We live on blood! (The Fall)
The Fall - "Theme from Sparta F.C."
http://jp.youtube.com/watch?v=EJBlN8b-r60
しかしまあ、あのパリの聖火リレーでのデモを見るにつけても、PSGのスタジアムのゴール裏がああいうことになっている伝統的土壌みたいなものは分かる気がしまス。スタジアムはウルトラにとってはプロテストの場でもあるわけなんだね。
1年半ほど前、PSGのサポーターがスタジアムの周辺で警官に撃たれて死傷する事件が起きた時、PSGのアンデパンダン(※)の1人が「俺達が逮捕されることより、パルク・デ・プランスがブルジョワ化する方が問題だ」という発言をした、なんて話を思い出します。(横尾愛さんの記事だったと思う)
※ 特定のグループに属さない独立系のサポーター
実際のところ、高額なチケットや入場規制でフーリガンをスタジアムから閉め出したところで 、フーリガニズムを生む背景そのものがなくなるわけではありません。イングランドのフット・スタジアムは近年かつての「悲劇」のイメージを払拭するのに一定の成功を収めているけれど、それは国内の景気の回復もある程度関係しているんじゃないかな。
スタジアムでのバイオレンスやレイシズム、度の過ぎた政治的主張が許されるべきではないのは当然。だけれど、それでもイングランドのフット・スタジアムには「何か」が欠けているような気がする時もあります。
イギリスは英国病とまで言われた大不況を脱しはしましたが、たとえば最近の音楽シーンから、あの灰色の時代にあったパワーを感じることは少なくなりました。
そんな話はともかく、上の動画はマンチェスターの重鎮(というか)バンド、ザ・フォールの“Theme From Sparta FC”です。
なにげに音楽シーンに多大な影響を与えたバンドで、悪意的に単調なリフにマーク・E・スミスの吐き捨てるような毒舌ボーカル、という変わらぬスタイルではや30年。最近はスクィリル・キラー(※)として物議をかもしたりしているマーク・E。軸はぶれてない。
※ 庭の垣根を荒らしたリスを駆除して、英国動物愛護協会が怒っているらしい。オッサン…
この曲はBBCiのフット番組“Score”のテーマソングにも使われているそうで、「イングランドのチェルシー・ファン、これがおまえらのラストゲームだ。俺たちゃガラタサライじゃない、スパルタFCさ!」…っていうね、情緒の介入の余地もないフット・ソング(だと思う)です。
その“Score”に、マンチェスター・シティ・ファンでもあるマーク・Eが出演してフットの試合結果を読み上げた時の映像がコレ。
http://jp.youtube.com/watch?v=EBUiPs1PxKo
既にボイス・パフォーマンスね。
The comments to this entry are closed.
Comments