« 今季のマイヨは? | Main | SBWアフェア »

2008.08.11

ツール・ド・フランスいまさら日記 弾丸小僧の冒険

もし仮に私が先頭で1人逃げているとして、後ろからシューマッハが迫ってきたら泣く。ちなみにこのブログは少し違った時間軸で進行しています。今オタカムです。


なるほどCSCは総合優勝を狙うチームとして完璧なプランとチーム・ディシプリンを持っていた。カンチェラーラまで動員した神も仏もない引きで、ライバルを確実につぶしていく様には「さすが軍隊トレのチーム」とうならされたものだ、けれど、いち自転車ニワカである私にとって、今年のツール前半の衝撃はなんと言っても「取れるところでがっつり取る」コンセプトもすがすがしいチーム・コロンビアでございました。
いや実際彼らがいかなるプランでツールに臨んだのかは知らないけど、私のような素人にも胸とお尻のコロンビアロゴをくっきり印象づけたんだから、宣伝効果としては大成功でしょう。だいたい表彰式で盛大にコケた人と犬にぶつかって落車した人が同居するチームなんてネタとしても出来過ぎです。

そのコロンビアの「取れるところ」とはまず平坦に違いないだろうわけで、第5ステージは中央山塊に入る手前のほぼぺったんこなコース…となればここはもちろん行くしかないでしょう。残り7キロ付近、パンクで遅れていたヒンカピーが集団に追いつき、マキュアンの※トイレタイム・フェイントに引っかかってつい小用に行ってしまったらしいわんわんさん(この経験が18ステージに活かされたと思いたい)もカヴェンディッシュ(どこにいたの)を引っ張り再浮上。いよいよスプリント集団コロンビア・トレインキタワァ───!!!
そこまで粘りに粘って逃げていた地元出身のヴォゴンディは、別次元のスピードで押し寄せる怒濤のスプリンター群にゴール寸前であえなく粉砕。そして爆発的な加速でこのスプリントを制したのはカヴェンディッシュでした。いや~呆気にとられるほど速い。「がー!!!」と振り上げた拳の気持ちのいいこと。
(※ 「タイム差詰めすぎ」の合図だった模様)

カヴェンディッシュはたいていの場合、中継の始まる辺でぎりぎり見切れるくらいのところで目撃されたきり、ほぼ画面から消える。続く第6ステージでは、最初の2級山岳の登り口ではかなく風にちぎれていく姿をカメラがとらえていました。登りに入ったところで早々に遅れるカヴの絵を押さえるのは、とりあえず撮影スタッフのお約束らしい。
第8ステージで中央山塊を抜け、ゴール地点トゥールーズの手前でメイン集団の中に顔が見えたところでカヴェンディッシュの生存確認。ゴール前で一旦はぐれかけたものの、チオレックに引っ張り上げてもらって(手のかかるヤギさんだ)カヴ2勝目、コロンビアのワン・ツー・フィニッシュ。後方でバンジャーイをしているチームメイト達がいい絵でした。もちろんスプリントの最中に余計なこと考えてる余裕はないだろうけど、他の選手達の献身的なアシストを思えば、スプリンターも踏みこむ足に力が入るんだろうなァ。

このステージでキルシェンも渋くリーダージャージをキープ。コロンビアにあっては総合力があるということだけでえらくまっとうな人に見えるキルシェンですが、別のステージの表彰式(どこか忘れた)ではお姉さんの頬にチュッして舌なめずり(?)した後、受け取った花束を来賓のマダームにプレゼントするなど、こちらの方面でも総合力を発揮してます。


【ツールTV観光】
ブルターニュのステージでは、教会に空撮のヘリが近づくと坊さん達がはりきって鐘をガンゴン鳴らすのがよかったんだけど、あれはブルターニュの教区限定の歓迎だったんでしょうか。中継の名所解説はとてもありがたいですが、しかし鐘楼を「天守閣」と言うのは。

Cav3

|

« 今季のマイヨは? | Main | SBWアフェア »

Comments

先日、五輪のネット中継を見ますたら、そこでもエヴァンスは、(国籍違うのに、ここでも鉄の団結)CSC軍団に登りでイビられてますた。
(;´Д⊂) せつなさ過ぎます・・・

ところで、「参加する事に意義がある」五輪にこそ、会長の出番だったのに。
不参加で残念です。

Posted by: ひろどん | 2008.08.11 at 22:08

中継見られなかったんですが、そんなことがあったんですね。CSC恐るべし…。エバンスはツールでも孤軍奮闘、満身創痍で痛々しかったですが、そもそも何で1人だったのかよく分かりません。会長さんはカヴェンディッシュがこっちに出てたら燃えてたかも?

ツールでは沿道のオーストラリア人ファンが目立っていましたが、OZドルが強いのでフランスに大勢観光客が来ているそうですね。スタッド・フランセの豪州化がそれも見越した戦略だとしたらスゴイ。

Posted by: つき | 2008.08.13 at 00:10

周回遅れもいいところ、そろそろ足切りにあいそうなmikiです。残暑お見舞い申し上げます。

> そもそも何で1人だったのか
ロットはそもそもグランツールで総合優勝を狙うチームではないのですが(あそこはマキュアンがステージ優勝するのを見て歓ぶ仲間)、去年エヴァンスが(一人で)いいとこまで行ったので、今年は最初から“挑戦した”んですよね。そしてその為の補強が、ディスカバリーを離れたポポヴィッチだったんスけど、何の役にも立たんかったっちゅう。ちょうど第16ステージ観てるんですが(まだそこ)、なんで勝手に逃げてるねん、とツッコミ入れてたとこでした。もうポポはクビじゃないでしょうか。

マキュアンが移籍するっぽいので、来年こそ今度こそエヴァンス、って方向で行くのかな。つっても所詮はベルギーのチーム。オーストラリア資本の有力チームがそろそろ出来てもよさそうだけどナァ。

Posted by: miki | 2008.08.18 at 15:20

残暑見舞いどうもありがとうございます!なんとか生存してます。

そうかー、ロットももともと平地でがっつり系だったのですね。今年は慣れないことしたのか。特にアルプスのステージでは、(その時点では)何を狙ってるのか分からないCSCと、どうしたいんだか分からないロットで混沌とした雰囲気になってましたね。ポポヴィッチ、刺客?

マキュアン出ちゃうんですか。今年を見る限り、むしろエヴァンスが総合狙い系チームに移籍した方がよさそうな気もしましたが…

Posted by: つき | 2008.08.20 at 13:24

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91018/42132415

Listed below are links to weblogs that reference ツール・ド・フランスいまさら日記 弾丸小僧の冒険:

« 今季のマイヨは? | Main | SBWアフェア »