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2008.07.19

市場活況、年俸高騰

(今日のエントリはこのテの話に疎い私が暑さボケの頭で記事読んで書きました。雑です。話半分でご覧ください)

レキップによるTop14の移籍状況まとめ
http://www.lequipe.fr/Rugby/TOP14_0809_JOURNAL_TRANSFERTS.html

私がフランスラグビーを見るようになったこの3シーズンほどの間にも、外国のスター選手の加入でリーグの補強関連の話題はますます賑やかになってます。今季もファン・ニーケルク(トゥーロン)、ダン・カーター(ペルピニャン)、ジェリー・コリンズ(トゥーロン)、ジャスティン・マーシャル(モンペリエ)といった選手達がTop14でプレーします。
スーパー14の選手はもちろん、アンディ・グード(ブリーヴ)のようなブリタニークも年々増えています。

このオフシーズンの新しい流れは、オーストラリアやニュージーランドの13人制ラグビー選手の加入です。中でもスタッド・フランセと2年契約を交わした28歳のオーストラリア人選手、マーク・ガスニエが注目を集めている模様。センター、ウィング、FBでプレーし、13人制では世界最高の1人とみなされているスター選手だそうですね。祖父がフランス人のためフランスのパスポートを持っているそうで、レ・ブルーに呼ばれるんじゃないか、なんて噂する記事も見かけましたが…

しかしその一方で問題になるのがサラリーの高騰。このところフランスのメディアには、ラグビーが危険なほどにサッカーに近づきつつあるのではないかと危惧する記事が目につきます。(Le Site Rugbyなど)
レキップによれば、コリンズには3年契約で120万ユーロ、カーターにはわずか6ヶ月の契約で70万ユーロが支払われる。長いこと高額なサラリーに逆らい、未来ある若手に賭ける方針を取ってきたスタッド・フランセでさえ、ガスニエに60万ユーロを費やす決心をしなければならなかったようです。

外国人選手への高額なサラリーの影響は、リーグのその他の選手にも波及している模様です。つまり、各クラブは主力選手を引き留めるためにサラリーを増額しなければならなくなった。またリエヴルモンらによる代表の「開放政策」は、金銭的にもクラブに思わぬ負担を強いた…というのは、招集された選手達の評価の上昇です。たとえばメラ(ブリーヴへ)、バルセラ(ビアリッツへ)、パラとダヴィド(ブルゴワン)のサラリーはほぼ3倍にはね上がったらしい。レキップによれば、リーグのサラリーの平均は15%上がったという話です。

かつては一部ビッグクラブの独占状態だったリーグも、最近は企業のトップの出資で、トゥーロン、ブリーヴ、バイヨンヌやD2のラシン=メトロといったクラブまでも選手に魅力的な条件をオファーできるようになりました。スタッド・フランセのレミー・マルタンのバイヨンヌ行きは象徴的な出来事です。
クラブにしてみれば、スター選手の獲得は新たな資本や観客層、メディアの関心をひきつけることも可能にします。今季ペルピニャンはトゥーロンと同じ計算をしました。カーター獲得レースでトゥーロンに勝ったこのカタランのクラブは、年間シート購入者の増加や、バルセロナのモンジュイックでのヨーロッパカップ開催、カーターのサラリーを埋め合わせる新たなスポンサー契約…といった期待をしているようです。

その陰で、オーシュ、モンドゥマルサン、ダックスといった小規模なクラブにとっては、今後競争相手と同じサラリーを提示するのは難しくなりそうです。赤字でD2降格が言い渡され選手の半数を失ったアルビは、リーグのサラリーの高騰のツケを払わされたと見なされています。
LNRはこういった一連の状況に対して警戒を強めています。「我々の前に他のスポーツが経験したかもしれないネガティブな側面に倣わないよう、くれぐれも注意しなければならない」、とセルジュ・ブランコは警告を発しています。アマチュア気質の名残とスポーツビジネスの危うい均衡の上に成立していた感もあったフランスラグビーですが…

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