれど、うーん、そうだねえ。そのノヴェスが、3週間のサスペンションが確定したフリッツに言及してます。
「私はフリッツをよく知っている。何年か前、彼がデビュー戦で出場停止処分を受けたのを覚えている。私は彼を仕事部屋に呼んだ。それ以来、彼は処罰もレッドカードも受けていなかった」

この時フリッツは、
1・ノヴェスの心からの忠告に反省して行動を改めた
2・二度と問題を起こして呼びつけられたくないと思うほど恐ろしい体験をした
さあどっち!

そのフリッツのサスペンションの間に、リーグでクレルモンをホームに迎え撃たなければならないトゥールーズ。代表のツケをクラブに回されるなどもってのほかであるノヴェスは、インターナショナルマッチの処罰が国内リーグに適用されないよう訴えていく意向。


【自粛中】
リエヴルモンも言及していたけれど、フランス代表の選手達はアイルランド戦の敗戦で相当プライドが傷ついている模様。
代表は今週、水曜の夜に予定されていた嬉し楽しいムーランルージュへのお出かけを中止することを決定。また、大多数の選手は外出許可の出た木曜の午後もマルクシに引きこもっていたらしい。


【叩かれた人達・1】
相次ぐ怪我で不調が続き、スタメン起用が疑問視もされる主将ナレ。リエヴルモンは「ナレは模範的な選手であり、彼からキャプテンマークを取り上げようと思ったことは一度もない」と彼を支持しています。ナレ本人は批判について、
「脅されているような気がする。いずれにせよ、主将であってもなくても、自分が不動のスタメンだと思ったことは一度もない」

アイルランド戦でリーダー達がチームを修正する役割を果たさなかったのではないかと訊かれて、ナレは試合中に起きた説明困難な出来事にも触れました。
「本当のところ、僕達はグラウンドでコミュニケーションの大きな問題を経験した。あんなことが起きたのは初めてだ。これまでにコミュニケーションの問題はなかったし、どうしてメッセージが伝わらなかったのか分からない」

ナレはチームに22メートル内でのプレーをもう少し減らすように言ったらしいのですが、得点するために、チームはパスを回してボールを前に運びたがった。自分達はキックを使うべきだったのかもしれないのに、と反省の弁。


【叩かれた人達・2】
次のスコットランド戦ではベンチスタートになるシャバルですが、リエヴルモンはそれはあくまで個性の異なる3人のLOのターンオーバーである、と説明してます。メディアはシャバルがラックのような2列仕事をほっぽらかして、彼的に楽しいお仕事に奔走していたと批判しているわけなんですが…

「ああ、でもそれはジャーナリストの言うことだ。試合を見直せば、俺がリオネル(ナレ)やロマン(ミロ=シュルスキ)ほど地味な仕事をしていないと見られるのは、まあその通りだ。でも俺は彼らがやらない他のことをしている。人は俺が2列本来の仕事をしないといって非難する。だけどな、きょうび2列ってのは何だ?そこが問題だ。それはやりがいのない仕事に没頭しなければならないプロップと3列の間にある。俺は両者のミックスだ」(シャバル談)


【今週の至言】
「スタッフからの批判は理解する。外からの批判はゲームの一部だ」
(ジョジオン談)

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ひげなしシャバル

Nalletchabal今号のレキップ・マガジンは、ブルゴワン時代からのダチ同士、シャバルとナレが表紙。奇しくも今週最もプレスに叩かれたお二方ですなあ…
サイトの方には、まだ普通の人だったころのシャバルの写真がいろいろと。

CHABAL SANS LA BARBE
http://www.lequipemagazine.fr/EquipeMag/En_Images/PORTFOLIO_chabal-sans-la-barbe.html

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2009.02.12

フリッツの苦い教訓

Ffritz土曜のフランス対スコットランド。来るんだろうなーとは思ってましたが、スコットランドのスタメンには、先日のハイネケンカップでトゥールーズをチンチンにしたエヴァンス兄弟(グラスゴー)が入りました 。
(;´Д`

さてフランスでは目つぶしのことをフルシェット(フォーク)というのですが、アイルランド戦の47分、愛蘭6番フェリスに対するそのフルシェットの嫌疑がかけられていたフリッツは、規律委員会から3週間のサスペンションを言い渡されました。なのでスコットランド戦、ウェールズ戦は欠場です。
フリッツは昨年のシックスネイションズも開幕直前にトレーニングで骨折し、今回久々の代表復帰でしたが…

フリッツへの処分は厳しくはありますが、危惧されていたほどではなかった。というのは目を狙った故意のコンタクトは、通常最低でも6週間のサスペンションが科されるから。つまりフリッツはパンチは見舞ったけれど、それは目つぶしではなかった、という判断がされたわけです。委員会は最初に5週間のサスペンションを求め、最終的に3週間に戻りました。

実際試合の映像を見てみると、フリッツはモールが崩れた後、立ち上がり際にアイルランドの6番に対して何かしているようにも見えますが、はっきりとは分かりません。ヌタマックは当初、フリッツは無実だと考えていたほどです。
「フロリアンは私に自分は何もしていないと言った。我々は試合の終わりとアフターマッチファンクションの時にアイルランドの選手達に会ったが、誰も目が痛んでいるようには見えなかった」
ジオ・マゾは忌まわしい目つぶし行為があったとは認められなかったことを喜んでおり、「我々は頭を上げて出て行くことができる。頭に血が上って犯した行為を悔やんでいるが、フランスラグビーの名誉は保たれた」とコメントしています。

リエヴルモンのリアクションは、「失望と安堵が半々」といったものです。安堵というのはつまり、USAPのHOティンクの目つぶしの件でゴタゴタした後ではあるし、またブリタニークの規律委員(イングランド人だった)が召喚した選手を無罪で帰すことはめったにないため、最悪の事態も予想できたから。
「フロリアンにはいい教訓になるだろう」とリエヴルモン。

そのような事情で、スコットランド戦はバビーが代わってセンターに入ります。バビーはあんまり調子がよくないみたいだけど…。控えとしてメルモズが追加招集。また、フォールが負傷のためクレルモンのプロップ、ドミンゴが呼ばれました。

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ピチョットの最後(?)のチャレンジ

サッカーの親善試合の記事を探していたら、アルゼンチンのOle紙のサイトにピチョットのインタビューが掲載されてました。おー。今季末までのスタッド・フランセ復帰が報じられてから、本人の声が伝えられるのは初めてじゃないかな。
以下、なにぶん私の読むスペイン語ですので、十二分に眉唾でお読みください。(よくワカンネのです)

昨年6月のProD2決勝に敗れ、ラシンでのシーズンを終えた時、ピチョットはワールドカップの後のシーズンで身も心も疲れ果てていたらしい。しばらくの間何もしたくなかったし、そんなわけでキャリアを続ける決心も下せなかった。
マックス・グアジニとは7月に既に一度会って、彼はマックスに「パリはいつまでも欧州での自分のクラブだ」、と言った。というのは、たとえヨーロッパカップは手にしていなくても、自分達はスタッド・フランセでとても大切な経験をしたから。その話はそこで終わった。
それから3ヶ月、何のトレーニングもせずに過ごしたピチョットですが、10月の終わりに再びマックスと会って、「ヨーロッパカップを勝ち取りたい」という話をした。その話もそれにとどまったのだけど、その後スタッド・フランセ側が彼に電話をしてきて、もしヨーロッパカップの準々決勝の出場権を獲得したら彼にチーム入りしてほしいから、準備をしておくように、と伝えてきたらしい。

ピチョットはまたスタッド・フランセのアルゼンチンの仲間達とヨーロッパカップを戦いたかった。結局チームはプール敗退したのだけれど、20日ほど前に、またパリが彼にSHのブラウアが負傷したことを伝えてきて、シーズン末までチームの一員になりたいかと尋ねた…そんな経緯があったみたいです。
インタビューはさらに長大なのですが、私はここでギブアップ。

ピチョットは短い期間だけれど、大きなチャレンジに臨んでいます。もうサインはした?という質問に対しては、まだ何も公式にはされていない、と。まだ要求されるフィジカルのレベルに達する途中で、それからメディカルチェックを経て公式発表、ということのようです。
パリを出る時はちょっとマックスともめていたような記憶があるけど、なんだかんだでみんな戻ってくるなあ…

あまりにも自信がないので元記事はコチラ。
http://www.ole.clarin.com/notas/2009/02/10/polideportivo/01856017.html

Pichot09

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2009.02.11

御大と2世

時間がないとはいっても、ぞんざいなエントリを上げてしまった日は普通にへこむ。
「マルセイユに行く」っていうのは、もちろんベロドロームで行われるサッカーの親善試合、フランス対アルゼンチンの記事を探しに行くという意味でございます。

代表監督に就任する前、御大のご趣味は世界各地に散らばったアルゼンチンの「マラドーナ2世」をハグして回ることでした。

Messimaradon

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2009.02.10

シックスネイションズ開幕 アイルランド 30-21 フランス

アイルランド対フランス@クローク・パーク、フランスは負けちゃったけどいい試合でした。両チームがそれぞれの哲学のもとに、「素晴らしいラグビーをお見せしよう」という意識でプレーしていたように見えました。チームの完成度ではアイルランドがフランスを上回りましたが、それは当たり前といえば当たり前。

フランスはアイルランドのソリッドなディフェンスを揺さぶるために大きく展開し、多彩で細部に淫するような彼ら独特のラグビーをしていたけれど、やはり痛いところでのミスやファウルもあって、多くが報われたわけではなかった。しかしアイルランドも含めて、この試合の5本のトライ(愛蘭3仏2)はどれも見事なものでした。
野心的なプランを実現するためには、まだいろんなことが欠けている、というフランスです。
っていうかオドリスコル様、そんな事情でしたらTop14へ…

こういった気持ちのいい試合の後で、フランスメディアの悲観的な反省会記事を見に行くのもあんまり気乗りがしないんだけど、まあ内容はまったく予想通りです。ディシプリンとリアリズムの欠如。君達毎度それ書いてればいいんかと。
レキップは「美しいゲームを考える前に、勝つことを学ぶべきだろう」なんて書いてますが(なんてイージーな)、もちろん代表がガチガチのキックゲームをやった時に、彼らが何を書くかはお分かりですね。

ちなみにそのレキップのマッチレポートでは、レフェリングについては一言も触れられていません。しかし記事下のコメント欄では、私が見た時には「おかしい。なぜレキップのジャーナリストは判定の問題に触れないんだ?」と論争中でした。まあねぇ。
試合後の会見では、選手、スタッフとも判定については言及をひかえましたが、さらにツツくと本音が出てくるといった感じです。
「レフェリーが僕達に対して特に厳しかったかどうかは分からない。でもそれは試合の鍵の1つだった。(Q: 不公平な気がする?)僕個人は1、2度ペナルティを取られた。正直言って、僕があの判定にあまり納得できなかったのは本当」(デュソトワール談)


さて今週末の2戦目、スコットランド戦のスターティングメンバーが発表されました。もちろんスタッフは「処罰ではない」と強調していますが、結果的にフロントファイブが敗戦の責任を取らされた形になります。ルクール(負傷棄権)とフォールに代わってマスとバルセラ。そしてシャバルに代えてミロ=シュルスキです。
BKは唯一エマンスがマルジューに代わり、100%トゥールーザンのスリークォーターを構成します。

シャバルはメディアの予想でもベンチに回ると見られていました。初戦ではもの凄い突破も見せましたが、肝心の2列の仕事を怠りがちだというのが予想の理由です。3列もウドゥラオゴに代わってピカモールが入り、アリノルドキが7番に回るのではないかと見られていましたが、ここは変わりませんでした。
その他、チームを象徴するナレとジョジオンの不調も指摘されましたが、リエヴルモンは主将ナレの起用にこだわる模様で、ジョジオンについては次のスコットランド戦が正念場になりそうです。
なおフリッツがアイルランド戦での目つぶし行為について大会の規律委員会に聴取される模様で、ことによるとサスペンションです。

Poitrenaud - Médard, Fritz, Jauzion, Heymans - (0) Beauxis, (m) Tillous-Borde - Harinordoquy,Ouedraogo, Dusautoir - Nallet (cap), Millo-Chluski - Mas, Szarzewski, Barcella

Remplaçants : Kayser, Boyoud, Chabal, Picamoles, Parra, Baby, Malzieu


以上ぞんざいな更新でスミマセン。私これからマルセイユに行かにゃなりませんので!(嘘)

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2009.02.09

マックスやりすぎ

Sfusapfeteオッパイ祭りで思い出しましたが、スタッド・フランセ対ペルピニャンのアトラクションがすごかったというお話です。下の画像は載せていいものか一瞬考えたけど、まあ現地では80,000人に大公開されてるわけなんでして。
http://photos.stade.fr/d/27490-1/090131_pink.jpg
http://photos.stade.fr/d/27492-1/090131_pink2.jpg

Jスポでも放映されたハリクインズ戦の時、治療中のアリアスのセクシーショット(尻)が画面大写しになったのには笑ったわけなんですが、この試合の中継ではSHアルブイ(かな)がパンツを引っ張られTバック状態になったところをわざわざリプレイするなど相変わらずゆるい。試合自体はサスペンス巨編でしたが。まあなんというか、フランス人の、ラグビーをやるにしても観るにしても語るにしても「楽しもう」という姿勢は見習いたいものだと思う。

↓は試合のダイジェスト映像です。ガスニエがフィットしてきていい感じになってます。マニフィークな突破(始まって1分40秒くらいのところ)。彼はなんかイグアノドンに似てるの。
http://videos.stade.fr/video/iLyROoafJBbT.html


で、4月のクレルモン戦のポスターはこれです。わけがわかりません。もしかしてアトラクションのテーマになるのでは?という意見もあります。ヒィィィ

Sfasm

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2009.02.08

駆け込み更新もう1つ

時間がないので本日分の更新はほとんど見直しもしないで上げてますが、間違いがあったらスミマセン。
アイルランド側からリエヴルモンの方針に批判続出です。しかしそのいずれもが、批判というより真摯な助言に聞こえるのがまたなんともなんですけど、ただ言って通じるお方ではないのですわ。
以下、前アイルランド代表監督エディ・オサリバン氏のコメント。

「今季、リエヴルモンはシックスネイションズの監督の中の最年少で、最も経験が浅い。昨季、彼は実験を理由に、頻繁に統一性のないやり方で彼のチームの変更に明け暮れていたが、結果は期待はずれだった。彼は勇敢だったのか、それとも愚かだったのか?率直に言ってそれは紙一重だ。彼はグランドスラムを勝ち取りたいと言ったが、そう言うやいなや彼はたった1人のSOでチームを組織した。さらに悪いことには、ボクシスは彼のクラブでFBでプレーしている。リエヴルモンはまたフランスラグビーの寵児ミシャラクや、トゥールーズのSHエリサルドといった、誰もが認める選手達を外した。ヨーロッパで最も経験豊かなキッカーの2人をだ」

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2009.02.07

シックスネイションズ開幕駆け込み更新  アウェイは大変

さあ北半球最大のオッパイ祭りが始まります!
本日クローク・パークでアイルランド代表と対戦するフランス代表ですが、遠征は最初から波乱含みだったのでした。

金曜の朝ダブリンに向けて飛び立った代表一行は、ダブリン空港で(レキップによれば)2時間以上足止めをくらったらしい。空港は大雪のため全便が運行停止で大混雑。滑走路の除雪作業が終わって駐機スペースを確保するまで待たされたみたいです。
とはいえ金曜に予定されていた全フライトはシャノンやリムリックに行先変更を余儀なくされており、フランス代表には(フライト中の交渉の末に)フェアプレーな特別許可が与えられたわけで、まあバスで何時間もかけてダブリンに戻るよりはだいぶんマシだったと。

そんなこんなでダブリンに到着。グラウンドのコンディション維持を理由に、クローク・パークでの練習が許可されたのはボクシス、パラ、バビーのキッカー陣だけでした。

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2009.02.06

FWの立場

Dim090206昨年のアイルランドとの対戦を振り返ってみれば、それは前半のクレールのハットトリックと、後半の…スクラム大崩壊であります。

FWにとってペナルティトライがいかに屈辱的なものなのか、という話なのですが、この苦い思い出についてスザルゼウスキ(彼自身は後半は交代で下がっていた)は、「余計にモチベーションが上がる」と主張。
あれから代表FW陣はスクラムのトレーニングに励んで、秋のテストマッチではこの点ではむしろポジティブであったと。「今度はスクラムでペナルティトライは取られないと思うよ(笑)」

スザルゼウスキといえば、この間のスタッド・フランセとペルピニャンの試合の時に、スクラムでいったん当たったペルピニャンのHOがクラクラしてしばらくスクラムを組み直せなかった(?)…というような場面があったんですが、あれは…


Chabal0902さてアイルランドのフロントファイブがそのまんまマンスターであることから、ハイネケンカップでマンスターと対戦したばかりのシャバルにその話が振られています。シャバルはアイルランドのオートマティズムを警戒してます。
「スクラムではアイルランドは俺達ほど強くないかもしれないが、連中はとても狡猾だ。スクラムはもちろん力の対決だが、とても技術的で戦術的なものでもある」

シャバルは昨年の秋以来、セール・シャークスでたびたびフォールの後ろで2列を務めていますが、それはとてもうまくいっているし、今回の大きなアドバンテージでもあるとのこと。
そもそも彼が2列に入ったのはレギュラーのLOが2人負傷したからだそうで、シャバルの代表でのパフォーマンスを見たサンタンドレが彼をコンバートしたということらしい。
「今、怪我人は復帰してくるところだし、俺がこのポジションでプレーを続けるかどうかは分からない。今後俺が行くクラブにとっては1つのオプションだ」

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マラドーナ御大の代表愛的生活

Ffmaradon年末にTVで見たマラドーナ御大のドキュメンタリーは濃かった。遠藤実の『私の履歴書』の1000倍濃かった。あまりに濃くて、これだけで私の1日分の容量いっぱいでした。
ドイツ・ワールドカップの間、御大はアルゼンチン代表の最強の追っかけでした。御大が水色と白のカミセタを振り回せば、そこはもうラ・ボンボネーラ。衝撃の代表監督就任の後も、そのノリはあんまり変わってなさそうな気がします。
“A mi selección los jugadores vendrán por el orgullo de vestir la camiseta"
(私の代表チームには、選手達はカミセタを着る誇りのために来るだろう)

3日発売のフランス・フットボール誌は、11日にマルセイユでフランス代表との親善試合をひかえた御大の特集。Je me dois à mon équipe 、「私には我がチームに身を捧げる義務がある」ですね。時にスポーツを複雑にもするアルゼンチン人のカミセタへの愛。アルゼンチンについて話すことは魅惑的で悩ましい。

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2009.02.05

Bon retablissement

水曜に松葉杖をついて会見に現れたダン・カーターは、木曜パリでロラン医師(日曜に彼を診察したドクター)の手術を受けると言っていましたが、最終的に手術は金曜にリヨンでドゥジュール医師が執刀することになったようです。膝の怪我なら国境をはさんだバルセロナに名医がいるんだけど…
ともかくカーターはペルピニャンとニュージーランドのスタッフが話し合って決めたことが自分にとってはベストだろうし、ニュージーランドに帰るには遠すぎると考えているようです。リハビリをどこで行うかは会見では知らされませんでした。

当初カーターの怪我はエルナンデスと衝突した時に負ったと報道されましたが、カーター自身は、「エルナンデスのタックルのせいじゃない。スペースを抜いていこうとして地面に足を着いた時、ひとりでに切れてしまった」

「過労のせいじゃないかって?いや、11月のテストマッチの後に休憩できたからね。選手なら、いつでもプレーしたいと思うものだよ。試合の前には調子がいいと感じていたし、自信があった。僕はただパリに勝つことだけを考えていた。この試合を戦いたかったし、週の間は問題なくトレーニングしていたんだ。運悪く、最後の最後で…。僕達はフィジカルなスポーツをしている。それはいつでも誰にでも起こりうることだ」。


ラグビー選手にせよサッカー選手にせよ、インタビューを読んでいると皆口をそろえて「この世界では明日のことなど分からない」と言います。明日、選手生命にかかわるような大怪我をするかもしれない。
誰とは言わないけど、一線の選手に対して「いいことばかりあると思うなよw」なんて、たとえ冗談でもスポーツ報道に携わる人間が口に出していいことじゃないと思うのよ。

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アイルランド戦スターティングメンバー

とりあえずアイルランド戦のスタメンのことを書いておかないと。精度は分かんないです。いいかげんでごめん。

Poitrenaud (Toulouse) - Malzieu (Clermont), Fritz (Toulouse), Jauzion (Toulouse), Médard (Toulouse) - (o) Beauxis (Stade Français), (m) Tillous-Borde (Castres) - Harinordoquy (Biarritz), Ouedraogo (Montpellier), Dusautoir (Toulouse) - Nallet (Castres), Chabal (Sale, ANG) - Lecouls (Toulouse), Szarzewski (Stade Français), Faure (Sale, ANG).

Remplaçants : Kayser (Leicester), Mas (Perpignan), Millo-Chulski (Toulouse), Picamoles (Montpellier), Parra (Bourgoin), Baby (Clermont), Heymans (Toulouse).


今回は大きな怪我人もなく、初めて望み通りのチームが組めた、と代表スタッフは語っています。そして「トライを挙げて勝つ」とも。攻撃におけるスタッフの考えを最もよく示しているのはバックスリーかもしれません。ポワトルノーとメダールの創造性に、マルジューのパワー。センターはトゥールーズで相互理解も完璧なジョジオンとフリッツ。

ハーフはティユス=ボルドゥとボクシスの若手コンビ。大きな賭ですが、彼らは共に06年U-21ワールドチャンピオンのメンバーであり、コンビネーションには問題ないとスタッフは考えています。ボクシスはキックだけの選手ではなく高いテクニックを持ち、ライン攻撃もできるしチームメイトを使うこともできる、と評価。
ただボクシスには唯一スペであるという問題があるのですが、万が一彼が負傷した場合にはバビーがキッカーを務めることになりそうです。

アイルランドのファイティング・スピリットに立ち向かうFWのフロントファイブは、経験と安定性が重視されました。ナレとシャバルの2列はワラビーズ戦でスタッフを大いに満足させたコンビです。
一方3列は走力と機動性のある3人。彼らがオガーラにプレッシャーをかけ、またアリノルドキはラインアウトにおける切り札としても期待されています。


Cp09大怪我から復帰して現在好調、代表に戻ってきたポワトルノー。オガーラさんのキックも処理します。でもグラスゴー戦ではゴールライン手前でボールを蹴り返そうとしてミスり、至近距離で相手選手にぶつけてしまったことはここだけのヒミツ。
下の動画、眉のところに絆創膏みたいのが貼ってあるのがご覧になれますでしょうか。これは先週のビアリッツ戦で怪我したのではなく、「家庭内のアクシデント」(本人によれば"うっかりぶつけた")によるもの。ポワトルノーいわく、「グラウンドでは一度も自分の顔に傷をつけたことはない」

http://video.lequipe.fr/video/iLyROoafJKyu.html

エントリには関係ないけど、カリファノが突撃する"Cali TV"のダン・カーターの回。
http://video.lequipe.fr/video/iLyROoafJB9Q.html

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2009.02.04

(;゚∀゚) ほんとに出戻ってキタ━━━━!!

この冬の流行に乗り遅れまいと風邪をもらってきました。頭はぼーっとしてますが暇なので、ノーパソからダラダラと更新します。

プチ・ナポレオンがスタッド・フランセに復帰です。若手SHのブラウア君が負傷中につき、メディカルジョーカーを探していたスタッド・フランセは、ピチョットと今期末までの契約を交わしました。ピチョットは現在合衆国を旅行中だそうで、それから12日のトレーニングに参加する模様。19日から出場可能となります。

ピチョットは現在フリー(というか引退かな)で、昨年6月のProD2決勝(ラシン対モン=ドゥ=マルサン)以来プレーしてないんですけど、フィジカルどうこう以前に彼がいるとあの弁舌でレフェリーは確実に衰弱する。こういった細かいところに手を抜かないのがアルゼンチンと言えましょうか。


余談ですが、サッカーの方にファン・パブロ・ソリンさんという元アルゼンチン代表主将がいまして、サイドバックにあるまじき高いポジション取りと革命家然としたたたずまいで知られる選手なんだけど、彼が05年のブラジル戦で見せたパフォーマンスは、アルゼンチン人DFの神髄をまざまざと示すものでした。
この試合の開始直後に坊ちゃん時代のカカに股抜きされた誇り高いソリンさんは、以降カカを徹底的にマークして教育的指導(えぐいタックルである)を連発。ボールのないところでも時間いっぱい地味にコツコツと削りを入れる、手抜きのない姿勢にはうならされたものです。これぞ南米。
「小さなことからコツコツと」。アルゼンチンから学ぶ人生の教訓であります。


ピチョット近影。皇帝ペンギンなどと言ってはいけない。

Pichot08

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2009.02.02

オールブラックス負傷

【模様眺め】
前のエントリのシャバルのコメントはカナルプリュスの放送中に彼が話したことだけど、レキップにその他の部分が抜粋されていたので、追記すると、
「3ヶ月のうちには決めるつもりだが、ProD2でプレーするのは論外だ。俺の主たる目標は2011年のワールドカップ。だからあと3年Top14でやる」

ラシンとトゥーロンの↑↓を見極めるまで待つ、ってことですね。「俺個人の考えではトゥーロンは降格しそうなんだが、彼らのために、俺の見方が間違っていることを願うよ」…だそうな。
シャバルは週末の試合で肩を痛めましたが、大事はなさそうで、予定通りなら昨夜フランスに着いたはず。むしろ重傷だったのは…


【ブラックス・アウト】
Sfusap週末のTop14で、オールブラックスの2人のスター選手が負傷しました。ペルピニャンのダン・カーターは左足アキレス腱の部分断裂で約6ヶ月の離脱。つまり彼のシーズンは終了です。

カーターは土曜のスタッド・フランセ戦(13-13)の終了直前に怪我をして、笛が鳴った後もしばらく立ち上がれず、メディカルスタッフの肩を借りて退場。翌日の朝PSGのトレーニングセンターを訪れ、チームドクターの診察を受けたのですが、クラブ側の発表は予想された最悪のものでした。USAPとオールブラックスの医師は、今後連絡を取って彼がフランスで手術を受けるかどうか決めるようです。
PSGの選手達は突然のラグビースターの来訪にびっくり。監督のル・グエンはカーターに"10 Carter" のネームの入ったPSGのマイヨをプレゼントしたのですが、彼の心を慰めるのに十分だったかどうかは分かりません。

70万ユーロの契約で12月にペルピニャンにやって来たカーターは、わずか5試合、361分出場、45ポイントの数字を残してUSAPでの冒険を終えることになりました。断裂を起こしたのは彼がフランスに来た当初から炎症を抱えていた部位でしたが、USAP側は、このスタッド・フランセ戦に出場するよう彼に圧力をかけたことはない、と断言しています。「出場を決めたのはカーター自身だ」(スポークスマン談)
相変わらずSOに大勢の怪我人を抱えるペルピニャン、好調を維持していただけに大きな痛手です。ブリュネルコーチは、「しかしカーターが来る前に、我々は既に3位だったことを忘れては行けない」、と。

Hommage à Dan Carter qui a fait samedi son dernier match avec l'USAP
http://jp.youtube.com/watch?v=D5q3L_3IQhI


一方ビアリッツとトゥールーズの激闘(17-13)では、ケラハーがタックルを受けて68分に負傷交代。左膝の重い捻挫で6週間の離脱です。中継を見た印象ではもっと深刻な事態も考えられたから、これはむしろ「靭帯を切ってなくてよかった」という気がする。

ケラハーはその日のうちに、ギ・ノヴェスやトゥールーズのスタッフと共にニュージーランドに向けて飛び立ちました。スタッフ一行はシックスネイションズでリーグが2週間間が空くのを利用して、ケラハーの元所属クラブ、チーフスの運営やトレーニング法などを視察に行くらしいです。あんまり無理しない方がよさそうな気もするけど…
クラブの補強担当が同行していることから、選手獲得が目的なのでは、なんて見方もあるようですけど、どうかな?

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2009.02.01

セバスティアン・シャバルの移籍市場漂流記

交渉中のクラブが降格危機に陥るわ財政問題が露見するわで、決まる決まると言われつつ一向に決まらなかったシャバルの移籍先。でもシックスネイションズの前に話をまとめたいならそろそろね…というわけで、金曜のミディ・オランピックが、シャバルは最終的にラシンに行くだろう、という記事を掲載したようです。

この件でカナルプリュスに質問されて、シャバル本人は、
「モンペリエとはほとんど決まりってとこだったんだけどな。合意してたんだ。リオネル(ナレ)と一緒だったから、俺は嬉しかった。でもこの間、なんやかんやで状況は一変しちまった。俺はまともなクラブに行きたいんだよ。モンペリエの線はおしまいだ。
今はもっと時間をかけて利害得失を秤にかけるつもりだ。別に秘密ってわけじゃない。俺はトゥーロンの会長に会ったし、ラシンとも接触した。トゥーロンはどうも降格しそうな気がするんだよな。思い違いかもしれないが」

…で、ますますラシンが濃厚、というわけなのね。いずれにせよラシンは昇格を確定する必要があるんだろうけれど。

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